(無題) 2007/08/28(火) 22:09:32 |
| 武寛『我々の業界』『右翼な人々』(イーストプレス)を読む。巷を騒がせる街宣右翼がいかに飯を食っているかがわかって面白い。1冊目、住専問題で誰も責任を取らないから自分がやめると、わけのわからない理由で国会議員を辞職したI山が、実は学歴詐称で右翼から街宣をかけられていたというのは実に驚くし、おそらく当該大学の通信に在籍した事実もないというのは、大学の事務局職員も認めているから真実であろう。しかし2冊目、日本最大の宗教団体の名誉会長I田が「帰化した在日」というのは、さすがに眉唾であろう。I田は昭和20年代からすでに世に現れており、当然敵も多かったから、昭和40年代まで基本的に戸籍が公開されていたことを考え合わせると、I田が在日なんてことが真実なら、2002年までどこも報じないなんてことはありえず、むしろとっくの大昔に「世間の常識」になっていただろうと思うからである。右翼の言うことはやはり当てにならぬというのが率直な印象であった。 |
(無題) 2007/08/27(月) 22:50:58 |
| ホリエモンが立花隆を名誉毀損で訴えているそうである 。立花がNikaidou.comという情報サイトが編纂した本を引用して、堀江らが暴力団と関係があるように書いたらしい。Nikaidouを訴えずに立花を訴えるのは、両者では影響力がまるで違うということらしい。この情報サイトは一度ちらと見たことがあり、また彼らの編になる「ライブドアとの戦いの日々」と題する本も読んことがあるが、「某社長は脳内に発想する草を投入している」とかいう問題がありすぎる内容を、某氏の発言として責任逃れしつつ書くあたり、信用度の低い書籍に思われた。またスタンスもなんとも右翼的で、中国人韓国人その他外国人に対しきわめて閉鎖的であった。私の偏見かもしれないが、ジャーナリズムや学者のような、真実を追求する職業の人たちは、少なくともやや進歩的である人のほうが、平均的に職業的に優秀である。その点nikaidouはあまりに保守的で魅力に乏しい。私の見るところ、右翼「ジャーナリスト」は所詮、あることないこと取り混ぜ、金次第でどちらにも転ぶ事件屋レベル以上のものにはならないことが多い。Nikaidouごときを情報源として引用した立花は失敗であった。 |
(無題) 2007/08/25(土) 23:19:00 |
| 警視庁の警官が、キャバレーホステスをストーカーした上殺害し、自殺したと報道された。被害者の勤めていたキャバレーは、「ハリウッド」といい、一昔前には人生評論家として有名で、絵画収集家としても著名な福富太郎が経営している店である。私はこの池袋店にいったことがあるが、確かに客に警察官が多いという話であった。また暴力団の客も多い。すぐ近くに極東会の本部があるので、そのせいもあるのだろうか。警察官は特別料金なんだそうである。経営者があの福富ならば「みかじめ」を払われるのは具合が悪い、その代わり警察が守ってやるということであろう。 よく考えてみると、水商売と先物営業は、ずいぶん似ている点がある。免疫のない人が、うまく転がされてものすごい金をつぎ込まされるからである。報道によると、この警察官も貯金はほとんど底をついていたようである。そうしてたまに、逆上した客に営業が殺されるという点も。 |
客殺し営業 2007/08/24(金) 20:06:21 |
| どうやら某商品先物会社でホントの客殺し営業があったようである。おそらくこの男性外務員は客の金を市場に通さず使い込んでいたのであろう。いわば個人で懐玉をしていたわけである。しかしただでさえ客離れが深刻なのに、これでいっそう市場が干からびないか心配なことだ。 |
エースに向かえ 2007/08/23(木) 21:59:24 |
| 掲示板のほうでも、閑散人さんの「電話の向こうの知らない世界」閉鎖が話題になっている。仕手筋が書き込んでいたというのは2000年の生糸相場でのことだが、その時分、他の掲示板でも「エースに向かえ」が合言葉となっていた。曲屋で有名なエース交易の榊原氏をからかったものだが、実際榊原が踏むまで上げると公然と宣言されたものである。特定の誰かに向かうというのは、相場技法としてははなはだ疑問であるが、負けん気の強い相場を楽しむタイプの仕手筋は時としてこういうことをするようである。その頃に比べ、ネットの影響力は激減したが、ここ最近のクラックを見ていると、誰かが向かわれているような気がしないでもない。ここまで損が出れば引退するなどとほのめかすと、ではそこまでクラックを狭めようと、×商エレクトレードあたりが考えないとも限らない。はたして新しい「エース」は向かわれているのだろうか? そんなことはあるまいか。 |
電力供給逼迫 2007/08/22(水) 20:41:55 |
