秋山昇 さんの日記

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金利とインフレ率と国家債務と成長率  2011/02/18(金) 13:30:38
 株も商品もよく上がっているが、実質的にはいよいよ貨幣価値の下落が表面化してきたのではないかと思う。ガタガタの民主党を見ていると焼け野原になるのもそう遠くなさそうだ。どうせ破綻するなら早いに越したことはないが。
あと5年程度は大丈夫かと思っていたが、今や一年先も不透明な感じになってきた。いずれにせよ長期金利の動向からは目が離せない。

政府債務の平均残存期間はちょっとわからないが、国債の平均残存期間が6年程度、つまり6年程度で借り替えられることになる。まぁ、政府債務の平均残存期間を6年とすれば、例えば金利が3%に上がれば、利払い費は年々増加して10年も経たずに政府債務の3%に漸近する(政府債務1000兆円なら30兆円)。
政府債務の金利がx%になった状態を考えてみる。ただし、将来の物価水準は不明だが、現在の物価に引き直して考えるものとする。償還は諦めて全て借り換えで対処するとし、税収をy兆円とする。現状で国債費を除いた歳出は70兆円程度の規模になり、仕分けでも明らかになったように削減は極めて難しい。そうなると、政府債務の利払いと合わせて(70+x/100×1000−y)兆円程度の歳入欠陥が生じ、この分だけ毎年政府債務が増加する。
さて、政府債務の増加率が名目GDP増加率以下なら債務は発散しない。日本の潜在成長率をz%とし、金利とインフレ率が連動するとすれば、持続可能な条件は、(70+x/100×1000−y)/1000≦(x+z)/100、ということになる。整理するとxが消えて、70−y≧10z、となる。
日本の潜在成長率を1%とすると、破綻を回避するには60兆円程度の税収、つまり20兆円程度の増税が必要となる。計算上は消費税を20%程度に引き上げれば何とかなるかもしれないが、それでzが2%減少すると元も子もない。それでも消費税50%とかにすれば何とかなるかもしれないが、さすがに現実的ではないだろう。経済を活性化して、潜在成長率zを2%程度に引き上げ、税収を50兆円レベルに持って行くのが現実的だと思う。
ただ、前提条件は年々厳しくなりつつある。歳出の70兆円にしても、高齢化で年々増加が予想されているし、何もしないまま債務が増大し続ければ、それだけ条件を満たすのは難しくなる。今から増税だ経済成長だと言ったところで、効果が出てくるのは5年後とかであろう。いますぐ取り掛かっても間に合わない可能性が高い。というか、おそらく間に合わない。
あと、重要なのは、インフレ率xはあまり関係が無いということである。インフレにしても金利が上がるから何も変わらない。

  2011/02/14(月) 21:04:07
 窓という窓に防犯シートを貼った。これはなかなかの重労働である。貼った直後は、プロ並の施工だと思ったのだが、翌日見たら結構水溜まりが出来ていてショックである。まぁ、数ヶ月で抜けて気にならなくなるらしいが。本当は施工後、数時間ごとチェックして抜かないといけなかったようだ。まぁ、次回からは問題なく出来るだろう。
防犯ガラスに比べて防犯シートの良いところは、値段が5分の一程度(自分で施工した場合)、火災や地震の際に内側から破っての脱出が容易、ガラスの飛散防止にもなる、という点である。また、紫外線カット効果もある(これは防犯ガラスにもあるが)。
玄関横の装飾ガラスは凹凸が大き過ぎて防犯シートを貼れないことがわかったので、ここは内側からアクリル板を貼り付けることにする。ドアの鍵もピッキングに強いものに変更予定。しかしまぁ、玄関は道路から見通しが非常にいいので、ドアからの侵入は確率が低く、侵入経路は十中八九は一階の掃き出し窓か二階のベランダからになるだろう。
窓のクレセントも鍵付きのものに変更予定。更に上部に補助錠を設置する。一階の窓には格子が入っているが、外して侵入する手口があるので、窓枠に直接固定し、接着剤などでネジ穴を潰しておく必要がある。色々とやることは多い。
ダイニングキッチンにエアコンを付ける場所が無いということが発覚した。おそらく業者のリフォームで新しいキッチンが設置されたせいだと思われる。業者が見栄えだけを考えてやったリフォームだからこういうことが起きるのだろう。色々と考えた結果、キッチンの上の吊戸棚を一部撤去するしかないという結論に達した。一旦取り外して4分の一だけ切除し、端面を処理して再び取り付け、空いた所にクロスを貼れば良いだろう。
色々と大変だが、家いじりも新たな趣味としてはなかなか楽しい。外回りもいくつかやることがある。

