季節 さんの日記

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スフ糸  2007/06/18(月) 22:56:36
  表の掲示板でジエさんが、スフ糸の話をされていた。懐かしい上場商品である。というか、自分が先物を始めた頃は、もう廃止されていたと思う。当時私は、スフ糸という古臭い言葉が何を意味するのか、ぜんぜん知らなかった。何でも、ステープルファイバー糸の略であり、レーヨンの一種なのだそうである。ところでこのレーヨンなる言葉も、もう私の世代では知られていない。ためしに同世代に聞いてみると、大体の人が、ポリエステルのような化学繊維?、と思っている。それもそれもそうだろう、東レとかクラレとか、化繊の大手だし。もちろん事実は、合成繊維であるけれども、水をよく吸う綿のようなもので、土に埋めると腐るのである。人造絹糸ともいう。昔福井にこの取引所があったそうである。このほかにも、モスリンとかキャラコとか、「おはなし日本近代史」ではよく聴く言葉だけれど、実際のことろ学生生徒は何のことであるかぴんとこないに違いない。ということで、実践的な授業を心がける教師の皆さんは、モスやスフや金巾の実物を回覧してあげてください。

文章論 また  2007/06/17(日) 18:39:46
  日本近代文学の第一人者は、最近の評価では結局、三島由紀夫ということになりそうである。実際、ネット検索では三島の名は夏目や太宰を上回っている。このような傾向は、冷戦後にことに著しい。やはり社会の保守化とも関係があるのであろう。私など、世間があまり三島三島とうるさいので、どうも抵抗を感じてしまう。
 ところで、三島はまれに見る早熟の天才ということでも知られている。文学全集では、中等科の頃からの創作が収録されているが、すでに並の大人にもとうてい書けぬような立派なものである。もっとも近年、15,16歳の女の子が文学賞を取ったりする時代であるから、そう驚くべきことでもないのかも知れぬ。とはいえ、語彙の豊富さとか、文章の綾などは、三島のほうが上回る。しかし、こういうのを、鼻につくと感じる人もいるであろう。三島の敬愛した詩人(私の好きな詩人でもある)伊東静雄は、日記の中で「平岡(三島の本名である)から手紙。面白くない。背伸びした無理な文章」とこき下ろしている。
 同じぐらいの年齢で、三島とある意味対照的な文章を書く子供がいた。それは、数学の天才少年である。非常に論理的で、ひとつの内容をもっとも簡潔に書いている(三島なら絢爛な装飾で飾るところである)。句読点のうち乱れもない。私はすこぶる感心した。数学者は、案外に文章が達者な人が珍しくない。藤原正彦しかり、高木貞治しかりである。語彙や修辞にそれほど巧みではないけれど、内容が頭に入りやすいのがよいのである。ちなみに私がへたくそな文章家だと思うのは、やっぱり、自称「文芸評論家」福田和也かな(爆)

文章論  2007/06/16(土) 00:09:30
  坂本慎太郎さんが、(一ヶ月も前に!)私めの文章をほめてくださったことを、不覚にも見落としていた。恐縮の限りである。感謝感謝。いやいや、毎日のように、脳溢血でも起こしそうな文体で書きまくって、いささか自分でも毒気にあたり気味である。ここの芳名録にも、もっとリラックスした、ユーモラスな文章をかかれる方がいて、とても私にはまねが出来ぬ。

ニッケル期近以外の限月、市場価格に追いつかず。  2007/06/13(水) 22:12:01
 だからいわんこっちゃないw

得意銘柄をつくるべきか  2007/06/12(火) 23:28:21
  相場の本を読むと、各自がそれぞれ得意とする銘柄を作るべきだと書いてあるものがある。実際、プロのトレーダーでもドル円を得意とする人はドル円ばかり、債券をやる人は債券ばかりという傾向がある。商品の世界では、やはり石油三品を主戦場とする人が多い。もちろんそれぞれの銘柄を極めることで、収益率も上がっていくから、この考えには一理ある。しかし、最近のように出来高が少なくなってくると、自分の得意とする銘柄が廃れてしまうというリスクがある。たとえば大阪のゴム指数やTSR20号など、かつてはRSS3号との鞘取りの定番であったのだが、これほどまで取り組みが少なくなると、とても「飯の種」にはなるまい。そんなわけである程度はいろいろな銘柄、いろいろな手法になじんだほうが、「廃れるリスク」に対処できると思う。こんなことを書いたのも、近頃どうも仕掛けどころが見当たらなくて困っているからなのだ。

