11/18 2005/11/19(土) 23:57:13 |
| 今日の石油市場は、前場は安寄り後急騰し、後場は中盤までもみ合った後 急騰して引け際急落した。
今日は、ガソリン期近買いを一部手仕舞って原油買いに乗り換え、 ガソリン期先のクラック売りを少し仕掛けた。 現在の石油関係のポジションは、ガソリンのブルスプレッド、 灯油のブルスプレッド、ガソリン期先売・灯油期近買、 ガソリン期先のクラック売り、ガソリン期中期先の売り となっている。
アラビカ・白金の逆行もあり、有効額は減少した。
今日のTOCOM石油市場は、三菱Fの買い(50KL換算で5000枚超)、 小林洋行・住友商事・三井Fの売りが目立っていた。 商社は原油中心に売り越し、機関店はガソリン中心に買い越し、 大衆店自己は若干の買い越し、 大衆店委託はガソリン売り越し原油買い越しネットで売り越しとなった。
建て玉ベースでは、大衆店委託がガソリンと灯油を大きく買い越している。 当業者系の機関店はガソリン買い・原油売り、 ファンド系の機関店はガソリンと灯油を大きく売り越し、 大衆店自己はガソリン・灯油を売り越している。
三菱Fは未だガソリンを大きく売り越している。灯油はドテン買いとなり、 原油は売り越している。 ガソリン5月限に大衆店委託の売りが溜まってきているのが気になる。 (ガソリンの他限月は買い越し、ネットでも買い越し) 逆に灯油5月限には大衆店委託の買いが積みあがってきている。
今日の石油市場の値動きは予想外だった。
17日のWTIが過去5日間のレンジを包む形で大陰線を引き、 下値不安をあおりやすい環境にもかかわらず、TOCOMでは売り方大手が 大きく買い戻しを入れてきた。 内部要因も考えると、なにもしなければそのまま大幅安の可能性が 高く、下がったところで売りに合わせてゆっくり買い戻せば 利食い幅も大きくなったと思うのだが、それは素人考えなのだろうか。 それとも、このまま下げてしまうと買い方が総投げとなって、 売り方有利の内部要因が維持できなくなるため、売り方の振るい落としを かけているのだろうか。
本気で買いドテンしていくつもりであれば、今日こんなに急いで 買い戻す必要はないと思うのだが、どうなのだろう。 まあ、どういう腹積もりであるにせよ、月曜日高寄りしなければ、 買い戻しを継続するとみるのが普通と思う。
> 侍さん
オフ会の際には、興味深い話を聞かせて頂きありがとうございました。 まだまだお聞きしたかったことが山ほどあります。 またお会いする機会があれば、いろいろ教えて頂きたいです。
侍さんの税金対策という18日の日記に関してですが、
侍さんが仰るように一年間資金が浮くというメリットがあります。 また、翌年利益が上がらない場合、各種所得控除や 青色申告特別控除(青色申告の方だけ)の枠を無駄にしないという メリットがあります。(侍さんの場合は関係ありませんね) そして利益が上がった場合でも少ない場合に、定率減税の枠を無駄に しないという意味があります。
利益が出ないようでは困るのですが、翌年利益が出ない可能性は ありますので、定率減税の枠を使い切っていれば、鞘取りの ポジションにして、ある程度の含み益を翌年に繰り越します。
昔の話ですが、損失の繰越ができなかった時期もありました。 年度の損益がマイナスとなると、損失分の税金を返してもらえないので、 前年と通算で考えると余計に税金を払う羽目になりました。 今でも3年以内に損失を取り返さないと同様のことが起きてしまいます。
片建てを両建てにしたり鞘取りのポジションにするとその分余計に 手数料がかかるので、それも考慮すべきと思います。
侍さんが仰るように、社会保険や各種補助金も絡んできますね。
また、税制が変更されるときには注意が必要です。 今回考慮すべきものは、定率減税の縮小くらいでしょうか。 毎年枠一杯の減税を受けている人は関係ありませんが、所得税額が 大体100万円を超えない人の場合は、実質的な税率が今年と来年で 変わってきます。 先物分離の所得税(国税)の実質的な税率は、 (定率減税の枠を使い切っていない場合) 今年が 15%×(1-0.2)=12% 来年が 15%×(1-0.1)=13.5% となります。(上記は住民税を除いています) 従って、来年は実質的に税率が上がることになります。
来年大きく勝てることがあらかじめわかっていれば、 極端な話、含み損を繰り越してでも、今年の定率減税の枠を使い切ると いう選択もあり得ることになります。 まあ、来年のことは誰にもわからないので、実際に含み損を繰り越して まで今年余計に税金を払う人はいないと思いますが・・・。 |
