田母神氏「黙っていては国益損なう」 外国人記者前に持論 2008/12/01(月) 22:01:13 |
| 政府見解に反する歴史認識の論文を発表して更迭された田母神俊雄・前航空幕僚長(60)が1日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で講演し、「周辺の国から『侵略した』とさんざん言われる。黙っていることが日本の国益を損なう」などと改めて持論を述べた。
田母神氏は「自衛隊は他国が攻撃を受けても助けることができない」と集団的自衛権の行使を認めるよう主張。核や憲法改正などの問題についても、「議論するだけで核抑止力は高まる」「国を守ることについて意見が割れることは直した方がいい」などと語った。
講演には約300人の内外メディア関係者らが参加。質疑応答や通訳を含め約1時間半続いた。
田母神氏はホテル・マンション開発会社の懸賞論文に応募し、「日本が侵略国家だったとはぬれぎぬ」などとする主張を公表。10月31日付で空幕長を更迭された。 (21:05) |
サウジ国営石油会社、油田開発計画を中止か 採算確保難しく 2008/12/01(月) 17:09:31 |
| 【ドバイ=松尾博文】ロイター通信は30日、サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコが、同国東岸のダンマンで計画していた油田開発計画を中止したと報じた。対象鉱区が東岸有数の都市であるダンマンにあるため開発コストが高く、原油相場が下落する状況下では採算確保が難しいと判断したもようだ。
アラムコは2009年1―3月期に開発企業を選ぶ予定だった入札の準備作業を中止した。ダンマン油田は1938年にサウジで最初に生産を始めた油田。当時の油井はその後生産を停止したが、10億ドル(約950億円)を投じて再開発し、日量7万5000バレルの原油と同1億立方フィートの天然ガスを生産する計画だった。
アラムコは米コノコフィリップスと計画している合弁製油所の建設にあたる企業選定入札の先送りを決めている。原油生産コストが世界で最も低いとされるサウジでも原油下落を受けた事業見直しの動きが本格化してきた。 (10:38) |
ヘッジファンドの資金流出、10月は過去最大の6兆円 2008/12/01(月) 17:06:24 |
| 世界の投資家の資金を集めて株式の短期売買などで高い運用利回りを狙うヘッジファンドから、資金流出が加速している。新規の投資額から解約額を差し引いた流出額は10月に約620億ドル(約6兆1000億円)にのぼり、月ベースで過去最大となった。世界的な金融危機と株価急落を受け、投資家がファンドの解約を急いだためだ。
シンガポールの調査会社ユーリカヘッジが世界の約8000のヘッジファンドを対象に集計した。資金流出は3カ月連続で、市場混乱が広がった9月(420億ドル)と10月の2カ月間で1000億ドルを超えた。 (16:00) |
新型インフルワクチン、途上国に無償提供 WHOが共同備蓄 2008/11/30(日) 14:32:59 |
| 【ジュネーブ=藤田剛】世界保健機関(WHO)は新型インフルエンザワクチンの国際的な共同備蓄制度を創設する。新型インフルエンザが世界的に大流行(パンデミック)するのを防ぐには、発生国に素早く大量のワクチンを供給し、感染拡大を抑え込む必要がある。ワクチンを無償で供給する備蓄制度をつくることで、独自に備蓄するのが困難な発展途上国で発生した場合でも、即座に対応できるようにする。
新型に変異する恐れのあるH5N1型の鳥インフルエンザはインドネシアで頻発しているが「ワクチンを高値で売り付けられる」との理由で開発に必要なウイルス検体の提供を拒んでいる。備蓄制度を設けて無償供給する体制を築くのは、同国に検体提供を促し、有効性の高いワクチン開発を支援する狙いもある。(29日 16:00) |
ロシア大統領、BRICs首脳会議を計画 2008/11/30(日) 14:31:30 |
| 【リマ=檀上誠】ロシアのメドベージェフ大統領は26日、2009年にインド、中国を加えたBRICs4カ国の初の首脳会議をロシアで開催する考えを訪問中のブラジルで、明らかにした。ロイター通信が伝えた。ブラジルのルラ大統領と合意したほか、今後、中国などに参加を呼びかける。首脳会議では、国際的な金融危機への対応などについて話し合うほか、新興国の発言力強化で連携する狙い。
メドベージェフ大統領はブラジル訪問で経済協力や軍事協力の拡大で合意。26日、次の訪問地のベネズエラに到着した。ベネズエラではロシア・ベネズエラによる合同軍事演習が予定されている。(12:21) |
