金 2011/08/04(木) 05:16:37 |
| 4100円超えで思わず2枚仕切ってしまった。残り8枚。
ダイオキシンは数百pg(ピコグラム・一日体重1Kgあたり)あたりから健康に影響が出ると言われているが、それ以下については影響はよくわかっていない。それに対して、許容摂取量は日本では4pg、EUでは1〜4pgとなっている。 一般的に、有毒物質の濃度の、安全であるレベルと安心であるレベルには大きな違いがあり、後者の方が前者よりも二桁程度小さな値になっている。全ての食品を検査することは経済的にも不可能だが、汚染というのは大きな偏りがあるもので(正規分布しない)、どこに汚染が発生するかは事前にはわからず、しかも全体のうち検査される対象はごくわずかであるので、ある検体から汚染物質が検出された場合、最悪の場合その数百倍程度に汚染された物もあると想定しないと安心はできない。ゴキブリを一匹見かけたら100匹はいると想定するのと同じである。つまり、汚染物質の、安心できる濃度というのは安全である濃度の数百分の一以下ということになる。 セシウム牛について、出荷規制になった牛肉をずっと食べ続けても健康には全く影響がないから安心するように、ということが盛んに言われている。確かに、現に測定された牛肉についてはそうかもしれないが、全ての牛肉が測定されているわけではないので、安心はできない。セシウム牛から検出された放射線量は、安全なレベルであっても安心できるレベルではない。 安全なレベルと同程度のレベルで安心するには、東大の児玉氏の言うように、汚染地の全ての生産物を全数検査するしかない。安全と安心を混同した論調が多すぎる。 |
為替 2011/07/29(金) 04:33:17 |
| 車産業しかない単純化したモデルで考えてみる。 同じ国の中で、A社が性能の良い車を作り、B社が性能の良くない車を作っていれば、A社の車は売れ、B社の車は売れず、B社は潰れることになる。 しかし国が違う場合にはそうはならない。A国が性能の良い車を作り、B国が性能の良くない車を作っていれば、B国の人はA国の車を輸入するので、A国にB国の外貨が溜まることになる。その結果、B国の通貨をA国の通貨に換金する動きが継続するので、A国の通貨が高くなる方向に圧力がかかり続けることになる。最終的に、B国の人がA国の車を輸入できなくなるまでA国の通貨が強くなり、輸出入は均衡する。 要するに、輸出超過の場合は、超過分が解消されるまで際限なく通貨は高くなるのである。日本の場合、これ以上円高が進むと輸出産業にダメージが、とか言っているが、そんなのは当たり前で、内需が無くて輸出ばかりしているから、それを解消する方向に動いているだけである。 輸入を増やすか輸出を減らさない限り円高は止まらないだろう(ただし、通貨の信認が低下する場合は別だが)。このままでは製造業が海外に移転して空洞化してしまう、と言われるが、むしろ海外移転が進めば円高も収まると思われる。いい加減、日本は輸出で食っていかないと駄目だという思い込みから目を覚ます必要がある。
ところで、衆議院厚生労働委員会「放射線の健康への影響」参考人説明 児玉龍彦(参考人 東京大学先端科学技術研究センター教授 東京大学アイソトープ総合センター長) http://www.youtube.com/watch?v=O9sTLQSZfwo これはかなり衝撃的である。児玉氏は内部被曝の専門家なので説得力がある。 それにしても汚染地帯の除染にかかる費用が800兆円とか、終わっとるな。全体の除染は到底不可能だろうから、点と線で安全地帯を作り、残りは立ち入り禁止にするしかないな。 |
連邦債務上限引き上げ問題 2011/07/28(木) 13:52:10 |
| 民主党、共和党ともに引き上げが必要との認識は共通している。 共和党は、引き上げ幅を小幅にとどめて、オバマ大統領の任期中に再び引き上げが必要な事態を引き起こし、経済運営の失敗を印象付けて民主党の支持率を下落させようと目論んでいる。 一方で民主党は、オバマ大統領の任期中に再び引き上げなくてもよいくらいの大幅な引き上げを主張している。 共和党案でもデフォルトはとりあえずは回避できるので、共和党としては、そのまま修正に応じなくとも、民主党は最後に丸呑みせざるを得なくなるという読みがあるのだろう。そう読んでいる以上、共和党の譲歩は考え難く、最後に民主党が妥協して共和党の主張に近い形で決まる可能性が高いと思う。 しかし、実際には連邦予算は8月15日あたりまでは枯渇しないという話もあり、もしそれを政府からの情報で民主党が知った上で強気に出た場合、8月2日に決着できない可能性もある。そうなると、その後、いつ予算が尽きるか不透明な状態で突如デフォルトに突入する可能性もある。 そう考えると、デフォルトする可能性も5%くらいはあるんじゃないかと思う。