11/17 2005/11/17(木) 23:54:51 |
| 今日の石油市場は、高寄り後、前場は下落、後場は揉み合いとなり引け際 急騰となった。
今日は、白金を売りで2回転、昨日の負けを取り返した。 日足が包みの大陰線となったので、売りを5枚ほど残した。 アラビカは順行したものの石油関係は逆行し、有効額は減少。 3時位までは、石油は昨日と同じようにこのまま揉み合って終わるのかと 思っていたら、引け際急騰してしまった。 内部要因をみる限り、どこかが大きく仕掛けたという感じではなさそうだ。 日計り売りが狙われたような感じがする。
先日、国際収支の上半期速報が発表された。 経常収支が8.8兆円の黒字、投資収支が6.1兆円の赤字、外貨準備増減が 1.2兆円の赤字であった。 外貨準備増減は通年ベースで2003年度が18.7兆円の赤字、2004年度が 16.0兆円の赤字、投資収支が2003年度が7.1兆円の黒字、2004年度が 2.2兆円の黒字となっている。 2003年・2004年は、経常収支の黒字や投資収支の黒字を円売り介入(外貨 準備増減の赤字)でバランスさせていたことがわかる。 2005年上半期は投資収支が赤字に逆転した。 2003年度2004年度は日本に入ってくる投資資金の方が出て行くものより 多かったが、2005年上半期は逆転して出ていく資金の方が多くなった。 今年の円安傾向を裏付ける結果となっている。
投資収支逆転の要因としては、日本の外債投資ブーム、 米国の雇用創出法による米企業日本法人から米国への送金、 日米の金利差拡大・ドル高傾向による円キャリートレードなどが 考えられる。
雇用創出法は時限立法であり、今年の特殊要因である。 投機筋の円売りは際限なくできるものではなく、将来ポジションを 解消する際には円を買うことになるため、長期的な円安要因には なり得ない。 日本の外債投資は、日本の個人金融資産総額を考えると、長期的な円安 要因に十分なりえる。
経常収支が半年で8.8兆円の黒字であり、これは大きな円高要因と なっている。 経常収支の黒字はコンスタントに続いており、これが変動相場制導入 以来円高トレンドを形成している主因だろう。
今日のTOCOMは、三井Fの売りが目立っていた。 商社は原油中心に買い越し、機関店は原油中心に売り越し、 大衆店自己は若干の売り越し、大衆店委託は若干の買い越しだった。
建て玉ベースでは、商社が灯油売り・原油買い・ネットで買い越し、 機関店はガソリン・灯油・原油ともに売り越し・ネットで大きく売り越し、 大衆店自己はガソリン・灯油中心に売り越し、 大衆店委託はガソリン・灯油買い・原油売りでネットで大きく 買い越している。
NYMEXの夜間は続伸となっている。 今晩大幅高となった場合は、大きく売っているファンドがどう出てくるか 見ものだ。 |
11/16 その2 2005/11/17(木) 02:08:36 |
| 友達と飲んで、1時間程前に帰ってきた。
酔っ払っているので計算が間違っているかもしれないが、今日のTOCOMの 売買動向を調べてみた。
今日は売り買いともに目立った会員はなかった。 敢えて言えば、三菱Fが売り、丸紅が買っていた。
商社は灯油中心に買い越し、機関店は灯油中心に売り越し、大衆店自己・ 大衆店委託はともに若干の買い越しだった。
WTIは下抜けかと思っていたが、在庫統計を受けて元のレンジに戻って しまった。 今のところ発表内容の割には戻りが小さいように思うが、 どうなるだろうか。 また、明日の朝考えよう。
NYの貴金属市場は爆騰している。白金は切っておいてよかった。 |
11/16 2005/11/16(水) 16:24:18 |
| 今日の石油市場は、安く始まった後もみ合いとなった。 後場はガソリン5月限の変動幅が230円と、眠たくなるほど小動きだった。
今日は、白金を2度売って2度とも損切りとなった。 石油関係とアラビカは順行した。
非鉄・貴金属関係はしばらく見てるだけにした方がよいのだろうか。 今日は白金の出来高がかなり膨らんでおり、踏みもかなり入っていると 思うが、買い方が利食いを入れないのか、下げてこない。 非鉄・貴金属の場合、保管コストが低く、保管による劣化が小さいので、 資金さえあれば、玉締めして値を吊り上げることが可能だ。 そうなってくると仕手株相場と同じように婆抜きゲームとなる。 白金の可採年数は200年を超えており、最後は増産によって製造コストに 適正利潤を加えた水準まで下落すると思うが、それがいつかはわからない。 |
11/15 2005/11/16(水) 00:46:38 |
| 今日の石油市場は、小高く始まった後急落、後場は揉み合いとなった。
