先物日記(2008年9月〜12月)

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2008年12月31日

実家で正月を迎えるため、午前中に別荘を出た。 今回は天候にも恵まれ、良い滞在であった。次は3月に来る予定である。

腰の痛みが酷い事になっている。 道の駅や高速のサービスエリアで何度も休む。しかし、靴下を丸めて背中と運転席の間に入れて、 痛い所を圧迫するようにしていたらマシになり、そこそこ長時間運転できるようになった。 帰りは、道の駅あぐり窪川で昼ご飯を食べ、高知道の馬立PA、徳島道の吉野川SA、 神戸淡路鳴門道の淡路SAで休憩して旨いものを買い食いし、 近畿道の門真ICを下りて阪奈道路で実家まで帰ってきた。最近は第二阪奈道を使うことが多かったけど、 阪奈道も悪くない。無料だし、夜景が綺麗である。

実家では、紅白を見ながら年越しソバを食べ、蜜柑やお菓子などを食べて、0時を過ぎたらすぐに寝た。

今年は相場では大きくやられたが、それも一つの人生経験として、充実した面白い一年であったと思う。 あのまま儲かり続けていたら、自分の場合、慢心が高じて、 それはそれで人間としておかしなことになっていたかもしれない。
それに、何億も持ったままだと、 ここ半年の大変動で破滅的な事態に陥った人達に際限なく金を貸すことになっていたような気がする。 昨年は、儲けても儲けても色々な人から金を貸してくれと頼まれるので、資金総額が増えず、 いったい誰のために相場で稼いでるのかわからない状態だった。 そういうのにウンザリしたのも大損に突き進んだ一因である。 自分が何億も持っている一方で、昔からの知り合いが、 500万ほどの金が無いために自殺して保険金で清算しなければならない状況に追い込まれているとする、 そんな時に、断るのは極めて難しい。 断るには、友人が死のうが自業自得と割り切る冷徹さが必要だが、 そういう冷徹さを持つことが正しいのかも良くわからない。 今は他人に貸すほどの余裕も無いが、今後また億の単位で儲けるようになったら、 この手の問題には再び直面することになるかもしれない。 とりあえず来年は、貸した金の回収にも徐々に取り組んで行くつもりである。

話が逸れたが、今年の一番のイベントはやはり、高知に別荘を建てたことである。 相場ではやられたが、別荘の建築が白紙になるほどの損失を被らなくて本当に良かった。 最後は一日で数千万の変動だったので、引き際が一日でも遅れていれば別荘なんか簡単に吹っ飛んでいた。 逆に、あのときもう一日でも早く撤収していれば、今は相当楽になっていた。 今さら過去を顧みても仕方が無いけどね。しかしまぁ、別荘も建てられたし、 実家の土地を取られることもなかったし、莫大な借金を背負うことにもならなかったので、 そういう際どい経験ができたという分だけ良かったのではないかと思う。
クレーンで石積みをやったのも楽しかった。出来栄えはあまり良くないが、 次に機会があれば(無さそうだが)結構上手く積める自信がある。 石積みは概ね問題無しで、現在のところ問題があるのはコンクリートの扱いである。 コンクリートは使わないか、使うとしても石積みと同時に練りながら、 外から見えないように内側から詰めた方がいいね。
別荘は、今やっている排水関係の工事が終わっても、通路にコンクリートを打ったり、 屋外の蛇口の所に洗い場を作ったり、崖に柵を作ったり、敷石を置いたりと、 色々やりたいことがあり、当分は楽しめるだろう。

何はともあれ、来年も有意義な一年を送りたいものだ。 ご来訪される皆様方におかれましても、来年も先物探花を宜しくお願いいたします。



2008年12月30日

鉄板の穴に塩ビパイプを通し、ヘチマロンを設置し、接続部をモルタルで固め、 砕石を埋め戻し、砂利を敷いた。これで今回のメインの作業は終了である。 次回は敷地内にヘチマロンを埋めて排水の改善を図る予定。雨樋の水も適切に誘導する。 その後は敷地の端にU字溝を設置する。U字溝が結構高価で、何とかならんかなと思うが。 全部で30mほど必要で、60cmあたり1000円弱というところ。 まぁ、5万円ほどなので、そんなに高いわけでもないか。
最初に敷設した砂利の上にバケツで3杯ほど水を撒いたら、綺麗に側溝に排水された。 台風シーズンの大雨にも耐えられると思うのだが…。

今までの石積みの表面にコンクリートが垂れていて見栄えが悪いので、 金属線のブラシで除去を試みた。ブラシは折れ飛びが発生して、 運が悪いと眼球に突き刺さって失明したりすることもあるらしいので、 透明な下敷きを二枚買ってきてテープでつなげ、これを片手で持って顔を保護しながら作業をした。 しかし案外電動ドリルが低速で、思ったよりは安全そうなので最後はあまり下敷きは使わなかったが。 回転しているので、石に当てているとすぐ動いてしまい、片手では操作し難いのである。 でもあんまり綺麗にはならないね。石積みの際には、 垂れたコンクリートはすぐに雑巾か何かで拭き取るべきであった。

晩御飯は、野菜などを使い切るため、袋ラーメン。

最後の夜くらいは温泉に入ろうと、四万十いやしの里へ行った。

相場はクラックをいくらか仕掛けた。年末だから玉を少なくするとかいう考えは無い。 いつもと同じく、仕掛けるべき状況なら仕掛けていく。
今月の利益率は15.8%となった。 今年のトータル収支は194,680,913円のマイナスだが、相場再開後の収支は3,299,960円の利益となり、 そこそこ良い結果となった。330万なぞ、億を動かしていた頃にしてみたら誤差みたいなものだが、 昔を懐かしんでも仕方が無い。今はコツコツやるしかない。
年初の総資金が2億3500万ほどなので4000万ほど残っている計算になるが、 昨年帳尻益を計上してしまったことによる税金の支払いに1000万弱、 別荘を建てたりウッドデッキを付けたりするのに1600万ほどかかり、 車の修理にも100万ほどかかり、結婚式など、その他色々とお金のかかることもあり、 現状は、1千数百万の資金でささやかに張っているという状態である。

今年の銘柄別の収支は、

東工金            2,096,510
東工白金           219,630
東工原油         -6,240,468
東工ガソリン       -21,977,424
東工灯油         -19,091,007
中部ガソリン        1,678,400
東工ゴム           158,520
東穀コーン        -37,099,420
東穀一般大豆       -1,468,228
東穀NONGMO大豆  -112,957,426

合計           -194,680,913

元凶がNON大豆であることに間違いはないのだが、 最後のドサクサで、クラックやコーンの買いも大きくやられている。 クラックなんか、粘れば取れていたと思うが、 大きく資金を削られたためポジションを維持できなくなってしまった。

相場再開後の収支は、

東工金            334,380
東工原油         16,014,640
東工ガソリン       -8,037,640
東工灯油         -6,848,340
中部ガソリン        1,678,400
東工ゴム           158,520

合計             3,299,960

中部ガソは東京との鞘取りで、これは薄利で終わっているので、 差し引きすると、収益の大部分はクラックの貢献によることがわかる。 取れるときもやられるときも大きいのがクラックだ。



2008年12月29日

今日の作業は通路の上手側のヘチマロン敷設である。 現在、隣家からの側溝の水が鉄板でできた筒を通して地中の水路に誘導されているので、 この鉄板に穴を開けてヘチマロンで集めた水を流し込むことにした。 まずヘチマロンを設置する溝を掘り、その後、鉄板の穴開けに取り掛かった。 厚さは3mmくらい。穴は比較的簡単に開くが、なんせ地面より下なので、 姿勢が辛いことこの上ない。 何とか円周に沿って小さな穴を無数に開け、一つずつ連結していった。 穴を開け終わった時点で腰が限界に達し、もうこれ以上は作業が出来なくなってしまったので、 まだ暗くはなっていないけど本日はこれで終了にした。

相場の方は全体的に玉を縮小気味にした。やっと相場再開後の最高値を更新。

今晩は回鍋肉。あと、産直のお店で夕方獲れたばかりのアジが売っていたので、捌いて刺身にした。



2008年12月28日

引き続き下手側の作業。 以前、石を積んだときに、水を流すために一部のみ石を積まずに残してあったので、 集めた水はそこから排水することにする。 残してある部分に石を積み、コンクリートで上手い具合に石積みの裏に空間ができるようにして、 そこに集まった水が石の隙間から流れ出るようにした。次いでヘチマロンを設置し、石積みの裏に誘導。 土砂などが流入して詰まらないようにモルタルでしっかり密閉して出来上がりである。 砕石を投入し、上を砂利で覆って完成。我ながらいい仕事をしたと思う。

今晩のご飯は、焼きそば、それと岩牡蠣をグリルで焼いて食べた。



2008年12月27日

ビー夫妻は実家に帰省していった。

朝からコンクリートの穴開けに取り組む。 穴の側面にドリルで更に穴を掘っては玄翁で粉砕するという作業を繰り返し、 数時間かかってようやく8cmの穴を開けることができた。 こういう、少しずつ拡張していくような作業は性に合っている。 ドラクエのレベル上げにも通じるものがあるね。
塩ビパイプを通して隙間をモルタルで埋めると、非常に綺麗な仕上がりになった。 幸せを感じる瞬間である。

次の作業は、通路の両側へのヘチマロン敷設である。今日はまず、下手の側から手を付けた。 妻と一緒にヘチマロンを敷設する溝を掘ったところで日が暮れて終了。

今晩は、たこ焼きである。しかもホタテ入りの豪華版、それと、ウツボのタタキ。



2008年12月26日

午前中に砕石が届いた。道路から通路に向かって右側に掘った3本の溝にヘチマロンを設置し、 合流させて塩ビパイプに接続し、接続部分をモルタルで固めた。 ビー夫妻に手伝ってもらって、その上から砕石を投入。これがまた、なかなかの重労働である。
次に、集めた水を側溝に流すために、コンクリートの側溝に穴を開けた。 目標は直径8cmの穴である。しかし、あまりに堅くてドリルで5mmの穴を開けたところで力尽きた。 コンクリートってのは、人類の偉大な発明だと実感した。 後から調べたところ、回転ドリルを使うのは非常に効率が悪く、 コンクリートに穴を開ける場合には振動ドリルを使うのが良いとわかった。 しかし一つの穴を開けるのにわざわざ振動ドリルを買うのもなーと思い、 今回は回転ドリルで何とかすることにした。 とりあえず今日は体力が尽きたので終了。

妻に頭痛薬を買ってきてくれと頼まれたのでドラッグストアへ。 普通のイブとイブクイック、2.5倍くらい違うが、ここはクイックの方を買ってみた。 妻は、飲んだら30分くらいで頭痛が取れて元気になったみたいである。 あまりの即効性に驚いた。さすが高いだけある。

星が有り得ないくらい出ている。オリオン座の四角の中にも色々と星が見える。 普段の星空に慣れていると多過ぎに思える。 というか金沢はほぼ常に曇っているので、星空自体あまり見えない。

今日はグリーンカレーを作った。グリーンカレーだけど、ジャガイモとか人参とか、 普通のカレーに入れるような具で作ってみた。なかなか美味しくできた。

時々、ピシッとかパシッという音が聞こえてくる。何の音かわからず心配になったが、 ネットで調べてみたところ、冬場などの乾燥期に木が収縮することによって起きる音らしい。 施工不良とかではなく、新築の木造住宅において普通に聞こえる音であり、 数年経って木が落ち着いてくれば音もしなくなるらしい。 インターネットさんは、ほんとに物知りである。



2008年12月25日

以前、石積みの石を分けてもらった土木屋さんの社員さんに、 工事現場のゴミ捨て場に置いてある塩ビパイプとかは自由に持って行っていいよと言われていたので、 朝から物色に行き、4m位の塩ビパイプを5本ほど頂いた。 凹んだりヒビが入ったりしているのもあるが、適当に切断して使える部分だけ取り出し、 ジョイントで接続すれば問題ないだろう。
さっそく土掘りを開始。途中から妻やビー夫妻にも手伝ってもらい、深さ30cmくらいの溝を20mほど掘った。 現在、道路と敷地の間が幅5m、長さ7mくらいの通路で繋がっているのだが、 道路が坂道になっている上に、道路から敷地にかけて通路が下り勾配になっているので、 道路の上手から流れてきた水が全て敷地内に流入するという由々しき事態になっていたのである。 前回、通路を横断するように浅い溝を掘って水の一部をそちらに誘導しておいたのだが、 今回来てみると、水流でかなり土が削られて、車の通行に徐々に支障を来たすようになっていた。 通路を横断する溝を深く掘って砕石で埋めておけば良いのかもしれないが、 そうやっても一部の水は相変わらず敷地に流れ込んでくるし、 将来的には通路はコンクリートで固めたいとビーちゃんが言っていて、 そうなると通路を横断して水を流すのも難しくなるので、 やはり根本的に暗渠排水を構築する必要があると判断したのである。
今日掘ったのは、上手(道路から敷地に向かって左側)に流れてきた水をヘチマロンで吸収し、 通路の下を塩ビパイプで横断し、下手から更に塩ビパイプを伸ばして近くの側溝に流すための溝である。 午後にホームセンターに買い物に行き、U字溝を5m分ほど購入。 別荘に戻り、通路を横断する部分に塩ビパイプを敷設し、 トラック等が通っても大丈夫なようにU字溝を伏せて被せ、土で埋め戻した。
午後にはヘチマロンが到着。

土を掘っていたら、何やら土の塊が動き出した。良く見たら、冬眠中の蛙を掘り出してしまったのであった。 眠っているところを起こして申し訳ない。

昼間、ヤマダ電機の人がやってきてエアコンを取り付けてくれた。やはり思っていた通り、 リビングまで暖めるには、やや力不足である。全開にしておけば少しは暖まるが。 仕切りを閉めて6畳間だけなら十分過ぎるほど暖まる。

妻は頭痛が酷くて寝ているので、久しぶりに料理をした。焼き豆腐と鶏肉の甘酢あんかけを作成。

昨日、ビー家で腰痛の話題になり、夏樹静子「椅子がこわい 私の腰痛放浪記」という本を貸してもらった。 作者は、ある日突然、椅子にも座っていられないほどの原因不明の腰痛に襲われた。 症状は収まることがなく、数年にわたって西洋から東洋まで、 ありとあらゆる治療法を試してみるも全く効果が無く、 手かざしを受けたり建礼門院の霊供養をしたり、庭の池を埋めたりしても、どうにもならず、 絶望のあまり自殺を決意しかけるような状況に追い込まれたが、 あるきっかけから劇的な回復を遂げる。その過程を自ら綴ったドキュメンタリーである。 しっかりした、人を引き付ける文章を書く人である。一言で言うと文章が上手い。 内容も興味深く、(本人には失礼かもしれないが)面白く読むことができた。



2008年12月24日

実家の車を借り、一路高知へ。中国道の西宮名塩SAで休憩して相場をチェック。悪くない。
ところで、中国道で西宮から宝塚のあたりを通るたびに、 山麓にマテーラの洞窟住居群のような不思議な町が見え、気になっていたのだが、 調べてみたところ、西宮名塩ニュータウン(愛称:ナシオン)なる住宅地だということがわかった。 面白そうなのでいつか遊びに行ってみよう。
中国道から山陽道へ入り、明石海峡大橋を渡り、大鳴門橋を渡り、鳴門ICで高速を下りて、 徳島市内でうどんを食べた。 うどんは以前、妻が友人たちと、うどん打ち道場に行ったときに、 お土産に持って帰ってきてくれた生地を打ってすぐ茹でて食べたのが一番美味かった。 美味さは打った直後を最高値として急速に失われていくものだと実感した。 刺身と同じだねぇ。料亭でどれだけお金を払って美味い魚を食べても、 釣りに行って、釣ったその場で捌いて食べる美味しさにはかなわないと思う。
徳島ICから徳島自動車道に乗り、吉野川SAで休憩。佐川急便から電話があり、 ヘチマロンを届けるのに住所の場所がわからないと言われた。「字」とか入ってる住所だからなぁ。
続いて高知自動車道に乗り、須崎東ICで下りた。早く四万十市まで延長しないかな。 そうなればかなり便利になるのに。計画によると5年後くらいには窪川あたりまで伸びるらしい。
道の駅かわうその里で休憩。クラックがいい感じに順行しているので、いくらか落とした。 そこから下道で四万十市へ。途中のホームセンターで、 半田ごて、ハンダ、熱収縮チューブ、自己融着テープなどを買い、17時くらいに別荘に到着した。 さっそく照明とカーテンを取り付けた。掃き出し窓のカーテンはもう1cmか2cm長くても良かったかもしれないが、 概ねピッタリである。なんだか、リビングはイチゴジャムの部屋、6畳間はマーマレードジャムの部屋、 みたいな感じになった。特に6畳間は金運が上がりそうな部屋に。
パソコンのACアダプターを修理した後、ビー夫妻と一緒に買い物に出かけた。 クリスマスケーキやチキンなどを欲望の赴くままに買い、他にもオードブルや寿司やサラダなどを買い、 スパークリングワインも買って、ビー家でクリスマスパーティーをした。 ビーちゃんはインドネシアで太って帰ってきたかと思いきや、痩せていてびっくり。 なんでも、帰国後は粗食を心掛けているらしい。 インドネシアの面白い話を色々と聞いて楽しく過ごした。



