季節 さんの日記

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(無題)  2008/08/06(水) 22:23:48
  『リベラルタイム』という保守系の雑誌は、毎号某学会を退会した公明党の元委員長矢野絢也氏を罵倒する記事を載せているので、一目見てどういう系統なのかピンとくるが(ちなみに田原総一朗や堤堯が連載している)、「日本を劣化させる50代の罪」という、ちょっと保守系らしからぬ記事を特集しているのが目についた。2007年度の統計によると、14〜19歳の殺人検挙者が64人に対し、50〜59歳のそれは199人で、人口比率でもかなり高いという。諸外国であれば20代の数字がピークで、年があがるにつれて下がると言うが、日本では特異な例外となっている。どうも彼らの青少年時代の犯罪率の高さをそのまま引きずっているようなのだ。
 キムミョンガン(よくこんな雑誌に書いたな笑)にいわせれば、性犯罪ですら多いとのことで、正しい性教育を受けなかった「性犯罪を生む明治民法世代」と決めつけられる有様である。『リベラルタイム』の読者層から考えると、今頃編集室には苦情の電話が殺到していると思われるが、思い当たる節がないでもない。以前石坂洋次郎の『陽のあたる坂道』という、ちょっと気の利いたタイトルの、昭和30年代映画等で評判になった小説を読んだ事があるが、のちにヒロインと結ばれることになっている青年が、初対面のヒロインの胸を、いきなりむんずとつかむところから始まっていて、閉口した覚えがある。あまりにもリアリティがないというか、これだと二人はゆくゆく結ばれるどころか、ここで話は終了してしまうところである。こんな小説をあり得ることだと思ってしまうと、性犯罪に走ることもしょうがない?

(無題)  2008/08/05(火) 21:01:46
  『読売ウィークリー』に、昨年破綻したアルファエフエックスの記事が載っていた。社長の植原正成は、客の金で何人もの愛人を囲って豪遊していたという。今や預金口座には6万円しかないとうそぶいているそうであるが、愛人の元に隠してあるか、架空の債権でもでっち上げて第三者の所に流れているかしているんだろうか。セミナーの講師は本を書くぐらいの力量がほしいとは書いたが、本を書いた人が信用できるというわけではむろんない。この人は国際金融ジャーナリストの青柳孝直氏と共著までだしているのだから、何か悪い冗談みたいだ。これに比べると名古屋のジェイエヌエスは、ずいぶんたちのよいケースだったんだなと思う。

(無題)  2008/08/04(月) 20:43:52
 埼玉の女子中学生父親刺殺事件、女子中学生はついに「夢で見たというのはウソ」で、「何もかもいやになり、母も弟も殺して自殺しようとした」と自白したとの報道である。とうとう、女子生徒は「夢で見たなんて動機は絶対認めない」という警察の強い圧力に屈した模様である。こうでも言わなきゃ厳しい取り調べが延々と続くのだから、「そんなことばっかり言ってて、お父さんに悪いと思わないのか?」と責められれば容易に陥落すると思われる。

(無題)  2008/08/03(日) 22:58:13
  ここ数日アニメの事を書いていたら、赤塚不二夫さんの訃報を耳にした。
また一つ昭和が遠くなっていったなあ。ご冥福をお祈りします。

(無題)  2008/08/03(日) 01:12:31
  井上章一『日本に古代はあったのか』を読む。井上はどこかの大学の先生と思っていたが、国際日本文化研究センターに所属しているらしい。本書の内容は今時珍しい時代区分論で、日本に古代などなかった、原始時代の次は3世紀からいきなり中世であった、と言う主張である。ただその根拠はと言ったら、内藤湖南の中国史時代区分に合わせたと言うだけで、井上自身が古代はどんな社会であり、中世はどんな社会であると考えているのかが全く示されていないので、おどろくべきことに学術的には全体として無意味になっている。実はこの本は時代区分論に名を借りた、京大史観と関東史観のせめぎ合い、お得意の関西・関東論で、もちろん著者は関西の肩を持っているのである。従って実のところ、『関西人の正体』などと同類の本で、学術・教養書と思ってはいかんのだ。
 まあ、それでも一応時代区分論として読んでみるが、筆者は、現在の教科書的歴史では武士の台頭を以て中世の始まりとするけれど、かつてはマルクス主義史観でも、律令制を中世封建制度ととらえた説は有力だったとするが、もちろんそれはそうなのだけれど、もう一つ有力な説を意識的に無視している。それは、日本の江戸時代のみを欧州の中世の相当する発展段階にあったと見なし(この点では安良城説に近い)、それ以外の非ヨーロッパ世界を「古代的・アジア的」社会と見る説である。この説では中国にヨーロッパ的中世は存在せず、井上が紹介するような、中国において中世が(東大学派のように)宋からはじまるのか、はたまた三国時代から始まるのかは、問題自体が吹き飛んでしまう。
 で、時代区分論が本質的に発展段階論であることを考えれば、中世ヨーロッパ社会の技術的基礎を見なければ話にはなるまい。かりに12、3世紀欧州を基準とすると、それは水車動力の広範な使用、歯車とねじがあり、従って初歩の生産機械が存在する社会である。このような段階に到達できたのは、ほぼ江戸時代の日本のみと言ってよい。前近代において機械時計を作ることができたのは、ヨーロッパ以外では日本だけであった事を想起すべきである。私は基本的に歴史をそのように見ているので、内藤=井上の時代区分論はもとより、中国の宋から中世が始まるという説も、社会の「すすみ遅れ」を見る指標としては、やや早すぎるというのが率直な感想である。もちろん、社会の発展段階を欧州と比較する意図はなく、ただ単に東アジアも3世紀から「中世」という言葉を使いたい、と言うのなら、どうぞご自由にとしか言いようがないわけだが。

