今日の天気図 2008/04/08(火) 22:10:18 |
| 今日の天気図をみてみると、東京のあたりに、まるで台風のような丸い低気圧があるので驚いた。普通温帯低気圧は横にひしゃげているのだが、こんな形のが南海上にあれば、台風並みに荒れ狂う天気になるのもわかるような気がする。気象の解析技術の低かった、明治や大正時代には、季節はずれの「台風」が何個か記録されているが、その実態は今日のような低気圧だったのかもしれない。 |
(無題) 2008/04/05(土) 23:30:31 |
| 先崎満『DNAでたどる日本人10万年の旅』を読む。近年はDNAを調べる技術が進歩して、この種の起源論も飛躍的に進歩した。つい20年ほど前は東大の長谷部言人=鈴木尚ラインの、日本人は縄文から弥生にかけてほとんど外来民族の影響をうけて「いない」という説が自然人類学では通説に近かったのだから、様変わりである。こんな事を書くと驚かれるかもしれないが、実際、戦後から20年くらい前までは、一般の素人が「弥生系稲作民」が渡来して縄文人をおいやってこの国を作ったんじゃないの?などと感想を述べれば、「学問とは無縁のアマチュアが勝手なことを言っている」などと考古学会ではたちまち嘲笑の対象となったものである。ところが、同じ東大の埴原和朗が、弥生時代に大量に半島から渡来したんじゃないかという説を出した頃から、再び風向きが変わり、今は遺伝学の点からも「日本人二重基層説」がほぼ確からしいところまできている。 日本の考古学界というのはそのときそのときの「権威」に非常に弱いところがある。学界とアマチュアで意見が違うものの代表が「邪馬台国論争」であるが、まあこれは同時代の文字史料である3世紀の紀年鏡と年輪年代学という強力な支持材料のある大和説が正しいというアカデミズムの説が正しいと思うけれども、たとえば騎馬民族説に感情的な反発をする佐原真のような一部の考古学者には、何だかなあと言う気がする。高度に文献史学的、あるいは系譜学的といってもいいこの説に、佐原真がやっているようなたこつぼ考古学でまともな反論などできるはずがないのに。 この場合の権威とは何か。それはほかでもない、歴史の原動力は、「土台の変化」、すなわち内部的な要因によるものであり、研究に当たってはそれを法則的に認識しなくてははならないという、古いタイプの左翼史観である。こういう史観に染まっていると、変化の要因を、外部の民族の流入や征服によって説明することを非常に嫌うのである。長谷部=鈴木の日本人論が簡単に受け入れられたことや、騎馬民族説に感情的な反発があるのはそのせいである。騎馬民族説が正しいとは私も必ずしも思わないけれども、、いい加減21世紀にもなるのだから、日本の考古学界もこのような詰まらぬ偏見からは離れてもらいたいものである。 |
(無題) 2008/04/05(土) 09:23:59 |
| 「久しぶりにみてみたらえらい荒れてる」と書いてあるのをみて、不覚にもワロタ |
(無題) 2008/04/04(金) 22:16:27 |
| 外では桜がもう散り始めている。数十年前は、関東でもちょうど入学式の頃満開になっていたと記憶するから、これも温暖化の表れであろうか。そのうち桜は3月の別れの季節に咲くと言われるようになるだろう。近年の「桜ソング」もややそんな感じがする。どの曲もマンネリだが。 |
(無題) 2008/04/01(火) 21:35:19 |
| 今日からついに暫定税率撤廃となった。福田首相は一挙に野党との妥結を謀ろうとして、2009年からの道路財源一般化を口走ったが、これによって自民党道路族の公然たる倒閣陰謀により、内閣の命運もつきたかと思われる。次期内閣は、与謝野か、その系列の人で、たぶん一般財源化は玉虫色の決着にしてしまうような人となるであろう。
3月 商品−208,840円 為替 −306,309円(7,099円) |
(無題) 2008/03/29(土) 09:27:12 |
| 日本舞踊の花柳流の3代目が死去した後、後継者争いが起きている。時価数十億とも言われる資産があるのだから、家元制度というのもバカにならない。ところで、花柳流と言えば、20年くらい前だろうか、花柳幻舟が、家元制度粉砕を叫んで、当時の3代目を刺そうとするという事件があった。「思い知ったか!」「何すんのさ!」というそのときのやりとりは、当時話題になったものだ。日本人は「家元」「世襲」「一門」がダイスキだすな。 |