2008年12月23日

明日から年末にかけて高知の別荘に行く。 今日はひとまず奈良の実家まで移動した。 晩には実家に到着。近くの電器屋とホームセンターに照明を買いに行った。 廊下の照明とリビングの追加照明を購入。リビングの追加照明については、 ダクトレールにスポット照明を二つ付ける感じにしたが、どうだろうか。 こればっかりは実際に取り付けてみないと感じがわからんな。

実家でくつろぎながらノートパソコンを広げていたら、何か異臭がしてきた。 良く見るとACアダプターのコードから煙が上がっている。 コードが中で断線して、ショートしていたのである。 補修するにはハンダと半田ゴテが必要なのだが、そういう類は全部金沢にあり、 実家には置いていない。パソコンが使えないと困るので、 どこかに無いかと急いで探しに行ったが、夜も遅く、ホームセンターは閉まっており、 まだ開いていたイオンの電器屋には半田ゴテは置いていなかった。
とりあえずガムテープで応急処置をしてパソコンのバッテリーを充電し、 ACアダプターは高知で修理することにした。
村上春樹の小説に、妹の婚約者が半田ゴテを買いに行く話があって、 それを思い出したと妻が言っていた。



2008年12月22日

夕方まで仕事。晩は居酒屋で職場の人達と私的に忘年会をやった。妻も参加。

今日はプラス110万。ようやく今月プラスになった。どんだけやられてんねん、て感じや。

職場の仕事納めはまだ先だが、24日から年末まで全部有休にした。 まぁ、メールや電話を経由して遠隔で仕事はいくらか入るかもしれないが、 ひとまず一足早く冬休みに突入!である。



2008年12月21日

午前中は休日出勤し、一人で職場の大掃除をした。

午後から妻といつもの温泉へ。バッテリーを充電したせいでエンジンも一発でかかるし、 アイドリングも極めて好調である。
まだ風邪が治りきらないので、温泉では、まずはサウナで体を芯から温めた。
行きは晴れていたが、帰りは雨であった。

一旦家に戻り、妻と回転寿司へ。寒ブリや香箱が登場していて、冬の味覚を堪能することができた。

結婚式の写真を使って年賀状を作成した。 画像処理ソフト使って背景に映り込んでいる人を消したり妻の額のテカリを消したりしたあと、 ワードに貼り付け、文章を書き、後はネット上で見つけたフリー素材をいくつかペタペタ貼り付けて出来上がり。 こんなに早く年賀状を作ったのは久しぶりである。



2008年12月20日

車にあまり乗る機会がなく、乗らない時には端子を外しているものの、 それでもバッテリーが上がり気味でアイドリングが安定しないので、 自動車用バッテリーの充電器を買うことにした。 最初は、トランスで変圧して整流して、 LM317かもっと大容量のレギュレータで定電流電源を構成すれば簡単に自作できるやん、 と思ったが、3アンペア程度取れるトランスは結構重いという事と、 SW電源を利用した軽量の充電器で、 フロート充電から急速充電まで切り替えられるようなものが5000円程度で市販されていることがわかったので、 さすがに自作は諦めることにした。 オートバックスとホームセンターを周って、ホームセンターで良さそうなものを購入。 ここで問題は、自分の部屋からマンションの駐車場の車を止めてあるあたりまで、 階段などを使って80mほど距離があるということである。 よって、ホームセンターでVFFケーブルを100m購入し、両端にコンセントを付けた。
室内からドアの郵便受けの隙間を通してケーブルを出し、車まで引いて行って充電していると、 通りがかりの母親と息子の親子が不審そうにしていたので、妻があわてて、 車のバッテリーの充電で…と説明していた。 確かに、ドアから得体の知れない線が出てどこかに伸びていたら、怪しく見えるのかもしれない。



2008年12月19日

体調はまだ悪いが、峠は越した感じである。 週末に何とか治さないと別荘での土木作業に差し支えてしまう。

午前中は歯医者さんへ。詰め物の取れた歯は中で虫歯がドロドロと増殖していた。 鏡で見せてもらったが、ほんと開けてびっくり玉手箱という感じである。 歯に縦にヒビが入っており、そのヒビから虫歯菌が侵入したらしい。 とりあえず仮詰めしてもらい、本格的な治療は年明けからということになった。

午後は会議。職場の人にリンゴをもらった。奥さんが長野の人で、実家から送ってきたらしい。 蜜の沢山入ったリンゴで美味しそうである。
体調のことを考え、早めに帰宅。



2008年12月18日

体調が悪いので、職場でも厚着の上に暖房をガンガンつけ、夕方には仕事を切り上げて帰ってきた。 そのまま就寝。暖まるように妻にキムチ鍋を作ってもらい、食べてまた寝た。

現在、相場再開後の収支はプラス80万ほど。 仕掛け始めから見ると、現在、金で800円、ゴムで25円、クラックで4000円ほど逆行しているが、 収支がプラスなのはスイングのお陰である。

別荘に設置するエアコンを購入した。結局、ヤマダ電機のネットショップで購入。 同じ機種がコジマ電気のネット通販ではもっと安かったが、保証と利便性を考えてヤマダ電機にした。 コジマ電気は近所に無いが、ヤマダ電機は近くにあるので、修理の際なども融通が利きそうだし。
性能は結局14畳用のにした。設置するのは6畳間だが、 仕切りの戸を開けるとリビングと合わせて23畳の空間になる。 リビングの天井は屋根まで見せる形になっているので容積があり、 6畳間と合わせて全体を暖めるには多分28畳くらいの性能が必要になり、そのまま買うと大変な価格になる。 よって、もう全体を暖めるのは諦め、中途半端な性能のものを買うことにした。 暖気とは逆に冷気は下に溜まるので、この性能でも冷房はリビングまでそこそこ冷えると考えている。



2008年12月17日

引き続き出張中。昼頃、突然、ゾクっと来て一気に体がしんどくなってしまった。 風邪を引いたようだ。邪な風とはよく名付けたものである。 さっきまで元気だったのに、突然、風に乗ってきた目に見えない何かに襲われたかのように体調が悪化した。 とにかく体がダルいのと喉が痛い。のど飴を舐めながら何とか夕方まで仕事をし、 やっとの思いで金沢に帰ってきた。



2008年12月16日

京都へ出張中。夕方まで仕事。その後は仕事関係の飲み。 飲みが終わった後は学生時代に作ったサークルに遊びに行って麻雀を打った。 また3△円ほど負けてしまった。もう現役世代とやっても負けるばかりだな。 勘を取り戻して維持するためには、最低でも二週間に一度くらいの頻度で打てばいいのだが、 とてもそんな暇は無い。家の近所に雀荘はあるんだけどね。

中村の、石積みの石をわけてもらった土建屋さんに砕石を5トン注文した。 これで年末の土木作業の準備は整った。



2008年12月15日

ようやく結婚式も終わってほっとした。

世界的に紙幣を刷りまくってザブザブと投入しているので、 世界景気の底はそれほど深くは無いと見ている。 実体経済が悪くても、株は上がるし、見かけ上は景気も良くなったように見えるだろう。
それにしても、現在、派遣切りやら内定取り消しなんかをやってる会社はクソだな。 法律的な事を問題にしているのではなくて、将来、ここで雇用を切ったツケが、 人材の不足という形で表面化してくるに違いないと思うのである。 ちょっと業績が悪くなるとすぐにスパスパ首を切る企業、という評価で出来てしまうと、 その後はよほど高給を出さない限り、有能な人材は寄り付かなくなる。 逆に、ここで雇用を大事にする会社は将来伸びると思う。

歯の詰め物が取れた。金沢でお世話になっている歯医者さんに電話を入れたが繋がらない。 どうやら廃業したか別の土地に移ったかしたようだ。 腕の良い人だったのに残念である。 仕方がないので、ネットで色々と検索して、良さそうな歯医者さんを見つけて予約の電話を入れた。 ちなみに、良い歯医者さんを見つける個人的な判断基準は、インプラントを派手に勧めない、 ポーセレンなどの審美処置に偏らない、というのが重要である。 インプラントや審美処置は利益率がかなり良いので、これらを積極的に勧める所はまず信用が置けない。 友人が奥歯にポーセレンを入れていたが、神経を疑う。



2008年12月14日

早起きして近鉄電車で奈良ホテルへ。妻はドレスの着付け中。 こっちはタキシードを着てしまうと特にやる事がない。 挨拶の文章を考えているうちに時間になってしまった。
ホテルのチャペルでリハーサル&写真撮影(本番は撮影禁止なので)、 その後にいよいよ本番である。妻と二人で入場、賛美歌斉唱、牧師さんの説教、 結婚の誓約、指輪交換、署名、ウェディングキス、賛美歌斉唱、退場、と滞りなく進行。 あまり手順を把握していなかったが、牧師さんが逐一誘導してくれるので混乱することはない。
式の後はフラワーシャワー、記念撮影などをが行われ、ホテルへ移動。 ホテルでは、アルファロメオオーナーズクラブの会合が行われているらしく、 駐車場にヒストリックアルファが何台も停まっていて非常に気になったが、 あまりじっくり見ている場合ではなかった。
友人に受付をお願いし、食事会までしばらく休憩。といっても、 特にやる事がないので歩き回って友人達とダベッていた。
食事会は友人に司会進行をお願いしていたので、こちらも滞りなく進んだ。 初めのウェルカムスピーチをやり、司会者から新郎新婦の紹介、そして自分の父親の音頭で乾杯、 料理が始まり、一人ずつ自己紹介と一言を頂き (参列者が20人程度と少ないので、全員にコメントを頂いた)、 途中にお色直しで新婦はカラードレスに着替え、ブーケを未婚の女性2名にプレゼントし、 電報披露、ケーキ入刀と続き、新婦が親へ感謝の手紙を読み、ウェイトベアの贈呈、 そして最後の締めの挨拶で終了となった。
その後はホテルのロビーのあたりで写真を撮影し、荷物を宿泊する部屋に運び込んだり、 妻は衣装を脱いで化粧を落としたり、バタバタしながら後片付けをした。 一段落した後は若者達だけで二次会へ。イタリアンのお店に、お祝いの日本酒を持ち込んで乾杯し、 更にビザやパスタを食べつつビールやワインを次々と飲んだら、かなりフラフラに酔ってしまった。
解散した後、妻と二人で春日大社まで歩いてお参りに。夜も遅くて門が閉まっていたので、 門の前で手を合わせ、また、摂社の猿田彦大神の社にお参りして戻ってきた。 今日は二人で奈良ホテルに宿泊することになっている。新館と旧館があるが、 泊まったのは旧館の、天井の高い趣のある部屋である。暖炉もあるが、今は使われていない。 ゆっくりと風呂に入って休んだ。

生々しい話になって恐縮だが、自分は今まで誰とも、ゴムを付けずに生でやったことはなかったのである。 それは、たとえ法律上の要件は具備していなくとも、胎児は一人の人間であるという自分の考えによる。 よって妊娠中絶という選択肢は自分にとっては有り得ないわけで、 もし万全を期して避妊をしていたにも関わらず子供が出来てしまった場合は、 ともかく産んでもらい、女性の側で育てることができないならば自分が引き取って育てるつもりでいた。 そんなわけで、もし女性が妊娠したら、産んでもらったり育てたりとなかなか大変なので、 できるだけそういう可能性を減らすために、ゴムは必ず付け、 終わった後も破れたりしていないかチェックを欠かさなかったのである (破れを発見したら、翌日に事後避妊薬を処方してもらうことになるが、 幸いにして今までそういう事はなかった)。 ちなみに安全日や危険日などというものは単に確率の高低に過ぎないわけで、 そんなものに頼るのは論外としか言えない(精子は案外長生きする)。 また、それだけの注意を払っていたにも関わらず妊娠という事態になったとしても、 望まれなかった子供という考え方はない。 どのような経緯であれ、魂が宿るというのは縁があっての上のことで、 子供というのは未来への希望の塊だからである。
まぁ、前置きが長くなったが、結婚式の日に子供が出来るというのもドラマチックであるし、 将来、子供に語って聞かせる際にネタにもなるので、相談の上、今日だけ生まれて初めて生でやってみた。 でもまぁ、生理周期から考えると、今回ので妊娠する確率はかなり低いと思われる(恐らく5%以下)。 今のところ、それほど積極的に作ろうとは思わないが、出来たら出来たで嬉しいという感じかな。

式は結局、キリスト教式でやることになった。 聖書は小学校の頃に旧約・新約を通して読み、高校生の時にもう一度、通して読んで以来、読んだことがない。 旧約はユダヤ民族の物語で面白いが、新約はあまりピンと来なかった覚えがある。 たぶん当時は、人生をいかに生きるべきかという教えの方向には興味が無かったのだろう。 どちらかというと老荘思想に興味を持っていた時期でもあったし。 いま読み直せば、また違った感じを受けるかもしれない。
聖書を読んだ当時は、旧約のあまりに厳しい父なる神ヤーヴェと、 新約の神の子イエスのあまりの性格の違いに違和感を覚えた記憶がある。 今となっては、ユダヤ教もキリスト教もイスラム教も、仏教も老荘思想も日本神道でさえも、 全ては一つの真実の異なる側面に過ぎないということが理解できるが、 当時はそういう事も良くわかっていなかった。 そういえば小学生の時、ユダヤ民族がエリコの街を滅ぼした際に住民を皆殺しにしたという旧約の記述について、 いくら街の人々が腐敗していたとしても、少なくとも生まれたばかりの赤ん坊は純粋なはずなのに、 なぜ住民全員を殺さなければならなかったのか、とか、 イエスが十字架にかけられたことと人類が救われることにどういう関係があるのか、 その理屈がわからん、関係ないじゃないか、とか近所の牧師さんかシスターに質問した覚えがある。 恐らく、納得の行く答を聞くことはできなかったのではなかったかと思う。



2008年12月13日

妻と近鉄奈良駅の行基像前で待ち合わせ、午前中は奈良ホテルにて式の最終打ち合わせ。 といっても、今さら特に決めることもなし。 打ち合わせの後は、奈良町の狭い路地にあるインド料理屋さんで昼飯を食べた。 午後からは結婚式の二次会の場所を探した。候補は事前にネットで10店ほどリストアップしていたのだが、 そこから3店に絞って一軒ずつ見て回った。 結局、東向き商店街の家庭的な感じのイタリアンのお店にした。 店のおかみさんに、明日結婚式なのに今頃お店を決めてるの?と驚かれた。
その後は、もちいどの商店街などをブラブラした。このあたりもすっかりオシャレな感じになったね。 テナント料が安いのか、手作り風のお店も結構出店している。 昔は寂れた薄暗い商店街というイメージしか無かった。 奈良町のあたりも、昔は古い民家が並んでいただけなのに、 今は、のんびりした雰囲気に合った個性的なお店が色々とできて、良い感じの観光スポットになっている。 新大宮のあたりも昔は何も無かったのに、今やすっかり若者の飲み屋街になっている。 奈良はここ10年くらいで、若者の視点から見て魅力的な街になってきているように思う。 観光関係者の努力も大きいのだろう。
もちいどの商店街の、布と染色のお店で、布で作った唐辛子の飾りとニンニクの飾りを見つけた。 別荘の壁に付けたら良い感じになりそうだったので購入した。



2008年12月12日

新光ナイロンはヘチマロンを直接には販売していないようなので、代理店から購入することになった。 バスで西泉の株式会社金太まで行き、購入と四国の別荘に送る手配をした。

そのままバスで職場へ。夕方には仕事を切り上げて、関西へ移動。 奈良の実家に泊まった。

HSフューチャーズが行政処分を受け、2ヶ月間の業務停止となった。 出金依頼をしていたが無事に出金されたようだ。 ここのシステムは使いやすかったのに残念である。



2008年12月11日

クラックが尋常ではないほど売り込まれている。もちろん積極的に仕掛けていく。

昨日も書いたが、米国債は飽和状態だと思う。 10年債の最高落札利回りが2.67%、1ヶ月物米財務省短期証券に至ってはとうとうマイナス金利に。 これからドル増刷によるマネタリーインフレが高い確率で予想される中で、 今後10年にわたって年率2.67%のインフレ率で済むとは、あまりにも楽観的な市場予測である。 明らかに米国債は買われ過ぎ。行き場の無くなった資金は溢れるしかない。 今日の金の上昇はその一つの表れと思う。 あらゆるものが、もう下げたくても下がらない状態に入ったとみる。 来年は、実体経済が悪く、人々の生活が改善しない中、株と商品は上昇していくことになると思う。 最近、エドワード・グリフィン「マネーを生みだす怪物 − 連邦準備制度という壮大な詐欺システム」 を読んだが、この本の最後の方にある未来シナリオに近い状況になるかもしれない。 それにしてもこの本は、2005年に出版されたにしては目の付け所が良い。