今日は、ガソリン期先を寄り直後に売り乗せた。 あとアラビカの売りが7枚ほど入った。 昨日からのポジションは順行し、漸く6月7月のドローダウンの2/3を 取り返した。
灯油当限の急伸により、灯油Kと原油、灯油Kとガソリンの鞘は例年並の 水準まで戻った。 製品の期近と5番限の鞘は、ガソリン・灯油ともに、例年に比べると 期近が割安な状況だ。 期先の灯油とガソリンの鞘は、例年に比べるとガソリンが割高な 状態が続いている。 日本やアジアの現物市場をみる限りでは中間留分の方が強めな感じで あり、ガソリン売り灯油買いも面白そうだが、現時点で不需要期の灯油を 買うのも気持ち悪いので、もう少し様子をみようと思う。
今日のTOCOMは、三菱F・岡藤の売りに対してMSJL・三井F・GSの買いが 目立っていた。 今日は、商社がガソリン・灯油・原油を買い越し、 機関店は、灯油中心に売り越し、 大衆店自己はガソリン中心に買い越し 大衆店委託がガソリン売り・灯油買いで全体では僅かに売り越した。
依然、売り方有利の展開が続いていると思う。
今晩のNYは小高く始まっているが、WTIは57ドル台での揉み合いが 4日目となり、今日明日位にはどちらかに放れてくるのではないかと思う。 |
11/14 2005/11/14(月) 23:34:55 |
| 今日の石油市場は、安く寄った直後急騰し、その後はもみ合った。
今日は、ガソリンの日計りのみ。僅かにプラス。 ガソリンのブルスプレッドは逆行。灯油のブルスプレッドは順行。 ガソ期先−灯油期近は順行。ガソリンの売りはまちまち。 有効額は増加。
今日は前週比±0辺りで寄り付けば、売りで勝負しようと思っていたが 寄りがちょっと安過ぎた。
灯油12月限は直近安値からかなり上昇している。 数日前にはガソ12月限を一瞬下回ったが、今日の終値では2000円以上 上回っている。 ガソKと灯油Kが同値となったとき、ガソK買いの一部を灯油Kに 乗り換えようかと思ったが躊躇してしまった。
今日のTOCOMは、岡藤の買い、三菱Fの売りが目立っていた。 今日は、商社がガソリン売り・原油買い・ネットで若干買い越し、 機関店はガソリン買い・原油売り・ネットでほぼ差し引きゼロ、 大衆店自己はガソリン中心に売り越し、 大衆店委託はガソリン中心に買い越した。
三菱Fが大きく売っていることを考えると、機関店の一般委託も 買い越していると思われる。
建て玉ベースでは、大衆店委託の買いが今日も積み上がったこととなる。 WTIが10日に空けた窓を埋めない限り、売り方有利の展開になりそうだ。 |
11/11 2005/11/12(土) 00:18:56 |
| 今日の石油市場は、安く寄った後そのまま下落した。
今日も取引はなかったが、石油製品のブルスプレッド、売りともに 順行した。
昨日のWTIは、を窓を空けてレンジを下離れた。 これが騙しとなる可能性もあるが、売りに分がありそうだ。
今日のTOCOMは、三菱Fの売りが目立っていた。 三菱Fは今日で一気にドテン売り越しとなった。 どこのファンドかわからないが、売り玉の振り落としと買い因果を作るため 11/8、11/9と買い上げたものの、一般買い玉の逃げ場を作り、商社に 儲けさせて終わってしまったという感じだろうか。
今日は、商社は原油・灯油中心に大幅買い越し、機関店はガソリン中心に 大幅売り越し、大衆店自己は若干買い越し、大衆店委託はガソリンを 大幅買い越し灯油・原油を売り越して全体では若干買い越した。
建て玉ベースでは大衆店委託が依然大幅に買い越しており、暫くは 売り方有利となりそうだ。
米保険大手AIGが過去の財務諸表を修正し、第3四半期の業績報告を 延期するという記事が、10日夕刊の日経に小さく載っていた。 日本では詳しく報道されておらず、内容と影響額はよくわからない。 AIGは5月にも詐欺と粉飾が発覚し、CEOが提訴されている。 影響額は数十億ドルの単位だったと記憶している。 この会社、日本にもなじみのある会社で、アリコジャパンやアメリカン ホーム保険、AIU保険の親会社である。
5月の報道の際にも、日本ではあまり詳しく報道されなかったが、 アリコやAIUのホームページに経緯等の説明すらなされていなかった。 プレスリリースも一切なかったようだ。また、宣伝広告の自粛等も 行わず、何事もなかったかのようにテレビでコマーシャルが流れていた。
信用力で商売している業種なのだから、しっかり説明すべきだと 思うのだが。 日本人を馬鹿にしているとしか思えない。
アリコがテレビであれだけ宣伝しているのだから日本で保険に加入 している人は多数いると思うし、AIGは東証の外国部に上場している のだから、日本の報道機関はもう少し積極的に報道すべきだと思う。
