納会 2010/07/03(土) 13:22:33 |
| 昔の話を色々書いてみます。現在の話ではありません。
仕手戦の決着は、最終的には受けと渡しのどちらが多いかということになる。 買い仕手が300枚の買い、売り仕手が500枚の売り、場違いの提灯が差し引き200枚の買いとする。買い仕手が50枚受ける用意をしているのに対して売り仕手が40枚分しか渡し物を調達できなかった場合、納会は暴騰する、筈なのだが、大抵はそうはならない。 事前に売り仕手が降参して買い仕手に連絡を入れる。みんな知り合いなのですぐに連絡がつくのである。で、買い仕手の持っている300枚の買い玉にどれだけあんこを付けるかという話になる。例えば現在値を基準にピンあたり20万円、300枚で6000万円という具合に決める。後は、納会が暴騰しても暴落してもその間の損益は売り仕手の側が負担することになるので、買い仕手の利益は確定する。その上で、買い仕手は受けを40枚に減らす。更に場違いの提灯の買いが多いから、今回は暴落納会にしておこう、ということになる。 あまり知らない人が見れば、暴落納会で買い仕手が負けたように見えるが、実際はそうとは限らない。大体は納会前に話は終わっている。まぁ、たまにガチンコ勝負になることもあるが。 |
情報 2010/07/03(土) 13:01:56 |
| 昔の話を色々書いてみます。現在の話ではありません。
ある程度資金が大きくなると、相場は個人対個人の取り合いになる。リーマンショックみたいなのが来れば別だが、基本的には場勘定の戦いということになる。 仕手筋が一般の口座を使って売買したりホームトレードで売買したりする例もあるので、ちょっと仕手がかっている銘柄で目立つ手を振れば、誰の売買なのか徹底的に調べ上げられる。 個人情報だろうが何だろうが関係は無い。仕手筋にはみんな配下の外務員がいて、外務員は横の繋がりが強いので、手を振った会社の知り合いに電話してこっそり教えてもらうのである。 特にメインプレーヤーの間では情報の探り合いが熾烈で、どの名前のどの口座にいくら入っていて、いくらまで下がれば追証がかかるか、先物口座だけではなく銀行口座の残高から借り入れの状況まで、洗いざらい調べられてしまう。調べられる方も簡単にはわからないように色々と工夫はするのだが。盗聴なんかもあるようだ。 パンクするはずなのに入金されたりすると、どこで金策してきたのかまた調べられることになる。 |
付け替え 2010/07/03(土) 12:41:47 |
| 昔の話を色々書いてみます。現在の話ではありません。
まず売買し、利益が出れば自己玉にしてしまい、引かされたら委託の売買ということにする、なんてことがまかり通っていた。売買すらしてなくとも、場が引けてからバイカイを振れば、例えば前場一節で売買したことにできる。当然、引けの時点では売り玉と買い玉の一方に利が乗り、一方は引かされている。それを委託に割り当てようが何をしようが自由であった。 だからある口座の利益を別の人の口座に移動するなんても比較的簡単で、営業マンが仲介して口座の貸し借りをするみたいな話も結構あったようだ。 売買の付け替えはホームトレードでもやっていた所があったようだ。某社のホームトレードでは、ザラバでは、例えば売り気配24320円、買い気配24310円の状態では、24320円売り指値していても絶対に成立しなかった。買い気配が24320円に切り上がればやっと成立する。からくりはこんな感じである。24320円売りの客注はそのまま場に晒すが、成立しても客に通知はせず、自動で24310円に仕切注文を入れる。もし仕切りが成立した場合は再度24320円に売り注文を入れ、1ティック抜いた分は自己ディーリングの利益として計上する。もし仕切りが成立せずに相場が上げてしまった場合は客に指値成立ということで通知する。取引員はノーリスクで儲かる仕組みである。まぁ、あまりに評判が悪くてすぐに改善されたが。 ホームトレードの客や、あまり重要ではない客の玉は、石と呼ばれ(たぶん捨石から来ている)、有利な値段で成立した石はしばしば自己玉や馴染みの客へ付け替えられたりしていたことがあった。 |
出金 2010/07/03(土) 12:15:24 |
| 昔話をちょっと色々書いてみます。現在の話ではありません。
会社によって違と思うが、一般的に先物営業の世界は実力主義で、組織営業の場合、結果さえ出せば出世は早い。20代後半で支店長なんてケースもあった。ただ、降格も多い。 基本的に、大衆店では客の預かりは出金せず、手数料で潰れるまで回転させていく。だから、入金された金は会社の金という意識があり、出金することは大きなマイナスポイントとなる。 たまに客が当たり過ぎて大きく預かりが増えてしまうことがある。出金さえしなければいずれ手数料で回収できるのだが、大きく利益が出ている段階で、客がヤクザを連れてきて無理やり出金させたりもする。 億単位の金を出金せねばならなくなり、支店長がヒラに降格になったという話もあった。ちなみに出金に成功しても、半分はそのヤクザへの報酬になったようだ。 |