妻は、エステなど結婚式の準備が色々とあるので、一足先に関西へ。



2008年12月10日

米国債の動きを見ていると、いくら信用収縮といっても、 莫大な流動性が世界を彷徨っている実態には変わりがないように見える。 米国債は利回りゼロまでは買われない。米国債に金が入りきらなくなれば必然的に株や商品に流れる。 ここからは、実体経済がいくら悪くても、株も商品も下がらないと見る。



2008年12月9日

結婚式まであと数日というのに、全然実感が湧かない。準備はほとんど妻に任せ切りである。 初めの挨拶と締めの挨拶を考えなくてはならないが、なかなか筆が進まない。



2008年12月8日

仕事が一つ、区切りが付いた。まだまだやらねばならない事は多いが。

新光ナイロンからヘチマロンのカタログと見本が届いた。思っていたより値段が高い。 性能はなかなか素晴らしいようだ。



2008年12月7日

昼間のうちに結構太陽が出ていて雪も融けてきたので、車で妻と温泉へ。 先週と同じく浅の川温泉「湯楽」である。回数券を買ったのでしばらくここばかり行くつもり。

麻生さんの「さもしい」発言にはさすがに怒りを覚えるな。 給付金も元はといえば税金である。それを勝手にバラ撒いておいて、 しかも所得制限を設けずに誰でも受け取れる状態にしておいた上で、 受け取る人はさもしいなど、よくそんな言葉が出てくるものだ。 麻生さん個人の金を施すなら何を言っても自由だが、あんたの金じゃないだろ。 それにこの発言からは、1万2000円なんて金額は金持ちにとったらさもしくて受け取れんような金だ、 という麻生さんの傲慢が見えてしまう。 年収1億円の人だって、1万円を大事にするからこそそれだけの年収を得ている。 所詮は自分で苦労して金を稼いだこともないボンボンなのだろう。
それにしても、どうしてこの人の発言はこうも人のイラっとするポイントをピンポイントで突いてくるのか。 もしかして狙ってるのか? 「たらたら」発言もそうである。 予防医学が大切だという発言の趣旨はわかる。しかし、いま現在、病気で働けず、 食べて飲んで寝るしかできない人がこの発言を聞いたら、どう感じるか考えたことはあるのか。 そういうちょっとした想像力があれば、こんな表現はしないのが自然だろう。 自分と違う境遇の他人の立場に立って考えるという、(文字通りの)思い遣りというものが完全に欠如している。 生まれた時から自分中心にしか物を考えて来なかったらこうなるという、見本みたいなものだ。 生まれは良くても品性の卑しさしか感じない。 べらんめぇで庶民派を気取っても方向が180度ずれている。
言葉には言霊が宿るのである。政治家には人を感動させる言葉を発してもらいたいものだ。 オバマ氏を見習ってもらいたい。 主張はともかくとして、石橋湛山氏とか中野正剛氏のような、言論で人の心を動かせる人物は、 今の時代なかなかいないもんだね。



2008年12月6日

ニトリに別荘のカーテンを買いに行った。丈が特殊なので全てオーダーである。 前回、高知に行ったときに窓の長さと高さを測ってきたのだが、カーテンレールの上から測ったか、 カーテンレールの下から測ったか、それともランナーの穴から測ったか、いまいち記憶が定かではない。 たぶんレールの上から測ったような気がすると思って、測った長さより4cmほど短く注文した (通常はランナーの穴から窓枠下まで測る)。 色は、17畳のリビングについてはキッチンに合わせて茜色に、6畳間は黄色に近いオレンジ色にした。 ニトリだからそんなに高くは無いだろうと思っていたのだが、 レースとドレーブを全部オーダーで作ったら5万円くらいになった。結構するね。

雪の降り積もるなか、妻と焼肉を食いに行った。食い過ぎてしばらく身動きできなかった。 もう歳だし、暴飲暴食は止めた方がいいな。暴飲はもうしてないけど。



2008年12月5日

塩野七生の「ローマ人の物語」の文庫の新しいのが出ていたので購入。 相変わらず面白くてすぐに読み終えてしまうが、 隆盛を誇った帝国が制度疲労によりボロボロになっていく様はやはり切ない。 若い肉体ならば大怪我をしても治りが早いが、老化した体は小さな怪我や病気が様々な問題を引き起こしてしまう。 「ローマ人の物語」は、建国からポエニ戦争を経てカエサルが登場するあたりまでが一番わくわくしたなぁ。
ローマ帝国が衰退していく一方でフランク王国が栄えたように、新しい国家や社会には勢いがあるが、 古くなった国家や社会に一度綻びが生じると回復は絶望的になってくる。 それは、長い間に制度が硬直化し、社会のあらゆる所に既得権益が蜘蛛の巣のように張り巡らされて、 人間の流動性が無くなり、身動きが取れなくなってくるからである。
世の中の閉塞感を取り払って活力を取り戻すには、明治維新や敗戦後のように、 新しく社会制度を作り直すのが手っ取り早いのだが、もちろん大きな犠牲が生じる事は言うまでもない。 しかし、たとえ社会制度は変わっても、江戸期の識字率の高さが維新後の発展を下支えしたり、 戦時中の零戦や戦艦大和の技術が戦後復興の基礎となったりなど、 技術や知識は途切れることなく継承されるので、 全てを崩壊させて一から作り直すというイメージでは捉えるべきではない。
現在のアメリカを見ていると、そう遠くない未来に革命が起きてもおかしくない状態だと思う。 富はますます偏在化し、何千万人もの人が医療保険にも入れず食料の配給を受けている。 こんな状態が永続するとは考えられない (それとも、たとえ虚構でもアメリカンドリームという夢があれば、案外長続きするのか?)。 日本もそういう方向に進みつつあるようだが、アメリカが先を行ってくれているので参考になる。

夜は職場の忘年会であった。忘年会の後は片町へ出動。 いつものお店もママさんから結婚祝いにマグカップを頂いた。



2008年12月4日

今日は早朝から夜までずっと会議であった。

今日は、相場はマイナス119万。 ゴムを本格的に買って行ったら酷いことになった。 クラックもそうだけど、板が薄いから叩き放題である。とりあえずはこのまま行ってみるが…。 ゴム80円、金1500円、クラック更に3000円の逆行、このうち一つだけなら何とかなるが、 二つ同時に来たら、株の世界での新展開に投入する資金が尽きるので撤収せざるを得ない。 その場合は、数年は休んで本業に専念しつつ現在考えているシステムの完成を目指す。 数年後はそのシステムのサインを金に変えつつ相場も再開するという方針でやっていくことにしよう。
しかし、曲がり屋ながら敢えて言わせてもらうと、日米とも商品も株も底入れした雰囲気だけどね。 全銘柄買いで行ってもいいくらい。

国籍法改正について。ネット上に過剰に危機感を煽るような間違いだらけの情報が氾濫していて、 それに国会議員まで影響される始末では先が思いやられる。 偽装認知で外国人が日本人として大量流入、みたいな文脈だが、ちょっと調べれば、 そんな事態は非現実的であることがわかる。 不安を煽り立てるような、誰が書いたかもわからない匿名の情報が独り歩きし、 それに世論が動かされて政策決定にまで影響するようになると、色々な意味で危うい。



2008年12月3日

今日の損益はプラス54万。 それにしても、毎日の平均変動率が2%以下になるようにしましょうとセミナーで言っておきながら、 自分がこれだけリスクを取っているんだから、言行不一致もはなはだしいな。 だからあまりセミナーというのは気が進まない。喫煙者が禁煙理論を説くみたいな感じ。 もちろんその理論は正しいわけだが、本人はやらないという。 全面的にシステム売買に移行しようという気はずっとあるんだけどね。 早いところアイデアの現実化に取り掛からねば。

先週エンジュクでやったセミナーのテキストがYahoo!オークションに出品されている。 なぜだかわからないが、かなり不愉快である。しかしなぜ不愉快に感じるのか、 自分でもすぐには理由がわからなかった。つまりは以下のような理由なのである。 自分は、2万5000円という安くはないお金を払って聞きに来てくれた人のために、 それに見合う価値のセミナーをしたと自負している。 それだけの価値があると思っているので、数千円というような安値で入手して貰いたくないのである。 オークションが高値で落札された場合には、 今度は差し引きで出品者が安値で手に入れたことになってしまう。
要するに、価値が希薄化するのが気に入らないということなのだが、 これは著作者の勝手な要望で、資料が一度他人のものになった以上、 それをいくらで叩き売ろうがその人の自由なのだろうか? しかし、少し調べてみると、 やはりこれは著作権法に触れるということがわかった。 著作権法の第26条の2を見ると、著作権者は譲渡権を専有し、 他人が公衆に譲渡するような行為を禁止することができるとある。 ただし、一旦、著作権者により公衆に譲渡された著作物には適用しないとなっている。 つまり、著作権のある物を買った人は、それを不特定多数の人に売ってはならない、 しかし、既に不特定多数の人に売られたものは転売しても良い、ということになる。 古本は既に不特定多数に売られたものを転売するわけだから除外規定に該当し問題は無いが、 セミナー資料はセミナー参加者だけに配られたものなので、 公衆を相手に転売することはできないということになる(友人など、特定の相手に転売するのは可能)。 ちなみに以前、漫画家の団体がBOOK OFFなどの古本屋に対し、著作権法上、 問題があるとの声明を出したことがあったが、これは実は法律上の問題は無い。
さて、オークションで売るという行為は、最終的な取引相手は一人なので、 公衆相手の転売ではないと解釈することも可能であるが、不特定の者に売買の誘いをかけているわけなので、 著作権法の趣旨を踏まえると譲渡権の禁止対象になるという考えが一般的のようである。 逆にエンジュクのセミナーは不特定多数に向けて宣伝されたので、大衆相手とも考えられるが、 セミナー自体は限定された人を対象としているので、 これも法律の趣旨を踏まえれば、特定の相手に譲渡されたと考えるべきであろう。 少し調べたら出品者の氏名がわかったので、 エンジュクさんから該当者に注意してもらうようにお願いしておいた。
ここからは法律とは関係なくて感覚の話になるが、自分の感覚だと、 セミナーの内容が良かったら資料は原本を大事に取っておく。 手元に置いておくのはコピーで十分で、情報量は変わらないという考え方もわかるのだが、 現物を持つことの所有感を感じるのである。 知り合いに、音楽CDを購入したらパソコンに読み込み、歌詞カードもスキャナで読み込んだら、 現物は嵩張るから売ってしまうか捨ててしまうという人がいて、 そんな考えがあるのかと衝撃を受けたことがある。 そういう人にとっては、本やCDの初版にこだわるとかは理解不能なのだろう。 身軽に生きるという観点から考えれば、そういうスタイルに行き着くのかもしれないが…。



2008年12月2日

原油の新甫が出たので売り玉を先限に乗り換え。平均691円。滑りまくったためあまり良くない。 今日はマイナス97万。ちょっと資金的に不安があるので追加入金した。 相場再開後の収支がまたマイナスへ突入。駄目だ、儲からん。
この値位置でこのボラの高さは普通に考えると逆張り優位なんだけどなぁ。 ボラの高さが保たれているかぎりはスイングでコストダウンできるが、 ゴムにしろ金にしろ、下げた後に動かなくなったら嫌だな。



2008年12月1日

今日はマイナス169万。やられ過ぎ。また相場再開後のプラスがわずかになってしまった。 クラック、最近動かないと思ったら一気に3000円の変動かい。滅茶苦茶やなぁ。もちろん増し玉したが。

車の置き場所が立体駐車場の地下から地上に移動したので、車にカバーをかけた。 車両カバーは、擦り傷の原因になったり湿気がこもって錆の原因になったりするようなので、 色々と調べた結果、ふかふかの裏起毛で防水と通気性を兼ね備えたものを購入した。 車種と年式を知らせると車体の形状に合うように作って送ってくれるのである。 古い輸入車にも対応していて、20年以上前の車なのにすぐに対応するカバーを送ってくれた。 カバーをかけてみると本当にピッタリである。 隙間が無い上に、下側がゴムでキュッと締まるようになているので、風に煽られて車体に傷か付くことも無い。 これで数万円なら安いものである。



2008年11月30日

早朝、夜行バスで金沢駅に到着。雨が降っている。 駅に自転車を置いているので、どうしたものか迷う。 しばらく朝マックで時間を潰したが、止みそうにない。 こうなれば仕方がないと、雨の中、ずぶ濡れになりながら家に向かった。 家に到着した途端に雨が上がり晴れ間が出た。 もう30分我慢すれば助かったのになぁ。
熱いシャワーを浴び、一休み。日中はゆっくり休養した。

夕方には妻と浅の川温泉「湯楽」へ。初めて来たが、ここはなかなか良い感じだ。 露天風呂も充実している。同じ値段なら、湯涌温泉の総湯に行くよりこちらの方が良いな。



2008年11月29日

5時半に起床。 6時に家を出て自転車で金沢駅へ(バスがまだ動いていないので、タクシーか自転車で行くしかない)。 北陸まわりで東京へ。
東京は相変わらず土地勘が無い。 東京駅の案内コーナーで代々木駅は何線ですか?と聞いたら、山手線です、と言われた。 13時過ぎに会場に到着。参加された方は40人くらいであった。 講演は3時間の長丁場である。前半、ちょっとペースが早過ぎたかなと思ってペースを落としたら、 後半、時間が足りなくなり、予定を20分ほどオーバーしてしまった。 2万5000円払った上で満足してもらえたか大変気になる。何人かからは、講演後、 良かったですという感想を頂いたが。

講演後、知り合いと飯でも食おうと思ったが、連絡がつかず。 暇なので代々木駅の周辺を歩きまわり、紀伊国屋や東急ハンズをウロウロしていたら、 いつの間にか新宿駅に出た。 西新宿のあたりの回転寿司でビールを飲んだらやたら美味かった。やはり疲れた時にはビールが美味い。 その後は夜行バスの待合所で本を読んで時間をつぶし、23時40分の夜行バスに乗って金沢へ。

バスを待ちながら読んだのは、大下英治「錬金術師 昭和闇の支配者4巻」。 白木屋乗っ取り、ホテルニュージャパン火災などで有名な横井英樹氏の生涯を描いたノンフィクションである。 はっきり言って、このおっちゃんには全く共感できないなぁ。 目先の利益を追う感覚は抜群のものがあるのだろうけど、 企業を乗っ取っても食い潰すだけでまともに経営しようとせず、 金を引き出す道具としてしか見ていない(著者の描写が正しければの話だが)。 これでは財界人の仲間入りをしたいと思っても無理に違いない。 作中にも出てくる、小佐野賢治氏、五島慶太氏、堤康次郎氏などとは格が違いすぎる。



2008年11月28日

昼間は仕事。

日本エスリードという会社からしつこく投資用マンションの電話がかかってくる。 このご時世だし、営業も大変なんだろうなぁ。

夕方、妻と街に出てダイワで買い物し、外食して帰ってきた。

今月の利益率はプラス35.5%であった。 相場再開後の利益は200万弱。地道にやるしかない。



2008年11月27日

今週土曜日のエンジュクセミナーのレジュメを完成させてメールで事務局に送った。 少し時間切れで不完全な部分があるので、後は補足資料を作成して配ってもらうことにしよう。 2万5000円の有料セミナーということで内容については非常に悩んだが、 エクセルファイルを色々とおまけで付けて勘弁してもらうことにする。 満足してもらえるか非常に心配である。
システムトレードのセミナーや情報商材なんかの宣伝を見ていると、 年に300%の利益!とか、一年で資金が20倍に!などの文句が並んでいる。 売ってる方も売ってる方だが、そんな優秀なシステムが数万円で手に入ると思う方もどうかしている。 以前にも書いたが、自分だったら、自分の開発した満足行くシステムは10億円でも売らない。 だから正直、今回のセミナーについては何を話したら良いか非常に悩んでしまった。
色々と考えた結果、誰にでもすぐに思い付くようなシステムを二つほど例に出し、 ランダムウォークを利用してその有効性を判定してみる、 本当に優秀なシステムは各自で頑張って作って下さい、という感じの内容にした。 こうやって検証してみると、世に売られているシステムなんてほとんどが、 あえて言うならカスみたいなもんである。 と言っても、実際に他人のシステムを買ったこともなければ見たことも無いので、 中には儲かるシステムを数万円で売るような神様みたいな人もいるのかもしれないが。 実はタートルズのシステムすらほとんど検証したことがない。 ロケット工学投資法は比較的根拠がはっきりしていて好みに合ったので、少し参考にしたことはあるけど。