最近  2011/02/07(月) 12:51:35
 本業がにわかに忙しくなってきて、システム開発の方は滞り気味。満足の行くシステムが完成しない限り、相場関係の今後のあらゆる計画が進まない。
ただ、スペクトル分解をした後の結構高次のスペクトルが有効に作用しているというのはわかってきた。これを利用すると、ゴムなんか、ほとんどドローダウンの無い右肩上がりのシステムになる。実戦投入したいところだが、ここはまだ我慢だな。
そろそろ引越の段取りも考えないといけないし、その前に防犯フィルムを貼りに行かないといけない。
住宅ローン金利がジワジワ上がっている。最近では11月が一番低くて、12月の契約では少し悔しい思いをしたが、1月、2月と少しずつ上昇。トレンドフォローという意味では良い仕掛けだったかもしれない。いずれ金利が急騰し、変動金利でローンを組んでいる人は返済に詰まって破綻し、一時的に不動産は投売り状態になると思う。その時が不動産の最後の買い場になるかもしれない。資金があれば何か良い物件を買いたいところだ。ただ、中国人が買い漁るような展開になれば優良物件はあまり下がらないかもしれない。

防犯  2011/02/03(木) 03:52:52
 最近、防犯関係のHPをよく見ている。
面格子は比較的簡単に外されるようなので、ネジ山を接着剤で埋めて回せないようにしておくと良いらしい。防犯フィルムをどこまで貼るか考え中。掃出窓の上の高窓とか、屋根裏部屋の窓とかは、さすがに泥棒も入らなさそうなんで要らんかも、と思わんでもないが、どうせなら全部に貼りたくなってしまう。

最近やけに多忙なためシステム開発は休止中。ちょっと条件数の悪い連立一次方程式を解かないといけない部分があるので、きちんとプログラムしないといけない。

最近の出来事  2011/01/31(月) 01:07:24
 家、カビキラーで窓のゴムパッキンのカビ取りを頑張っているが、取れんなぁ。一回やるごとにほんの少しずつ薄くはなって行くんだが…。これ、たぶんゴムパッキンに染み込んだカビの死骸はもう取れないけど、漂白されていってるだけだと思う。

東京出張に行って来たが、北陸線が雪のため運休になり、米原周りで帰ってきた。さらにポイント切替器が雪で詰まって動かなくなったということで、鯖江で1時間半ほど立ち往生。やっとのことで金沢に帰ってきた。家に帰ったら、車の上に70cmくらい雪が積もっていて、完全に埋もれていた。ルーフが凹んだらシャレにならないので発掘作業をした。もう雪国はうんざりだ。

システムは何とかなりそうになってきた。ところで、相場における数学の知識について。無くてもいいかもしれないけど、有ればそれなりに役には立つ。例えばボリンジャーバンドについて考えてみる。一般的に使われているボリンジャーバンドの計算式では、ボラティリティーの計算の仕方が間違っているので、1シグマラインとか2シグマラインは全く正確ではない。実際、統計的には95%の確率で2シグマの範囲入る筈が、実際の相場では結構な頻度でボリンジャーバンドの2シグマラインを超えている。数学の知識があれば、ボラティリティーの計算が間違っていることがわかるが、何も知らなければ、相場はトレンドが出易いから理論確率より多く2シグマを超えるのかもしれない等と、間違った結論に達して、その結論により間違った手法を作ってしまう可能性も出てくる。