テレビ局や新聞社も、大口の広告主に対して遠慮があるのだろうか・・・。
そういえば、先日、副業の関係でAIGから代理店になってくれという 電話がかかってきた。保険商品の勧誘ではないので、電話をかけて きたのは正社員だと思うが、米国本社の粉飾に関する経緯を 聞いてみたら、そんな事件があったことすら知らないようだった。 まったく呆れてものも言えない。
アリコの場合、生保レディなど外交員への報酬が少ない分宣伝広告に 力をいれているのだろうが、宣伝の量は尋常でないものを感じる。
日本の生保も怪しいが、外資系の保険会社もかなり怪しい。 仮に外資系の保険会社が破綻した場合、どうなるのだろうか。
(私の副業は保険関係の商売ではないので、念のため) |
11/10 2005/11/11(金) 01:10:12 |
| 今日の石油市場は、安く寄った後上昇するも、製品期先はそこから下落 した。
今日は取引はなかったが、石油製品のブルスプレッド、売りともに順行し、 久しぶりに有効額は増加した。
昨晩のNYは、在庫統計を受けて下落したところに買い(売り方の買戻し?) が入って上昇となったが、引けにかけて売られる展開となった。 引けにかけての下落が想定外だった市場参加者は多かったのではないかと 思う。 (TOCOMで昨日大きく買い越した筋も予定が狂ったのではないかと思う)
今日のTOCOMは、三菱Fと岡藤の売りが目立っていた。 それにしても朝一旦持ち上げて上に行くと見せかけてから売ってくる ところは流石だ。 商社は原油中心に売り越し、機関店はガソリン・灯油を大きく売り越し、 大衆店自己はガソリン中心に買い越し、大衆店委託は灯油中心に大きく 買い越した。 建て玉ベースでは大衆店委託が依然大幅に買い越している。
今晩のNYは安く始まっている。 チャート上、WTIはレンジを下抜けた形となった。 目先、下落を期待できる形になったと思う。 WTIプラス引けで明日の朝がっかりということにならなければいいが・・・。 |
11/9 2005/11/09(水) 20:50:40 |
| 今日の石油市場は、製品が小幅安で寄り付いてから爆騰となった。
期近主導での上昇であったが、終わってみればブルスプレッドは今日も 逆行となってしまった。 朝、寄り付き後下落し切り返して高値を取ってきたときに、嫌な予感が したのだが、昨日建てた売り玉をそのまま維持してしまった。 結局今日は取引なし、有効額は減少となった。
ファンド筋が大きく買い仕掛けてくることはないだろうと予想していたが、 今日は三菱Fがガソリン・灯油を大幅に買い越した。 商社は原油・灯油中心に売り越し、機関店はガソリン中心に大幅買い越し、 大衆店自己は灯油を売り越し、大衆店委託はガソリンを大幅に売り越し 灯油・原油を買い越した。 取組では、大衆店自己・商社・機関店の売りに対し、大衆店委託の 大幅買い越しとなっている。
取組ベースで、大衆店委託の期先5月限の売り越しが4000枚近くまで 増えてきた。ガソリン全体では(50Kl換算で)4000枚程度の買い越しと なっており、どう解釈すべきかよくわからない。 5月限を絡めたブルスプレッドは止した方がいいかもしれない。
今晩の米国在庫統計とそれを受けたNYMEXの動きをみてから また考えようと思う。 |
11/8 2005/11/08(火) 20:35:30 |
| 今日の石油市場は、安寄り後大幅高となった。 製品期近もプラス引けとなり、期近クラックも反転拡大となった。
今日は、日計りが負け越しとなり、ブルスプレッドも逆行で 有効額は減少した。 引け際にガソリン期中期先を新規に売った。
TOCOMの内部要因をみると、岡藤・新日本・三菱Fの買い、MSJLの売りが 目立っていた。 商社は原油中心に売り越し、機関店は若干買い越し、大衆店の自己は 売り買い拮抗、大衆店委託は灯油と原油を買い越している。
依然として大衆店委託がガソリン・灯油を大きく買い越している。 この状況でファンドがわざわざ買いを仕掛けてくるとは思えない。
WTI相場は、10月中旬から60ドルを挟んだ動きを続けているが、 そろそろどちらかに動くのではないかと思う。 実は11/2の58.75が当面の安値になるのではないかと思っていた。 しかし、昨晩安値を更新してしまった。 日柄的には8/30高値からの調整が2ヶ月を超えたことになる。 2001/11からの上昇相場の中で、調整期間は最大で2ヶ月までだった。 WTIが順ザヤに変化していることや、NYのクラックが縮小傾向にあること など、変化の兆しもあり、2001/11以来の大きな調整局面に入った可能性も あると考えている。 |
|