向かい玉 2010/07/03(土) 11:58:27 |
| 昔話をちょっと色々書いてみます。現在の話ではありません。
満玉、回転売買、出金拒否は客殺しの三点セットと言っても良いのだが、向かい玉も併用されることが多い。 向かい玉には、ストップ制限で売買が出来ないが、客の足が出そうなときに自己玉を合わせることができる、なんていう効用もあるのだが、そんなのは奇麗事で、大体は馴染みの客か煩い客にしか適用されなかった。 ただ、足が出ると回収が大変なので、例えば売り玉が仕切れずに困っている人がいる場合、買い玉を持っている客を説得して仕切ってもらって合わせたりとか、別の客にストップ安で買わせて仕切れない客に合わせるとか、客同士の付け合せよく行われたようだ。 ところで、取引員にとっての向かい玉の効用については誤解されることが多い。 向かい玉を建てて客に損をさせれば向かい玉は必ず利益になる、なんてことを平気で言っている人がいる。特に裁判の判決でも、向かい玉は顧客が損をする方向に誘引する効果があると断定されている。 そういう理屈なら、客の5倍向かえば5倍儲かることになるが実際はそれはしない。 客が損をするのは手数料のせいであって、手数料が無ければ、狙って客に損させることは難しい。手数料が無ければ、満玉張らせても、例えば1024回に一回はジャンケン10連勝するように資金が1024倍になってしまうこともあるだろう。 向かい玉の一つの利点は、場面をゼロにして場勘定のやりとりをしなくて済むようにすることだが、もう一つの利点は利益の平準化である。 向かい玉を建てない場合、客が大きく儲かった場合に多くの手数料が入るが、すぐに飛んだら手数料はほとんど入らず、収益が安定しない。 ここで向かい玉を建てておけば、客がすぐに飛べば向かい玉で利益になり、客が大きく儲かった場合には向かい玉は損になるが手数料で利益になる。 そういう点から考えると、自己で向かうより、客同士で向かわせる方が収益が安定する。実際、大衆店ではそういうところもあった。 向かい玉に対して厳しくなってくると、完全には向かわないところも出てきた。某社なんか、常に客注の5分の一だけ場晒しにしていた。 |
公正証書 2010/07/03(土) 00:16:37 |
| 返済期限の定めの無い1100万の貸金債権について、100万円を追加で貸すことを条件に、月5万円返済の240回払いということで強制執行許諾文言付きの公正証書を作成した(利息はゼロ)。交付送達の手続きも同時にやってもらった。 公証人の先生は、元裁判官で、6月始めに公証人になったばかりだそうで、事務のおばちゃんの方が詳しそうな感じだった。1100万は返ってこなくても仕方ないと考えていたので、とりあえずの問題は今回貸した100万円ということになるが、多分2年弱で返してくれるだろう。 無いとは思うけど、もし返済が滞ったら、強制執行して裸になってもらうしかない。 公証役場は高知の土地に定期借地権を設定するときにも利用した。相場に関わらなかったら、公証役場など、恐らく生涯関わりが無かった場所だと思う。 |
今日の売買 2010/07/02(金) 13:50:34 |
| 金先買い、TOCOM指数買い 値洗いはマイナス110万円くらい
今年の高値から、あっという間に400万弱無くなった。 今年の利益も200万を切った。この調子だと年初来マイナスになるのも時間の問題か。 まぁ、今は目先の儲けより、インフレ対応の資産をどう構築するかに重点を起きたいと思っている。 |
今日の売買 2010/07/01(木) 18:30:01 |
| 灯油先買い、TOCOM指数買い 値洗いは4万円くらい
一週間ちょっとで260万ほどやられとる。 困ったもんだ。 |
今日の売買 2010/06/30(水) 09:46:51 |
| 金先買い、ガソリン先買い 値洗いは46万円くらい
全現金資産に対する丸代金の比率は1.7倍くらいになった。 |
今日の売買 2010/06/29(火) 22:36:04 |
| TOCOM指数買い 値洗いは61万円くらい
資金は順調に減少中。 もう少し下がれば金と石油製品の買いを増やしたい。 いずれは過剰流動性により際限の無いバブルがくると思う。 |
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