『反転』の映画化を希望 2007/07/16(月) 09:38:03 |
| 前に紹介した田中森一『反転』が売れているようである。連日見かける広告では14万5千部突破と書いてある。これは、映画化しても結構いけるんじゃないだろうか。心血をそそいで悪の構図を描き、完全犯罪に酔っていたところを、彼の逮捕に執念を燃やす刑事コロンボ風の検事に、あっさりどんでん返しを食らうという結末である。そもそも、バブル時代については、いまだ映画化の対象になったことはないのではないか。そろそろ歴史として振り返ってみてもよい時期にあるように思われる。配役は・・・・、残念ながら私は芸能系に疎いので、この辺は全く考え付きません。 |
円安ウォン高 2007/07/15(日) 00:59:16 |
| 朝日新聞に円安ウォン高が進んで、韓国の輸出産業が打撃を受けているという記事が載っていた。欧米では、いまや日本製品と韓国製品は、値段に差がないという。しかしこれはある意味、韓国製品もいまや日本並みの値段に評価されているともいえるだろう。韓国の経済水準は年々日本のそれに肉薄しつつあることは認めざるを得ない。ウヨが愛読する『sapio』には、ゴールドマンサックスによる2050年の一人当たりGDPの予測というものが載っており、それによるとこの頃、韓国はついに日本を抜き去るというのである。いまのところウヨは2ちゃんでもスルーしているが、ひょっとすると来月号には読者からの苦情が来るんじゃないかと思っている(笑)。このようなあせりに乗じてか、「本当はヤバイ! 韓国経済」なる本(正確な題名失念)も出ていて、けっこう売れているようである。しかし少なくとも私には中嶋嶺雄や宮崎正弘やこういう本を読んでも、あんまりためになるとは思わんなあ。 |
紙まんじゅう 2007/07/13(金) 22:39:25 |
| 日本がミートホープ事件で揺れている頃、中国では、まるで日本人に対し笑いを提供するかのごとく、ダンボールと肉を6:4でまぜあわせた、ダンボール饅頭を客に食わせていたことが発覚した。昔坂口安吾は「中国人のやることは、あくどいが、徹底している」と書いていたが、これがあの国の民族性というべきか。しかしこれだと中国の食品産業は信用を得ることが難しかろう。 |
小林洋行、営業停止処分 2007/07/11(水) 21:56:31 |
| 数日前、小林洋行が営業停止処分を食らった。顧客の勧誘において禁止行為を繰り返していたためだという。小林洋行といえば、まだ20世紀の頃、某掲示板に「スナイプシステムズ」というコテハンがいたが、彼が小林洋行の悪口を言うので有名であった。この人物は後に聞くところ、「投資日報」の元記者で、昇純一にコバンザメのようについていたらしい。その彼も2000年の生糸相場とともに消えて久しい。小林洋行は、いわゆる「大衆店」の代表格で、最近は唯一の東証一部上場を売りにしていたようである。その後、ソブリントラストの大規模な詐欺事件もおきたが、洋行は善意の被害者で通した。 とにかく、これまでもいろいろなスキャンダルが噴出していたが、今までよく持ったものだ。よほど顧問弁護士が優秀なのか。ここの顧問弁護士だった則定衛という人は、確か元東京高検の検事長かなにかで、銀座の女をはらませ堕胎させたと雑誌にすっぱ抜かれてやめた人である。すっぱ抜かれたとは言うが、実際には折りに触れて本人は自慢していたという。いや〜男だねえ。恥ずかしながら私は銀座で飲んだことはない。検事って儲かるんだなあ。 |
ワロタ 2007/07/09(月) 23:33:32 |
| ボロさんの今日の書き込み面白いです。 |
OHT株関与の弁護士、株価急落で失踪 2007/07/07(土) 18:54:28 |
| 六本木ヒルズに入居する椿総合法律事務所の椿康雄弁護士が、他人の名義を借りてOHT株の仕手戦に参入していたが、株価が急落し、そのまま失踪していることが報じられた。椿康雄氏は、ニュースキャスター宮崎緑の元夫で、スピード離婚して話題を呼んだ人物である。なんでも宮崎は椿が「東大法学部卒だから」結婚したと公言し、離婚したのは「彼がうそつきだったから」だという。うそつきの内容とは要するに椿が「米国弁護士」の試験に受からず、宮崎に語ったという世界をまたにかけた国際弁護士になるという夢が実現しないからだという。それをうそつき呼ばわりする宮崎も薄情な女だなと当時思ったが、椿氏がその後どうなったかも、寡聞にして知らなかった。ところが報道によると、彼は六本木ヒルズに事務所を構える「国際派弁護士」になりおおせ、外資系保険会社の日本法人の役員も勤めているというから、出世したものである。最近コネで大学教授をやっているとは言うものの、キャスターとしては所詮ご高説拝聴レベルで島田紳助にすらバカにされたという宮崎緑を、十分見返したというべきであるが、その椿が同時に弁護士仕手として派手に鉄砲を繰り返していたというのだから驚く。これで塀の向こうに落ちたとすれば、もと地方公務員西田晴夫よりも下手を売ったというべきであろう。少なくとも西田はつかまっていないのだから(もっとも彼は最近香港にトンズラしている模様である)。これから弁護士は増加するから、その中には世間を楽しませてくれる面白い人たちがどんどん出現するであろうと思われるのである。 |