ロシア大統領、カストロ前議長と会談 2008/11/30(日) 14:30:14 |
| 【サンパウロ=檀上誠】ロシアのメドベージェフ大統領は28日、訪問先のキューバで病気療養中のフィデル・カストロ前国家評議会議長と会談し、中南米諸国での公式日程を終えた。カストロ前議長とは1時間あまりにわたり、国際情勢などについて意見を交換したもようだ。
メドベージェフ大統領はペルーで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議に合わせて中南米を歴訪。ブラジルやベネズエラと軍事分野や核の平和利用での協力で合意した。
27日にキューバ入りし、ラウル・カストロ議長とも会談。同国共産党機関紙によると、経済を中心に両国関係を強化することで一致した。旧ソ連はキューバにとって最大の支援国だったが、ソ連崩壊と冷戦終結でロシアとキューバの関係は停滞していた。(29日 14:41) |
OPEC緊急会合、減産見送り合意 12月に再議論 2008/11/30(日) 14:28:13 |
| 【カイロ=清水泰雅】石油輸出国機構(OPEC)は29日、カイロで緊急会合を開き、減産を見送ることで合意した。当面は10月に決めた減産の実施状況を見守る。ただ、現状の1バレル50ドル台半ばの原油価格には満足しておらず、12月にアルジェリアで開催するOPEC総会で再び減産を議論する。また、目標価格制など価格下落防止策の導入も検討することになりそうだ。
サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相はカイロ市内のホテルで「今回は(統計などの調査を確認する)準備会合にすぎない。アルジェリアの総会でしっかりした解決策を決める」と述べた。(00:21) |
サウジ国王「原油75ドルが適正」 現価格低すぎるとの認識 2008/11/29(土) 23:26:44 |
| 【ドバイ=太田順尚】サウジアラビアのアブドラ国王は、29日付のクウェート紙アッシヤーサとのインタビューで、原油価格は「1バレル75ドルが適正」と述べた。サウジ国王が具体的な価格に言及するのは異例。同日のカイロの石油輸出国機構(OPEC)会合にあわせ、世界最大の産油国であるサウジが現在の価格は低すぎるとの認識を示した形だ。(20:10) |
OPEC緊急会合、減産見送りへ 2008/11/29(土) 22:47:35 |
| 【カイロ=清水泰雅】石油輸出国機構(OPEC)は29日にカイロで開催する緊急会合で、減産を見送る公算が大きくなった。ヌアイミ・サウジアラビア石油鉱物資源相らが会合に先立ち、当面は現状維持で、10月に決めた減産の実施状況を見守ると言明した。ただ1バレル50ドル台半ばの原油価格に満足はしておらず、12月にアルジェリアで開催するOPEC総会では、追加減産のほか、目標価格制など価格下落防止策の導入を検討することになりそうだ。
サウジのヌアイミ石油相は29日午前(日本時間29日夕)、カイロ市内のホテルで「今回は減産など新しい措置は決めない」と記者団に述べた。OPECは10月下旬に開催した臨時総会で、11月から日量150万バレルの減産を決めたが、11月分の出荷の多くは急な契約変更が難しいため、減産の影響を反映できていない。OPECは減産効果を見極めたうえで、再び追加減産を議論する。原油需要は落ち込んでおり、12月には同100万バレル以上の減産を決める可能性が高い。 (20:16) |
韓国、8年半ぶり純債務国に転落 2008/11/29(土) 00:29:11 |
| 【ソウル=島谷英明】韓国が8年半ぶりに純債務国に転じたことが28日明らかになった。韓国銀行(中央銀行)の発表によると、9月末の対外債務が対外債権を251億ドル(約2兆4000億円)上回った。対外債務の増加から通貨ウォンの下落が進んでいる金融市場で、韓国経済を不安視する動きが一段と広がる可能性もある。
9月末時点の国際投資対照表(暫定値)によると、対外債務は4250億ドルと6月末比で44億ドル(1%)増えた。外国銀行の韓国国内の支店で、比較的金利の高い韓国での投融資用として本国からの資金調達が拡大したのが主因だ。
一方、対外債権は外国人投資家の株式売却が膨らみ、同223億ドル(5%)減の3999億ドル。米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題に端を発した金融危機のあおりで、外国人が流動性確保のために韓国株の処分売りに動いた影響が表れた。(20:14) |
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