首相が緊急市場対策を指示 空売り規制強化など盛る 2008/10/27(月) 15:20:54 |
| 麻生太郎首相は27日午前、首相官邸で中川昭一財務・金融担当相や保利耕輔自民、山口那津男公明の両党政調会長らと会い、株価急落による金融システムの動揺を抑えるための緊急市場安定化策の取りまとめを指示した。金融機能強化法改正案に基づく公的資金の資本注入枠を2兆円から増額することなどが柱。法改正を伴わないものは同日中にも発表、先行実施する方向だ。
会談には与謝野馨経済財政担当相、河村建夫官房長官も同席した。首相が指示した市場安定化策は(1)株式市場の安定(2)金融機能の一層の強化(3)証券投資のすそ野の拡大――の3本柱。首相は同日昼、記者団に「対策としてきちんとしたものを打っていかないと、株価は非常に大きな影響を実物経済に与える」と語った。
株の投げ売りを防止するため、株を保有しないまま売り注文を出す空売り規制を一段と強める。銀行の株式取得制限の緩和も盛りこんだ。企業の従業員持ち株会が自社株を購入しやすくするよう制度を改正する方針も明記した。 (13:35) |
トヨタ、中国・長春に新工場 投資額550億円 2008/10/27(月) 15:19:40 |
| トヨタ自動車は27日、中国吉林省長春市に完成車組み立て工場を建設すると発表した。中国第一汽車集団との合弁で、投資額は40億元(約550億円)。年産能力は10万台で、「カローラ」の生産を予定している。稼働時期など詳細は今後、詰める。足元の中国の自動車販売市場は伸び悩み気味だが、中長期的には成長が見込める有望市場と判断、生産体制を整えてシェア拡大を狙う。 (14:04) |
世界のヘッジファンド、資金流出が最大 9月381億ドル 2008/10/27(月) 15:17:45 |
| 世界中の投資家の資金を預かって株式などで運用するヘッジファンドの資金流出が鮮明だ。金融混乱で資産の現金化を急ぐ投資家が解約に動いたためで、9月の流出額は381億ドル(9月末の為替レートで約3兆9900億円)と過去最大。保有資産の売却を進めているファンドも多く、株式、為替相場の不安定な動きをさらに増幅する可能性がある。
シンガポールの調査会社ユーリカヘッジが世界のヘッジファンド約1万7000社を対象にまとめた。2006年1月から月次の資金流出入を集計している。流出は10月以降も続いているとみられ、昨年まで世界的なカネ余りを背景に大量の資金を集めてきたヘッジファンドは転機を迎えた。 (07:00) |
日経平均、下げ幅一時500円超 銀行株が急落 2008/10/27(月) 15:16:02 |
| 27日後場の東京株式市場で日経平均株価は一段安。下げ幅は一時500円を超え、7100円台に下落した。外国為替市場で円が1ドル=93円台前半に上昇したことをきっかけに株価指数先物に売りが膨らみ、現物株市場でバスケット売りを誘った。三菱UFJやみずほFGなど大手銀行株が軒並み値幅制限の下限(ストップ安)水準で売り気配となっているため、「株価指数先物にヘッジ売りが膨らんだ」(三菱UFJ証券の藤戸則弘投資情報部長)との声も聞かれた。〔NQN〕 (14:21) |
巨人の原監督にWBC監督を要請 体制検討会議 2008/10/27(月) 15:13:44 |
| 来年3月に開催される野球の国・地域別対抗戦、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の体制検討会議が27日、東京都内のホテルで行われ、巨人の原辰徳監督(50)に日本代表監督就任を要請することに決めた。
WBCの代表監督をめぐっては15日に1回目の体制検討会議を開き、北京五輪日本代表監督の星野仙一氏を推す声が大勢を占めたが、その後、星野氏が就任を固辞。混迷を深める中、13ゲーム差を大逆転して2年連続で巨人をセ・リーグ優勝に導いた原監督の手腕が評価された。〔共同〕 (14:46) |
日経平均、バブル後安値を更新 終値486円安 2008/10/27(月) 15:12:38 |
