11/7 2005/11/08(火) 00:14:58 |
| 今日の石油市場は、安寄り後揉み合い、製品期近は大幅続落となった。
今日は取引はなかった。 ブルスプレッド逆行により、有効額は減少。 乗せようかとも思ったが、期近の玉を積み上げるのもどうかと思い、 様子見とした。
アジアの中間留分クラック暴落はまだ止まっていない。 ガソリンやナフサのクラックは先行して縮小したこともあってか、 とりあえず止まった感じだが、JETや軽油のクラックは暫く高止まり していたため、生産調整も遅れているようだ。
日本・韓国・台湾・シンガポール・中国とみな増産に走った結果、 生産された製品が行き場を失っている。
灯油に関しては、日本勢が国内で在庫を積み上げ、海外のタンクも借りて 在庫を積み上げていたようで、例年10月頃から増える韓国からの輸入が 今年は例年ほど増えないのではないかと思う。 韓国から日本に輸出される予定だった玉の行き場がなくなるわけで、 欧米のクラックが高水準に維持されない限り、アジアのクラックは 製油会社の採算ギリギリまで落ちるのではないかと思う。 既にTOCOM期近は採算割れの水準と思うが…。 国内は元売の減産とバキューム買いに期待するしかなさそうだ。
軽油に関しては、日本の元売は9月10月と増産して輸出を増やしてきた。 しかし、ここにきて軽油の輸出価格が国内価格を下回ってきた。 国内の在庫も積み上がっており、輸出採算も悪化していることから、 国内需給の改善には時間がかかりそうだ。
TOCOM期近の暴落もまだ止まらない。 クラックも縮小方向でみてはいたが、ここまでくるとは思わなかった。 期近クラックの縮小が止まるのを確認するまでは、期先クラックの ショートを手仕舞うべきではなかったと感じている。
TOCOMの内部要因をみると、ファンドの機関店の1つが買戻しを入れて いたようだ。 ただ、他の機関店と大衆店の自己がその分売っており、大衆店の委託は 売り買いが拮抗していた。
ガソリン・灯油でみると、商社・機関店・大衆店自己の売りに対し、 大衆店委託が買いという形になっている。
製品の限月間の鞘や、内部要因、ファンダメンタルなどを考えると まだまだ売り方優勢のように思う。 強気材料は思いつく限り期近のクラック水準だけであり、期近の クラックが反転するまでは弱気でいいように思う。 |
11/4 2005/11/05(土) 00:25:42 |
| 今日の石油市場は、原油がストップ高張り付き、ガソと灯油は高寄り後 もみ合いとなった。
今日は、ガソリンの日計りを5回転。 ブルスプレッドの逆行分と相殺で、有効額はほぼ変わらず。
今日もクラックは縮小している。灯油の期中期先のクラックは、 2年前の水準まで戻ってしまった。 期近のクラックは今日も最低記録更新。
アジアの中間留分クラックは暴落となっている。 供給過多なのにクラックが高止まりしていて不思議に思っていたが、 漸く修正されてきた。
灯油期先−ガソ期先の鞘は、灯油がかなり割安になってきた。 仕掛けるにはまだ早そうだが、いずれチャンスがあれば仕掛けてみたい。
今日の大衆店委託玉は、売り買いがほぼ拮抗しており、取組は依然 大幅買い越しのままとなった。
ガソリン3月限に大衆店委託の買いが3000枚近く積み上がっているのが 気になる。 取組高も 3月限 18746枚 4月限 21698枚 5月限 19044枚 となっており、実質的な取組高(Klベース)でみると、期中の3月限が 期先である4月限5月限の倍近い水準になっている。 更に、3月限大衆店委託玉の買いの大半は損勘定と思われ、今後の 波乱要因となりそうだ。 |
11/2 2005/11/03(木) 00:27:13 |
| 今日の石油市場は、灯油の期近が続落、他は乱高下となった。
クラックショートはすべて手仕舞い、灯油期近買い・ガソリン期先買いを 追加した。
今日は、日計りが少しプラスとなったが、ガソリンと灯油の ブルスプレッドが逆行となり、値洗いは悪化した。
