季節 さんの日記

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(無題)  2008/03/10(月) 19:46:23
 渋谷のマンションで外資投資銀行系不動産会社に勤務する夫を殺したとして、殺人の罪に問われている三橋香織被告の公判で、検察・弁護側が申請した医師が、両者とも、「PTSDで心神喪失」と判定したという。えーっ、まじ?というのが率直な印象である。心神喪失といえば、統合失調症とか、てんかんとか、見るからに気が狂った状態にのみ適用されるのだと思っていたから、PTSDなどで心神喪失になるのかしらという感じがする。三橋が心神喪失なら、宮崎勤や、すでに死刑が執行された宅間守の方がよっぽどおかしいんじゃないのかねえ? 三橋の犯罪はこれに比べればかなり合目的的だし、犯行後も偽装を重ねるなど、用意周到である。要するに医師も法廷も「美人には甘い」と言ったら言い過ぎだろうか。

(無題)  2008/03/09(日) 13:32:47
  宮崎県知事のそのまんま東氏が、道路利権関係者に担がれて、特定財源死守を訴えている。あまりにも既得権擁護が露骨な彼らが、人気のある芸能人を全面にたてれば、風当たりも弱くなると思ってのことであろう。その意味ではそのまんま東も、案外守旧的なわけである。もっとも彼は、土木工事の一般入札には積極的であるから(これはほかの県もやっているが)その代償的な意味もあるのかもしれない。
 ところで道路利権擁護と、土木工事の入札談合は、どちらが悪いか?私は実は、前者の方が遙かに悪いと思っている。入札談合もほめられたモノではないが、そもそも市場価格が資源最適配分を実現するとして肯定できるのは、売り手買い手がそれぞれ多数であるときである。建設ならまだしも、通常の土木工事は、ほとんど官公需以外に需要は期待できない。つまり典型的な買い手独占である。そのままの状況では、売り手に不利になる可能性が極めて高い。従って何らかの談合が発生するのは自然現象であり、完全摘発は非常に困難である。これは労働者が労働組合を結成するのと同じである。
 であるから、土木工事は実際のところ、官と民の相対取引なのである。大切なことは、官が正しく積算して、腐敗をなくすためには予定価格もあらかじめ公開する方がよい。そのためには、原材料の市場価格がちゃんと手に入れられることであり、取引所の意義の一つはそこにあるのである。
 これに対し道路特定財源死守論者の議論は、要はガソリンの売り上げの一部はこれまでどおり不労所得として道路関係者に与えられるべきだと主張しているだけのことである。今後とも増税の際には「目的税」ということが叫ばれるとは思うが、「目的税」だの「特定財源」だのといった考え方は、まさにある特定の業界に一つの不労所得を与えるにひとしく、警戒すべきであると言わざるを得ない

(無題)  2008/03/09(日) 00:27:35
 FX会社のすばる証券も当初の予定期間を超えて目下休業中で、出金できない状態がつづいているようだ。以前はゲッツ証券という名で一度処分されたと思うが、今度はどうなってしまうのだろうか?

(無題)  2008/03/08(土) 10:31:58
  肉のハナマサに出資しているジャレコホールディングスって、パンタレイ証券の親会社なんだ。知らなかった。

(無題)  2008/03/06(木) 20:27:18
 2ちゃんねる為替版も、半年前はスワップウマーとか言うスレが乱立して、毎日のスワップを自慢する人たちが多数いたが、今はすっかり様変わりしている。やはり信用収縮側面では、高金利通貨が低金利通貨に対して下落する傾向にあるのであろう。こういうとき単純な高金利通貨買いは、誠にこたえる。スワップねらいの人は、どうせ損切りなどしないのであるから、先日話題になったようなカバードコールでもして、埋め合わせでもしたいところだ。このさい東京や大阪の為替取引所にオプションを上場できないものだろうか。

