中達 さんの日記

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明治の遺産  2008/11/16(日) 11:22:49
  バブル崩壊の傷を浅くしたのが、これ。明治以来の経理システムは、資本を会社に残す含み益に課税しないシステムで、これが、バブル以降の崩壊、売り叩きを耐え凌いだことになる。
 例を一つ。
 住友銀行がわかしお銀行(和歌山)と合併し、存続銀行をわかしお銀行とし、名前を住友銀行とした。これによって、住友銀行のもっていた株式の含み益を資本に組み入れて、資本を充実させ、危機を脱出した。わかしお銀行を存続会社にしたんです。これを実行できるようなシステムが、低下法、原価法でタダ同然の株式をヤマ程もてた明治からの遺産です。
 バブル崩壊後、土地、株の価格が1/5位に減っても、含み益とトヨタの様に成長する産業力が社会を支え、社会の崩壊を免れた。リチャード・クー氏は、これらを指して「有史以来最強の経済」としています。
 納得できましたか?

資本注入は特効薬?  2008/11/15(土) 13:49:25
  不思議に思うことは何時から「資本注入」なる単語が出てきたのだろう?。
 記憶違いでなければ、日本の金融危機のときに、リチャード・クー氏(ニューヨーク連銀関係者)が初めてと思う。元々は、BIS基準採用から、不動産融資の総量規制、株の売り崩し、果ては「持ち合い解消売り」なる変梃りんな病で銀行の資本を毀損し、後一歩で国有化し、新生銀行のように安く外資に叩き売るところまで来て、国有化を飲み下し易くするために「資本注入」なる奇策を持ち出したのではないだろうか?。当時は、加藤元幹事長が「注入した資本は税金なので、銀行が健全体になれば、回収される。」と説得され、国民は納得した。残念ながら、無事に銀行は復活し、投入された資本は回収されていく。
 今、アメリカに「資本注入」を薦め、金融危機を回避しようとする姿は少し滑稽な気がする。

 言葉の意味は時代と共に正反対の意味を持つことがある。アメリカは「資本注入」をイヤミと受け取っているのか、苦々しく思っているのかはわからない。日本が善意で薦めても、どんなもんだろう。苦渋の選択は惨めさの駄目押しとなり、相手のプライドを粉々に砕く。

金融危機の御代は?  2008/11/13(木) 01:04:32
  ベアスターンズ証券処理のとき、FRB(ニューヨーク連銀)は40兆円を投入し、損失を清算してjpモルガンチェースに引き取られた。おかげで、FRBは資産を半分にして、以後の金融危機に対応しなければならなくなった。
 現在は、9月くらいから100兆円を投入して、何とか危機をしのいでいると思われる。もしかすると、FRBそのものが債務超過に陥っているのではないかと推測する。
 各地区連銀の主要な株主を見ると面白いことがわかる。主要な株主は、チェース、モルガン、シティバンク、等々、ロックフェラー系が名を連ねる。
 ベアスターンズの入手くらいまでは、手の平の中で物事が動いていたが、リーマン以降は手に余っているようだ。故に救済ができなかったと思うのだがどうだろう。
 真相を知りたいが、勝手な憶測を建てながら相場を張っている身分なので、このくらいで止めておこう。

 推理することは楽しいし勝手なものだ。

勝つのはどっち?  2008/11/11(火) 14:42:33
  GMとトヨタ。現在は、ほぼ同金額の売り上げと想定して比較してみる。売り上げは25兆円程度。資本はGMが6兆円の債務超過(マイナス)、トヨタは11兆円の資本。今期の利益は、GMは第二4半期の損失が2500億円の損失なので年間一兆円の損失、トヨタは年間一兆円の利益。米国での人権費はGMがトヨタの倍(この辺はうろ覚えなので、確定ではない)なので、同じ台数を作ると嫌ほど差が出る。米国内はローンでしか車を買わない。米国内は金融危機で融資の絞込みが激しく、車どころではない。

 勝負は目に見えている。

 さて、オバマ大統領は、このGMにどれだけ注ぎ込むつもりなのだろう。6兆円?、今後3年間の損失を含めた10兆円?、企業として存続させるためには資本を含めた12兆円?。フォードは?、クライスラーは?。20兆円でも、どんなもんだろう。

FXの勝ちは一瞬  2008/11/03(月) 00:07:54
  ユーロの売りで利益を叩き出したが、直ぐに蒸発した。先物の損失の2割を一瞬で叩いたと思いきや、ほんのチョットの利益に。これを取りきれるようになったら、ウデが上がったって事なんだろう。

 また、上がったら売ってみよう。

スイス銀行のプライベートバンクは?  2008/10/27(月) 10:24:01
  どうなっているのだろう?。UBSスイス銀行も公的資金注入に見舞われ、金融立国を標榜しているスイスは全体的に同様の可能性がある。スイス銀行に預託し、ドルの債権買い持ちにしていた場合、アメリカの影響をモロに受ける。世界中のお金持ちが慌ててポジションを整理する状況に追い込まれたと想像する。
 よく似た状況が日本でもあった。割りチョーとか、ワリコーとか呼ばれた無記名債権をお金持ちが保有し、興銀、長銀、日債銀破綻に際し、数十億円単位で引き出しに掛かった。勿論、3銀行も破綻したり、吸収合併された。お金持ちと言えども適正な相場観の持ち主とは限らない。基本的には取り付けなのだが、顧客数が限られているので、新聞も注目しない。お陰で、本当に金融恐慌状態になり、失われた10年の駄目押しをしてしまった。
 相場は自己責任とは言え、恐ろしい。

損切り、損切り  2008/10/25(土) 14:27:01
  しました。しました。買いポジションを整理した。痛かった。
 残りは売りポジションのみ。株の8000円台の売り玉が利益になる?。大変だ。7000円台ではさすがに売るのが怖い。

油が下げると  2008/10/24(金) 11:43:28
  ユーロが下がった。理由を考えたら、意外と簡単。外貨準備にドルとユーロを蓄えていたが、オイル収入が減って、ドル、ユーロが値下がりしたら、売られるんだろな。
 反面、円は買われる。円が基軸通貨に成る日も近いということか?。

ブッシュ親子が  2008/10/19(日) 14:03:47
  頂点を極め、異色のオバマ大統領で没落した。WASPじゃ無いから、奥の院では、「悪いのはオバマ大統領のせい」として価格調整するのだろう。栄光を手にした途端見舞われる不運。なんとも、はや。
 リンカーンが戦ったのは、ロンドンコネクションと呼ばれる金融業者、日本でも、比叡山を金主とする土倉と戦った織田信長。英雄は一代だが、金融業者は連綿と続く。そして、物語のスポンサーとなり、歴史は捻じ曲げられ、英雄は一代の大悪人に変身する。
 歴史は見る角度によって変る。真実を推し量る洞察力が必要となる。

リンカーンが戦った相手  2008/10/18(土) 13:34:04
  南部というよりは、南部の背後にいる英国、仏国。一方、味方には、ロシアが付いた。憲法で認められていない独断専行で徴兵した。ここで、奴隷解放を持ち出すことで、大義名分を得、敵が増えるのを防いだ。(と、一説では言われている)
 アメリカはワシントンで独立し、リンカーンで統一し、ルーズベルトが最強の国家を作った。そして、ブッシュ親子が・・・・。

 多分、日本の幕末、戦国時代に匹敵するドラマが隠れている。

 調べてみたいことが増えた。

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