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海外市場と国内市場の比較

東京原油とNY原油の比較

日本は資源の輸入国ですので、世界市場の中での日本市場の値位置を知るためには、 海外市場との比較が不可欠です。 しかし、内外で休日が違うため、過去に遡って比較するのは少々面倒です。 この休日の処理について解説します。

実例として用いるのは、東京原油先限(data6.txt)、 東京外国為替(data7.txt)、 および、NY原油当限(data8.txt)です。

まず、シートに東京原油と東京外国為替を貼り付けます。 一番上の一行は名前を入れるので空けておきます。



このままでは日付が合いません。基本的には商品先物市場と東京外国為替の休日は同じですが、 年末は商品市場の方が早く終了するため、このようなズレが生じます。



為替データの各年末の余分なデータを削除し、日付が合っている事を確認して、為替の日付を削除します。



次に、F列とG列にNY原油のデータを貼り付けます。この例では、2行〜1497行に貼り付けられます。



D列にNYの日付を入れたいので、D列全体を選択し、書式として「yyyy/mm/dd」を設定します。



NY市場より日本の市場の方が早く始まりますので、 比較すべきNY市場の日付は日本市場の前日の日付以前のものになります。 つまり、日本の日付に対して、その前日以前で一番新しい日付のデータを探さなくてはなりません。 そのため、VLOOKUP関数を用います。 セルD2に「=VLOOKUP(A2-1,F$2:F$1497,1)」と入力し、セルD2をコピーしてセルD3以降に貼り付けます。 なお、貼り付けてもデータ範囲が変わらないように「F$2:F$1497」と「$」を付けておきます。



NYの日付が求まったので、同じくVLOOKUP関数を用いて対応するNY原油の値段を探します。 セルE2に「=VLOOKUP(D2,F$2:G$1497,2)」と入力し、セルE2をコピーしてセルE3以降に貼り付けます。



上手く行ったら、次は、D列とE列を選択してコピーし、



そのまま「形式を選択して貼り付け」で、値として貼り付けます。



これでF列とG列は必要なくなりましたので削除します。



F列でNY原油の邦貨換算を計算します。158.987で割って(バレル→リットル)、 為替を掛け(ドル→円)、1000倍します(リットル→キロリットル)。



G列ではNYと東京の鞘を計算します。



以上で、出来上がりです。


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