それにしても灯油期近が下げ止まらない。 灯油K−原油Kのクラックは8730円。中東産原油が上場してからの5年間で 12月灯油のクラックとしては最低値を記録した。 現物市場も急落が続いているが、TOCOM灯油12月限が下げを主導している ように感じる。 11月渡しの現物よりも12月受渡しの先物の方が安いので、現在のように 在庫が高水準な状況では、現物に買いが入りようがないように思う。
灯油12月限の内部要因を調べてみた。 大衆店の委託が250枚ほど買い越している。 商社も(委託している分はわからないが)350枚ほど買い越している。 大きく売っているのはファンド玉が多いと言われている取引員だ。
結局大衆の買玉が狙われているのだと思う。 元売も現物市場で買い支えを継続しているようなので、大衆の買玉の 投げが一巡したら、TOCOMもてこ入れしてくるのではないかと思う。
商社の他限月のポジションは、1月2月3月が売り越しとなっている。 現物玉を一部ヘッジしているのではないかと思う。
TOCOM石油市場全体では、大衆店委託玉は若干売り越しで、取組は依然 大きく買い越しとなっている。 まだまだ投げは一巡していないように思う。 |
11/1 2005/11/02(水) 00:30:54 |
| 今日の石油市場は、前場乱高下、後場もみ合いとなった。
クラックショートは、数セットを残して、原油の買いを仕切って 灯油期近の買いに乗り換えた。 結果として、灯油期近買い・ガソリン期先売りに変形したことになる。
日計りはプラス、ブルスプレッドは逆行で、今日はほぼトントンだった。
国内外ともに、製品現物は下げ止まっていない。 TOCOM製品期近のクラックは例年の水準をついに下回り始めた。 クラックからみるとTOCOM製品の期近はそろそろ下げ止まっても いい水準と思うが、現物の需給は改善していないようで、 まだまだ縮小するかもしれない。
今日は、大衆店の委託に投げが出ていたようだ。 ただ、大衆店委託玉の取組は、自己推計ではガソリン・灯油ともに、 (50kl換算で)6000枚程度の買い越しとなっており、まだ売り方 有利の展開が続きそうだ。 |
10/31 2005/11/01(火) 00:23:51 |
| 今日の石油市場は、後場急落の展開となった。
10/21からのもみ合いを下離れたようにみえる。 内部要因は自分の推計では、一般玉が買い越しで今日も買い越しとなった。 海外の動き次第ではあるが、売り有利の展開となりそうだ。
今日は、大引け20分前から日計りを仕掛けた。その他の取引はなかった。
今日でようやく6月7月のドローダウンの半分を取り返した。 |
オフ会 お疲れ様でした 2005/10/30(日) 17:48:17 |
| 昨日のオフ会は、楽しかった。
自分のまわりには商品先物をやっている知り合いがいないこともあり、 商品先物の話でこんなに盛り上がったのは初めてでした。
相場の張り方は、人によって様々なんだとつくづく感じました。 自分の取組方を考え直すいい機会にもなりました。 ヒントもいろいろ頂きました。
様々な経歴の方がいて、話のネタに尽きることはなく、終電の関係で 中座せざるを得なかったのは残念でした。
またこのような機会を作れたらいいなとほんと思います。
diabloさん、皆さん、ありがとうございました。 |
10/28 2005/10/29(土) 15:46:05 |
| 今日の石油市場は、朝方急落したが後場上昇し、行って来いの 展開となった。
今日は、ガソリン期先でクラックショートを仕掛けたが、前場終了時の 含み益が後場で飛んでしまい、ほぼトントンでの持ち越しとなった。 製品のブルスプレッドも持ち越しとした。
ファンドは買い越してはいないようだが、後場の急騰は嫌な感じだ。
米国市場では、原油価格もクラックも方向性がなくなってきたように 感じる。しばらくレンジをつくるのだろうか?