(無題)  2008/03/05(水) 20:35:09
  YouTubeの昔の動画を見ると、アイドルが歌っていてファンが声援を送っているのはいいが、歌の内容は悲しい別れの歌だったりして、妙にミスマッチなのがおもしろい。80年代後半から、Jポップスは圧倒的に単純なラブソングが多くなったと思う。一昔前は、結婚式で歌える曲だけを慎重に選んだ歌集があったのに比べれば様変わりである。自由恋愛が一般化するにつれて、別れの歌や満たされぬ恋の歌がだんだん避けられるようになったのであろう。昔のアイドルファンは、たぶん恋愛など縁遠いので、別れの歌であっても心痛めずに無心に歓声を上げることができたのである。しかしそのせいか、曲自体は薄っぺらい、おめでたいモノが多くなったように思われる。一様に長調ばかりなのもいい加減食傷する。

(無題)  2008/03/04(火) 22:23:26
  安部政権時に首相の発案で、国立大学を9月入学にして、その間の半年、強制ボランティアに動員するというとんでもない案が出ていた。今や完全に忘れられているのは、めでたいことである。一般に、政策上の課題を解決するのに、「一致団結」や「動員」をもちだすのは、非常にまずい事が多い。その極端な例が、毛沢東の「大躍進政策」である。共産主義は基本的に動員経済であるが、「生産緑地を維持するためにNPOの動員を」というのもそうだし、「できるだけ貿易をやめて一致団結して自給自足をしよう」というのもそうだ。難しい数学を多用する現代経済学がインチキくさく見えるのに対し、「団結」「動員」は、経済法則に頼ることなく人やモノを動かせるのだから、一見ありありと物事を解決してくれるように見える。しかし、その弊害もまた歴史によって証明されているように思われる。

(無題)  2008/03/03(月) 23:04:20
  農水省が、米作りは資源の無駄使いというようなポスターを作ってたたかれている。補助金をつければばらまきと批判されるし、減反を推し進めようとすればお百姓さんの気持ちを無にするのかと非難される。いやはや大変な役所である。しかし農家が米を作りすぎるのは仕方がない。なぜなら比較的儲かるからである。儲かることをするのはよいことである。ただし市場原理に従うならば。悲しいことに、日本の米価は強力な価格支持政策のたまものであり、それがなければ安くなったと言われる今の米価でさえ維持できないのは明白だ。
 農水省の試算によると、もし一切の関税政策をとらず食料輸入を完全自由化したならば、今の8兆円の農業生産額はおよそ半分になり、食糧自給率は12%になるという。何だ、意外に農業生き残れるじゃんというのが第一印象である。たぶん専業でがんばっている人はほぼ全員やれそうである。自給率の低さを問題にする人がいるかもしれないが、今の日本の農業生産は、大量の石油と、工業製品と、化学肥料を投入した結果であり、外国との貿易のたまものなのである。石油が入ってこなければ、日本の農業はどのみち即死である。つまり農業だけの自給率を問題にするのはほとんど無意味である。私は、何かというと自給率の向上だ、食糧安保だと、(だからばらまけと)口走る政治家を信じない。むしろ完全自由化した後に生き残った強い農業のほうがよほど期待がもてる。

(無題)  2008/03/02(日) 23:52:14
  「株式市場はわずか数分ですべての情報を反映する」という話がある。ある意味、現代ファイナンス理論の信仰ともいえる。これが真実なら、BNF氏の成功はありえない。、野口悠紀雄さんの引用する外国論文の例では、1986年のスペースシャトルの事故の原因を、株式市場がわずか数分で判定してしまったという。
 う〜ん、でも株式市場はエンロンの偽装を見抜けなかったんじゃなかったっけ? 日本でもアメリカでも、大多数の会社の倒産を、事前に見抜いているとはとてもいえないし。(しかし社長の脳内では、だいたい1週間前には倒産を確信するものである)。スペースシャトルの例は、そんなに大げさに評価するほどのことではないんじゃないだろうかというのが、率直な印象である。

2月 商品592,460円、為替74,306(sp16,505円)

(無題)  2008/02/27(水) 19:22:10
  銀が暴騰している。いよいよアメリカ人の銀の狼狽買いが始まったか。銀は1980年1月に、ハント兄弟の買い占めで1トロイオンス50ドルをつけたが、そこまでは行かないにしても、30ドル近くいってもおかしくない。何しろアメリカ人は銀が大好きだし、プラチナが宝飾品としてはあまりに高くなりすぎたので銀パラ合金への代替も考えられなくもないからである。

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