(無題) 2008/06/02(月) 20:24:21 |
| 柔道整復師の不正保険請求が問題となっている。どうやら詳しい内容を書かなくてもよい、「けが3カ所」でめいっぱい請求している人が多いらしい。3箇所以上の請求が少ない県は、岩手・山形で、多い県は・・・。しかしこれほど地域差があるとなると、よく保守的な人の言う、「古き良き日本人」は、昔も今も、一部の木訥な東北人あたりにしか居ないのではあるまいかと思う。 それと驚いたのは、近頃柔道整復師は急増しているらしい。2000年頃までは毎年1000人程度の合格者だったのが、近頃は5000人を超えているのである。あの司法制度改革以上の増加ぶりである。しかも増大する弁護士と違い、この人たちは一応食っていけるであろう。やはり今は手に職職の時代、特に医療系の資格が強いのだろうか。 5月の成績 商品−80,100 為替−152(371) |
(無題) 2008/05/31(土) 11:24:06 |
| 一説には峠を越えたと言われるサブプライムローン問題であるが、実は日本では昔から、低所得者層に対する住宅ローンが問題となっている。見聞する限り、一般の勤め人が破産する最大の原因は、無理な住宅ローンにあるといってもよい。ある人に言わせれば、「日本は住宅を買ってはいけない層にまで無理矢理住宅を買わせて債務奴隷としている」のだそうな。何のことはない、日本はサブプライムローンの先進国なのである。ちがうのは、米国のそれとは違って、それほどリスク転嫁が進んでいないと言うことであろう。実際の所、今度の金融パニックで、発祥元の米国よりも日本の方が株価などの痛手が大きいのは、日本の金融技術の脆弱さを物語って居るのではあるまいか? |
(無題) 2008/05/29(木) 22:23:02 |
| 船場吉兆が廃業した。使い回しはそれ自体は法律違反ではないとはいえ、産地偽装よりも遙かに印象が悪く、もはや営業の続行は困難であったのだろう。ただ、こういう事をやってる店は外にもありそうな気がする。私はあまり神経質ではないが。ちなみに東京の山谷では、1960年代まで残飯屋というのがあったという。 |
(無題) 2008/05/28(水) 21:36:51 |
| 本山美彦『金融権力』(岩波書店)を読む。この人は、よく『世界』などに書いているが、予想通りというか何というか、現在の金融技術に極度に否定的で、その技術によって危機は深められたという。全編これ陰謀史観であって、正直学者の書くものとは思えないのである。で、その解決法がESOP(要するに従業員持ち株会社)だというのだから、なんだこりゃとしかいいようがない。 私の見るところ、金融技術は役に立たないどころか、それが高度に発達しているからこそ、サブプライムローンの混乱も「この程度」ですんでいるように思われる。後1年くらいすれば、再度景気回復に向かうのではなかろうか。 |
(無題) 2008/05/27(火) 19:50:12 |
| 四川省の大地震で、中国政府の財政出動160億元にたいし、国内外からの寄付金は実に290億元だという。これには、外国からの支援もあるのだろうが、大多数は、中国人あるいは華僑によると思われるが、ずいぶん巨額ではないか。実は中国では、明清の時代から、紅卍会などの慈善団体が発達していて、政府の無能とは裏腹に、民間による救貧活動は日本以上にさかんなのだ。中国人の知られざる一面を見る思いがする。 |
(無題) 2008/05/22(木) 22:05:38 |
| 新銀行東京を、関西の某信用組合が救済に乗り出すんだそうな。これはもしかして笑うところ? |
(無題) 2008/05/21(水) 21:53:24 |
| 雑誌には、サブプライムローンで競売にかけられた家の写真が掲載されている。このローンのお世話になったのは、中流より下の人たちのはずだが、売られている家を見ると、日本の基準ではなかなか立派なものが多い。さる大臣の言う、「日本はすでに経済でも一流ではない」を実感してしまう。戦後60年を経て、このまま日本は再び中進国に逆戻りか? |
(無題) 2008/05/20(火) 20:37:15 |
| インドのタタ財閥が28万円カーを発表した。近い将来車の世界でも大規模な価格破壊が起きそうな気がする。自動車産業は日本のお家芸といわれているが、果たしてそれもいつまで持つかどうか。 |
(無題) 2008/05/16(金) 21:40:22 |
| 霞ヶ関に「埋蔵金」ありやなしやの論争があったが、仮にそれなりの額の埋蔵金があったとしても、所詮取り崩しは一回限りであり、将来の増税が不要であるとは言い切れないのは事実である。とはいえ、官の所有する資産は、まだまだ有効利用されているとは言い難いのではないか。霞ヶ関の官庁街を歩くたびつくづく思うのは、江戸時代の大名屋敷由来の、中央官庁の贅沢な土地利用である。大前研一だったか、中央官庁などでっかなインテリジェントビル(国連ビルみたいな?)一つに詰め込んでしまって、残りの土地は売却すればよいと言っていたが、それも一理なしとしない。最近はめっきり話を聞かなくなった首都移転だが、政治家たちがもっぱらありうべき大規模公共工事の利権ばかりを当てにして、経済的合理性(たとえば安い土地に引っ越して都心の土地を売却するなど)の視点が全然ないのが、所詮そんなものとはいえ、つまらなかった。 合理的な視点からすれば、首都移転の時に叫ばれたような、官庁をとんでもない山間に移転するのがベストであるなどとは、必ずしもいえまい。しかし、千代田区の一等地にすべての省庁が(ずいぶんな低度利用で)わらわらと集まっている現状がそんなによいとも思えない。たとえば最高裁など、立川の昭和記念公園あたりに移しても何の問題もないのではないかと思われるのである。 |
(無題) 2008/05/15(木) 21:21:14 |
| 数日前の朝日新聞で、二院制をどうするかというテーマで与謝野馨が、「二院制は未来永劫変わらない」と言い切っていた。ある意味与謝野らしいとはいえるが、政治家という人種は不思議なことに、国民投票という私が見るところとてつもなく高いハードルがある「9条改正」には期待と夢を隠さない人が多いのに、一院制導入に対してはきわめて悲観的というか、ことのほか消極的であるらしいのだ。永田町のポリティシャンの力学にどっぷりはまる一方、たぶん国民世論などは宣伝次第でどうにでもなるとなめられているのであろう。 しかしそれもよかろう。最近PHPあたりが、しきりに道州制を打ち出しているが、確かにそれも必要であろうであろうと思われる。その場合、中央政府の役割とは何か。率直に言って、2院制と議院内閣制という欠陥のある意志決定システムを採用する(そうして与謝野説によるとそれは未来永劫変えられない)中央政府には、皇室のお世話ぐらいしか任せられないという気もするが、まあ、それは極端にしても、たとえば司法と警察と通貨と言語は基本的に中央政府にまかせるという考えも成り立つ。地方分権になれば、州知事の権力は想像以上に高まるから、多選禁止を法律で定めるのはもちろんのこと、司法や警察は中央政府にゆだねることで、巨悪の出現を掣肘する必要もあると思われる。 |
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