アジアや日本の製品現物はまだ下げ止まっていないようだ。
REFCOに口座をもっている。 CEOの不正が発覚した後、ほんとに倒産するとは思っていなかったが、 実際に倒産したときにどうなるのか興味があったので、少額口座に お金を残しておいた。
先物の口座は、REFCO LLC というところにあったが、この会社自体は 破産法11条(民事再生)の対象となっていないことと、ブローカーが 別会社であったこともあって、既に別会社への口座の移管が完了した。 REFCO LLCからはメール等の連絡は一切なかった。 ブローカーからは、破産法11条申請の直前までは、REFCO CEOの不正に 関してメールやHPでの説明がなく、これは不満だった。 しかし、破産法11条申請のあった17日以降は、経過を順次メールしてくれ、 スムーズに口座移管の手続きをしてくれた。
口座があったREFCO LLC自体が倒産した場合でも大丈夫なはずだが、 実際にどうなるのかはわからない。
もう一つ、RefcoFX Associates,LLCというところにもFXの口座がある。 この口座については後日また書こうと思う。
これからdiabloさんの表彰式に行ってくる。 芳名録の方々に会うのが楽しみだ。 |
10/27 2005/10/28(金) 00:47:24 |
| 今日の石油市場は、朝方動いた後はもみ合った。
製品の期先がもっと上昇するのではと思っていたが、期待どおりには ならなかった。
今日は、昨日建てたクラックロングをすべて手仕舞いし、ガソリン中心に 製品の期近買期先売を仕掛けた。 現物が下げ止まった感じはしないが、期先が期近に比べ例年よりかなり 割高な水準であり、新甫が思ったほど強くないので仕掛けてみた。
今日の製品期先の動きをみていると、クラックの縮小傾向もまだ終わって いないように感じる。
石連週報をみると、直近2ヶ月の原油処理量が、去年一昨年に比べ 7〜8%程度多い。 アジア市場のクラック高や米国のハリケーンに対応した結果だと思う。 国内需要は殆ど増えておらず、増産分は輸入の圧縮か輸出の増加で 調整しなければならないが、これができずに製品在庫が増加している。
アジア市場のクラックは、(ガソリンは10日ほど前からだいぶ縮小した ものの)ガソリン・灯油・軽油は高水準を維持しており、韓国・台湾・ シンガポールでは減産するとは思えない。
今年のハリケーンによるクラック高によって、世界全体での石油精製能力は 今のところまだ余裕があることが示されたと思う。 在庫をより緻密に管理することによって、製品在庫の水準を抑え、 供給途絶の不安を煽り、製品価格を高値に誘導していたのだろう。 実際にハリケーンによって製油所が操業停止となったら、かえって在庫が 増えるだから、笑ってしまう。
アジアは全体としては石油製品を(欧州などへ)輸出しているので、 アジアのクラックは採算水準近くまで戻るかもしれない。 |
10/26 2005/10/26(水) 17:33:14 |
| 今日の石油市場は激しかった。
外電大幅高による高寄りが幸いし、クラックがザラ場で大きく縮小した。 クラックショートは全玉手仕舞いし、ガソリン期近期先買い・原油売りの クラックロングを仕掛けた。
ガソリン期近のクラックは、フレートなどを考えるとかなりいい水準まで 落ちてきたように思う。国内の在庫も高水準となってきており、 一匹羊さんが指摘されているように、元売が減産に動いてくるように 思う。
ガソリン期先のクラックはこれで下げ止まったかどうかわからないが、 少なくとも相応の戻りはあるのではないかと思う。
原油相場はこれで調整完了なのだろうか? 高値からそろそろ2ヶ月となり、日柄的には反転してもいい時期だと思う。 ただ、60ドルを挟んだもみ合いが短く、底を固めきったようには見えない。 とりあえずはどちらに行っても困らないようにしておこうと思う。 |
10/25 2005/10/25(火) 23:47:52 |
| 今日の石油市場は、納会の関係もあるのか灯油期近が乱高下したが、 期先はもみ合いの展開だった。
灯油12月限が寄り付き後急落したため、原油の買を灯油12月限に 乗り換えようかと思ったが、切り返しも速く、結局なにもできなかった。
原油相場は(WTIの)60ドルを挟んだもみ合いをどちらに抜けてくるのか 見当がつかない。 石油製品は、アジア・米国ともにクラックの縮小が続いている。
TOCOMの製品期先は、2日ほどもみ合ったので、明日は大きく動きそうだ。 とりあえず放れた方についていってみようと思う。 |
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