雑感

2000/8/11

何となく思う事などを書いてみました。 僕の考えであり、意見は色々あると思います。



損切り

ストップロスの重要性がよく言われる。 確かに重要なことに異論は無いが、ストップロスさえキッチリしていれば 建てるタイミングはどうでも良い、みたいな意見はちょっとどうかなと思う。 損益は建玉時と仕切時の値段の差で決まるわけだから、建玉と仕切の重要性は50:50であるべき。
ストップロスの値を機械的に決めて、その値まで来たら決済するというのも方法の一つであると思うが、 その根底には「理由の消滅」があるというのを押さえておくべきだろう。 だから、ストップロスは状況や資金配分によって柔軟に設定し、場合によっては変更すべきであり、 追証がかかったら、とか、値幅制限分とかで機械的に決めるべきでは無いと思う。
そもそも追証幅なんて、取引所が恣意的に決めたものだし。
せめて機械的に決めるとするなら、ヒストリカルボラティリティーから決めるべきだと思う。
他の人と同じ所で建てて、同じ所で仕切っていては儲からないと思うし。



利食い

「利食い千人力」と言われる。 これは、利が乗ったらとりあえず利食いすべし、との解釈もあるが、それはちょっと違うと思う。
「欲張るな」という戒めだと僕は受け取っているが…。



利大損小

こまめに損切りして、たまに大きく当てるのと、こまめに利益を積み重ね、たまに大きく損をするのと、 どっちが有利か?
巷では、損はこまめに切って、利はとことん伸ばすのが良いと言われているが…。
数学的な計算によると、適切な資金管理の下では両者に有利不利は無い(期待値が同じとして)。 しかし、建て過ぎになればなるほど、利小損大は利大損小に比べて不利になる。 もともと先物はレバレッジが大きく、よっぽど注意しないと「建て過ぎ状態」になりがちなので、 利小損大が推奨されるのも納得が行くが。結論は、「建て過ぎに注意」ということか。



ボラティリティー

値動きが激しくなってきたら、玉を縮小すべき。
それなのに、逆に増やす人が多いようだ。



難平

1・2・3・4や1・3・5のように、後になるほど枚数が大きくなる難平について。 林先生の本などでも勧めているが、これはちょっと頂けない。
まあ、人それぞれだけど、僕は1・1や1・1・1が好きだ。 最初から、最大で3回買う、とか決めているので、難平というより分割売買なのだが。



仕手

仕手が入ると情報の不平等が大きくなるので、一般の投資家は不利になる。 仕手で相場が大きく動くからといって、チャンスなどと思ってはいけないのだ。



手口

手口を見てると面白いけど、役に立たないねぇ。



分割売買

僕は新規も仕切も分割が好きだが、そうでない人もいるだろう。
建玉の外れがすぐに明確になるような売買法でやってる人は、一括売買が合うかもしれない。



売買手法

他人の真似をしても儲からない。 他人に手法を明かす親切な人も多いけど、勘や経験に頼る部分が残っているからこそであり、 聞いただけで直ぐに儲けられる話だったら、さすがに秘密にするだろう。



乗せ

個人的には乗せは嫌い。大相場なんて、そうあるものではないのだ。 たとえ大相場になったとしても、乗せ乗せで取った人は必ず最後に損をするような気がする。




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