(無題) 2008/03/27(木) 22:06:55 |
| 政局、2009年からの一般財源化も明言したことだし、そろそろ妥協が必要か? |
(無題) 2008/03/25(火) 20:07:18 |
| 2018年までに道州制を導入するという。中央省庁の抵抗のほか、右翼勢力の「日本をバラバラにする反日陰謀に天誅を!」との脅迫も予想されるので、そんな簡単にいくとは思えないが、現行の2院制と議院内閣制を解体する見込みがたたない以上、大事なことをスピーディーに決められない中央政府から地方に権限を委譲するというのは、発想としては理解できる。道州制だけならば(異論もあるが)法律の改正だけで対処できるからである。地方分権を実のあるものにするには、自主課税権を強化しなければならない。その点からすると、東京都や神奈川県が大企業に不利な自主課税をしたところ、裁判所が違法判決を下したのは、分権を絵に描いた餅とするものと言わざるを得ない。そんなことだから日本はアメリカなどと違い一極集中が際限なく進むのである。東京や神奈川のような産業の過密地には多少企業に重税をかけたいと思うのは当然のことだし、いやなら本社を移転すればすむことだ。 |
(無題) 2008/03/23(日) 08:18:01 |
| 高橋洋一『さらば財務省』(講談社)を読む。著者は竹中平蔵の懐刀として小泉改革を推進し、その結果「すべての官僚を敵に回した」異端の財務官僚である。一読して、国家公務員が「行政府の長」の方針に対して、一部の議員とつるんでなぜこんなにも公然と逆らえるのか不思議に感じた。地方では、基本的には職員は首長(または行政委員会)の補助機関であり、議員は上司でも何でもないのであるから、説明責任はあろうが、それとつるんだりすることは考えられぬ。また、長に対する反逆行為に対する制裁も無に等しい。地方では、首長に逆らった総務部長が肉体労働職に左遷されるなど実際にあったことである。中央政府は、議院内閣制と2院制の狭間で、力の空白があり、官自らの論理で動きやすいということであろう。 従って、内容的にはだいたいおもしろく読めたが、「公務員改革」の所だけはやや異論があった。著者は、自分たちの案である「官庁人材バンク案」のほうが、民主党の天下り禁止案より、「安くつく」からよい、なぜならキャリア官僚は40代後半に年収1000万に達し、そんな高い給料の人をいつまでも抱えるのは大変だからだという。しかし単純に年収を下げればよいだけの話ではないか?もちろん降任降給は不利益処分であるから、今の法律では簡単にできないが、今までだって分限免職は「官庁事務の都合により」できたのであるから、ポストがなければ法律を変えてでも給料を下げるのは仕方のないことであろう。あるいはそもそもキャリア官僚だけが40歳代まで横並びというぬるま湯そのものに間違いがあるともいえる。官僚の世界では「左遷」だって大甘で、同クラスあるいは昇進して、地方に転出させるだけのことであり、給料に関しては全然不利益はない。たいてい2年でまた中央に戻ってくる。かつての陸大出の軍人がどんな愚行を重ねてもほとんど差をつけることなく将官まで昇格し、その結果政府をなめきっていたのと同じ構図である。高橋氏は「年功序列の打破」をいうのであるなら、民間や外郭団体に天下りをさせるシステムの維持を前提にするより、降任降給あたりまえの人事システムを考えるべきであろう。 |
(無題) 2008/03/22(土) 00:26:26 |
| 掲示板の「粉飾決算」の話であるが、ある一定以下の数値が無作為に選ばれると考えたらどうだろう。たとえば五郎さんの例では、6329と、それより小さい11の数値が無作為に選ばれていると考える。そうすると一番左の桁の数値の期待値は少なくとも5よりはずっと小さいのはまちがいない。もちろん最大値が9999など9並びなら期待値は5になるが、そんなことは滅多にないから、それ以外の場合も含めた全体の平均は3.44程度になると考えられる。 |
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