システム売買9  2011/01/27(木) 23:54:07
 やはり正規分布からのズレを見てトレンドがあるかどうかを判定するというのは上手く行かない。こんなんで上手く行くなら既にみんなやっている筈だわな。各次数のモーメント間の比率を計算すると(二次モーメントの二乗と4次モーメントの比がいわゆる尖度と言われる数値だが、他にも比率は計算できる)、明らかに正規分布と異なっているのがわかるのだが、その違いとトレンドの有無がどう関連しているのかはわからない。もしかしたら何の関係も無いのかもしれない。しかし、この方向については諦めるのはまだ早い気もする。そこは相場の変動原理に立ち返って考える必要があるように思う。正規分布からのズレを説明するモデルとしてはGARCHモデル等の確率的ボラティリティモデルが知られているが、さらに相場の変動原理からモデル化するという視点が必要な気がする。まだしばらく考えてみる。

システム売買8  2011/01/27(木) 11:49:27
 意外と単純な考えが通用するかもしれない。日々の変動が正規分布であれば値動きはランダムウォークになり妙味は無い。しかし実際は、正規分布から少しズレるところに妙味がある。トレンドはファットテイルに反映されると考えられるので、日々の変動の分布が正規分布からどれだけズレているかを判定すればよいかもしれない。単なる統計の問題になる。

システム売買7  2011/01/26(水) 10:47:12
 システムが通用しているかどうかを自動判定させるため色々と考えているが、やはり難しい。継続してトレンドが出ている銘柄や、常にトレンドが無い銘柄は判定できるが、数年間上げ下げのトレンドが出て、その後数年間はトレンドが消えるような銘柄は、システムが機能することを探知して参入しても、参入した時には機能しなくなっていることが多く、損を積み重ねてしまう。しかし、実際はそういう銘柄が圧倒的に多い。
やはり、投資対象の選定とパラメータの設定は手動でやらざるを得ないか。ファンドにするなら銘柄選定会議みたいなのをやらないといけないかもしれない。システム自体は、相場の勢いとブレイクアウトを数学的な観点から精密化しただけなので、未来永劫、トレンドが出さえすれば機能するだろう。問題は、トレンドのよく出そうな銘柄を選ぶだけである。
トレンドが発生する原因はわかっていて、第一は内部要因、すなわち、引かされ玉が蓄積して、投げや踏みが継続して発生することによって起きる。第二は外部要因、つまり、上昇や下落の材料が徐々に表面化してくることによる。外部要因は価格データから判定することは不可能と思われるが、内部要因については何とかならないものだろうか、と考えたりもする。商品なら、出来高と取組高の比で判断できる気もするし、株はよく分からないけど、信用残などを見れば良いのかもしれない。もしくは単純に、取組高もしくは出来高が増加傾向にあるものをピックアップすれば良いのかも。
今まで、システムは価格データさえあれば十分に構築できると考えていたのだが、出来高と取組高のデータも含めたデータを取り直した方が良いのかもしれない。まぁ、色々と悩ましい。

システム売買6  2011/01/24(月) 09:38:03
 自分のシステムは、トレンドが出れば取れるので、ファーストリテイングみたいに100倍とかに暴騰した銘柄や、JALのように紙屑になった銘柄も、検証すると大きな動きをごっそり取れている。ただ、そういう大相場が来る前の段階で売買銘柄としてピックアップできるか、というのが問題である。そもそもファーストリテイングは貸借銘柄になったのが最近なので、実際は売買対象にもなっていなかった。JALも上場廃止前に貸借銘柄から外されている。そういうのも考慮した、実際に即したスクリーニングと検証が必要になってくる。そのためには、まずはきちっとした価格データを整備する必要がある。ストップ高とストップ安も考慮しないといけないが、ストップの値幅が昔から変わってないのかも調べなくてはならない。

システム売買5  2011/01/24(月) 03:04:29
 色々と考えた結果、出来るだけシンプルなシステムで行くことにした。
基本的には、秋山レシオがプラスなら買い、マイナスなら売り、ただし、レシオがプラスでも、下にブレイクアウトした場合は買いはキャンセル、レシオがマイナスでも上にブレイクアウトした場合は売りはキャンセルされる。
秋山レシオもブレイクアウトも、ランダムウォークとトレンド成分が重畳している時に、最も効率良くトレンド成分を分離するにはどうすれば良いか、という観点から数学的に導出されたものなので、カーブフィッティングの余地は無い。未来永劫、トレンド成分が余分に入ってさえすれば機能する筈である。
パラメータは、どの程度の時間スパンのトレンドを抽出するかを決める時定数だけである。