2008年11月26日

オバマ次期大統領が7000億ドル規模の経済対策を検討中とのこと。 積極的な財政出動を提唱しているポール・クルーグマンが、 以前から6000億ドル規模の経済対策が必要と言っていたので、 基本的にはその線に沿った規模ということか。 これで金融危機と信用収縮は一息つくんじゃないかなぁ。日本は知らんけど。

今回の金融危機で日本の財政再建はほぼ不可能になったように思える。 また、アメリカの財政赤字ももうどうしようもない状況だろう。 アメリカの財政赤字は10兆ドル、公的年金や医療保険を含めた累積赤字は53兆ドルに達すると言われている。 日本についても、財政赤字が地方を合わせて1200兆円、 隠れ負債を入れると2000兆円の累積赤字があると言われている。 いつかかなり高い確率で財政破綻が訪れると思うが、それがいつになるのかは、なかなか予想が難しい。
今の日本には大きなGDPギャップが生じている、 つまり需要に対して生産設備が大幅に過剰な状態になっているので、 100兆円くらい紙幣を刷って国民に配布する、 いわゆるヘリコプターマネーを実施しても需要超過にならずインフレにはならないと言ってる人もいる。 何が正しいのか判断に迷ってしまう。 実際にインフレターゲットやヘリコプターマネーについては諸説入り乱れていて、 論争がなされているようであるが。
そもそも不換紙幣であるドルや日銀券が何を根拠に値打ちを保っているのか、 考える所から始めなくてはならない。 基本的に紙幣というのは何かを担保に発行されるものであり、 担保の存在しない紙幣は政府が強制力で流通させても、すぐに価値が無くなりインフレになる。 金本位制においては金を担保として紙幣が発行されるし、 第一次大戦後のドイツのハイパーインフレがレンテンマルクに切り替えた瞬間に奇跡的に終息したのも、 レンテンマルクが農業用地や工業資産を担保に発行されたからである。 本来、日銀券も日銀の資産を担保に発行されるものであったが、 平成10年の日銀法の改正(改悪?)により、日銀券を発行するのに特に担保は要しないことになった。 だから現在は明示的に担保というものは無いが、バランスシートを見ると、 日銀が国債買い切りオペで国債を買い、国債を担保に紙幣を発行する状態になりつつある。 これは実質的には国債本位制であると言える。 今後、国債の消化が滞るような事態になれば、ますます日銀の国債購入は増え、 それに対して紙幣が発行されるようになると考えられる。 しかし良く考えてみると、国債の信用は通貨の信用に基づいているのに、 国債を担保に紙幣を発行するというのは循環論法のようなものではないのか。
ここで一旦、兌換紙幣を考えてみる。 100兆円の金を担保に100兆円の紙幣を発行した場合には通貨の信認は落ちない。 100兆円の金を担保に101兆円の紙幣を発行した場合にも信認は落ちないと思われる。 101兆円中100兆円以上の紙幣が金との交換を要求されない限り、交換不能にはならないからである。 120兆円の場合も大丈夫かもしれない。信認が確保されているうちは、 100兆円以上が金との交換を要求されることはないだろうと皆が考え、 取り付け騒ぎのようなことを起こさなければ実際にも信認が持続するからである。 しかし発行額が200兆円ともなってくると、もう駄目だろう。 ある臨界点までは安定しているが、それを超えると一気に崩壊するような感じになると思われる。 問題は、その臨界点がどこにあるのかということだ。
担保である国債の価値自体が通貨の信認に左右されるので、その担保価値は極めてとらえどころが無い。 政府には徴税権があり、いざとなれば重税をかけて国民から取り立てることができるので、 その徴税権を担保にしていると考えれば、 個人の金融資産1200兆円の2〜3割増くらいまでは国債を発行しても信認は落ちないかもしれない。 そうだとしても毎年何十兆円も赤字を増やしていけばそう遠くない時期に臨界点に達するような気がする。 数年後から十数年後という感じか。
アメリカについては言わずもがな。しかしアメリカの場合は米国債をデフォルトしても、 日本や中国や台湾や中東諸国の外貨準備が焦げ付くだけで、アメリカ国民は守られる。 日本の場合は国債はほとんど国内で消化されているので、形はどうあれ、 国民から徴収して解消することになる。



2008年11月25日

先週、住民税を延滞してるので払えという通知が来た。 第三期分は年末までだと思い違いをしていたので予定が大きく狂った。 何とか工面して払ったが、相場で大損したというのに、何の因果で何百万円も住民税を払わねばならないのか。 それもこれも、飛んだのが昨年末ではなくて今年に入ってからだからである。
それにしても金が無い。どうしてこんなに金が無いのか。そりゃ、相場の金を出金すればあるにはあるが、 種銭を出金すると自分の首を絞めるだけである。 昔は銀行でお金を下ろすのが面倒なので、100万円を束で下ろして机の上に放置しておき、 財布の中が少なくなるとそこから補充していたのだが、 今は普通の人のように足りなくなるたびにATMで数万円ずつ下ろしている。 しかもカードで払えるところは全てカードで払っている。 もうすぐボーナスなんで一息つけるだろうけど。
今年に入って、住民税に数百万、車の修理に100万、業者に頼んだ別荘の石積みに60万、 別荘のウッドデッキその他に90万、結婚費用に百数十万と、金がかかることが多い。 年末には別荘のエアコンで更に20万くらいかかりそうだ。
今年1月の撤退直前には毎日数千万の単位で金が減っていた。 あと1000万やられていたら今の生活は詰んでいたと思う。 逆に、もう1000万あれば大幅に楽になっていた。 その違いは紙一重だったが、良かったのか悪かったのか。 まぁ、時間は不可逆だが。

金の買い越しもほとんど無くなったし、次なるスイングネタとして寄りからゴムを買ったら爆下げ。 金買いの利益が吹っ飛んだ。下手過ぎる。 これだけボラがあれば、一ヶ月2円の鞘滑りはスイングで何とかクリアできるとは思うのだが、 どんなもんかなぁ。



2008年11月24日

疲れが溜まっているので家でゴロゴロしていた。

佐野眞一「阿片王 満州の夜と霧」を読んだ。 満洲において、陸軍の特務機関を通じて行われた阿片取引は、満州国建国の資金源となり、 後には収益金が甘粕正彦を通じて東條英機に流れたと言われている。 当初、満州においては阿片は徐々に禁止していく方針であった筈が、そのあまりの旨みのためか、 いつしか関東軍だけではなく政府機関も大々的に阿片売買に関与するようになる。 専売に供する阿片が足りなくなると三井物産を経由してイランから輸入したり、 熱河作戦など、数々の軍事行動が阿片の確保を目的に行われるようになった。 そのなかにあって、上海を中心に阿片取引を一手に掌握し、 満州国経営を裏から支えた里見甫氏についてのドキュメントである。
所々、文章に酔ったかのような佐野節が出るが、それが気にならなければ(個人的には結構好きだが)、 なかなか興味深い。 里見氏に比べたら児玉誉士夫も笹川良一も小物という証言が複数の人から出てくる。 惜しむらくは、もうかなり昔の出来事になってしまったので、当時の関係者で存命している人が少なく、 取材が難航を極めたことである。 結局は核心に迫ることなく時間の壁に阻まれて敗退という感じになっているのが残念だ。
佐野さんの文章の良いところは、取材で解明できた部分と想像で繋げた部分、 それに著者自身の考えを、きちんと分けて書いている点である。 最終的な判断を読者に委ねるという点では歯切れの悪い運びになるが、 物事をできるだけ改変せずに伝えようという姿勢が感じられて個人的には高評価である。 書き手の主観でいくらでも事実が捻じ曲がる危険性を良く理解している人だと思う。



2008年11月23日

今晩もOBで飲むという話があったが、徹マンでドロドロに疲れていたので、 金沢に帰ってきてしまった。京都でサンダーバードに乗って寝て起きたら金沢だった。 瞬間移動した。 帰ってからも寝た。



2008年11月22日

午前中は奈良ホテルへ。結婚式の最終打ち合わせを行い、料理や席配置、メニュー表の印刷、 装花や卓上花やブーケを決めた。花がまた、どこの国の話かと思うくらい金がかかる。 ブーケが3万円、テーブルに飾る花が20万円である。 町の花屋さんに頼めばずっと安く作ってくれると思うのだが、ホテル専属の花屋さんがあって、 そこだけ別世界の相場が形成されている。 以前に決めた衣装のレンタルが50万円で、諸費用を入れると確実に100万円は超えるな。 20人くらいのこじんまりした式だから大した事にはならんだろうと思って、 値段について事前にほとんどリサーチせずに進めていたら、想像とかなり違う事態になった。
実は結婚式というのは、人数に関わらずかかる固定費の部分が大きくて、 人数が多くても少なくても金がかかるのに違いは無いということがわかった。 人数に比例する費用はその分ご祝儀が増えるから、あまり問題にはならないようだ。

午後から京都へ移動。なんでこんなに人が多いのか。荷物をコインロッカーに入れようと思ったが、 探せど探せど空いているロッカーが見つからない。 偶然、ちょうど荷物を取り出した人がいたので、その人の後に入れることができた。

母校の学園祭を見て回って、大学時代のサークルの模擬店や出し物に顔を出した。 教育学部の建物で居酒屋をやっていたので、二人でしばらくまったり。 妻は明日、東京で友人の結婚式があるので京都駅へ。 自分は同じサークルOBの友人たちと馴染みのモダン焼き屋さんへ。 来たのは2年ぶりだが相変わらずマスターが覚えていてくれていた。思えばもう15年以上になる。 それにしても、ここのマスターは昔から変わらない。歳を取っている様子がない。 店の中も昔と全く同じだし、不思議な気分になる。

その後、サークルの後輩(彼もOB)と現役のサークル員の後輩で朝まで麻雀を打った。 そして、今までで一日あたり史上最大の負けを喫してしまった。5△円ほど負けた(△は伏字)。 といっても、三麻の割れ目ありでトップ取れば1.5△円くらいになるレート (サイコロ振ってレートを決めたら最大の目が出てしまった)で、 一半荘10分〜30分くらいで必ず誰か飛んで終わるような麻雀を何十半荘か打った後の5△円の負けなので、 止め時によってはどう転んでもおかしくなかったのだが。 麻雀はもう数年に一度しか打たないような状態で、点数計算もすぐに出てこないので、 ほとんど計算してもらっている状態。時々打っているというOBの後輩が1△円くらい負け、 日常的に打っている現役の後輩が6△円勝つという、順当と言えば順当な結果に。 前回、2年前にこのサークルで打ったときにもお金を何△円か撒いて帰った記憶があるし、 もう日常的に打ってる奴には勝てんな。 現役時代に後輩からカモった分を卒業後に利子をつけて返してるようなものだ。



2008年11月21日

午前中、彼女と一緒に婚姻届を出しに行った。 11月22日(いい夫婦の日)はさすがにベタ過ぎるので回避して一日ずらした。 21世紀美術館のタレルの部屋で結婚指輪を交換し、美術館のとなりの市役所で提出。 最初、提出しようとしたが、記念にコピーを取ろうと思っていて忘れていたので、 市役所内でコピーを取ってから再び窓口で提出した。 特に実感は無し。彼女の方は名前が変わるので色々と感じることもあるのかもしれないが。 関係ないけど窓口のお姉さんがかなり美人だった。

彼女は、というか妻はウェディングドレスの打ち合わせがあるので、そのまま奈良へ。 自分は職場へ戻って仕事である。仕事の後、自分も奈良へ移動。 実家で合流した。

相場の方は、金の日計りで61円幅取った。昔は一日数円しか動かなかったのに、時代も変わったものだ



2008年11月20日

新生銀行もサービスが落ちた。 この前、事情があって1000万円下ろしたのだが、店内のATMでお願いしますと言われた。 1000万円、帯封も無しにATMでバラで下ろして持って帰れという積もりだろうか?  機械のミスもあるので、ATMでバラで降ろしたお金は5万円でも100万円でも、 いつもその場で数えることにしている。1000万円数えろと?  別の時、新札をくれと言ったら、そんなサービスはしていないと言われた。 税金か何かの納付書に支払い場所の一覧に新生銀行の名前があったので、 支払おうとしたら、他の銀行でお願いしますと。だったら何で名前があるんだよ。 他行振込み手数料無料なので、例の1000万円は別の銀行に送金してそっちで下ろすことにした。 他行振込み手数料無料が無くなったら口座を持ってる意味が無いな。
窓口対応も、もうちょっと愛想良くしたらいいのにと思う。 北國銀行なんか、いつも窓口のお姉さんの笑顔で癒されるし、 少々無理なことを言っても親身に聞いてくれる(本当に無理なことは、文字通り聞いてくれるだけだが)。 そういえば福岡銀行もそんな感じだった。地方で都市銀が苦戦するのもわかる気がする。
口座のある銀行に親しみを感じている人は、他行より少々条件が悪くなっても解約したりはしない。 自分も未だに福岡銀行の口座をクレジットカードの引き落とし口座に使っている。 しかし、一回数百円の振込み手数料やコンマ以下の金利の違いに釣られて金を預けている客は、 そのわずかなサービスが無くなれば即座に資金を引き出すだろう。 外資の感覚とは少しズレているのかもしれないが、日本人を相手に商売するなら、 ある程度は日本的なやり方も取り入れないと厳しいのではないかと思う。



2008年11月19日

朝一にクラックを仕切り、午後に仕掛け直した。 久しぶりに注文ミスをやってしまい、対策に右往左往。 原油の板の薄さがそろそろ限界に近くなってきた。 玉を仕込むのに30分くらいかかる。その間に相場が動いてしまう。 成りで出したら酷いと200円くらい滑る。もうだめだ。

晩まで仕事である。金沢は、昨日は霙が降ったと思ったら今朝は雪が積もっていた。 まだ11月なんだが。雪を踏みしめながら帰宅した。

元厚生次官宅が相次いで襲撃され、夫妻が殺害されたようだ。 年金問題について厚生労働省に責任があるとしても、 多くの関係者が多かれ少なかれ広く責任を負っているわけで、 それに対して特定の数人を殺傷するというのは理解不能である。 そんな考えもできないほど頭が狂っているのか、関係者を片っ端から襲撃するつもりなのか。 どちらにしても不気味な話である。 もし犯人が正義の味方気取りで犯行を犯したのだとすれば、それは勘違いもはなはだしいと言うしかない。 血盟団みたいなのが出てくると世も末だが、そんな思想的な背景も無い短絡的な犯行に思える。



2008年11月18日

午前中は近場に出張。何とかプレゼンをこなし、午後は職場に戻って仕事、 夕方に再び出張先に戻り、片町へ。 いつもの割烹に案内して加賀料理を食べ、その後はいつものお店へ。 またカニの季節がやってきた。北陸の楽しみの一つである。 午前1時半に帰宅。最近、寝不足が続いていたため、倒れるように寝た。



2008年11月17日

今日は近場に出張である。夜はホテルで会食。ちょっと飲みすぎてしまった。 家に帰ってプレゼンの準備をしようと思ったが、酔いのせいで頭が働かず。 3時間ほど寝て、徹夜で仕上げた。



2008年11月16日

プレゼン準備が間に合わない。朝からずっと仕事である。

立体駐車場の地上部分が空いたので、地下から移れることになった。 確か8人待ちと言われた筈だったのだが、自分より前の7人はどうなったんだろうか。



2008年11月15日

ヒラリー・クリントンが国務長官になるようだ。これはまともに務まるのか?  田中真紀子外務大臣よりは遥かにマシだとは思うが。 クリントン氏に関しては、どちらかというと国内問題が専門で、外交は専門外というイメージを持っている。 その外交にしても、大雑把には中国重視で日本は無視という感じであるし、 日本にとっては厳しい状況になると思う。



2008年11月14日

FRBが所有している金を銀行に貸し出して、金キャリー取引を推奨しているという話があるようだ。 にわかには信じられない話である。キャリーで儲かるのは年間で数%、 それに対して金価格の変動は毎日数%あるので、リスクとリターンのバランスが悪すぎる。 もし本当に銀行筋が金の現物を売っているのなら、FRBが銀行を隠れ蓑に保有金の売却を進めているか、 金価格を必ず暴落させるという密約があるか、 もしくは何らかの損失補填の仕組みがあるしか考えられない。
地球上には金は退蔵されている分を合わせても14万トンしか無いのだが、 FRBは一説によると3万トンほどの現物を保有していると言われている。 公式の保有高は8000トンほどなので、残りはワシントン合意の枠外でいくらでも売却できる。 確かに数万トンの単位で売却されれば需給はダブダブになるだろう。 そうだとすると当面は上がり目は無いような気もする。 しかしFRBが売り出したものをそっくり中国や中東諸国が買ってしまったら、 これはえらいことになるかもしれない。