バンクーバーから帰ってきてから体調不良である。疲労と風邪だ。はやいとこ治さねば。 冷房が苦手なので、最近どこでも設定温度が28度になってありがたい。自分の部屋でも、暑くて冷房をつけても28度で10分くらいつけたらかなり冷えるのですぐに消している。1時間ごとに10分だけ動作する機能とかがあればいいのだが。 |
カナダ 2011/07/24(日) 22:56:02 |
| バンクーバー出張から帰ってきた。 北アメリカ大陸へ行くのは初めてだが、ヨーロッパへ行くのより数段、時差の調整が困難だった。結局ずっと眠たかった。 バンクーバーの人々はやたらと親切である。ちょっと買い物しただけで、レジのお姉さんからHave a nice day!と言われる。パブでもレストランでも店員さんがフレンドリーで、どっから来たんだ?この料理は旨いぞ、などなど、色々と話しかけてくる。 月曜から金曜まで、いつもレストランもパブも大賑わいで、みんな人生を楽しんでいる様子である。治安は総じて良いが、一部、荒廃している場所もある。イースト・ヘイスティング通りのあたりは明らかに危ない感じの人間がたむろっていてかなり怖かった。物乞いも結構見かけたが、人生を謳歌しているように見える街の人達との落差が大きい。 日本食の店があちこちにある。味も悪くない。日本人も多い。旅行者も留学生もどちらも多そうだ。中国人も多い。街で売っている製品は中国製が多い。 毎晩、レストランで食って飲んで、その後にパブでまた食って飲んで、一日晩飯代100CADペースで一週間通してしまった。物価はやや高めだね。円高と言っても購買力で見れば日本と同等程度に思える。この水準で輸出企業が勝負できないんだったら、日本企業はそもそも国際競争力が無いってことだと思う。
ところで、先月、世界一位になったスパコンの京だが、スパコンを日頃から使っている人からはかなり使い勝手が悪いという話を聞く。Top500コンテストのベンチマークであるLINPACK(連立一次方程式を解くライブラリ)に特化し過ぎていて、汎用性に欠けるという話。アーキテクチャがかなり特殊で、既存のコードを京用に書き直すにも相当な労力が必要で、しかも性能が発揮できるかも不透明だから、敢えて使う気にならんなぁ、という感じのことを言っていた。作ってみたものの使う人が少ないから、使いたい企業は無料で使えるらしい(ただし結果を公表しない場合は電気代として3日で1000万円負担しないといけないらしい)し、作った富士通も(どうせ売れないからか)海外に輸出するつもりも無いようだ。これって結局、仕訳けでも問われていたように、一位になることが自己目的化して、世論に押されて大して使えない戦艦大和を1000億円以上かけて作ってしまっただけかもしれない。国威発揚にしては金をかけ過ぎのような気もするが。 かつて一位を取った地球シミュレータは、現場の人からも結構使い勝手が良いと聞くし、最初に作った時は600億円ほどしたが、現在は数十分の一の価格で作れるらしいので、1000億円あれば地球シミュレータ級のスパコンを数十台作って日本各地に配置した方が遥かに有意義だと思う。 |
金買い 2011/07/17(日) 09:47:14 |
| 10枚継続中。通貨価値がどんどん減価していってる現状では安易に買いは手放せない。
仕事が多過ぎである。ここ一ヶ月、かなり頑張ってだいぶ片付けたが、まだ山積している。とりあえず早急にやらないといけないのが、報告書作成が日本語のと英語のが各1件と企画関係が1件、締め切りまで若干余裕があるのが、英語の報告書作成が1件、新規の企画立案が1件、記事執筆が2件、それに加えて日常業務とか会議とか飲み会とかで、毎日が飛ぶように過ぎて行く。 ここに来て外電速報が動かなくなったが、この修復に結構手間がかかりそうで、この優先順位をどうするかが問題だなぁ。相場のシステム開発もある程度の優先順位をつけて進めないといけないんだが。