羽賀研二、恐喝で逮捕 2007/07/06(金) 22:56:47 |
| 羽賀研二が、3億7千万円の債務を踏み倒そうとして、渡辺二郎など暴力団員を使って恐喝したとして逮捕された。報道によれば、彼のタニマチであったY氏に、元本保証で未公開株を売り、その株が紙くずになったとして、返済を迫られていたという。私も電話で未公開株のセールスを受けたことがあるが、さすがにこのクラスはスケールもでかい話である。しかし、株の世界、それも未公開株で元本保証とは恐れ入る。心情的には、それを盾に全代金の返済を迫る山本という人もどうかと思うが、何しろ文書を交わした約束であるから、そう主張するのはやむをえまい。元本保証でなければそもそも未公開株なんぞ購入するはずがないといいたいのだろう。 そういえば、ここの芳名録の方々の中に、外務員に「元本保証」の一筆を書かせた人もおられるのではあるまいか。もれ承るところ、皆さんの中には、結構外見がこわもてのひともいるらしく、そのようなものを書かせた暁には、多分きっちりけじめを取っているのであろう。そうであるから、ここの人たちに投資話を勧誘するときは、「元本保証」だけは約束しないことである。実際そのようである(爆) |
プレカリアート 2007/07/05(木) 23:27:13 |
| 近頃プレカリアートという言葉を耳にする。非正規雇用の労働者階級を意味するものらしい。中国人研修生の中には、時給250円で働く人もいるから、日本人の最低賃金も、法令はどうであれ、限りなくそれに近いレベルまで下がるということも考えられる。しかし、こうなるとまともに居住地を確保するのも難しくなろう。ネットカフェなどで寝泊りする人間が増えるのも道理である。しかしそれもいつまでも続けるわけにはいくまい。私の予想では、現在大量供給されているワンルームマンションが、将来中年になった彼らの棲家と成るのではないかと思う。老朽化したワンルームならば、都心にあっても、せいぜい3万円ほどの家賃になるのではないか。月収10万で、家賃に3万取られてかつかつの生活をする、そんな将来が予想されるのである。 |
幻冬舎GJ! 2007/07/03(火) 22:45:10 |
| 朝鮮総連架空売買事件で元公安調査庁長官のヤメ検が逮捕されて世間を騒がしているこのごろ、ここ10年で一挙に名を上げた出版社幻冬舎が実にタイムリーな、興味深い本を出版した。題して、『反転 闇社会の守護神と呼ばれて』。伝説の特捜検事で、40代半ばにして裏社会の弁護人に転じ、許栄中とともに捕まった、田中森一の回想録である。登場人物は山口組五代目渡辺芳則、若頭宅見勝、「アイチ」の森下安道、「イトマン」の伊藤寿永光、「コスモポリタン」の池田保次、「光進」の小谷光浩、そしてもちろん許栄中と、驚くべき豪華メンバーである。ちなみに国会議員である政界の牛若丸、山口敏夫も出てくるが、完全に小物扱いである。 前半は検事時代の思い出である。最近は、国策捜査という言葉がしきりに使われるようになっているが、田中によれば、そもそも検察が行政機構の一部である以上、全ての捜査が国策捜査なのである。ことに時の権力機構を揺るがすような事件を立件するのは、極度に嫌がられるらしい。実際彼も、上層部からの圧力や、事件そのものの他部局への移送という形を取って、強制的に握りつぶされる目に何度もあっている。彼はやがて検察機構に嫌気が差し、弁護士に転ずる。 ところが、伝説の凄腕特捜検事が弁護士になったと聞くや、闇社会の紳士たちが頭を低くして、「先生と是非お近づきになりたい」と近寄ってくるのである。なにしろやめるちょっと前から山口組の渡辺組長と会っているのだから、推して知るべし。彼は顧客開拓に何の苦労もなく、わずか数ヶ月で顧問料を毎月数千万も得るようになる。数十億の金を株やマンションに投資して、損をしてもなんとも思わない、金まみれのバブリーな人生を謳歌する。もちろん、それは危険すぎる仕事と隣り合わせであるがゆえであり、やがて敵意をむき出しにした当局によって、許栄中もろとも塀の中に放り込まれてしまう。 この本は、今までのノンフィクションと比べても、出色の出来であり、まるで一種のピカレスク小説とも取れる。しかしこれは、彼なりに体験した事実なのであろう。いまさらながら、バブルの時代の異常さと、善と悪との境目に生きる者のずるさと不思議な魅力を痛感した。現代は、事件の当事者にけっこう筆力のある人が多いから、この手のノンフィクションは小説よりはるかに迫力がある。事実に取材してそれらしい文芸作品が書け、それを読者も読んでくれていた、三島の時代の作家は幸福であったといえよう。 |
お褒めの言葉 2007/07/02(月) 23:05:31 |
| natsuzohさんお褒めいただきありがとうございます。natsuzohはじめ、皆さんの書き込みで勉強させてもらっているのはこちらのほうです。ちなみに相場の話は「書けない」というのが正確なところです。タワゴトでもいいから薀蓄をたれたいのですけれど。
6月の収益 商品−13,280 為替 25,740(sp6,597) |
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