2008年11月13日

田母神氏の例の論文を読んだ。これは久々のヒットだなぁ。面白過ぎる。 日中戦争も日米開戦もコミンテルンの陰謀かよ。真面目に書いてるのが凄いな。 そうだとすると、日本は何の主体性もなく、ただ陰謀に巻き込まれて泥沼に嵌っただけということになる。 それはそれでどうかと思うのだが。
内容は置いておくとしても、単純に文章だけ見ても、「〜という気がする」なんて言い回しが多用されていて、 小学校の読書感想文ですかと。 起承転結も無く、書きたい事を順番も考えずにただ漫然と書き連ねただけ、 読者を引き込むような導入も無く、勢いも感じられない。他人に読ませる文章じゃないぞ。 ましてや300万円の価値が有るとはとても思えない。
あまり本を読まず文章を書いたことの無い人だとすぐにわかってしまう。 論文というからには、問題提起→先行研究紹介→自説の展開と論証→結論、 という感じで進めるのが標準的だが(もちろん例外もあるが)、 たぶん読み手のことなど何も考えていないのだろう。 誰かに構成とか文章表現とか手直ししてもらえば良かったのに。 この読書感想文より遥かに格調の高い文章を書く人は、例えば芳名録やブログの書き手にもたくさんいる。 これは渡部昇一氏など、選考に関わった人の品格まで落ちるな。 たとえ出来レースであったとしても、文章で食っている人がこの読書感想文を推したらあかんだろ。
この件について、石破茂氏が結構まともな論評を書いていて見直した。



2008年11月12日

一日中仕事をしていた。 来週にプレゼンをしないといけないのだが、準備が全く間に合ってない。



2008年11月11日

年金特別便が来ていた。中身を見たが、記録には特に問題無し。 それにしても、返信用の用紙と封筒の大きさくらい合わせてもらいたいものだ。 これだからお役所仕事は…(後から聞いたところ、実は縦横ともに二つ折りすれば丁度入るようだ)。

来年1月に南アフリカに出張に行く予定である。 8月末に既にホテルなどは確保したのだが、南アフリカランドの暴落で、今予約すれば半分くらいで済んでいた。 自分が出すわけではないのだが、もったいない。 それにしても、関空でランドに両替しようとすると、買いが1ランド=12.2円、売りが1ランド=7.20円という、 ボッタクリのようなスプレッドである。要するに、両替した分は余らせず全て使うようにということやな。 経由地の香港で両替すれば少しはマシかもしれないが。
現地の治安は相当悪いようである。 ヨハネスブルクでは、ホテルの前で空港バスを降りた瞬間に誘拐されたりとかしているらしい。 レンタカーで信号待ちをしている所を銃撃され、現地の警察に、 赤信号だからといって交差点で止まるのは非常識だと怒られたという話もネットで見た。 幸い、目的地はヨハネスブルクよりは治安は確保されているらしいし、 同行者が何人かいるので、できるだけ集団で行動することを心掛ければ大丈夫のようだ。
いつもは海外旅行に行っても旅行保険はかけないんだけど、さすがに今回は加入した。 誘拐されたときに身代金は保険金から出ますか?と聞いたが、身代金は出せないそうだ。



2008年11月10日

6時ごろに起きて、コンクリートが垂れて固まった所を紙やすりで落とした。 ビー夫妻に駅まで送ってもらい、中村を後にした。

土佐くろしお鉄道に乗りながら、時々しかネットに繋がらない状態で焦って売買したらメチャクチャ滑った。 原油3月の今日の高値を値付けしてしまった。 というか、5番限になって数日しただけで出来高200枚って、銘柄として終わってるんじゃないだろうか。 ガソ先でさえも1万枚出来ないし、もうクラックには未来は無いかも。
寄り前の板状況を見ながら、原油の寄り付きの飛んだ値段を拾う手法はしばらく小遣い稼ぎになると思うので、 お金が欲しい人には是非やってもらいたい。 みんながやってくれると値が飛ばなくなって助かるんだけど。

特急南風、新幹線のぞみと乗り継いで、2時頃には大阪に到着。そこから車屋さんに行き、車を受け取った。 結局、クラッチ不調の原因は正確には不明だが、恐らく、劣化したゴム類の破片がフルードの中に浮いていて、 それが詰まったり外れたりしていたのかもしれないとのこと。 エア抜きして、クラッチレリーズをオーバーホールして、クラッチマスターを交換したら、 ようやく症状が出なくなったそうだ。工賃その他、諸費用を入れて9万円である。
それにしても、燃費も悪く故障の多発するイタリア車を維持し、高知県に別荘を建て (維持費はそんなにかからないが、改善費と金沢からの交通費がかかる)、 時々、片町で美味いものを食ってラウンジに飲みに行く、という生活は、 明らかにサラリーマンの身の丈を越えてるな。 独身ならそれでも回るが、結婚した場合にはどうしても月何万円かの赤字になる。 何億円もある時は気にならんかったが、今となっては少し考えなくてはならない。

車は好調で、途中、少し雨に降られたが、無事に金沢に到着した。



2008年11月9日

今日は朝から、ひたすら別の所の土を掘っては石積みした所に入れて行った。 石積みによって土地が拡張されたので、土が必要なのである。 ビー夫妻と自分と彼女の4人で、掘っては埋め、掘っては埋め、の繰り返し。 みんなの協力もあり、夕方には何とか様になった。

明日には金沢に帰るし、ビー家も海外旅行に行くとのことで、 両家で残った食材を使って豆乳鍋と焼きそばを制作。 あと、スーパーで牡蠣が一個100円で売ってたので、4個買ってきてフライパンで焼いて一人一個ずつ食った。 いやぁ、こんな美味いなら一人5個くらい買ってくれば良かった。それでも一人500円だし。



2008年11月8日

昨日は天気が良かったのに、ついに予報通り雨が降り出した。 小雨だから大丈夫だろうと思ってコンクリートを練っては詰めて行ったが、その後、 本格的に降り出して上の方が流されてしまった。 何とか5時間くらい降らないでいてくれたら固まるんだけど…。
ビーちゃんがみんなのためにパンを焼いてくれたが、 練ったコンクリートを残しておくと、すぐまたズブ濡れの作業服を着て作業を再開しないといけないので、 雨の中、一人でひたすらコンクリートを詰めていた。 やっと練った分を詰め終わり、ビー家でパンとエスプレッソを頂いた。 焼き立てのいい香りがする。しかも美味しい。
しばらく休んでから、流された所を塗り直した。

今回、初めて雨に遭遇したので、敷地の雨水の流れについて色々と情報を得ることができた。 上の土地や道路の水が根こそぎ流れ込んできて、 敷地の微妙に窪地になっているところがぬかるんでドロドロになる。 砂利を敷いても、砂利の下に水が溜まり、徐々に砂利が沈没して土が現れてくるので根本的な解決にはならない。 新光ナイロンのヘチマロンを埋めて対処しようと思っているが、 ようやく具体的なイメージを持つことができた。年末に出来るところから徐々にやろう。

朝9時に、相場表を立ち上げてスタンバイしていたのに、9時を過ぎても何も動きが無い。 ここでやっと土曜日ということに気が付いた。こっちにいてると曜日感覚が無くなる。

さすがに寒いのでエアコンを付けようと思い、ヤマダ電機に買いに行った。 20畳くらい対応のやつって結構高いんだなぁ。 しかも、今日買っても明日には設置できないと言われ、今回は無しで過ごすことにした。 しかし年末には買わなくては。

今晩は、うちで、ビー家と合同で持ち寄り。彼女は、たこ焼きを作り、 ビー家からは唐揚げやあんかけなどが提供され、ボリュームたっぷりの夕食であった。 たこ焼きは紅生姜入りでピンク色で、ちょっと大丈夫かなと思ったが、普通に美味しかった。



2008年11月7日

一日中、石を積んでいたので金の指値が通っただけ。

天気予報も良くないので二日か三日かかるかと思いきや、天候にも恵まれ、一日でほとんど積んでしまった。 明らかに経験値が上がっている。 昨日のうちに使えそうな石にチョークで印を付けておいたので、 今日はユニックであっち行ったりこっち行ったりしながら印の付いた石を取ってくることができた。
前回は、いちいちユニックを動かすのが大変なので、 クレーンのアームの範囲内にある石を適当に取ってきてしまっていた。 どれが積み易い石かとかも良くわかっていなかった。 今回は積み易い石ばかり取ってきたので、その時点でまず有利であった。 しかも積極的に大きな石を選んだ。 前回はクレーン操作にも不慣れで、大きいのは怖いので中くらいの石ばかり選んで、数が多く手間がかかった。 やはり下の石が大きく、上に行くほど小さくなるのがバランス的にも美しい。 また、上に積む石が難しくなってしまう積み方がわかったので、 そういう積み方を避けて積んだらやり易くなった。
それでもやはり完璧には行かない。しかし前回のよりは遥かに上手に積めた。 出来ることなら前回積んだ所もやり直したいところであるが、機能としては問題ないので、 当面はこのままにしておく。
しかしやっぱり、きっちり積もうと思ったら経験者が3人は必要だな。 一人はクレーンを操作する、もう一人がピッタリ位置を合わせる、 残りの一人が間に小石を詰めたりして固定する、という感じで。 位置合わせと固定を一人でやったので、どうしても数cmくらいズレてしまう。 まぁ、少し離れて見れば気にならない程度だが。

普通に面を合わせて積むのは、あと一回ぐらい経験すれば普通に綺麗にできるようになると思う。 時々、町中で、大きな凸凹がありながら趣のある石積みを見掛ける。 これはなかなか難しそうだ。乱雑さと趣は紙一重で、たぶん今の自分が積んでも趣は出ないような気がする。

ホームセンターで、モルタル160Kgと砂利135Kgを購入。レンタカーに積んだら、 重さでタイヤとフェンダーが干渉しそうになった。荒い運転をするとフェンダーが割れそうなので、 ソロソロと運転して戻ってきた。



2008年11月6日

8時半頃に中村駅に到着。レンタカーを借り、別荘へ。ウッドデッキは良い感じに出来上がっている。 春や秋に昼寝するには絶好だなぁ。
石積みの続きをやるため、さっそく石積み予定の場所を掘り始めた。 昼頃、作業を一時中断して、裏の石積みをやってくれて、更に今回、石を分けてくれる土木屋さんと、 ウッドデッキを作ってくれた建築屋さんに挨拶して回った。 午後から作業を再開し、夕方には概ね掘り終わった。
次に、土木屋さんの工事現場に行って、使えそうな石にチョークで印を付けてまわった。 前回は暗中模索という感じであったが、今回は、前回の経験や、石積みの本で勉強したこと、 それに町中の石積みが目に付くようになり目が肥えたこと、 などによって石の見立てもできるようになったので、適切に石を判定できるようになった。 端的に言えば、ツラが揃うように置いたときにトモが下がり、しかも奥行きがあって安定しているものが良い。 理解してしまえばどうってことないことなのだが…。

晩御飯はビー家にお邪魔して両家持ち寄りで食べた。



2008年11月5日

アメリカの次期大統領にオバマ氏が決まったようだ。 しかしいまいちオバマ氏の経済政策が見えてこないなぁ。

小室哲哉が逮捕された。時代の移り変わりを感じる。 海外事業で100億円以上の損失を出したらしいが、騙されてカモられたんじゃないのか?  才能ある人なんだからまた頑張って欲しいものだ。

金沢から大阪へ移動。用事で先に関西に来ている彼女と待ち合わせて河豚を食った。 夜行バスで中村へ向かう予定なのだが、 23時にバスが来る筈なのに名神の事故だとかで何時までたってもバスが来ない。 寒風が吹く中で2時間ほど待たされてようやくバスが到着。自分は大丈夫だが、彼女が寒さで相当まいっていた。 バスはそこそこ快適で、すぐに眠りについた。



2008年11月4日

9月末に職場の顧問弁護士の先生と面談した際に、先物会社で講演をするというのは不適切ではないのか? と指摘されたことに対しての反論文を書き上げて提出した。 書いているうちに長文になり、A4で8ページくらいになった。 先物取引の歴史から書き起こし、取引の仕組み、世の中にどう役に立っているのか、 自分と商品先物との関わりの経緯、また、先物被害の本質などについて書き、 自分の講演の意義について説明した。

相場再開後の収支はプラスとマイナスの間を行ったり来たりしている。 早いとこ究極システムの構築に取り組みたいものだ。 まず名前を付けなきゃ。四万十システムにしようかな。

エンジュクでセミナーやることになった。有料セミナーで料金は2万5000円だそうだ。 こちらの懐には、基本講演料+規定人数を超えた場合は超えた人数×数千円が入る。 今までの講演会でやったような感じの内容に加えて、エクセルを使ったシステムの作成法とか、 ランダムウォークと比較してカーブフィッティングの具合を検証する方法だとか、 複利運用の最適な資金配分の求め方なんかをやろうと思っている。
儲かるシステムを公開、なんてことはしないし、そんなものが2万円や3万円で公開されるわけが無い。 まぁ、それは各自試行錯誤して見つけて下さいということで。 自分で既にシステムを組んで売買している人には金を払ってまでセミナーを受ける価値は無い。 そうでない人にとっても、このHPの相場入門の簡単な売買システムの作り方を読んで、 後は掲示板の過去ログのシステム関連の記事を丹念に読めば、 わざわざセミナーに参加しなくても良いかも。



2008年11月3日

今日は県内出張。イベントでブースを出して展示と解説をやった。 後で知り合いに、テレビに映っていたよと言われた。 お昼のニュースでかなり長めに映っていたそうだ。 カメラが来ていたのは知っていたが、そんなに目立っていたとは。
ここしばらく今日の準備に忙殺されていたが、ようやく仕事も一段落。



2008年11月2日

仕事が終わらず職場へ。 明日も仕事である。



2008年11月1日

定額給付金に所得制限を検討しているらしい。 高額所得者を除外したところで給付総額は大して変わらないわけだから、 これは単なる選挙前の人気取りとしか考えられない。 効果も一時的だろう。
そういえば地域振興券、結局使わずまだ取ってある。値打ちは出んだろうなぁ。



2008年10月31日

今月の利益率はマイナス33.6%であった。派手にドローを食らったものだ。 それもこれも金の買い下がりのせいである。

金は安値で買い直したいところ。希望通り下げてはきたが…。



2008年10月30日

仕事で一日が終わった。

経済対策で、土日祝日に高速道路を1000円で乗り放題にする案があるらしい。 これ、いいなぁ。例えば1000円で金沢から高知まで行けるんだろうか? ETCを付けなくてはならないようだが。



2008年10月29日

あまりに仕事が山積しているため、職場に泊まり込むことに。

金は調子良く上げている。月曜日の撤退は失敗だったなぁ。 金の現物は需給が逼迫しているようで、売られ難い地合いが続くか。 世界的に金貨や白金貨に買いが殺到して品薄状態になっているとのこと。 ちなみにカナダ造幣局は既にメイプルリーフのプラチナコインの製造を終了したそうだ。 アメリカのイーグル白金貨も製造を停止。コインを作るための地金を高値で購入して、 ヘッジしてなかったのかもしれないね。
金は、どこかの国家が破綻すれば在庫放出で下がるかもしれない。後は為替くらいか。



2008年10月28日

2時間ほど寝てから「賭博覇王伝 零」を読む。つうか、福本伸行もこんな漫画で油を売ってないで、 カイジの続きを描いてくれ。できれば銀と金の続編も。鷲巣麻雀も終わりそうで終わらんし。

8時頃にネカフェを出て、特急しらさぎに乗って金沢へ帰還。家で軽くシャワーを浴びてから出勤。 深夜に帰宅。寝不足で頭が働かない。

岐阜城の頂上付近の石垣がしっかり作られていて素晴らしいと聞いていたので、 是非見たかったが、今回は時間が無かった。今度またゆっくり訪れたいものである。



2008年10月27日

今日から岐阜へ出張である。その前に私用で名古屋に寄らねばならない。 7時に起きて大阪駅へ。名古屋まで新幹線で行くことにしたが、 もう少し早起きすれば近鉄特急で安く行けた。夜更かししたせいだなぁ。

名古屋で用事を済ませ岐阜へ向かう。JRで30分もかからず到着。完全に岐阜は名古屋圏内だ。 夕方まで仕事をし、晩はみんなで飲みに出た。おしゃれな感じの居酒屋の後、イタリアンへ。 寝不足で結構フラフラである。
午前2時頃に解散。どうせ明日の朝も早いのでネカフェにでも泊まろうと岐阜駅のあたりを歩いたが、 何も無い。ネットで調べると、徒歩で20分くらいの所にネカフェがあるらしい。 何とかそこまで歩いて3時頃に入店。
ネカフェでは「大いなる完」の続きを読む。サラリーマン金太郎なんかもそうだが、 本宮ひろ志の、心意気だけで全力でぶつかって道を拓くというパターンは、おとぎ話に近いな。 非現実的すぎて理想にすらなり得ない。 作者の理想とする人間像や人生観が透けて見える漫画は、どうも鼻について好きになれない。 その点、「新・男樹」なんかはそういうのが無くて良い。本宮氏の作品の中では一番好きである。

