季節 さんの日記

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(無題)  2007/12/04(火) 20:56:13
  今日ホームセンターで灯油を買う。18リッター1620円也。数年前は巡回の販売車が♪日石三菱どんひゃららとか歌いながら、たしか690円で売っていたに、つくづく高くなったと思う。重油と灯油をまぜると「偽造軽油」ができあがるが、そのせいかしらぬが、軽油は灯油とほとんどつかず離れずの値段というのが正常らしい。すると、現在の中部商品市場の軽油値段は全くアテにならないのである。現実の市場をみれば、明らかに安すぎる。誰か実需で中部商品のを現受けすればいいのに。まあそんな考えで建玉しようとすれば、「場が薄いので」瞬時に暴騰すること請け合いである。一丁相場を作ってみてはいかがか? それにしても、軽油先物が廃れてしまったことは誠に残念至極である。重油を上場しても同じ事になるのだろうか? で、いったいその原因は? 未だに誰もその回答を教えてはくれない・・・

(無題)  2007/12/03(月) 20:09:13
 うかつにも先月中にガソリンを入れておくのを忘れてしまった。リッター150円也。


11月成績 商品57,850円 為替220,343円(sp111,191円)

ふりむけば・・・・  2007/11/29(木) 20:12:04
  野口悠紀雄氏が新著『モノづくり幻想が日本をだめにする』の中で、外資が金融セクターに入ってこない日本は、このまま没落していくだろうと予想していた。確かにイギリスは主要金融業が外資に席巻され、ウィンブルドン現象といわれたが、おかげでその経済は急激に復興した。1990年頃、イギリスの国民一人あたりGDPは日本の半分であった。隣のアイルランドはそれ以下であった。今、イギリスもアイルランドも日本を上まわる豊かな国となっている。
 そういえば、日本の近くでも、金融セクターにウィンブルドン現象が起きた国がある。そう、韓国である。アジア通貨危機で韓国経済は破産寸前に追い込まれたが、大統領制の強みを生かした意志決定の早さで、金融に徹底的に外資を導入した。韓国は欧米金融資本の植民地と化したと日本のウヨは愉快がったが、その後どうなったか。現在、韓国の一人あたりGDPは、いつの間にか台湾を抜き去り、日本の六割である。すでに1990年頃の日英の差よりも近づいているのである。
 いろいろ考えさせられる話ではある(笑)

(無題)  2007/11/28(水) 20:29:15
  片山杜秀氏は音楽評論家だと思っていたが、本職は政治思想史の研究者らしい。不覚にも気づかなかったが、講談社から『近代日本の右翼思想』という本を出している。中では、安岡正篤にふれた章がおもしろかった。安岡といえば、今でも書店などで、社長さんやリーダー向けの啓蒙書などで、崇拝者の解説本のたぐいが出ているが、正直私にはどこがありがたいのかわからなかった。言ってみればきわめて常識的で(でもはなはだしい権威主義で私には性に合わない)、そこがある種の人たちに受けるのだろうと思っていたが、どうもこの本によると、本格的な右翼思想家からは、かなり評判の悪い、というより俗物視された人らしい。これでは崇拝者も形無しであるが、本格的右翼はある意味体制変革志向を持つから(昭和戦前期は特にそうである)、すべてを心の問題に帰着させてしまう安岡が偽物視されるのも仕方がないように思われる。片山によれば、安岡は大正教養主義の右翼版とのことである。さらに驚くべき事に、戦後安岡はあちこちに出かけて講演にいくのを「巡幸」と称していたそうである。右翼らしからぬ不敬なことだが、安岡によれば「眞自我=至尊」だそうであるから、優れた人格を持つと自認する安岡が自らを(精神界の?)天皇とみなすのは、別段不思議ではないのである。

教職大学院 19校認可  2007/11/27(火) 19:35:44
 わはははは

(無題)  2007/11/26(月) 21:36:32
 電話で、外貨ファンドなるもの勧誘を受けた。ものは試しに資料を請求してみたら、この会社はほかにレジャーホテルファンドとか、ベトナムファンドとかを運用するのだという。まあ、まず金は返ってこないだろう。昔、エンゼルファンドネットワークなる物の資料を請求したら、それからしばらくの間、資料がいつこく送られてきた。こちらは、金利の制限がない韓国のサラ金で運用するのだという。しばらくして、首謀者は逮捕された。未公開株の勧誘も受けた。後でその会社を調べて、「お宅の会社の未公開株が売られてますよ」と教えてやったが、どうも要領を得ない。もしかするとグルかもしれない。グルといえば、未公開株でこんなにもうけましたという本もまた、一種の詐欺の小道具かもしれぬ。

