中達 さんの日記

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大乱世の小沢  2007/08/09(木) 00:24:49
  平時に羽田、乱世の梶山、大乱世の小沢と言われたが、本領発揮するのか?

 もし、戦えるのなら、戦ってみたい。結構パターンが読める人なんだよね。政治は戦争と違って時間の流れが遅い。パターンが読まれているのは、辛いような気がするが・・・。

 でも、予想された様に負ける人たちには無理か。もっともらしい顔ぶれを集めて、景気を上ぶれさせといて、組織頼みの選挙やって、ほんでもって、
ボロ負け。

 戦いのポイント外して全力で突進しても、無駄な努力だと思うが、何が無駄な努力かをご理解頂けない。ゆえに、頑張れば頑張るほど勝利から遠のく。勝てない人を掻き集めて頭数揃えても無駄なんだけどな。そして、頑張っても関係の無いところに力を入れてしまい、ただ空しく時が過ぎていく。

 過去のデータを集めてチャート書こうよ。地道な努力が身を結ぶ時が来る。

気になる鞘  2007/08/06(月) 22:44:25
  白金とパラジウム。最大で3600円開いていたが、徐々に鞘を縮め始めている。
 少し調べてみた。
 両方とも、年間200〜290Tの消費量。
 白金は宝飾品、触媒、化学製品とほぼ3分割される。
 パラジウムも同様に宝飾品、触媒、化学製品に分割される。
 面白いのは宝飾品。白金は日本で人気があり、パラジウムは中国で人気がある。中国の経済成長でこの分野にも進出してきた。白金が高すぎるので代替需要でもあるらしい。日本は昔から白金は人気が高かったから仕方がない。但し、この高値で売却する人が増えている。田中貴金属とかの金属商は、ここ2年位は金、白金が売却より購入が上回ったとか新聞報道があった。人気があった分、蓄積のあった白金が市場に出てきている。
 在庫数は2桁違い、白金が数百トンに対してパラジウムが1万トンを越えている。ゆえに、上昇するときは白金が上がり易い。南アフリカの鉱山ストを材料に5000円越えまで上昇した。
 触媒は白金は多種に使用できるが、パラジウムはガソリン車に重点が置かれる。ハイブリッドなどは白金が主力となる。
 でも、自動車に使用する触媒によって利益が変わってしまう。10g使うとすると、白金だと5万円、パラジウムだと1万円、車一台100万から500万として、利益に大きな影響を与える。GMはロシアと長期安定契約を結び、コスト削減に努力している。

 いくつかの要素を考えると、白金ーパラジウム>の鞘取りは面白いものに思える。一セットで12万円、鞘が1000円動くと50万円の利益になる。

 真剣に考えて、チョットチャレンジしてみようかな!
 1セットだけ。

前年度比3%減  2007/07/24(火) 00:56:05
  日経新聞7/4の記事。米国の自動車販売台数の前年同月比がこれ。1455223台の販売実績。4.5万台の販売減。年間に換算すると50万台。
 なのに、プラチナが最高値更新!。よくわかんないな〜。きっと、減速が鮮明になる前に不安感を煽り立てて在庫を持たせようとしているのかな?。
 中越沖地震でも10万台以上の減産になるから、実需レベルでは大きく減退するような気もするが・・・。
 ストでも起こして暴騰させて高値買い込みを強要するのか?。でも、これはプラチナよりもパラジウムに軍配が上がる様に思うのだが、どんなもんだろう。プラチナが暴騰すると、代替需要のパラジウムをとりあえず手当てすることになる。板が薄い分だけ跳ね上がる。そして止まらなくなる。
 きっと、プラチナ売りパラジウム買いが日の目を見ることになるんだ。

ビッグ3、賃下げでコスト削減  2007/07/21(土) 20:54:44
  日経新聞の6/25にビッグ3の労務費削減の記事が載っていた。GMなどが7月下旬から全米自動車労組との交渉で業績低迷の一因である労務費引き下げを交渉する。9月末の契約切れまでに交渉を決着したいとの意向だ。労組側はストも視野にいれながらの交渉になる。
 グラフ表示で従業員一人あたりの1時間あたりのコスト比較を表示している。日産、ホンダ、トヨタが40$前後なのにビッグ3は70$超を示している。
 日本車と米車では、燃費効率の差から人気が断然に差が付いており、販売には金利割引等の販売奨励金で売り上げを保っている。その上で高コスト体質であれば、利益を出すことは非常に難しくなる。
 負けない為の施策。背に腹は代えられない状態が読み取れる。必死の状態で何とかしたいのだろう。

