季節 さんの日記

新しい10 昔の10  100新しい方へ移動 100昔へ移動

儲け話あります  2007/06/29(金) 22:21:50
 朝鮮総連中央本部の架空売買事件では、当初もっぱら競売妨害のために偽りの冬季移転をしたと考えられていたが、ここへきて緒方元公安調査庁長官が総連から不動産を騙し取る意図があったとして逮捕となった。もちろん検察側としては、こういう容疑で逮捕しておけば、緒方は自尊心を守る上からも、総連は全てを了解した上でやったはずとぶちまけるから競売妨害も実証できるとふんだのだろう。ところで緒方サンが出資を期待していた41歳の男性というのが、これがまた食わせ物らしく、別の事件で詐欺的商法を指摘され敗訴していたというのだ。この人物は、海外で60億の資金運用を任されているとされ、いろいろな出資話をあちこちに振りまいていたらしい。まあ、ネット世界にも、怪しすぎる儲け話はあちこちに転がっているわけで、もしかしてこの×××にも・・・・? おっとこの辺でとめておこう。

米下院外交委員会で慰安婦問題対日非難決議を可決  2007/06/28(木) 21:59:52
  あれ、いつの間にこの問題がぶり返したの?、と思っていたら、何のことはない、日本の右翼政治家による、先だってのニューヨークタイムスの、「強制連行はなかった」意見広告が、完全に逆効果となった模様。大体慰安婦問題の本質は、前にも書いたように、奴隷狩りのような連行があったかどうかなんてことにあるのではないのだから、連行記録がないことをいいことに、あたかも彼女らが金儲けのために自ら進んで戦場に向かったかのごとく主張するアホウヨは、知性的にも道徳的にも火達磨にされるのはわかりきっている。桜井ナントカとか言う評論家はじめ、頭の温かいやつらばかりだな。

ニセ牛肉問題  2007/06/27(水) 21:26:01
  北海道のナントカミートという会社によるニセ牛肉コロッケは言語道断であるが、1年以上も前に北海道農政事務所に告発があったのに放置していたというのも、ひどい話である。正直これ以上役人を攻撃するのは気が引けるのであるが(笑)、面倒な問題には一切頬かむりして異動を待つという無能役人の醜態にははなはだあきれる限りである。これではいったい何がための「公益通報者保護法」なのか。私は、こういう問題が頻発するのは、やはり役人の評価システムに問題があるためだと思う。役人の人事といえば、とかくキャリアシステムのことばかりに興味がもたれるが、大多数を占めるノンキャリの評価が、あまりにも仕事の能力と無関係であるのが問題なのであろう。私は国のノンキャリの人事がどのように決まるのか、つまびらかには知らないけれども(それは省庁によりかなり違いがある)、主として派閥だとか、組合だとか、中央官庁を積極的に希望してサービス残業をこなしたとかいうことによって決まっているようである。おまけに基本的には減点システムである。中央省庁でたくさん仕事をこなしたといったところで、悲しいかな役人の仕事は多くの場合効率無視で、本質的に必要なことをメリハリつけてスピーディーにやるという工夫は感じられない。キャリア連ですら考えていないのである。効率的にすすめれば予算が削減されるからだ。このような職場環境で上の覚えめでたく出世していくタイプといえば、効率は一切考えず、とにかく予算獲得につながることにのみ力点を置き、自分の在任のうちは難しい問題は一切塩漬けにする人間(さすがにこれには例外もあるが)なのだ。どうです、税金払いたくなくなったでしょう?

谷山五郎さんの歌を読んで思う。  2007/06/25(月) 23:15:19
  1948年、ロンドン五輪に旧敵国として招待されなかった日本は、オリンピックと同時期に日本水泳選手権をぶつけるという試みをした。その大会で、1500メートル自由形の古橋広之進が、18分37秒0という驚異的な「幻の世界記録」をだした。ちなみに同時に行われたオリンピックの優勝タイムは19分18秒5であった。このときの古橋の記録についての世界の報道は、「ターンを数え間違えたのだろう」とか「日本のプールは少し短い」とか、さんざんのものであった。翌年ハワイで行われた日米対抗で、古橋は再度18分19秒0の世界新を出し、溜飲を下げた。
 この18分19秒0が、今で言うとどれくらいの記録というと、なんとトライアスロンの選手ならば、最初の1.5キロの遠泳でも余裕でこれより速く泳ぐのである。もしかしたらスイミングスクールに通う小学校1年の女子ですら、これより速く泳ぐ子がいるのではあるまいか? ちなみに私はこんなことを論評する資格がないくらいに、水泳もスポーツ全般も全く苦手である。あしからず。