『談合業務課』がひら積みになってた。  2007/06/11(月) 20:59:57
  今日新宿の本屋に行ったら、数日前言及した『談合業務課』がヒラ積みになってた。まさかこのスレの影響でもあるまいが、ちょっとばかし予見能力があるようでうれしい。この能力が相場にも生かせればよいのだけれど。

コムソンの処分逃れ問題  2007/06/09(土) 10:43:46
  コムソンの処分逃れ問題について、グッドウィルの折口雅博氏がたたかれている。バブル時代のジュリアナ東京の仕掛け人として世に現れて以来、最大のピンチといえよう。それにしても、グループ企業に事業を譲渡することによって、処分を逃れようとする発想は、どこからきたのか。もしかして、グッドウィルが昨年10月に買収した「異形の帝国」クリスタルグループから学んだものなのだろうか。クリスタルは、人材派遣の隠れた大手であったが、その実体はなぞに包まれていた。私は数年前の『東洋経済』で初めててこの企業グループを知ったのであるが、総帥の林純一氏は、処分を受けると廃業届けを出して新規に会社を設立するなどして、法律を巧妙にすり抜ける、あっちの世界の人というべき人物であった。グッドウィルは、ここの2代目名跡を継いだわけであるが、さすがに上場企業ですからねえ。たたかれるわな。

年金記録消失問題  2007/06/08(金) 21:20:24
  世間では年金記録のずさん管理について大変なことになっている。問題は40年も前から認識されており、今に至るまで何の解決策もなくただ塩漬けにされていたのだから、民間では考えられないなどと轟々たる非難である。しかし役人の世界では、塩漬け問題を内部から指摘し解決にむけてうごきだすことは、煙たがられこそすれ本人の立身出世には何一つ役に立たないのだから、このような帰結はむしろ当然のことであった。国家公務員においては、キャリアとノンキャリで画然とした待遇差があるのは周知のことだが、その実キャリアもスペシャリストとしての能力はなく、あっちこっちのポストで威張るのが関の山である。戦前は勅任官自由任用制というものがあって、高級官僚は外部から自由に招聘してよいということになっていたが、正直制度疲労のキャリアなど廃止して、国の局長級や、社会保険庁の中枢幹部などに、大臣の信任する専門家を自由任用して腕を振るわせたほうが、役所の効率が上がるかもしれぬ。

先物業界の将来  2007/06/08(金) 00:20:40
  掲示板では先物業界が今後どうあるべきかについて、こもごも議論が交わされている。これに関して、『ダイアモンド』5月19日号に、「個人マネー大流入で業界騒然、FXバブルの熱気とゆがみ」という記事で為替業界の現状についてのレポートがあった。それによると、FX業界は「装置産業に徹することで変動費を低く抑え、損益分岐点を非常に低く設定している」それゆえ、非常な高収益率が達成可能であるというのだ。前に、現状の商品先物業界の規模なら、FX業界の比率なら従業員1000人もいれば足りるということを書いたが、実際、それくらいスリム化して、装置産業に徹しない限り、先物業界は成り立たないのではないか?となると、旧来の、外務員を大量に抱えた専業商品取引員はほとんどだめで、生き残るとしたら、一部の中堅証券会社がやっているような、他社との差別化を図るために、オンラインで商品先物もやってますよという形態のものぐらいではなかろうか。ちまたでは、かつての外務員の放出が続いているが、その吸収先は、未公開株やワンルームマンション販売などと聞く。これらはやっぱり、社会的に不要な存在なんですかねえ。

ニッケルのストップ幅は狭すぎる  2007/06/06(水) 19:40:02
  以前から、ニッケルは毎日のようにストップを付けていて、これは相場が荒れているというより90円というストップ幅が狭すぎるためだと思っていたが、今日見てみると60円幅になっている。いくら証拠金が安いとはいえ、これはやりすぎではないか?この値段ならば、本来300円幅あってもおかしくないと思うのだが。まえにニッケルの限月間鞘取りをやろうとして、片方だけ成立してしまい、あわてて仕切ったことがあるだけに、現状のニッケルは到底手が出せない状況である。

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