 アメリカの景気の良さを示す指標に時間当たりの賃金上昇と失業率の低下を挙げられることが多い。この賃金引き下げはこの賃金上昇に水を差すことになりかねない。

 少し、考えさせられる・・・。

フォードのダイエイ化は始まった?  2007/07/19(木) 23:43:57
  ボルボを売って現金化する。縮小均衡を目指しているのだが、貧すれば鈍す状態に追い込まれるのだろうか?。
 ダイエーも最終的には解体まで行き着いてしまった。

 撤退するときは難しい。戦上手は退くのが上手い。損切りが上手いということなのだろうが、図体がでかすぎると後ろ向きに加速が付いてコントロールが付かなくなる。良く分かる例が日露戦争のロシア陸軍。まだまだ戦える力があったのに、負けた状態に見えてしまう。

 これは自分自身に捧げよう。『撤退を上手くなれ!』

鞘の流れが変る  2007/07/19(木) 10:32:33
  クラックの話。
 あまり仕掛けたことがないが、中越地震でクラックに変化が起きると思う。東京電力が原発を一時中止することが決定的になったなかで、原油の思惑買いが広がる。火力発電所はC重油を使用するから、原油を処理した残りのガソリンや灯油がダブ付くことになる。今は原油先高でガソリン、灯油共にあがっているが、ある時点から原油>ガソリンが鮮明になってくる。

 クラックの変化は激しい。数千円の鞘なんて直ぐに変る。

 今は指を咥えて待っているのも寂しいが・・・。

円高は福音?!  2007/07/16(月) 13:02:05
  印象深いのが、プラザ合意以後の円高局面。ここで120円位まで円高になって、周りが顔面蒼白になったころ、一人だけ喜んだ人がいた。誰であろう昭和天皇である。
 昭和天皇は昭和の初めの金解禁から戦争、戦後の高度成長をご自身のこととして受け止められてきた。昭和の金解禁では「円」の実力以上の価格で金解禁行ったために見る間に保有金の減少に見舞われて不況に突入した。浜口首相、井上準之助蔵相の元で行った快挙は裏目に出た。「男子の本懐」や「鼠」を読むと同時の雰囲気が伝わってくる。その後は高橋是清蔵相の元で金解禁を中止して、国債の日銀引受、公共投資による内需拡大を行い、息を吹き返したが、第二次世界大戦に巻き込まれて全てが灰燼に帰した。戦後は赤子の様にアメリカに身を委ねて高度成長して世界第二位の経済大国の地位を手にいれた。
 プラザ合意で倍(ドルが半値)にまでも円高が進んだが、この歴史を生きてきた天皇のとって、国力が高く評価されたものとして喜んだのである。当時、この発言を聞いて不思議な感情を持ったものであるが、国主として生きてこられた立場が分かるにつれ、敬意をあらたにしたものである。
 話は飛ぶが、高橋是清蔵相の行った国債の日銀引受や公共事業への投資は「有効需要の創造」であり、ヒトラーのアウトバーン投資やケインズの一般理論の先駆けとなっている。と、いうより、この行動を見て一般理論を構築したのではないかとさえ思われる。日本のケインズと呼ばれているが、ケインズの先生だったと思いたい。(日本人としての入れ込みもあるが・・・)
 もう一つ脇道のそれると、ケインズと同時代に活躍したドイツのシャハト博士の天才性にも脱帽する。この2人が第一次世界大戦後の天文学的な賠償を処理している。シャハト博士はドイツの経済成長路線を策定して、ヒトラーを英雄にしてしまった(英雄にしたのは、これだけではないが)。2人の経済の大家が活躍したのは、ある意味興味深い。
 閑話休題
 円高の話を元に戻すと、1990年代も大幅な円高に見舞われ、1$=80円まで上昇したが、これも日本は自家薬籠中のものとしている。この時は産業の空洞化が叫ばれるほどアジア各国への投資が増えたが、今にして思えば、製造業のアジア、中国への水平分業が一気に進んだもんである。これは日本を中心としたアジアという巨大なシステムが展開されたことにもなる。(榊原英資氏の本を読むと分かる)。戦前「八紘一宇」を掲げたが、戦後、奇しくもアメリカの仕掛けた円高で事実上の完成をみたことになる。また、この時はバブル崩しで株価が下がった時期であるが、1$=80円になるとドルベースでの日米の株価時価総額が逆転してしまった。これを契機に円は反転下落することになった。
 この時期には国内の改革が進み、円高になって収益が上がると電力会社は電気代を自動的に引き下げるようになったし、輸入物価も自動的に下がるような仕組みになってきた。今は80年代よりも円高抵抗力は格段に強くなっている。