(無題)  2007/11/24(土) 19:41:04
  野依良治氏が座長をつとめる教育再生会議が「高卒学力テスト(仮称)」導入を提唱したそうである。テストに合格しないと大学受験ができなくなる仕組みだという。フランスのバカロレアのようなものか。しかしたぶんこの制度を導入しても役人の天下り先を増やす以上の効果はないと思う。
 たとえばフランスのバカロレア試験にしても、ナポレオンがこの制度を創出した頃は全国民のわずか1%位しか取得できなかったが、今はほぼ70%が取得している。現代社会における教育水準からすればこれは当然のことである。日本を他の先進国よりも飛び抜けた低学歴にしないためには、日本もおそらくそれぐらいの合格率は確保しなければならないだろう。となると、事実上、選抜の意味を持たせることはできず、今までの「高卒」資格と大差ないことになる。試験をやるだけ無駄である。
 一部の識者は今の大学生は大学生に足る知識を持っていないと嘆くが、大学生に高校の補習をするようなことは全然問題ないと思う。なぜなら高校で学校を終えればその人は高卒の学力すら実はついていないという事だからである。ようはその人が18歳で就職するより、4年間の教育投資をしてそれに見合う賃金の上昇があると思うなら、進学するのが正しい選択なのである。またそういう期待に応えない大学は、市場原理に任せれば勝手につぶれるだろう。
 近年のゆとり教育による学力崩壊を懸念する向きもあるが(それは実はそうではないのだが)、だいたい今の企業は就職時にリクルートのSPIで国語と数学の基礎学力をちゃんと調べているから、わざわざバカロレアのようなものを全国一斉にやるのは税金の無駄遣いだろうと思う。野依さんはノーベル賞受賞者だが行政官ではないから、率直にいって天下り先拡大を謀る文部科学官僚に乗せられた感が強い。

娘・息子の悲惨な職場  2007/11/23(金) 21:27:42
  週刊エコノミストに連載されていたルポが本になった。小林美希『ルポ 正社員になりたい〜娘・息子の悲惨な職場』である。最近急増している非正規雇用者の厳しい現状を報告している。公務員関係でも埼玉県志木市などは職員の9割を非正規雇用にするとうちだしており、公共セクターを含め雇用者には厳しい時代になるであろう。これに対し、かつての終身雇用を中心としたセイフティネットの復活を望む声も根強いが、私の予想では、格差社会は是正されず、むしろ食費家賃等生活必需品が廉価になる方向に進むと思う。しかしいずれにせよ30歳までには何とか正社員の職にありついた方がよいのは間違いない。さもなくば資格で食っていくか。私の職場に、地理学の修士課程を出て職がなく時給800円のバイトをしていた20代後半の男の人がいたが、任期が切れた後どうしているのか知らない。正直言って専門にこだわるよりパチンコチェーンでもサラ金でもいいから正社員として潜り込んだ方がいいのではないかと思った。
 なお本のタイトルは、雑誌連載時の「娘・息子の悲惨な職場」がキマッテルと思った。こちらを題名にして「正社員になりたい」を副題にした方がよかったと個人的には思うが、エコノミストが50〜60歳男性を主要な読者としているのに対し、本では、若い人にも手にとってもらうために、このようなタイトルにしたのであろう。

(無題)  2007/11/22(木) 21:56:48
  普段テレビをあまり見ないので見逃してしまったが、NHKでヤクザマネーの特集があったらしい。アングラマネーが利殖と資金洗浄をかねて証券市場に流入するのは今に始まったことではないが、最近は少なからぬネットトレーダーがヤクザに雇われて、彼らの資金を運用しているとのことである。ヤクザの資金を運用するとなると、ちょっとでも資金を減らせばコワイ追い込みがかけられると思いがちだが、実際そのような条件なら、運用に応ずる人などいるのだろうか?稲川会の故石井進元会長は東急株で大損したと言うし、案外、ふつうの私募ファンドのトレーダーと同じような条件なのかもしれない。もちろん一定以上の成績を上げなければ首ということである。トレーダーの代わりなどいくらでもいよう。
 2ちゃんねるのアウトロー板には現役のヤクザどもも多数書き込んでいるようだが、彼らが意外に番組にしらけた態度を示しているのがおもしろい。仕事柄怪しげな土方まがいのヤクザを見かける機会も多いが、はっきり言って大多数の暴力団どもにとって、NHKや夏原武などがおもしろおかしく描く経済ヤクザの華やかなシノギとは無縁の世界である。つまりはヤクザ社会においても格差社会は深刻なのである。

(無題)  2007/11/21(水) 21:43:51
  最近、サクソバンク系のFX会社で、ISKJPYが取引できるようになったようである。アイスランドクローネは、先進国随一の高金利通貨だそうだが、アイスランドの人口はせいぜい20万くらいではないか。こうなるとほとんど商品券を買うようなものである。ソブリン債を見る限り、インドネシアルピアとかフィリピンペソもかなりの高金利であるが、取り扱いには時間がかかるであろう。そうはいっても、今回のような円高になれば、スワップ益は吹き飛んでしまうわけだが。

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