売買の練習について

2000/6/20

座右の書にしている本の一つに、林輝太郎先生の「商品相場必勝ノート」がある。 これはいわゆる「相場技術論」を主とする本であり、好き嫌いはあるだろうが、 僕としては非常に共感するところが多い。
前々から「相場技術論」の線に沿って相場の練習をしたいと思っていたのだが、 今まで何となく先延ばしにしてきたのである。 それが最近、小豆のチャートの美しさに魅せられ、やる気が出てきた次第である。
実際に始めるのはしばらく先になりそうだが、先に指針だけを書いておく事にする。



銘柄

銘柄は東京小豆とする。何を今更小豆なんて、と思われるかも知れないが、 為替や海外市場に影響されないのでチャートが素直で美しい。
長年にわたって、価格変動がそんなに大きくないというのも良い。
あと重要なのは、鞘が結構変動するので、ツナギのしがいがある。



資金

そんなに余裕がある訳ではないので、練習のための資金は50万円とする。
その理由は、分割売買の練習には少なくとも二枚は建てねばならず、 片玉三分の一に少し余裕を見れば最低50万円は必要だからである。



変動感覚の養成

これは、手書きの場帖とグラフによる。一応、過去三年分を作成して、 ある程度感じを掴んでから実際の売買に移る。



建玉技法の習得

基本は次の三つである。

1.試し玉
2.分割売買
3.ツナギ

まず1の試し玉であるが、資金が50万円では試し玉なんて建てられない。 よって、試し玉はWeb上での仮装売買でカバーする。 これが値動きを受け止めるのにどれだけ効果があるかは疑問だが、 自分のホームページ上に公開しておけばそれなりの重みを持つと思われる。 ただ、それは考え方が甘いかもしれない。

次に2。最大建玉が二枚なので、一枚+一枚の等分割での仕掛けを練習する事になる。

3。これが一番重要。例えば、買いから売りに転換する時も、
0−2 → 1−2 → 2−2 → 2−1 → 2−0
などと、必ずツナギを介した売買を心掛ける。
上げ下げよりもコストダウンを意識する。



注意

注文は、寄付きの成り行きとする。
休日の翌日に売買はしない。



さて、どうなることやら!




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