 100年単位で見ると、円高は確実に福音をもたらしている。このことに気が付けば、打てる手立ての幅が広がり、強さを強さとして認識することが出来るようになる。

ウォルマートの高収益  2007/07/15(日) 13:10:53
  5月に三角合併の運用開始にあたり、ウォルマート関係者は日経新聞のインタビューに答えて歓迎の記事を載せた。これに日本は戦々恐々とした。日本最大に流通グループに時価総額10倍の株価を持つ会社である。普通に考えたら、怖くて堪らない。
 ところが、運用開始の頃から何故かウォルマートは本国へ軸足を移してしまった。当時は何が起こったのかが掴めなかったが、どうやら本国の消費が微妙に落ち始めたので、国内回帰して梃子いれをしたと思われる。店の統廃合を行い、確実に収益を上げることを選んだ。拡大路線を選択するよりも、利益の方を重視しているようだ。
 経営者の評価は日本と違って、「今期幾らの儲け?」がビビッドに評価される。高い株価もこれに付随した重要な要件になる。勿論、株購入のオプションは懐に入る利益だから、資本家、経営者共、高い株価が共通の利害になる。
 個人消費が落ちかけているときに梃入れして業績をアップさせ、自社株買いを積極的に行って、株価上昇に弾みを付けた。来期のことより、今期が大事。来期、首になっても、今期に高い収益と株価でオプションも行使できる今に稼げれば良いにかもしれない。

 逆に読めば、頼みの綱の個人消費は減退し始めているのかもしれない。

 戦争特需要を期待しても、イラクの泥沼化で、奇跡でも起きないと開戦に持ち込めそうにないし、とても無理な状況になっている。イラクの駐留経費は毎年兆の単位で消えている。この上で9.11が起きても・・・といった感じである。北朝鮮の暴走は無いし、イスラエルもヒズボラで苦い思いをしたし、半年内での大きな変化は見込めない。

 情報が少ない中での分析なので、当っているかどうかは分からないが、一般的な情報からだけで分析するのが、大枠外れないと思う。

 どう思います?。

ブラックストーン  2007/07/14(土) 13:04:23
  ヒルトン買収で見えてきた。

 こりゃ、高値での嵌め込みだな。

 中国は米国市場で飯を食っている。中国にとって最大の顧客である。米国にとっても、最大貿易国であり、対最大赤字国でもある。米中共に離れるに
離れられない関係にある。
 米国は中国に申し入れた。「少しは利益還元しろよ」と。
 実際は米国に利益還元するのではなく、中核を占める奥の院(黒幕)に利益が渡る様に仕組んだと思われる。
 ブラックストーンに出資させて、ブラックストーンに高値で株や資産を購入させて、下落したところで買い戻す。ロックフェラーセンターの様に。
 ITバブル末期も同様の手口で通信会社を日本企業に数兆円単位で購入させた。勿論、ITバブル崩壊後の運命など誰も気にかけないから、この構図は上手く機能したものと思われる。

 日本と違って中国はシタタカ(商売に長けており、ブラックストーンをリベートと割り切っている)なので、お土産に何かを要求したと思われる。自動車産業の技術か、軍事技術か?。推測するのは面白いが、結果が分かるのは数年後になる。

 ニューヨークダウが勢い良く上がっているが、線香花火の最後みたいなもんか?

米住宅大手、軒並み赤字に  2007/07/12(木) 15:07:50
  と、いう日経新聞(7/2夕刊)に載っていた。内容が強烈でKBホーム、レナーが3〜5月に販売件数が前年同月比で3割減、単価で8%減、年内には単価が3割以上下落する可能性があるそうだ。
 年末を予想すると・・・。単価が3割減で販売数量が?減で、経営が成り立つのかな?。とても疑問が残る。
 自動車も単価下落(又は販売促進費増)と数量減に悩まされている。
 ファンドの一部は引き出しに応じられなく、解散を決めたものもある。

 今年の秋は、ドウナルンダ?!。

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