生き残り優先のため、寄り付きで金の買い玉を半分ほど落とした。 これで金策の状況にもよるが、1000円程度まで下げても凌ぐことができる。 寄りから上げたので高値で更に少し落とし、下げて来たので高値で落とした分を買い直した。 今日の寄りで落とした分は2200円で売りの両建てを入れたと仮想的に考え、日柄を見ながら買い戻して行く。 平均して2200円より下で買えれば、今日の減玉は正解ということになるが…。



2008年10月26日

仙一さんに引き続きnatsuzohさんも打撃を食らった模様。スイング系統の人には受難が続くなぁ。 基本的に、相場はランダムウォークか、ランダムウォークよりむしろトレンド成分が多いので、 長い目で見るとスイングにはほとんど優位性が無い。 優位性があるとすれば、唯一、値段はゼロにならないということだけである。 ゼロにはならないという点を優位に生かすには、 買い下がって半値に落ちてもレバレッジが数倍に収まる資金配分にせざるを得ない。 そうなると、期待収益率は年間5%〜10%とかいうレベルになるし、 それに比べてドローダウンは数十%ということになる。 その程度のリスクとリターンのバランスなら、システム売買など、 何か他の手法でもっと良いものがあると思う。
と言いつつ、自分も金のスイングをやっているのだが。

車を診てもらうため関西へ乗って行った。相変わらずクラッチペダルは頻繁に床まで抜けてしまうが、 クラッチの切れる踏み方のコツがわかったので運転に支障はない。 途中、雨に降られて散々だったが、晩には車屋さんに到着。

出目のろっぽさんと合流し、西九条で洋士さんとも合流して飲んだ。 明日の朝、早いので、もったいないからネカフェにでも泊まろうと思ったが、 カプセルホテル2600円というのを見つけてそこに決めた。 しかし風呂は無し。コインシャワーが10分200円である。 これはシビアな戦いだなと、コインを入れて猛スピードで頭と体を洗ったら、7分で終わった。 なんだ、結構余裕じゃないか。 昔、住んでいた下宿のコインシャワーを思い出した。20分100円だったかな。
カプセルホテルは結構好きなのである。 たいがい休憩室みたいなのがあって漫画が置いてあるので、ダラダラ過ごすことができる。 本宮ひろ志「大いなる完」を読んでたら3時くらいになってしまった。



2008年10月25日

相場の新しいシステム売買のアイデアを思い付いた。 巷のシステムの問題として、いくら過去データにフィットさせても、 所詮はカーブフィッティングに過ぎないのではないかという疑念が拭えないのと、 仮にシステムに優位性があったとしても、 常時通用するわけではなく、ドローの続く期間が必ず発生してしまうという点があげられる。
相場は色々な投資手法の混合体であり、ある手法が優位性を持つと、 その手法を用いる人が多くなり総資金も増えてくる。しかし一旦それが曲がり始めると、 今度は増えた資金が逆に足枷となって、その手法をやっている人が激減するまで逆に動く。 結局、そういう有利な手法の移り変わりというのが常に起きているのが相場なのである。 システム売買は、そういう優位性の移り変わりのサイクルの一部の期間でしか有効に働かない。 過去データで儲かっていても、 明日からは数年にわたる儲からない期間に突入することになるかもしれないのである。
あらゆる相場状況に対応するには、何か指標を使ってシステムを作ったり、 複数のシステムから選んだりするのではなく、それよりも一レベル上の分析が必要になってくる。 つまり、市場をブラックボックスとして扱うのではなく、 市場の内部要因の中身を分析することが必要になってくるのである。
そこで考えたのは、スイング、難平、乗せ、順張り、逆張り、などの投資手法、レバレッジの大小、 投資期間、ごとに多数の仮想投資家をコンピュータ上に構成し、過去データに最もフィットするような、 各仮想投資家の資金構成を求めるということ、つまり一種の逆問題である。 現在の各仮想投資家の資金構成がわかれば、下げている場合でも、投げが出やすい状況か、 安値売り込みになって反発し易い状況か、などが判定できるし、短期予測も可能になる。
もしこれが出来れば、相場状況の違いだけでなく、ありとあらゆる種類の相場に適用できると思う。 想定する代表的な投資行動を10種類、レバレッジと投資期間をそれぞれ100段階で細分すると、 10万変数の最適化問題になり、経験からすると不可能ではないが、 とんでもない量の計算が必要になってくる。スパコンでも使えば一瞬だが。 時間ができたらちょっと考えてみるか。



2008年10月24日

昨日に引き続き金の買いで大きくやられている。考えどころだなぁ。 下まで買い切れば、当分は売買に困らない良いスイングネタが出来るので、もうずっと金だけ売買できるのだが…。 価格はゼロにはならんし、その前の1400円くらいでは止まると思うのだが、 そこまで考えるには色々と金策が必要である。

晩は片町へ。今シーズン初めて香箱を食べた。禁漁じゃなかったっけ。偶然、網にかかったりしたやつはいいのかな。 いつものお店のママさんに結婚祝いにペアのマグカップを頂いた。 そねっちさんにもマグカップを頂いたし、食器が増えて楽しい。



2008年10月23日

相場再開後の利益が無くなりマイナスに突入した。 あーもう、相場止めた方がいいかもな。

1930年代の世界恐慌の際に、フーバー大統領は 「株価下落は経済のしっぽであり、ファンダメンタルズが健全なので経済は問題ない」 と言って信用収縮を放置し、傷を広げた。 日本のバブル崩壊後においても資本注入の遅れが不況の長期化につながった。 アメリカや欧州各国はこれらの事例から教訓を得ているはずで、 必ず無制限に流動性を供給して対処することになると思う。 そうなるとやはりインフレは避けられないのではないか。



2008年10月22日

ガルフ−日本のパナマックスのフレートとバルチックのBPI指数を、 ネット上から自動取得してサーバーに蓄積しているのだが、 保存期間を1年間にしているのに、一年以上データを読み込むのをサボっていて、 昨年10月分のデータの一部が失われてしまった。 しまった!と思い、ネット上を探索したら偶然、昨年10月のフレートを記録しているページを見つけ、 データを無事に補完することができた。 それにしても、もう穀物は取引するつもりもないのに、いつまでデータを記録し続けるか迷う。 データソースを教えるので、誰かに引き継いでもらいたいものだ。
ガルフベーシスとタイゴム現物価格とシンガポール石油製品価格もずっと記録している。 面倒だけど、もったいなくて今さら止められない。



2008年10月21日

彼女が商店街の抽選で梨を7個当ててきた。甘くて美味いな。

国民新党が緊急金融安定化対策で、 株価乱高下の一因となっている日経225先物を廃止すべしと提言しているらしい。 全く何を考えているのか。日経225先物を廃止してもCMEやSGXへ流れるだけで、 日本市場が空洞化するだけではないか。 マーケットの存在意義が全くわかっていない。 そんなんだったら、株式市場も廃止したらいいね。そうすれば株価下落も無くなる。 株は全て、企業が直接、定額で希望者に売るようにすれば良い。アホちゃうか。
政治家がどんどんアホになって行くなかにあって、良識ある官僚の方には頑張ってもらいたいものである。 しかしそれもあまり期待はできないか。



2008年10月20日

職場の健康診断であった。一時、最大値で79Kgあった体重が73Kgになっていた。 彼女が毎日ご飯を作ってくれて、外食が少なくなったせいかもしれない。 大学時代の平均体重が65Kgくらいなので、まだ下落余地はあるかも。

彼女が知り合いからアケビをもらってきた。子供の頃に裏山に自生していたのを食べて以来である。 羽二重餅のような感じで甘かった。



2008年10月19日

自転車のパンクを直そうと、チューブを取り出して水を入れたバケツに沈めてパンク箇所を探すが、 いくら探しても穴が見つからない。どうやら虫ゴムが緩んでいただけのようだ。無駄骨である。

車をよくチェックしてみるが、フルードが漏れている様子はない。 メカニカルな不具合じゃないかなぁ。 来週末に関西に持って行って診てもらうことになった。



2008年10月18日

休日だが、やらねばならない仕事が山積していて一日潰れた。

来月の上旬に中村に行って石積みの続きをやることにした。 ところで、彼女の先祖は城の石積みを施工したりしていたそうである。 こんな所に石つながりがあるとは…。



2008年10月17日

彼女が買ってきた東野圭吾「幻夜」を読んだ。 「白夜行」の続編にあたるのだが、白夜行で調子が出たのか、流れるような文章で、 乗りに乗っているという感じ。引っ掛かりなくすらすら読めるが、その分、内容は空虚になった。 主人公も白夜行では魔性の女だったのに、いつの間にかただの偏執的な女になってしまった。



2008年10月16日

彼女が東野圭吾「容疑者Xの献身」を買ってきたので読んだ。映画も良かったけど原作もいいなぁ。 物語の今後も気になる。花岡靖子はおそらく執行猶予か起訴猶予になると思う。その後はどうなるか。 それにしても、完全に計算するなら、最初から、 事件を隠蔽するのではなく正当防衛と見られるよう偽装する方向に力を注ぐべきだったのではないか。 まぁ、そうしていたら物語にならないが。

数学というのは魅力的な学問で、個人的にも未だに時々暇なときに、 リーマン予想とかオイラー定数の無理性とか奇数完全数の問題とかコラッツ予想とかを考えてみたりするが、 全く話にならない。 そもそもゲーデルの不完全性定理によれば、数学には証明不可能な命題が存在することが示されているので、 リーマン予想が証明不可能な命題である可能性もある。もしそうならば、 それを証明しようとしている人は徒労を重ねているだけということになる。 もっとも、ある命題を証明するために色々と努力することでその分野が発展するということもあるので、 一概に徒労であるとは言えないのだが。



2008年10月15日

彼女がホームベーカリーでパンを焼いている。 オリ貿のポイントで貰ったやつだが、なかなか便利に使っているようだ。 レーズン自動投入機能付き、というのを見て何だか笑ってしまった。



2008年10月14日

梁石日「闇の子供たち」を読んだ。 タイでの児童売買春や、生きた子供からの臓器移植を題材にした小説である。 どこまでノンフィクションなのか判別することはできないが、 感じとしてはノンフィクション半分、フィクション半分といったところか。 東南アジアにおける買春、特に児童買春となると、日本人よりもむしろ欧米人の方が多いと聞いたことがある。 しかし報道では、ほとんどが日本人であるかのような報道が多い。 この本では偏り無く書いてあるように思える。



2008年10月13日

REITの一つが破綻か…。元より中身のわからないパッケージ商品に興味は無いが。 不動産投資するならアパートやビルを土地ごと一棟買いするのが一番では。 現金さえあれば今はチャンスなんだろうなぁ。



2008年10月12日

「容疑者Xの献身」を観た。これは良かったなぁ。 堤真一の迫力が凄くて、福山雅治がほとんど脇役のような扱いになっていた。 途中まで、自分だったら死体は見つからないように埋めるよなー、とか思っていたが、 最後まで観て、完全に想像の上を行かれてしまった。 ただ、指紋に関してはかなり不確定要素が残るんじゃないかなぁ。 松雪泰子、「DMC」の社長役と同人物とは思えん。
四色問題の、同じ色が隣り合ってはいけない、というのは、 石神と花岡母娘の関係を暗示しているのでは、と彼女が言っていた。 確かにそうかもしれない。切ないなぁ。



2008年10月11日

仙一さんが相場から一時撤退したそうだ。これだけ為替が激変すれば無理も無いか。

日経平均のプットを売っていた人も悲惨なことになっている。 まさか前日に9000円越えていて、SQで8000円までストライクするとは思わんわな。



2008年10月10日

NY株ダウ9000ドル割れか。1万ドル割れてからあっという間だな。 サブプライムローンのような、無いはずの金で家が買えるようなことが長く続くわけもなく、 いつかこうなるとは、バブル崩壊を経験した日本人はみんなわかっていたのではないか。
政府を出来るだけ小さくして経済活動は自由放任し、能力のある者が稼げるだけ稼ぎ、 能力の無い者が貧困にあえいで貧富の格差が何万倍にもなっても、それでよしとするような、 開拓時代からのアメリカの伝統的なスタイルが行く所まで行った感じである。 それにしても、日経平均もよく売られている。

自転車の前輪がパンクした。直さなくちゃなぁ。



2008年10月9日

クラックを増し玉。ここから更に5000円縮小とか、未曾有の水準まで行く可能性があるかもしれないが、 市場が崩壊しない限りは何とかなるだろう。原油が順鞘なので時間が味方に付く。



2008年10月8日

半年前に想定した事態になってきた。しかし経済が崩壊しても商品がここまで売られるとは思わなかった。 それだけ過剰流動性が溢れていたということか。 既に通貨(国家)が信用出来ない状況になりつつあると思う。 商品はプレミアムが剥がれて需要で支えられる水準まで下げたら、今度はインフレ相場へ。 資産防衛にはやはり金現物と土地である。
インフレ誘導は信用の失墜を招き金利上昇に跳ね返るので、常時には効果は一時的だと思われるが、 世界がこれだけガタガタなら日本が相対的に良く見えるので、 日銀券をバンバン刷っても資金が逃げることはない。 低金利のままインフレに持ち込んで財政赤字を削減できる好機である。 大部分の人は信用なんてのは相対的な尺度でしか見られない。 絶対的な尺度で見れば商品に資金が流れると思うが、相対的に見る人は円を買うだろう。
購買力で見ても、適正水準は1ドル80円、1ユーロ100円てとこだろうしね。



2008年10月7日

晩まで仕事。



2008年10月6日

仕事で一日終わる。



2008年10月5日

愛車で湯涌温泉に行ってきた。クラッチの調子がおかしい。 時々クラッチを踏むとペダルが床まで抵抗無く落ちてしまう。そうなるとクラッチが切れない。 かなり焦ったが、何度かカチャカチャ踏めば復活するので何とか運転はできた。 家に帰って色々と調べたところ、クラッチフルードが漏れているか、 エアが噛んでいる可能性が高いようである。

湯涌温泉では竹久夢二記念館へ行った。それに竹久夢二という人は、元妻のたまきと東郷青児の中を疑って、 海岸で口論の末たまきの腕を刺したりしながら、実はその時には既に新しい女がいたりとか、 才能が無かったらただのダメ男だな。



2008年10月4日

別荘のウッドデッキが完成し、ビーちゃんから写真が送られてきた。 良さげな感じである。早く見に行きたいものである。めちゃくちゃ目立つだろうなぁ。 ウッドデッキは自分で製作したかったのだが、ビー家と意見を調整した結果、 家ごとに別々に作ることにして自分の所は自分で作るか、両家にまたがる共同のやつを建築屋さんに頼むか、 という二択になったので、一緒に作ってもらうことにした。業者に頼めば10日もかからず出来るが、 自分で作るとなると早くても来年の夏までかかりそうだしねぇ。
それにしても、ウッドデッキの下に基礎コンクリートを打つところや、 崖側の石積みとかは見学したかったなぁ。 特に基礎コンクリートは、いずれ自分で駐車スペースにコンクリートを打つために、是非見ておきたかった。 まぁ、暗渠パイプを埋めたら、家の外の水道の所に洗い場を作ろうと思うので、それで練習はできると思うが。
結局、ウッドデッキには80万円ほどかかった。 そのうち材木代が60万円くらい。高くついたが、ハードウッドのイタウバ製で、耐久性は抜群のはず。 しかし資金的には段々ときつくなってきた。



2008年10月3日

何だか金が良く下がるなー。ここは買いで対処。金融危機が進めば最終的には買われるのではないか。

職場の関係で片町へ。顔見せも兼ねて彼女も連れて行った。 まずはいつものイタリアンへ。その後、いつものお店へ。 彼女を連れて行ったのは二度目で、ママさんやお姉さんにも気に入られているようだ。



2008年10月2日

彼女が家事をやってくれるので非常に助かる。 一人暮らしは別に苦ではないのだが、仕事が忙しくなると、夜も昼も頭が一杯になり、 職場でも家でも仕事をしているので、洗濯機のボタンを押すのでさえ面倒くさくなるのである。 だから洗濯物が溜まって着る物が無くなったり、洗い物が流しに何週間も放置されたり、 コンビニ弁当やスーパーのタイムサービス半額弁当ばかり食べることになってしまう。 彼女が来てから、料理はしてくれるし、朝、出掛ける時には服が出ているし、 職場に持って行く用にお茶も詰めてくれるし、掃除もしてくれるし、 こんなに至れり尽くせりで良いのかと思ってしまう。 お陰で心置きなく仕事に専念できる。結局、結婚式の招待状を出すのも引き出物を手配するのも、 全部彼女に任せてしまった。



