日計り

2001/7/5

最近ようやく石油の日計りのコツがわかってきたように感じる。感じるだけで、まだまだ下手くそだが。
仕掛ける方向はシステムである程度決めておき、片建てでも異限月鞘取りの考え方を念頭に置きつつ、 仕掛けられる時だけ仕掛けるという感じに収束してきた。

思い返せば、昨年の暮れから新年にかけて色んな人に聞いて回ったり、 appleさんやその他の人の売買の実況を見たりしながら試行錯誤したものだ。
「雑談の広場」で誰だったかに、秋山さんに向かえば勝てるな〜、って言われたのが、 そのずっと後になるまですごい励みになったと思う。
練習期間でも若干プラスで推移できたのは低手数料のおかげだろう。

最初はほんとに、状況による指値と成行き、IROの使い方や、 注文を出してはいけない雰囲気なんかが全然わからなくて苦労したものだ。
このへんの核心的な部分については、人に聞いてもはぐらかされたりして教えてもらえなかったけど、 その気持ちも今はわかるような気がする。 別にケチで教えないわけではなく、臨機応変なものだから、 こういう場合はこうと一概に言えるものでも無いということなんだろう。 時には特別買い気配の中を成り行きで踏むのが最善手であることもあるし。

最初は石油の値動きに対して恐怖感を持っていて、 100円の値洗いの変化から一万円という現金への連想が働いてしまい、 なかなかスムーズな売買が出来なかったものだ。 それが、ある時から急に相場が数字の動きにしか見えなくなってきた。
これは麻雀なんかのギャンブルと同じだと思う。 麻雀を、今までのレートより大幅に高いレートで打つようになると、 最初のうちは負けた場合の金額を想像するあまり、かたくなって実際にも負けがこむものだが、 勝ちを意識しだすと点棒が点棒にしか見えなくなって(実力があれば)勝てるようになるものである。
でも、これって、日計りに限らず先物一般にも言えると思う。 僕が最初に先物をやった時は東京ゴム一枚で毎日ドキドキしたものだけど、 今では東京ゴムの一枚や二枚は建ってても建ってなくても誤差の範囲くらいにしか思えない。 麻痺しただけかな?

前に相場仲間と会った時だけど、先物をやっていて、毎日何万円、 人によったら何十万円、何百万円と取ったり取られたりしていながら、 数字が動いてるようにしか感じられないというのは、 やはり人間として大事な部分が壊れているんじゃないか?なんて話が出た(というか、僕がした)。 まぁ、壊れてても直んないからいいんだけど。

なんか、とりとめない話になってしまった。


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