とりあえず、株式、日経平均先物、商品、為替で検証してみた。検証期間は過去10年。株式は、最近の平均売買代金が一日10億円を超える銘柄をピックアップしてみた。トレンドを取るという点からすると良く動く銘柄を選ぶのが良いと思うのだが、今のところどう選べば良いのかはよく分からない。
売買コストとしては、片道当たり、株式は売買代金の0.2%、日経平均先物は1円幅、商品は1000円、ドル円とユーロ円が5銭幅、ポンド円が10線幅、を計上している。

具体的な損益の数値は割愛して、概略を示すと以下のような感じ。ここで、○は良好(概ね右肩上がり)、△はプラスになったりマイナスになったりして結局プラス、▲はプラスになったりマイナスになったりして結局マイナス、×はダメ(概ね右肩下がり)。分散投資するなら、○と×、△と▲で相殺という感じ。

5 10 20 40 80 160 320 時定数(日数)
▲ × △ △ △ ○ ○ 8316:三井住友フィナンシャルグループ
△ △ ○ ○ △ △ ○ 8411:みずほフィナンシャルグループ
× × × ▲ △ ○ ○ 8306:三菱UFJフィナンシャルグループ
× × × ▲ △ ○ ○ 7203:トヨタ自動車
× × ▲ △ △ ▲ △ 8058:三菱商事
○ ○ ○ ○ △ △ △ 9984:ソフトバンク
× △ △ △ ○ ○ ▲ 6501:日立製作所
× × ▲ ▲ ▲ ▲ × 7751:キヤノン
△ △ ○ △ ▲ ○ △ 6502:東芝
× × × ▲ × △ △ 7267:ホンダ
× × △ △ ▲ ▲ ▲ 8604:野村ホールディングス
▲ △ ○ ○ △ ○ △ 6758:ソニー
× × × × ○ ○ ○ 7974:任天堂
× × △ ○ ○ ○ ○ 6301:コマツ
× × ▲ △ ▲ ▲ △ 8031:三井物産
× × × ▲ ▲ ▲ ▲ 6954:ファナック
× × ○ △ ○ × △ 7201:日産自動車
× × ○ ▲ × △ ○ 8802:三菱地所
× × ▲ △ ○ ○ ○ 日経平均先物
○ ▲ ▲ × × × △ 東京金
○ ○ ○ △ ○ ▲ △ 東京白金
○ ○ ○ ▲ ▲ △ △ 東京ガソリン
○ △ △ △ ○ ▲ ○ 東京ゴム
▲ △ △ ○ ▲ ○ ▲ 東京コーン
▲ ○ ▲ × △ ○ ▲ 東京一般大豆
× × ○ × × △ △ 東京アラビカコーヒー
○ △ ○ ○ ○ △ △ 東京粗糖
△ ○ ▲ △ × ○ ○ ドル円
△ △ × × × △ △ ユーロ円
○ × △ ▲ × ▲ ▲ ポンド円

特にフィルターも何も設定してないし、何も最適化をしていないので、銘柄によってブレが大きい。そもそも、狙った銘柄の狙ったタイムスパンにトレンドが発生していなければ絶対に取れない。
株式は、10日以下の短期投資は手数料が嵩んで利益が出ないようだ。ただ、手数料をゼロに設定してもあまり良くはならないので、短期スパンの領域にはあまりトレンドは無いのかもしれない。ソフトバンクだけは短期もよく取れている。日経平均先物も含め、株式は一年程度のタイムスパンにトレンドが多く発生しているように見える。
商品は、金以外の工業品は5日〜20日程度のスパンで良く取れている。一方で穀物系は長期の方が良いようだ。粗糖がどのタイムスパンにもトレンドが出ていて面白い。
為替は5日〜10日程度の短期にもトレンドがあるようだが、ドル円なんかは長期的な動きも取れそうである。

このままのシステムだと、正直、分散投資をしても綺麗な右肩上がりの直線にはなりそうにない。しかし、仕掛けたタイムスパンにトレンドが多く発生すれば取れるので、一応、将来にわたって機能し続けるという安心感はある。チューニングし、各銘柄に特化すればするほど環境の変化には脆弱になるので、あまり手を加えたくは無いんだよね。どうしたものか。

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