2008年10月1日

知り合いが亡くなった。状況はよくわからないが、自殺とのことである。 仕事が上手く行ってないというのは、だいぶ前から聞いていたが、 そこまで追い詰められているとは思わなかった。 福岡に住んでいたときは、一緒に天神や中洲や博多駅のあたりで飲んだり、野球観戦に行ったり、 岡山から福岡へ車に乗せてもらったときに追突されたりと、思い出も多く、 親しくしていただけに信じられない気持ちである。 理屈では理解していても、死んだという事の現実感が無さ過ぎて実感が湧かない。 彼と一緒に奥さんや子供とも遊びに行ったこともあり、よく知っているだけに何ともいえない暗い気分になる。 そういえば数ヶ月前に、特に何の用事も無く電話がかかって来て世間話をした。 今から思うと何か変な感じだった。
どんなに苦しくても、守るべき家族がある以上、 地面に這いつくばって泥水を飲みながらでも生きるべきだと思う。 それを考えると悲しいより腹立たしい気持ちになってくる。 大きな借金を抱え、職を失い、顧客や会社に不義理をしたままみじめな生活を送るくらいなら、 死ぬことで納得してもらい、家族の生活を守ろうと考えたのかもしれない。 しかし、どんなに厳しい生活でも、子供にとっては父親がいた方がいいに決まっている。 誠実さとプライドの高さが悪い結果に繋がってしまったのだろう。
全てを曝け出して周囲に相談すれば、顧客には土下座して回らないといけなかったかもしれないが、 違った結果になっていたかもしれない。しかし彼は全部自分で抱え込んでしまった。 飲んだときに色々と話をした。子供の頃から苦労して、あまり良い目を見たこともなく、 ようやくこれから人生を楽しめるという時に、こういう選択をすることになった。 彼にとって人生とは何だったのだろうか。 死のうとする瞬間のかぎりない孤独と絶望と寂しさを想像すると何とも言えない気持ちになる。
当分は、子供のことが気にかかり、また、 こんな事態になってしまったことに対する理不尽な思い、後悔などに囚われて、 成仏は難しいだろうと思う。 それにしても、死ぬしかないと言葉に出して言う人は誰も死なず、 そういうことを言わない人が一人で死を選ぶ。そういうものかもしれないな。



2008年9月30日

今月の利益率はプラス19.4%であった。 粗糖納会が凄いことになっている。

世界はいよいよ、現金を持っていること自体にリスクがある時代に入ってきたようだ。 欧米がボロボロになり、紙幣を刷りまくって何とかするなら、日本も上手く合わせてインフレ誘導すれば、 国際的な優位に立ちながら財政赤字を帳消しにできると思う。 平時に紙幣を増刷すれば金利上昇に跳ね返って元も子も無いが、日本が資金の逃避先になるなら、 金利を抑えながらインフレに持って行けるだろう。何とか上手くやってくれ。
その結果、為替相場はそれほど動かないが、世間の人々が気付かないうちに通貨価値は下落し、 見かけ上、物価が上がっているように見えるだろう。後は物価高騰を投機筋のせいにしておけば問題ない。 内外で穀物や原油などが下がっているようだが、どこかで通貨価値の下落が追いつくと見る。 しかし、そこで現れる物価上昇は、物価が上がっているのではなく通貨が下がっているわけだから、 その上げを取っても実質的には儲かるわけではない。損を回避できるだけである。

通貨価値の話に関連して、スワップ取りについて。これをやっている人はアホである。 長期的に見ると金利とインフレ率は均衡する。 よって金利の高い国の通貨は平均すると毎年金利の分だけ通貨価値が目減りしていくから、 購買力平価で考えると名目上の為替水準は平均すると安くなる方向に動く。 要するに、長期的なスパンで考えると、スワップ取りに優位性は無い。



2008年9月29日

久しぶりにクラックが日中大きく動いたので、日計りすることが出来た。 クラックで日計りしたのは何ヶ月ぶりだろうか。 しかし板はどんどん薄くなっていく。



2008年9月28日

午前中に新幹線に乗ろうと思って東京駅まで行ったら、なんか大宮のあたりで信号機トラブルが発生し、 長野新幹線が運休になっていた。新幹線乗り場には人が溢れている。 今日は彼女が金沢に引っ越してくるので早く帰らないと困ったことになるのだが、一向に復旧する気配が無い。
窓口の長蛇の列に並び、東海道周りで戻れないか聞いてみた。 持っている切符は金券ショップで買った回数券のバラ売りである。払い戻しは出来ないとのこと。 そちらのトラブルでこっちが余分に払わないといけないというのは、おかしいやないかと交渉したところ、 特急券だけ追加で買ってもらって東海道周りで帰れるようにします、 金沢駅で回数券の特急券部分だけ払い戻しできると思います、と言われた。 少しイラっと来て、払い戻しできると思います、ではなくて、 確実に払い戻してくれるということを確認してくれと言って、金沢駅に確認の電話を入れてもらった。 問題なしとのこと。
すぐに新幹線に飛び乗り、米原で特急に乗り換えて金沢まで帰ってきた。 もう引越し屋さんが来ているとのことなので、駅からタクシーで自宅まで急行した。 今日から二人暮しである。



2008年9月27日

講演会の準備をして、再び東京へ。東京穀物商品取引所の講演会場へ。 休日なのに、岡地の外務員の皆さんが勢揃い。お疲れ様です。 講演は時間配分に失敗し、最後の方が尻切れトンボになってしまった。 80分くらいだとトピックを一つに絞らないと難しいな。 USSひまわりさんの時は150分一本勝負という感じであれもこれも話しができたのだが。
自分が第一部で、第二部は若林栄四氏であった。話の内容の半分はチャート占いみたいな感じだったが、 残り半分はファンダメンタルで、かなり面白かった。今後、アメリカ経済がどん底まで落ちること、 ドルは80円くらいまで行くこと、金が暴騰することなどは意見が同じであった。 さすが、講演し慣れているのか話が上手い。
講演の後は岡地さん主催の懇親会が開催された。なぜかnatsuzohさんが来ていた。 んー、講演内容はnatsuzohさんの投資スタイルに全く関係ないと思うが、謎である。 ビールを飲んで若干酔っ払いながら何人かの人と話をした。
その後はみかづきさん主催のオフ会へ。 参加者は、秋山、みかづきさん、S.Jさん、ゆうさん、麒麟さん、フィボさん、 BANGさん、メタ横さん、watanabeさん、angry chairさん、浅田恵さん、弱虫熊さんであった。 またモチベーションが上がった。はやいとこシステムを作らなくては。



2008年9月26日

午後には金沢へ。どうせまた明日には来ないといけないのだが。

宮部みゆき「火車」を読んだ。多重債務を題材にした小説である。 作中に、親が闇金から借りて、父親はタコ部屋送りになり、 母親と娘は売春を強制されて地獄を見るケースが出てくる。 現実によくある話なんだろうけど、つくづく無知というものは怖いと思わせられる。 一円でも払ったら親の借金でも追認したことになるとか、落とし穴が多い。 そもそも人生を担保に金を貸すような所から借りてはいけない。 返せないとなると人生ですら換金されてしまうのが資本主義社会の現実で、 陥穽に落ちてしまうと、生命としては生きていても人間としての人生は終わる。 連帯保証、根保証あたりも怖い。 守るべき人達がいるなら、賢くならねばならない。
「火車」は宮部みゆきの代表作の一つと言われているようだが、これが代表作だとすると、 文章のリズムとか盛り上げ方なんかは高村薫や乃南アサの方がよほど上手いような気がする。 あまり他を読んだことがないので何とも言えないが。



2008年9月25日

引き続き出張中。

18日に金の買いに当限の売りを合わせて当限売り先買いの形になっていたのを解消した。 そのままでも問題は無いとは思うのだが、欧米と日本の金利差縮小を織り込んでいるのか、 徐々に逆鞘っぽくなってきたので、早めに対処した。 クラックも順行したのでポジションを解消した。

東京に住んでいる友人と飲もうと思ったが、結局、連絡がつかなかった。



2008年9月24日

朝から仕事である。仕事の後は講演会の資料を作成。とは言っても前回のを短縮しただけだが。 1時間半というのは微妙な長さで、システムトレード入門みたいな感じでやると、 それだけで時間を全部使ってしまうし、前回のような総花的な感じだと細部には踏み込めない。 難しいな。

今日は金とクラックが順行した。ここんとこ調子が良い。 今月11日に再開後の収支がマイナスになるまで落ち込んだが、 そこから一気に300万ほど回復した。ちょっとリスクを取り過ぎの感があるので、 これから資金が増えても、ポジションサイズは当面は現状を維持しよう。 もう無茶な張り方はしない。年利益率50%で良しとする。

西村寿行「風紋の街」を読んだ。エロと暴力とギャグとほのぼのさと感動を、 とらえずごった煮にしたような小説。主人公がアホすぎて面白すぎる。 しかしこれに限らず、この人の小説は描写がエグいので、女子供にはちょっと読ませられんな。



2008年9月23日

もうすぐ彼女が引っ越してくるので、昨年引っ越してきて以来、倉庫状態になっている部屋を掃除した。 大学時代の語学の教科書とか大学受験の参考書とか、 大学や大学院時代の、一冊丸々数式で埋まってるノートなんかが山ほど出てきたが、ごっそり捨てた。
あと、昔付き合っていた人からの手紙や写真なんかが出てきて、ついつい手が止まってしまった。 麻雀ばっかりしていて連絡が取れず(当時は携帯どころかポケベルさえ普及してなかった)、 浮気してるんちゃうかと勘繰られて、ウザったくなって別れたり、 姉妹の妹の方に好かれているのを分かっていながら姉の方と付き合って、 結局ギクシャクして別れたり、ろくでもない話が多かった。
最終的に時間が足りず、捨てるか残すか迷うものをダンボール4箱に詰めて居間に移動し、 何とか部屋から物が無くなった。

夕方から出張で東京へ。



2008年9月22日

例の聴取の続きがあった。いつになったら終わるのか。今回は職場の顧問弁護士の先生も同席。 相場技研から手を引いたことで、兼業規程との関係については一件落着となりそうな雰囲気だが、 それとは別に弁護士の先生から個人的な忠告として、 先物会社の客寄せパンダとなって講演を行い、 儲かるような話を餌に素人を危険な取引に引き込むというのは道義的に許されない行為ではないか、 先物取引では破産したり夜逃げしたりと悲惨な目に遭う人が大勢いるんだ、 人間的にも君の将来のためにも考え直した方がいい、という感じの事を言われた。 弁護士さんが帰った後に上司からも同じような事を言われた。
親切で言ってくれてるんだろうけど、立脚点が違い過ぎる。 講演で、楽して儲かるなんて話をした事は一度もないし、逆に、 儲けるためにはここまでやらないといけないのか、と気持ちを引き締めるような事を主に言っている。 講演を聴くことによって、本来なら何も考えずに無茶な取引をするような人が、 資金配分を考え、十分に検証されたやり方に切り替えていくきっかけになったかもしれない。 聴衆が不幸になることを前提として講演なんかするわけがない。 もちろん、因果関係は別として、講演を聴いた後に破産したりする人はいるだろうけど、 聴衆全員の幸福度への影響を合計すると、絶対にマイナスよりプラスの方が大きいと信じてやっている。 信念に基づいてやっているわけだから、職場の規程に触れない限りは止めるつもりも無いし、 それによって個人の評判がどうなるとかは些細な話である。



2008年9月21日

ロダンさんがブログで7777という数について面白いことを書いていた。 7777を2乗すると60481729になり、この数を二つに分けて6048+1729を計算すると7777に戻る、というのである。 そこで、一般化して、n桁の数を2乗したものを2n桁とし(2乗した結果が2n-1桁なら先頭に0があると考える)、 上n桁と下n桁に分けて足すと元の数に戻るようなものを考えてみた。
ゾロ目の数に関しては、1のゾロ目はnが9で割って1余るとき、 2のゾロ目はnが9で割って5余るとき、4のゾロ目はnが9で割って7余るとき、5のゾロ目はnが9で割って2余るとき、 7のゾロ目はnが9で割って4余るとき、8のゾロ目はnが9で割って8余るとき、 にこのような性質を持つということが証明できる (例えば、55555555555^2=3086419753024691358025、30864197530+24691358025=55555555555)。 また、3のゾロ目と6のゾロ目は決して元の数には戻らないということも証明できる。
さて、nを一つ決めたときに、ゾロ目に限らず、 このような性質を持つ数を全て求めるにはどうすれば良いだろうか。 c を求める整数とすると、c はn桁なので、10^(n-1)≦c<10^n、が条件として必要である。 この c に対して、c^2=a×10^n+b、c=a+b、0≦a<10^n、0≦b<10^n、 なる整数 a,b が求まれば良いことがわかる。 c を消去すると、a×10^n+b=(a+b)^2、すなわち、a^2+2(b-10^n/2)a+b^2−b=0、となる。 これを a について解くと、a=10^n/2−b±√{ 10^(2n)/4−(10^n-1)b }、となる。 a が整数になるためには√の中身が平方数でなければならないので、d を整数として、 10^(2n)/4−(10^n-1)b=d^2、を満たす b,d を求めれば良い。 すなわち、10^(2n)/4−d^2 が 10^n-1 で割れるような d を探せば良いことになる。 このとき、4d^2 は 10^n-1 で割って 1 余らなければならない。
さて、ここで一度詰まってしまったのだが、昔勉強した数学の知識を思い出すと、 このような d は、10^n-1 を素因数分解し、中国式剰余定理とユークリッド互除法により求めることができる。 こうやって求まった d から b が求まり、d と b から a が求まる。 後は、1≦a<10^n、1≦b<10^n、10^(n-1)≦a+b<10^n を満たすものだけを選べばよい。 実際に求めてみると、20桁以内のものは全部で929個あるということがわかる。
例えば100個目は4756047561(4756047561^2=22619988402494048721、2261998840+2494048721=4756047561) である。47560と47561という、連続する数を繋げたものになっているのが不思議である。 このパターンは、3個目の45、9個目の2223、10個目の2728、23個目の148149、29個目の351352、など、 多く見られる。 73個目の61116111、110個目の6111061111など、他にも何か理由のありそうなパターンも見られる。 もちろん、6個目の297、7個目の703、16個目の17344など、特にパターンの無さそうなものも多い。



2008年9月20日

出張の疲れで一日中寝ていた。

衣装屋さんから見積もりが来た。ドレス二着にタキシード一着をレンタルして、 付き添いの人が付いて、全部で49万円ほど。 こんなにするとは思わなかったから、安い所を探すとか何も考えてなかったなぁ。 まぁ、決めてしまったし、これで行くしかないのだが。 そもそもケチるような所じゃないしな。

別荘の裏手の石積みに60万(最初に言われたのより少し安くなった)、ウッドデッキに80万、 あと結婚費用と、出費が続く。 株式への新展開に必要な資金が600万ほどで、それとは別に実弾投入資金として500万ほど欲しいが、 かなりギリギリである。 でもまぁ、普通に仕事していれば給料やボーナスが積もって、楽にはなって行くのだが。



2008年9月19日

夕方まで仕事し、越後湯沢経由で金沢に帰ってきた。家に着いたのが23時半くらい。 どうも東京という土地は気疲れする。外国の都市を歩いているような感覚である。 疲労困憊。

中部ガソ−東京ガソをようやく解消した。中部が400円ほど上鞘だったのを同鞘くらいで仕切ったのだが、 時間がかかった割には手数料を考えるとあんまり儲からんかった。

真保裕一「奇跡の人」を読んだ。 人間は生まれ変われるものなのか、それとも本質の所は結局は変わらないのか。 主人公の行動や考え方に、徐々に昔の気質が顔を出してくる様子が、気持ち悪くてリアルである。 こういう性格の人、世の中に結構いるし、自分にもそういう面がある。 それだけに展開からは目を離せない。 ただ、最後の偽善的なエピソードは余計だろう。 せっかくだから、そのまま突っ走ってもらいたかった。 同じく最後の二重人格的な描写も、逃げにしか見えない。これも余計。



2008年9月18日

一日中仕事。

外電は金が暴騰している。やはり金は究極の安全資産ということやね。 換算250円高くらいで、2番限以降は当然SH張り付きなので、 寄り付きで金の当限を売り、高値で売り増し、安値で買い戻し。差し引き買い越し幅を縮小。 値幅制限なんか無ければいいのに。 クラックも再開した。



2008年9月17日

夕方まで出張先で仕事。その後、マクドで資料作成(こっちのマクドはコンセントを使える所が多くて助かる)。 その後、ホテルで続きをやった。 マクドでは、隣で女子高生が、彼氏と付き合ってから毎日欠かさず0時丁度にメールを送ってるけど、 もう最近こういうの疲れてきたし、どうしようかなぁ、とか話してた。凄いなぁ。 あとmixiも相変わらず活用されているようだ。

