ガソリンと灯油の鞘

2004/2/6

別に研究と言える内容ではないですが、 ガソリンと灯油の鞘についてグラフとコメントを書きました。 グラフは、ガソリンの上鞘がプラスになるように描いています。
グラフコメント
1月限 灯油の需要期を控えて、冬季の平均気温、景気動向、在庫等により鞘が影響を受ける。 たとえば2002年は暖冬であったため灯油の上鞘が小さい。
2月限
3月限 ガソリンと灯油の鞘で一番ギャンブル的なのが3月限である。 灯油はまだ需要期だが、過不足がはっきりしてくるので、 余っていれば投げ売りに、足りなければ暴騰になる。 2001年3月限は品不足で暴騰、それを教訓にしてその翌年は在庫を大目に積んだところ、 暖冬もあって余り物に値無しとなった。
4月限 灯油の需要の減退で通常ガソリンが上鞘となるが、 気温の上昇が鈍いと意外と灯油にプレミアムが付いたりする。
5月限 ガソリンの需要期、灯油の不需要期で、通常はガソリンが上鞘。
6月限
7月限
8月限 灯油在庫の積み増しが始まるので、5〜7月限に比べて鞘が縮小してくる。 鞘の大きさはガソリン次第である。
9月限
10月限
11月限 ガソリンが不需要期に入ってくるが、灯油もまだ本格化は先であり、 いわゆる端境期であるといえる。
12月限


冬場の灯油は天候相場であると言えます。

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