商品先物関係

実践ガソリン灯油取引

 渡邊勝方

 マイルストーンズ
   ISBN:4903282007
今後、長期的に原油価格は上昇するのか、下落するのか。 この本では産油国別に分析が加えられており、 原油価格の長期動向を予測する上での論理の組み立ての実際を理解することが出来る。 石油の世界において、新しい情報というのは断片的に出てくることはあっても、 それが石油を取り巻く世界の構図の中でどういう意味を持つかという点については、 はっきりとしない事が多い。 そのような状況にあって、この本はニュースを評価するための基礎知識としても役に立つと思う。 ディーリングルームに関する記述も興味深い。 全体的に、生のマーケットに近い本であると思う。
原油取引入門

 渡邊勝方

 パンローリング
   ISBN:493910348X
全世界の原油市場について豊富なデータを元に解説されている。 東京原油のみならず、石油製品を取引している人にとっても、 世界的な傾向や過去の大まかな流れを理解することができて有益だと思われる。
サヤ取り入門

 羽根英樹

 パンローリング
   ISBN:4939103307
いわゆる鞘取り屋さん達のバイブルとなっている本である。 鞘取りを数種類のパターンに分類することで特色を捉えている。 この本を読んだだけではパターン売買に陥ってしまうよう危険があるような気がするが、 それは全くこの本の責任ではない。 あくまで鞘取りの基本について述べた本であると認識すべきである。
チャートの鬼

 ゼネックス
   ISBN:4795261148
商品相場をやる上で最低限必要なテクニカルを解説している。 上場商品紹介もあるので、 商品を始めたばかりで右も左も分からない人は読んでおいても損はないだろう。
必勝・商品相場の実際

 能勢喜六

 同友館
   ISBN:4496023342
取引きの仕組みを知るとか、入門書としては手頃なところであるが、 出てくる話がいい話ばかり。そんなに上手くは行きませんって。 あと、ヘッジに小豆を買うような家電製品屋さんなんかいないと思うが。 売買実践記録をつけよ、とか、参考になる部分ももちろん多い。 コラムとして入っている相場師列伝が面白い。
商品相場用語辞典

 能勢喜六

 同友館
   ISBN:4496194244
かなり良くまとまっているので一冊あると便利。


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