(無題)  2008/08/02(土) 00:13:58
  アニメソングのことをアニソンというが、この世界でもある程度決まった人が歌い手になるらしい。中でも堀江美都子と言う人はこの世界ではアニソンの女王と言われるほど著名なのだそうである。ちょっと調べてみると、「キャンディキャンディ」「花の子ルンルン」「ひみつのアッコちゃん(2代目)」とか、いろいろ歌っていて、私にも聞き覚えがある。中でも驚いたのは、「ハクション大魔王」の「アクビ娘の歌」を歌っているのだが、画像に(12歳 横浜市)とクレジットされているのだ。12歳の子供の声とはとうてい思えない驚異的なうまさである。たぶん声変わりが終わった頃から一貫して安定した技術を持っているのであろう。確かに女王と言われるだけのことはあるんだなあ。

7月成績
商品 484,300円 為替 19,579円(SP20,624円)

(無題)  2008/07/31(木) 21:47:05
  今年の2月頃、「れて」さんという、いかにもステハン風のHNで、40年来証券会社にいた知人が、投機的取引でもうけたやつを見たことがない、と言ったとか、ボロさんは逆をやってみたらどうかとか、書かれていた人がいらしたが、その後どうなったか、ふと気になる。一応「システムの優位性」は少し信じるとか何とか漏らしてたから、もしかしてその後クソ商材でもつかまされてすさんでいたりして。掲示板は携帯からでも書き込めるから、別ハンドルならわからないわけであるが、発想や文体で、何となく似ている人はいないでもない。しかしたった6ヶ月で掲示板の顔ぶれはすっかり変わったかしら?

(無題)  2008/07/30(水) 22:15:50
  先物もかつてのような無差別勧誘が控えられて、セミナーで人を集めてその人を対象にするという風にやり方が変わってきている。しかしそれにしても、セミナーの講師は、本を書いているとか、信用ある媒体に報じられているとか、それなりに価値のある人でないと、わざわざ見に来る人もいないと思う。ネットでぽっと出で「投資顧問」のまねごとを試みた人と言えば、村の鎮守さんとか、サブロバさんとか、昔から時々現れたけれども、いつのまにやら消えてしまった。USSの担当者さんは、先物の個別HPを覗きだしたのは、比較的最近と見た。

(無題)  2008/07/29(火) 23:18:35
  世界で生物種がどれだけあるかは知らないが、この日本でもそれなりに目立つ草木類や小動物のたぐいで新種が発見されることがある。1992年にはホシザクラという新種が発見されたが、これなど東京近郊、多摩ニュータウンのあたりの丘陵に100株ほど自生しているというのだからおどろきである。まさか園芸品種か何かが交雑して新発見の新種にみえたものだったりして。それはないか。ちなみにソメイヨシノは幕末に江戸で作られた品種で、今全国にあるのはすべてそのクローンであるという。こういうのは生物学的にはもろいから、何だがある日一斉に枯れそうな予感がする。

(無題)  2008/07/28(月) 21:14:42
  最近はアニメファンが聖地巡礼として、舞台に使われた場所などを訪れるようである。埼玉の鷲宮神社なども、アニヲタのメッカになっているらしい。「らき☆すた」と言うそうであるが、私はこのあいだ初めてみたが、どうも最近のこういう絵にはついて行けない。そんな自分でも、2代目の「ひみつのアッコちゃん」は可愛いと思った口ではあり、いささか危ない。小林亜星のオープニングも優雅でよい。
 中世からルネサンス時代の西洋絵画を見て、子供があまり可愛く描けていない言った人がいる。そういえばそうで、何故かといぶかしかったが、最近海外で、日本のアニメがティーンエージャーを可愛く(それも青年男子向けに?)描きすぎて犯罪を助長すると言う批判があり、昔の西洋絵画があまり可愛く描かない理由がわかった気がする。

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