自然エネルギーというと太陽光と風力しか俎上に乗せずに効率が悪いと切って捨てる記事が多くてどうかと思う。日本の場合はどう考えても地熱が本命だろう。国立公園内での開発が可能になれば適地は多い。太陽光発電の電気は不安定だから電気を溜めるのに蓄電池代だけで数十兆円かかるとか、馬鹿な話を出してくる人もいる。CO2の排出量は火力発電の積分量で決まるから、太陽光や風力が増えればその分、臨機応変に火力を下げればよいだけで蓄電池は必要無い。勝手に全電源を自然エネルギーにする話にして、それは不可能だと結論付ける。そりゃ不可能だろうが、誰もそんな話はしていない。新聞もレベルが落ちたもんだ。スペインでは、強風が吹いて、一時、全電力の5割以上が風力になった日があったが、特に不具合が出ることも無く制御できている。それに、電気を溜めたいときには普通は蓄電池なんかより揚水発電を使う。そもそも原発も太陽光や風力とは逆の意味で出力の調整が難しく、夜間に発電して余ってしまう電気を溜めるのに揚水発電を使っている。蓄電池なんか使ってない。ちなみに、原発が夜間に電気を余らせなければ揚水発電は必要無いが、現状では揚水発電のコストは水力扱いになっている。公式発表では1kWhあたりのコストが、水力が12円、原子力が5円となっているが、揚水発電を原子力扱いとすると水力が4円、原子力が9円となる。しかもこれには自治体への交付金や廃炉や廃棄物処理の費用は入ってない。もちろん福島の事故処理の費用も入っていない。 |
金 2011/07/09(土) 01:39:13 |
| 3900円台で1枚、3800円台で更に1枚買って、3900円台で1枚仕切って10枚に。もうそろそろ買い直せなくなりそうなので、何があっても10枚は維持する方向で。
そんなことより目茶目茶忙しい。文章を書かねばならない仕事が山積していて、しかも次々と締め切りが近付いてくるのでノイローゼになりそうだ。 文章を書くのは実は大の苦手で、小学校の時は日記の宿題が一番嫌だったのだが、ここ12年くらいこのサイトで日記を書いたり掲示板に投稿したりしてきたおかげで、文章を書くことにもかなり慣れることができた。 おかげで、仕事上でもそれらしい文章をそれなりに書くことができるようになり、色々と有利に作用している。 |
常識 2011/06/24(金) 00:37:33 |
| 金、4000オーバーで1枚仕切ったら下げてきた。
いつの間にか原発の話題になってしまう。 しかし、毎日入る風呂より、たまにしか行かない海水浴の方が基準が厳しいっていうのは、常識で考えて逆だと思うのだが、いつの間にか自分の常識の方が世間一般からずれてしまったのだろうか? 水道水は毎日飲むが、海水浴でも海水はほとんど飲まないし。優秀な日本の官僚が考えたことだから何らかの理屈は通っている筈だと思うのだが、何も理解が出来ない。なんか異世界に来てしまった気分だ。 -------------------------------------------------------------- 海水浴場の放射線暫定基準、飲料水より厳しく 読売新聞 6月23日(木)20時1分配信
東京電力福島第一原発事故で、海水浴場などの水質への影響を懸念する自治体の要望を受け、環境省は23日、水中に含まれる放射性物質の暫定的な基準を決めた。 基準は1リットルあたり、放射性セシウムが50ベクレル、放射性ヨウ素を30ベクレルで、飲料水(セシウムは200ベクレル、ヨウ素は300ベクレル)より厳しく設定。海水浴が日常生活に不可欠ではないことから、被曝(ひばく)量を可能な限り低く抑えることが望ましいと判断した。 |
スタック 2011/06/22(水) 22:36:24 |
| 忙しすぎてスタックがオーバーフローしそうだ。気がつけば今年も半分が終わる。あっという間だ。8月に入れば少し楽になるかもしれないが。