| 27日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に4日続落。大引けは前週末比486円18銭(6.36%)安の7162円90銭で、2003年4月に付けたバブル経済崩壊後の最安値を更新し、1982年10月7日以来26年ぶりの安値となった。世界景気の悪化と金融危機の同時進行への警戒感が強く、トヨタやソニーなど主力株中心に幅広く売られた。増資観測の持ち上がった三菱UFJなど大手銀行株が、1株利益の希薄化懸念などから軒並み急落し、投資心理を冷やした。東証1部の売買代金は概算2兆2323億円(速報ベース)。〔NQN〕 (15:06) |
日経平均大幅続落、終値811円安の7649円 5年6カ月ぶり安値 2008/10/25(土) 15:21:41 |
| 24日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続落。大引けは前日比811円90銭(9.60%)安の7649円8銭と2003年4月28日に付けたバブル後安値(7607円88銭)に急接近し、5年6カ月ぶりの安値水準に落ち込んだ。世界的な景気減速で企業業績の悪化懸念が強まる中、外国為替市場で急ピッチな円高が進み、業績悪化懸念から主力の輸出関連銘柄に売りが膨らんだ。
リスク資産である株式の持ち高を減らす処分売りが続き、引けにかけて見切り売りも膨らんだ。顧客の解約に備えたファンドの換金売りや、信用取引の追加保証金(追い証)の発生に伴う個人の売りも出たという。前日大引け後に今期業績予想を下方修正したソニーが大幅安となり、市場心理全体が悪化した。
東証1部の売買代金は概算で2兆568億円(速報ベース)だった。〔NQN〕(13:20) 日経平均大幅続落、終値811円安の7649円 5年6カ月ぶり安値 |
円、一時1ドル=90円台に急上昇 13年2カ月ぶりの円高水準 2008/10/25(土) 15:17:49 |
| 1ドル=90円台を示すモニター=24日午後6時43分、東京・東新橋の外為どっとコム〔共同〕
【ロンドン=御調昌邦】24日のロンドン外国為替市場で円相場は急上昇し、円は一時1ドル=90円台に上昇した。1995年8月以来約13年2カ月ぶりの円高・ドル安水準。円は対ユーロでも1ユーロ=113円台まで上がるなど、円は全面高の展開となった。世界的な株価急落を受け、投資家が外貨の持ち高を一気に解消したことなどが背景。(19:25) |
OPEC、日量150万バレルの減産を決定 緊急臨時総会 2008/10/25(土) 15:16:02 |
| 【ウィーン=清水泰雅】石油輸出国機構(OPEC)は24日、ウィーンのOPEC本部で緊急臨時総会を開き、11月から日量150万バレルを減産することを決めた。原油相場が今年7月の1バレル150ドル近くから半値以下に急落しているため、大幅減産に踏み切る。ただ原油相場が下げ止まるかは不透明で、 12月にも予定する次回の総会で再び対応を協議する。
インドネシアとイラクを除くOPEC11カ国の生産枠は、現行の日量2880万バレルから2730万バレルに低下する。ヘリル議長(アルジェリア・エネルギー鉱業相)は総会後の記者会見で「金融危機に伴う世界需要の減退で、原油は供給過剰になっている」と述べた。
イランなど強硬派は日量200万バレル以上の大幅減産を主張。消費国の景気減速に配慮するサウジアラビアなどは他の加盟国に慎重な対応を求めていた。このため市場に大きな影響を与えない程度の規模として、同150万バレルの減産で決着した。(23:18) |
NY原油、64ドル台に下落 原油需要減少の思惑で 2008/10/25(土) 15:11:33 |
| 【ニューヨーク=米州総局】24日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油相場は大幅反落。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で指標となる12月物は前日比3.69ドル安の1バレル64.15ドルで取引を終えた。石油輸出国機構(OPEC)が減産を決めたものの、世界景気悪化で原油需要が減少するとの思惑から売りが続いた。取引時間中に一時、62.65ドルまで下げ、約1年5カ月ぶりの安値を付けた。(10:16) |
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