村上世彰被告に実刑 2007/07/19(木) 22:50:00 |
| シアンさん。応援ありがとうございます。これからも生き残りを目指してがんばりましょう。 さて今日は、村上ファンド事件の判決があったので、これについて書くことにしよう。判決は、2年の実刑であった。私は、南海泡沫事件を髣髴とさせる集金マシーンの堀江の行為を「詐欺に等しい」と評したのは当然のことのように思っているが、村上については、もうちょっと言い訳が成り立つと考えていただけに、かなり厳しい判決であったといわざるを得ない。率直に言って、判決文の中で、「安ければ買うし、高ければ売るのは当たり前と被告はいうが、このような徹底した利益至上主義には慄然とせざるを得ない」だの「フジテレビとライブドアを両天秤」にかけたといって論難するのは、かなり違和感を感ずる。村上がライブドアまたはフジテレビに不義理をしたというのなら、ライブドアなりフジテレビが村上を訴えれば済むことで、高麗裁判長が村上の罪状を重くする心証とするのは、いささか筋が違うように感じられる。私など品格低劣なせいか、株の世界で出し抜き裏切りがあるのは、法的担保でもない限り仕方のないことのように思ってしまう。 朝日新聞に出たコメントでは、村上と親交があったという外資系金融機関幹部の言に最も共感した。いわく「市場の健全性のために厳しい規制は大原則」だが「日本の古い体質には当局が手をつけず、村上氏のような人だけが狙われたことに違和感がある」と。事実そういう例が岩波の『世界』に載っていた。前に紹介した、『談合業務課』の鬼島紘一氏が、大林組を相手取って、「約束した賃金を与えられず、不当に談合行為に従事させられた」として損害賠償を求めて裁判を起こしている。もちろん動機には鬼島氏の私欲私怨もないとは言わないが、裁判所は、本に書かれたような大林組の不法行為を、一切問題としないのだ。司法を含めた日本の当局が、既得権を持つ守旧的勢力には極度に甘く、それを脅かそうとするものに対してはわずかな法的瑕疵をついてまで叩き潰そうとすると見えるのは、決してひが目ではあるまい。 |
不思議な台湾人 2007/07/18(水) 21:23:22 |
| 右翼出版界によく寄稿する台湾人に、金美齢、黄文雄という人物がいる。顔写真も載っているから、たぶん本当に台湾人なのであろう。ただ現在はもっぱら日本で活動しているようである。台湾人には親日的な人が多いと聞くが、この二人はそういうものではなく、露骨に日本の右翼の太鼓もちに徹し、返す刀で中韓と「反日日本人」を罵倒するという、はなはだ党派的なものであるから、少なくとも日本人の半分にとっては、彼らの言動は面白くもなんともない。しかしある意味ここまで徹底して、日本の右翼のケツの穴をなめられるのは、たいしたものではある。ここまでくれば、いっそのことこの二人には、「日台合邦」を主張してもらおうではないか(笑) おそらくこの主張ならば全日本人が歓迎してくれるであろう。日本でばかり発言するのではなく、是非祖国台湾でも活躍して、かの地の世論をこの線で誘導してもらいたいのである。無事を祈る(爆) |
金ミニ取引発会 2007/07/17(火) 21:15:33 |
| 今日から金のミニ取引が始まったようだ。あまり関心がなかったので、取引要綱を見ていなかったが、改めて読んでみると、3限月制で、受け渡しはなく、最終決済は標準取引の納会帳入れ値段で行うとの事。ということは、標準とミニの間に、本来値段が開くことはないはずである。これで鞘取りする人いますかねえ。いたとしても専業だろうなあ。 |
『反転』の映画化を希望 2007/07/16(月) 09:38:03 |
| 前に紹介した田中森一『反転』が売れているようである。連日見かける広告では14万5千部突破と書いてある。これは、映画化しても結構いけるんじゃないだろうか。心血をそそいで悪の構図を描き、完全犯罪に酔っていたところを、彼の逮捕に執念を燃やす刑事コロンボ風の検事に、あっさりどんでん返しを食らうという結末である。そもそも、バブル時代については、いまだ映画化の対象になったことはないのではないか。そろそろ歴史として振り返ってみてもよい時期にあるように思われる。配役は・・・・、残念ながら私は芸能系に疎いので、この辺は全く考え付きません。 |
円安ウォン高 2007/07/15(日) 00:59:16 |
| 朝日新聞に円安ウォン高が進んで、韓国の輸出産業が打撃を受けているという記事が載っていた。欧米では、いまや日本製品と韓国製品は、値段に差がないという。しかしこれはある意味、韓国製品もいまや日本並みの値段に評価されているともいえるだろう。韓国の経済水準は年々日本のそれに肉薄しつつあることは認めざるを得ない。ウヨが愛読する『sapio』には、ゴールドマンサックスによる2050年の一人当たりGDPの予測というものが載っており、それによるとこの頃、韓国はついに日本を抜き去るというのである。いまのところウヨは2ちゃんでもスルーしているが、ひょっとすると来月号には読者からの苦情が来るんじゃないかと思っている(笑)。このようなあせりに乗じてか、「本当はヤバイ! 韓国経済」なる本(正確な題名失念)も出ていて、けっこう売れているようである。しかし少なくとも私には中嶋嶺雄や宮崎正弘やこういう本を読んでも、あんまりためになるとは思わんなあ。 |