原発の運転再開が滞っているようだ。いくら政府が安全宣言を出しても、福島で現実に事故が起きてしまった以上、説得力が無い。原発が安全だった時代は3月11日に終了し、現在は原発事故が起き得る時代に入ったわけだから、従前と同じ建前の論理では地元自治体を説得できないだろう。 万が一には事故は起きるということを前提として、避難計画や事故の際の補償、風向き等の迅速な情報公開システムなどを決めた上で、更に莫大な金を積み上げてお願いするしか方法は無い。日本は独裁国家ではないので、安全協定で運転再開に周辺自治体の了解が必要と決まっている以上、強制的に再開させることはできない。 自治体としても、時代が変わって前提が変化したわけだから、運転再開について今までより高い対価を要求するのは当然だろう。結局、原発を再開しても廃止しても、高くつくのは変わらんね。 まぁ、自治体にいくら金を流し込んでも、太陽光発電の電気をどれだけ大量に買い取っても、日本国内で金が循環するだけだから大きな問題になるとは思わないけどね。今さら財政赤字が50兆や100兆増えたとしても大して変わらないから、政府がファイナンスして、赤字はどこかの特殊法人にでも埋めておけばいい。海外から燃料を買うと富が国外に流出するが、今まで輸出超過で外貨売り圧力が継続し、円高で首を絞めていたことを考えると、少々輸入を増やすのも円安に持って行くためには良いかもしれない。 |
自由 2011/06/18(土) 11:35:34 |
| なんか、累積100mSvまで安全って言ってたのが、いつの間にか年間100mSvまで安全ってことになってきている。このなし崩し感は凄いな。放射線業務従事者の被曝限度でさえ5年間で100mSv、年間50mSvだし、白血病にかかった場合の労災認定の目安が5mSv×従事年数なのに。 もはやそこまで基準を下げないと現状に対処し切れなくなってきているという表れだろうけど、こういう安全デマがどのようなメカニズムで発生するのかは興味がある。政府サイドからそういう圧力があるのか、それとも、一部の学者の特殊な学説が、安心だと思いたい国民全体の空気に乗って増幅されるのか。 東京は結果的には避難の必要が無いレベルで済んだが、福島原発が水素爆発でなく水蒸気爆発だったら、東京も避難が必要なレベルに汚染されていたかもしれない。また、事故が起きたのが浜岡原発だったとしたら、風向きからして東京はもろに被っていただろう。 原発事故に限らず、政変や戦争など、生活が激変するリスクは他にも色々ある。日本経済の没落リスクもある。今回の事故でよくわかるのは、そういう危機が起きたとき、その危機自体を解決しようという動きよりも、危機を矮小化するような空気が形成されるということである。その空気の中では、危険性について発言する人は変人扱いされ、コミュニティーから疎外されることになる。 結局、何が起きても根本的な対処は為されることはなく、空気の方が状況に合わせて変化するだけであり、そんな中でリスク自体から逃れようと願うなら自力で何とかするしかない。真の自由とは、そんな時に自力で何とかできることを言うのだと思う。具体的には、避難の費用+数年間は暮らしていける資金と、世界のどこでも暮らしていける能力である。 原発事故であればどれだけ酷くても国内での避難で済むと思うが、日本が統制国家になったり他国に占領されたり経済が壊滅したりした場合には、サウンドオブミュージックでトラップ一家がスイスに逃れたように、海外逃亡も考えなくてはならないかもしれない。 |
金 2011/06/14(火) 21:08:20 |
| 下がったので指値が入って再び10枚に。毎回、買い玉は維持しようと思うけど上げたら仕切ってしまう。いずれ買い直せないほどの上げが来てしまうかもしれない。 こんな遊びの売買じゃなくて、システムを完成させて本格的に復帰したいところだが、忙しくてそれどころではないなぁ。一日に会議が3つあったりとか。
パセリにキアゲハの幼虫が2匹付いていて、殺すのもかわいそうだからと、そのままにしておいたら、5cmくらいまで成長してパセリ数株を丸裸にされてしまった。今朝見たら、1匹は蛹になるために旅立っていくところであった。もう一匹はまだパセリに滞在中。イチゴが順調に実を付けている。少し食べたが甘くて美味しい。娘にもあげた。
札幌出張は短い滞在だったが久しぶりに北海道の爽やかな空気を堪能することができた。山盛りのイクラ丼を食べたら胃がもたれた。よさこい祭りも30分くらい見ることができた。 |
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