円独歩安  2007/06/23(土) 09:05:49
  円が世界中のほとんど全ての通貨に対して独歩安となっている。為替取引をやっている人からすればウハウハだろうが、大局的に見れば日本の経済力の低下を意味するものであろう。2007年度のひとりあたりGDP30000ドル割れも現実のものとなってくる。こうなると日韓逆転もあながち遠い世界のことではない。前も書いたことだが、憲法改正が、9条改廃、交戦権回復などという「国威発揚」的なくだらないことに終始し、一院制や首相公選の実施など、真に効率的で機能的な民主主義を強化するための改革につながらなければ、世界の「日本売り」はとどまることを知らないだろう(笑)

FX会社の上場  2007/06/20(水) 22:40:46
 専業系の為替会社、マネーパートナーズが、近々ヘラクレスに上場するようである。預かり金200億に対し、従業員はわずかに50人ほどで、利益率はかなりよいらしい。これからも陸続と上場会社が出てくるだろう。その一方で、目下「重大局面」にあるところも存在する模様。どうなるものかと、先ごろから注視している。

渋谷で天然ガス爆発  2007/06/20(水) 21:36:26
  渋谷で地下水をくみ上げていた風呂屋が、ガス爆発でふきとばされ、死者も出た。誠に不運としか言いようがない。関東の南のほうは「関東天然ガス開発」とか「大多喜ガス」とか言う会社があるとおり、天然ガス田が埋まっているらしいことは聞いたことがあったが、大東京の真ん中でこのようなことがあるとは驚きである。

スフ糸  2007/06/18(月) 22:56:36
  表の掲示板でジエさんが、スフ糸の話をされていた。懐かしい上場商品である。というか、自分が先物を始めた頃は、もう廃止されていたと思う。当時私は、スフ糸という古臭い言葉が何を意味するのか、ぜんぜん知らなかった。何でも、ステープルファイバー糸の略であり、レーヨンの一種なのだそうである。ところでこのレーヨンなる言葉も、もう私の世代では知られていない。ためしに同世代に聞いてみると、大体の人が、ポリエステルのような化学繊維?、と思っている。それもそれもそうだろう、東レとかクラレとか、化繊の大手だし。もちろん事実は、合成繊維であるけれども、水をよく吸う綿のようなもので、土に埋めると腐るのである。人造絹糸ともいう。昔福井にこの取引所があったそうである。このほかにも、モスリンとかキャラコとか、「おはなし日本近代史」ではよく聴く言葉だけれど、実際のことろ学生生徒は何のことであるかぴんとこないに違いない。ということで、実践的な授業を心がける教師の皆さんは、モスやスフや金巾の実物を回覧してあげてください。

文章論 また  2007/06/17(日) 18:39:46
  日本近代文学の第一人者は、最近の評価では結局、三島由紀夫ということになりそうである。実際、ネット検索では三島の名は夏目や太宰を上回っている。このような傾向は、冷戦後にことに著しい。やはり社会の保守化とも関係があるのであろう。私など、世間があまり三島三島とうるさいので、どうも抵抗を感じてしまう。
 ところで、三島はまれに見る早熟の天才ということでも知られている。文学全集では、中等科の頃からの創作が収録されているが、すでに並の大人にもとうてい書けぬような立派なものである。もっとも近年、15,16歳の女の子が文学賞を取ったりする時代であるから、そう驚くべきことでもないのかも知れぬ。とはいえ、語彙の豊富さとか、文章の綾などは、三島のほうが上回る。しかし、こういうのを、鼻につくと感じる人もいるであろう。三島の敬愛した詩人(私の好きな詩人でもある)伊東静雄は、日記の中で「平岡(三島の本名である)から手紙。面白くない。背伸びした無理な文章」とこき下ろしている。
 同じぐらいの年齢で、三島とある意味対照的な文章を書く子供がいた。それは、数学の天才少年である。非常に論理的で、ひとつの内容をもっとも簡潔に書いている(三島なら絢爛な装飾で飾るところである)。句読点のうち乱れもない。私はすこぶる感心した。数学者は、案外に文章が達者な人が珍しくない。藤原正彦しかり、高木貞治しかりである。語彙や修辞にそれほど巧みではないけれど、内容が頭に入りやすいのがよいのである。ちなみに私がへたくそな文章家だと思うのは、やっぱり、自称「文芸評論家」福田和也かな(爆)

文章論  2007/06/16(土) 00:09:30
  坂本慎太郎さんが、(一ヶ月も前に!)私めの文章をほめてくださったことを、不覚にも見落としていた。恐縮の限りである。感謝感謝。いやいや、毎日のように、脳溢血でも起こしそうな文体で書きまくって、いささか自分でも毒気にあたり気味である。ここの芳名録にも、もっとリラックスした、ユーモラスな文章をかかれる方がいて、とても私にはまねが出来ぬ。

新しい10 昔の10  100新しい方へ移動 100昔へ移動

一覧へ戻る