紙まんじゅう 2007/07/13(金) 22:39:25 |
| 日本がミートホープ事件で揺れている頃、中国では、まるで日本人に対し笑いを提供するかのごとく、ダンボールと肉を6:4でまぜあわせた、ダンボール饅頭を客に食わせていたことが発覚した。昔坂口安吾は「中国人のやることは、あくどいが、徹底している」と書いていたが、これがあの国の民族性というべきか。しかしこれだと中国の食品産業は信用を得ることが難しかろう。 |
小林洋行、営業停止処分 2007/07/11(水) 21:56:31 |
| 数日前、小林洋行が営業停止処分を食らった。顧客の勧誘において禁止行為を繰り返していたためだという。小林洋行といえば、まだ20世紀の頃、某掲示板に「スナイプシステムズ」というコテハンがいたが、彼が小林洋行の悪口を言うので有名であった。この人物は後に聞くところ、「投資日報」の元記者で、昇純一にコバンザメのようについていたらしい。その彼も2000年の生糸相場とともに消えて久しい。小林洋行は、いわゆる「大衆店」の代表格で、最近は唯一の東証一部上場を売りにしていたようである。その後、ソブリントラストの大規模な詐欺事件もおきたが、洋行は善意の被害者で通した。 とにかく、これまでもいろいろなスキャンダルが噴出していたが、今までよく持ったものだ。よほど顧問弁護士が優秀なのか。ここの顧問弁護士だった則定衛という人は、確か元東京高検の検事長かなにかで、銀座の女をはらませ堕胎させたと雑誌にすっぱ抜かれてやめた人である。すっぱ抜かれたとは言うが、実際には折りに触れて本人は自慢していたという。いや〜男だねえ。恥ずかしながら私は銀座で飲んだことはない。検事って儲かるんだなあ。 |
ワロタ 2007/07/09(月) 23:33:32 |
| ボロさんの今日の書き込み面白いです。 |
OHT株関与の弁護士、株価急落で失踪 2007/07/07(土) 18:54:28 |
| 六本木ヒルズに入居する椿総合法律事務所の椿康雄弁護士が、他人の名義を借りてOHT株の仕手戦に参入していたが、株価が急落し、そのまま失踪していることが報じられた。椿康雄氏は、ニュースキャスター宮崎緑の元夫で、スピード離婚して話題を呼んだ人物である。なんでも宮崎は椿が「東大法学部卒だから」結婚したと公言し、離婚したのは「彼がうそつきだったから」だという。うそつきの内容とは要するに椿が「米国弁護士」の試験に受からず、宮崎に語ったという世界をまたにかけた国際弁護士になるという夢が実現しないからだという。それをうそつき呼ばわりする宮崎も薄情な女だなと当時思ったが、椿氏がその後どうなったかも、寡聞にして知らなかった。ところが報道によると、彼は六本木ヒルズに事務所を構える「国際派弁護士」になりおおせ、外資系保険会社の日本法人の役員も勤めているというから、出世したものである。最近コネで大学教授をやっているとは言うものの、キャスターとしては所詮ご高説拝聴レベルで島田紳助にすらバカにされたという宮崎緑を、十分見返したというべきであるが、その椿が同時に弁護士仕手として派手に鉄砲を繰り返していたというのだから驚く。これで塀の向こうに落ちたとすれば、もと地方公務員西田晴夫よりも下手を売ったというべきであろう。少なくとも西田はつかまっていないのだから(もっとも彼は最近香港にトンズラしている模様である)。これから弁護士は増加するから、その中には世間を楽しませてくれる面白い人たちがどんどん出現するであろうと思われるのである。 |
羽賀研二、恐喝で逮捕 2007/07/06(金) 22:56:47 |
| 羽賀研二が、3億7千万円の債務を踏み倒そうとして、渡辺二郎など暴力団員を使って恐喝したとして逮捕された。報道によれば、彼のタニマチであったY氏に、元本保証で未公開株を売り、その株が紙くずになったとして、返済を迫られていたという。私も電話で未公開株のセールスを受けたことがあるが、さすがにこのクラスはスケールもでかい話である。しかし、株の世界、それも未公開株で元本保証とは恐れ入る。心情的には、それを盾に全代金の返済を迫る山本という人もどうかと思うが、何しろ文書を交わした約束であるから、そう主張するのはやむをえまい。元本保証でなければそもそも未公開株なんぞ購入するはずがないといいたいのだろう。 そういえば、ここの芳名録の方々の中に、外務員に「元本保証」の一筆を書かせた人もおられるのではあるまいか。もれ承るところ、皆さんの中には、結構外見がこわもてのひともいるらしく、そのようなものを書かせた暁には、多分きっちりけじめを取っているのであろう。そうであるから、ここの人たちに投資話を勧誘するときは、「元本保証」だけは約束しないことである。実際そのようである(爆) |
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