相場はクラックを落とした。後は金のみ。



2008年9月16日

午前中は研修会、その後は夕方まで仕事し、その後、出張のため東京へ。

肋骨の痛みはようやく気にならない程度に治まった。治るのに3週間ほどかかったということは、 やはりヒビが入ってたのかもしれないな。



2008年9月15日

本日付けで大阪の駐車場を解約して、愛車を金沢に移動した。 結局、金沢では近場に屋根のある駐車場を見つけることができず、 うちのマンションの立体駐車場の地下に置くことにした。 一昨日それを出目のろっぽさんに言ったら、立体駐車場の地下と砂利の駐車場は湿気が多くてすぐ錆びる、 それなら下がコンクリートの青空駐車場に置いて、カバーをかけておいた方がいい、と言われた。 別の駐車場を探すかなぁ。マンションの立体駐車場には屋根があるので、 こいつの地上の枠が空けば一番良いのだが、不動産屋さんに聞くと8人待ちだそうだ。
大阪からは、阪和道→近畿道→名神→北陸道、と乗り継いで、ほどなく金沢に到着。 福岡からトラックで金沢まで引っ越したときは、めちゃくちゃしんどかったが、 それに比べると大阪→金沢は楽だな。
不動産屋さんで立体駐車場の鍵をもらい、車を入庫した。 地下部分をチェックしてみるが、コンクリートも乾いていてジメっとした感じは無いし、 壁や床にカビが生えている形跡もない。換気扇らしきものが作動している音も聞こえる。 まぁ、しばらくは置いといても良さそうではある。 問題は、冬場の毎日雨や雪が降る時期にどうなるかであるが。
予備のタイヤを8本、駐車場から部屋のベランダまで持って上がった。 今まではガレージ内に置いていたのだが、立体駐車場ではそうも行かないので。



2008年9月14日

今日は朝から奈良へ。ホテルと提携している衣装屋さんで結婚式の衣装を決めた。 彼女はウェディングドレス3着とカラードレス2着を試着、自分は1着だけ着てみて、 2時間ほどで彼女の細かいアクセサリーなど以外は決定した。 ティアラって、意外と小さいのね。

午後には大阪に出て、百貨店で引き出物を選んだ。これもほどなく決定。 この週末でかなり準備が進んだ。

時間ができたので、宮崎駿「崖の上のポニョ」を観た。 前評判がかなり悪かったので期待してなかったら、意外と悪くはなかった。 悪くないどころか、展開の意外性が色々とあって、むしろ良かったんじゃないだろうか。 ただ、いくら子供向けだからといっても、背景の世界は手を抜かずに作り込んで欲しかったなぁ。 一介の人面魚に過ぎないポニョに地球の運命が左右されるというのは、 架空の世界とはいえ、スケール設定のバランスが悪過ぎるのではないだろうか。



2008年9月13日

午前中、まずは奈良ホテルに行って招待状について打ち合わせ。 カジュアルなものから重厚なものまで色々あったが、消去法で消して行って、 残った数種のうちから和風の綺麗なのに決定。文面も決定。 そんなに迷うこともなかった。

午後には京都へ。久しぶりに出町柳のあたりに行ったので、双葉の豆餅を買ってその場で食べた。 出町商店街の入口のあたりでたこ焼きとお好み焼きを焼いているご夫婦も相変わらず元気そうであった。
お腹が空いたので、これまた久しぶりに、ほんやら洞に行ってみた。 なんだか昔に比べると雑然とした感じに変わったなぁ。 劇団のビラなんかが壁に貼ってあるのは昔も同じだったけど、 自分が学生の頃は、デートにでも使えるようなおしゃれな感じだったのだが。
ついでなので、出町商店街の西側のあたりの、以前10年ほど住んでいた下宿の前を通ったら、 昔と同じ感じでまだあった。 ちなみに、鞘取り掲示板にたまに登場していたトーマスさんの活動範囲もそのあたりだったとか。

加茂街道沿いのお店で結婚指輪を購入。 プラチナとゴールドで一つあたり10万円くらい値段が違う理由は謎である。 重さは4グラム程度なので、原材料の違いは1万円くらいしかない。 白金の方が硬くて加工が難しいためか、 もしくは加工費やデザイン料など全てが原材料価格に対する倍率で決まっているのか。 ちなみに選んだのはプラチナリングである。
しばらく悩んだ末、リングの裏側に、二人の頭文字と、 出会うきっかけになったサークルの名前と、FOREVERの文字を入れることにした。

夜は、彼女と出会うきっかけになったサークルのOB・OG会であった。 このサークルは、自分が友人達と共同で創ったサークルで、活動内容は、 週末にハイキングに行ったり寺巡りをしたり鴨川デルタでバーベキューしたり酒を飲んだり、 大文字山に登ったり誰かの下宿で闇カレーをしたりするサークルなのだが、 最初は数人で始めたのが、今ではかなりの大きなサークルになっている。
このサークルが縁で知り合って結婚した人もいるし、自分達の他にもいずれ結婚しそうなカップルが何組かある。 自分達がこのサークルを創ったことで、出会う筈のなかった人達が出会う、これほど有意義なことはないと思う。 先物探花のHPも同様ではあるが。しかしこれも偶然ではなく必然なのではないかとは感じる。
ちなみに、このサークルを創った当時、サークルの部屋が無かったので、 大学の敷地内にあった、屋根が朽ちて落ちている廃屋を修理して (屋根は一度全部撤去して材木を買ってきて作り直し、壁はペンキで塗り、 電気もそのあたりから引いてきて配線した)、 中は一段高くして絨毯を敷いてくつろげるようにして使っていた。 わかり難い場所にあったのでしばらく問題は起きなかったのだが、 数年後に大学当局の知るところとなり、退去勧告を受けながらも更に一年くらいは粘っていたのだが、 とうとう粘り切れなくなったところで、 サークル員が少なくなって存続が危ぶまれている公認サークルと合併して部屋を確保するという策が成功し、 今に至るという感じで続いている。青春の思い出だ。

当日に宿を確保しようと思ったのだが、全くどこも空いていない。 この季節の三連休は京都に観光客が押し寄せるというのをすっかり忘れていた。 結局、他にどこも無くて、電車も無くなったので、京都駅のグランヴィアに泊まった。 キャンセルが出たらしくて4万円の部屋に2万4000円で泊まれることになったが、 それでも結構な出費である。まぁ、たまにはいいホテルに泊まるのも良いかもしれないけどね。



2008年9月12日

午前中で仕事を切り上げ、大阪へ移動。 田中貴金属でメイプルリーフの白金貨を購入。 白金貨はとりあえずキリの良い枚数になったので、これ以上は買わない。 10年くらい寝かせておけば価値も出るだろう。 白金というのはやはり他には換え難い金属で、科学が発展するかぎり需要は増大すると思う。 ただ、埋蔵量もそれなりにあるのが気になるといえば気になるのだが。 資産としての本命はやはり金だろう。

出目のろっぽさんに晩飯をご馳走になった。ろっぽさんと会うのも久しぶりであった。

旭屋で、大川聰「写真でたどる建設機械200年」を購入。楽しいなぁ。 クレーンだけの写真集とかも無いかなー。ビルの上のクレーンとか、見てると飽きない。
数学書のコーナーで、山田正治「フェルマー大定理の短証明」なる本を発見。 なんでも、谷山・志村予想を経由せずにフェルマーの最終定理を証明したとのことらしい。 内容自体は信じ難い話で、どこかに間違いがあると考えるのが現時点では自然だとは思うが、 出版社が一応は理工書の出版で実績のある所なのが気になるところ。
2chのスレを出版した「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」を立ち読み。 かなり面白い。ただ、これは多分かなりフィクション入ってるだろうなぁ。

彼女が友人達と飲んでいる所に合流した。



2008年9月11日

森村誠一「人間の証明」を読んだ。良い話なんだろうけど、非現実的な設定や偶然の一致が多くて、 いまいち入り込めない。でも西條八十の詩とか温泉地の描写はいい感じ。清涼な文章を書く人だ。

今日の収支はマイナス86万。 とうとう4月に相場を再開してからの収支がマイナスになってしまった。 多大なる時間の無駄遣いである。早いとこシステム売買に移行しないとなー。

東穀、赤字転落か。まぁ、好き勝手を容認する自らの姿勢が招いた結果だわな。 一般投資家が離れるのも当然である。自分自身、コーンを買いたい気もするが、 東穀では二度と取引するつもり無いし。シカゴでなら売買してもいいが。



2008年9月10日

他の部署に依頼されていた仕事がようやく完了。これでいくつかある仕事のうち一つにキリがついた。

「デトロイトメタルシティ」を観た。 いやー、キャストが原作漫画のイメージにピッタリでビックリ。 根岸君のクネクネしてキモい感じもそっくりやし(松山ケンイチが上手い)、 社長とか大柄なファンの兄ちゃんとかもそっくりやった(社長はちょっと美人過ぎかもしらんが)。 しかしキャストはいいんだけど、映画用に話を短くする端折り方がいい加減過ぎる。 しかも原作がギャグ漫画なのに、感動シーンを付け加えて中途半端な感じになってるし。 それに、相川さんに正体を知られるというのは原作ブチ壊しではないかと。 まぁでも、それなりに面白かったから良しとするか。資本主義の豚は出てこなかったなぁ。 あと、死にたくなければ○○○○○ってのにウケた。

久しぶりに片町へ飲みに行った。



2008年9月9日

三笠フーズが、残留農薬が含まれたりカビが生えたりした事故米を食用として転売していたことが発覚。 中国の毒入り餃子事件も酷いが、日本のこの事件はそれに輪をかけて酷いな。 三笠フーズの社員は、金のために魂を売り渡して、それで家族に胸を張れるのだろうか、 仕事に生き甲斐を感じられるのだろうか。自分だったら耐えられんな。 職安に通ってた方がマシじゃ。内部告発が出るのもうなずける。
農水省は、事故米を抱えた商社に転売先として三笠フーズを紹介したり、 昨年一月に内部告発があった際にも十分な調査をせずに不正を見逃していた経緯があるようだ。 農水省は知ってて黙ってたんじゃないかと疑いたくもなる。 しかし、もし農水族に裏で金が流れていたとしても、表沙汰になることは無いんだろうなぁ。

ところで、今回の事故米の大部分はミニマムアクセスによる輸入米のようだ。 政府は、関税の安い輸入米が自由に市場に流れるのを嫌って、 ミニマムアクセスで設定された量を一括して輸入し、 倉庫に積み上げたり、工業用糊の原料としてタダみたいな値段で払い下げたりして、 自由市場に流れないようにコントロールしている。 しかも輸入実績が減るのが嫌なのか、事故米は輸入元に返品せずに商社に流したりしている (それが今回の事件の原因にもなった)。倉庫に積み上げておけばカビも生える (これも今回の事件の原因になった)。
貴重な税金を何千億円も使って、なぜそんな無駄なことをするのか。 日本の米作農家の保護のためだろうけど、 もし仮に関税の安いミニマムアクセス米を民間業者が自由に輸入しても、 日本の米が競争力を失うことにはならないと思うのだが。 タイやカリフォルニアや中国の米がいくら安くても、 安全性を重視して日本の米を食べたい人は高くても日本の米を選ぶと思う。 むしろ、その程度の競争があった方が日本の農業にとっても良いのではないかと思うのだが。



2008年9月8日

朝から晩まで一日中仕事。昼飯を食う時間も無かった。

金もクラックも順行して、プラス73万。これでもまだ今月マイナス。どんだけやられてるねん。



2008年9月7日

「ハンコック」を観た。面白かったが、それだけ。可もなく不可もなし。

あ〜〜、石積みの続きをやりたくてたまらん。年末には中村に行けそうだが、 その前となると、仕事がキッチリ入っていて、土日を入れても連続5日間の休みを取るのが精一杯である。 前回の経験からクレーンを借りるのは余裕を考えて3日間が良いし、 その前に一日は土を掘る作業が必要で、前後の移動日を入れると6日は必要になってしまい、 日数が足りない。
しかし、仕事が終わったその日に大阪に出て、夜行バスで中村へ行き、朝、現地に着いてすぐ土堀りに取り掛かり、 その翌日から3日間クレーンを借り、次の日に一日かけて帰ればギリギリ5日で行ける。死にそうだが。
何とか11月あたりに石積みを終わらせることができれば、 年末にじっくり敷地の高さ調整や暗渠パイプの埋設ができるので都合が良いのだが…。



2008年9月6日

昨晩から職場に泊り、昼過ぎに帰宅。またアバラが痛み出した。



2008年9月5日

晩まで仕事。そのまま職場に泊まりこみ。仕事が溜まりまくっている。

原油1月限の売り玉を2月限にロールオーバーした。 日中、なぜか鞘が開いていて平均290円差で乗り換えることができた。悪くない。

別荘の敷地の高さを調整するのと、暗渠パイプを埋めるのと、砂利を運ぶのとに、 ユンボ(バックホー)を使うため、車両系建設機械の技能講習を受けようか考え中である。 人力で出来ないことも無いと思うが、その場合は、多分10日間くらい朝から晩まで土を掘ることになると思う。 機械でやれば一日で済む。問題は、講習が5日間もあるということ。 恐らく今後、連続して5日間の休みが取れるのは年末と来年2月か3月しかないのだが、 年末は石積みの続きをやりたいので、講習は来年ということになりそうである。



2008年9月4日

夕方まで仕事。

肋骨の痛みはかなりマシになり、無理な姿勢を取らない限り痛みも感じなくなってきた。 深呼吸も問題なくできる。そのかわり今度は、珊瑚礁で切った足の裏が歩くたびに痛い。

東野圭吾「白夜行」を読んだ。展開に淀みがないので分厚さの割にはスイスイと読める。 よくミステリーでは、ある人間の関係者の関係者が、偶然その人間と接点が生じたりという、 現実では有り得ないような偶然がよく出てきて、その度に読んでいて醒めてしまうのだが、 この小説には、そういういい加減な所が全く無い。非常に構成力がある作家だと思う。 二人の主人公の内面については明らかにされることなく、周辺の人物の心理描写のみで物語が進行するので、 その分だけ読者の想像力に訴えかける仕組みになっている。 二人の間にどういう関わりがあり、どういう会話がなされ、どういう心の交流があったのか、 想像すれどもそれは闇の中である。



2008年9月3日

今日は移動日だが、飛行機に乗るまで時間が有るので、希望者だけで海に行くことにした。 島を南下して、ひめゆりの塔に寄ってから大度海岸へ。 生まれて初めてシュノーケリングを体験した。 道具は同行者に借り、海水パンツは買ったのだが、 現地に着いてからサンダルか何か、履くものがあった方が良かったと気がついた。 珊瑚礁が遠浅になっていて、シュノーケリングのスポットに行くまでにかなり珊瑚の上を歩かねばならない。 素足で歩くと痛くてたまらない。珊瑚礁の端まで行き、いよいよ潜ってみると、水の中は別世界である。 熱帯魚が群れを成して泳いでいる。
時間があまり無いのと、肋骨が痛むのとで、しばらく泳いで切り上げた。 腰の深さのあたりまで戻ってきたときに、波に引きずられて珊瑚で足の裏をザックリ切ってしまった。 上陸してみると、手首や太股のあたりも切れて血が出ている。 やっぱりちゃんとした装備が要るなー。

急いで空港近くのレンタカー屋さんに戻り、那覇空港へ。出発1時間前に到着した。 もし渋滞してたらギリギリだったな。 海ぶどうを買って飛行機に搭乗。じきに小松空港に到着。そこからバスで自宅に帰ってきた。

海ぶどうを肴に泡盛を飲みながら、小説や石積みの本を読んでいるうちに寝てしまった。



2008年9月2日

朝から夕方まで仕事。仕事の後は、みんなで真栄田岬と座喜味城までドライブを楽しみ、 ぐるりと周って最終的に国際通りに出て飲んだ。 帰りの運転は他の人に任せ、今回、沖縄に来てからはじめて存分に生ビールを堪能した。

座喜味城は15世紀の初めに沖縄第一の築城家と知られる護佐丸によって築かれたそうだ。 例によって石積みに目が行ってしまう。石垣の直線と曲線の使い方がかなり面白い。

S社から電話があり、別荘の崖側の石積みを明日から始めてくれることになった。 以前から何度かお願いしていたのに、見積もりすら出してくれず、 あまり相手にされてなかったような感じだったのが、今回、社長さんや社員さんと親しくなったら、 すぐに工事を開始してくれた。田舎の人間関係をふと垣間見た気分である。



2008年9月1日

朝から夕方まで仕事。晩は別の沖縄料理のお店へ。

福田さんが辞めるらしい。支持率だって元から低いし、 公明党や民主党が言うことを聞かないのも、誰が首相になっても変わるとも思えないし、 福田さんが辞める意味がわからんのだが。泥にまみれながら任務を遂行しろよ、と言いたい。 あまり泥を被らず、綺麗に生きたい人ばかりなんだろうね。 それにしても政治家も世襲議員ばかりになってしまった。 こうやって一般からの参入が少なくなり、国会は会員制高級サロンみたいになって行くのかもしれない。



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