| 夏の電力供給が逼迫しているという。東電では、水力発電を緊急稼動した。電力供給といえば、数年前、カリフォルニアで大規模な停電が起きたことがある。このときは行き過ぎた電力自由化がその背景にあるとされたが、実際のところどうだろうか。アメリカではかつでNYMEXやCBOTで電力先物が上場していたが、エンロンショックの余波でどちらも上場を廃止し、現在はミネソタ穀物取引所で細々と取引されている。それでも上場市場があるだけまだましである。日本で電力が上場されれば石油なみに大きな市場が期待されるが、何かあれば米以上に社会的非難を受けるのは間違いないので(現代に起きるのは米騒動ではなく電力騒動である)、残念ながら上場はまだ遠い先のことであろう。 |
「電話の向こうの知らない世界」終了 2007/08/21(火) 20:15:37 |
| 閑散人さんの『電話の向こうの知らない世界』が終了した。自分が初めて書き込みをしたのはここの掲示板であるだけに、感慨深いものがある。この芳名録におられる方では、らんらんさん、カモネギ君、珈琲相場師さんなどが99年ごろ登場して、ここの常連であった。らんらんさんの登場時のキャラクターは、「鞘取り専門の切れ者」であった。その時分のここのHPの存在感は、非常に大きいものがあったし、またみなよく掲示板に書き込んだ。99年五月から2000年3月ごろまでは、一日の切れ目もなく書き込みが続いている。今では考えられないことである。その頃はこの状態がいつまでも続くように思われたが、やがて掲示板からブログの時代へと移り変わり、カウントは回り続けても書き込む人は激減した。また先物の悪も一時期よりかなり減少してきて、いささかネタ切れの感もあった。ここらで一区切りついたということであろう。かくてそこに残された数多くの書き込みも永久に消えることになる。 |
星の里投資顧問 2007/08/20(月) 21:42:54 |
| ひさしぶりに、不比等さんのリンク集「商品先物諸行無常」をたどってみた。するとあの「星の里」さんがまだ現役でいることを発見した。星の里さんは、なぜか一時期一人の粘着によってたたかれ、いくらか宗教がかっていることもあって、私もその売買譜は作り物なんじゃないかと思ってしまったが、今から考えると、この人は相当の技量の持ち主だったのだろう。しかしこの人、実名はじめなんでもオープンにしすぎると感じるのは私だけか? |
(無題) 2007/08/18(土) 15:56:58 |
| 今から7,8年ほど前、商社系のIフューチャーズというところで、システム売買による「はじめは300」「ぼちぼち500」「いよいよ1000」というシリーズを売り出していた。私たちは当時これを、「とりあえず300」「そろそろ500」「欲張り1000」と呼んだ。一見商品ファンドの勧誘のようであるが、実はそうではなく、300万からの現金を差し入れて、Iフューチャーズご自慢のシステムによる売買指示を外務員を通して出し、それにしたがって運用するというものだった。過去の実績によると年利30%から50%が期待できるとの触れ込みであった。 ところが、いざこの欲張りファンドに参画してみると、「突如コンピュータが狂いだし」「とりあえず欲張りシステムは中止しまして、今コーンが絶好の買い場ですから、これに買いをかたむけましょう」とか外務員から言われて、おなじみのコースをたどってドタバタ売買を繰り返した挙句、1000万をほとんど失ってしまうという客が続出した。その後、Iフューチャーズは「商品ファンドと紛らわしい広告を出して客を違法に勧誘し、損害を出させた」として訴訟沙汰になったのである。 私はこの裁判結果を知らないけれども、私自身当時この広告を見て、商品版投資信託のようなものだと思ったし、信用できる商社の運用で30%以上の利回りが期待できるならおいしいじゃんと欲張りにも思った口である。おそらくシステムはシミュレーションの段階ではよく機能していたのであろう。しかしいざ客を集めて実践に投入するや、とたんに逆行を始めたのだからさえない話であるが、ありがちのことではある。ある手法がしばらくの間成績を上げていたとしても、それはたまたまその時期に発生していた相場のクセとの相性がよかったというにすぎないのであって、未来永劫通用するシステムは存在しないのであろう。 |
(無題) 2007/08/17(金) 20:37:53 |
| こんなとき2ちゃんねる為替板を見ることが出来ないのは残念であるが(笑)、今回の下げは「東京の主婦殺し」とよばれているそうである。実際主婦に限らず、スワップで不労所得を目指すスレなどもあって、オリックスから金を借りてきて為替取引してる人間もいて驚いた。こういう人の中には致命的打撃をこうむった人もいるだろう。為替は損きりをしないで済ませることができるので一見入りやすいが、商品に比べこれといった裁定機会もないし工夫の余地も小さいので、あまり深入りしないほうがよいかもしれない。 |
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