(6/19)石油生産・精製を増強 米大統領が声明、議会に対応促す 2008/06/19(木) 10:33:20 |
| 【ワシントン=藤井一明】ブッシュ米大統領は18日、原油の急騰を踏まえてエネルギー政策に関する緊急の声明を発表し、自国での石油の生産と精製の能力を拡大するため、議会に立法など必要な措置をとるよう要求した。特に沿岸の大陸棚やアラスカの野生生物保護地区で禁じられている資源の開発について規制の解除を促した。
米国の海洋での石油や天然ガスの開発については1969年のカリフォルニア州サンタバーバラで起きた油の流出事故を機に環境保全を求める声が高まり、議会は80年代から原則凍結を決議。アラスカでも自然保護の観点から反対論が根強い。一方でガソリンの急激な値上がりへの国民の不満は広がっており、議会は 11月の選挙を控え、世論の動向も見極めながら対応を決める。 |
(6/16)NY原油最高値更新、一時139.89ドル ドル売りが背景 2008/06/17(火) 07:59:29 |
| 【ニューヨーク=山下茂行】16日午前のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場が大幅上昇し、一時139.89ドルと今月6 日につけた史上最高値(139.12ドル)を更新した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の7月物は午前9時15分(日本時間午後10時15分)現在、前週末比4.86ドル高の1バレル139.72ドルで推移している。
欧州の消費者物価上昇に加え、米利上げ見送りの観測が伝わったことから、同日のニューヨーク外国為替市場でドル売りの動きが強まっていることが背景。ドルは対ユーロで前週末終値の1ユーロ=1.53ドル台後半から1.55ドル台前後に下落している。円相場は同時刻現在、前週末比20銭円高・ドル安の1ドル=107円95銭―108円05銭。 |
(6/16)サウジ追加増産20万バレル 石油相、国連事務総長に表明 2008/06/17(火) 07:57:30 |
| 【バーレーン=松尾博文】サウジアラビアを訪問した国連の潘基文(バン・キムン)事務総長は15日、ヌアイミ石油鉱物資源相から同国が7月までに原油生産量を日量20万バレル増やすとの説明を受けたと述べた。サウジは5月のブッシュ米大統領訪問時に、6月中に30万バレルを増産すると表明済み。合計の増産量は50万バレルに達し、同国の生産量は960万―970万バレルに高まる。
AFP通信が報じた。22日にサウジで開く産油国と消費国の閣僚級会合に向け、同国の石油政策当事者の具体的な発言が伝えられたのは初めて。一時1バレル140ドルに迫った原油価格の沈静化に向けたサウジの増産姿勢が鮮明になった。 |
(6/15)原油高対策、認識にズレ 産油国と消費国、増産巡り駆け引き 2008/06/17(火) 07:55:46 |
| 【ドバイ=松尾博文】G8財務相会合が原油高に強い懸念を表明したのを受けて、サウジアラビアのジッダで22日開く産油国と消費国の閣僚級会合が原油高対策の次の焦点となってきた。開催国サウジによる追加増産の観測が浮上する一方、多くの産油国は一斉増産には否定的。投機資金の流入や米ドル安への対応を求める声も強い。消費国との認識の溝は深く、効果的な対策を打ち出せるかは不透明だ。
サウジは会合開催にあわせて生産量を日量945万バレルから過去最大の同1000万バレル近くまで引き上げるとの観測が浮上している。唯一潤沢な増産余力を持つ同国が「原油高が世界経済に与える悪影響を防ぐ」(ヌアイミ石油鉱物資源相)姿勢を示すことで、消費国で強まる産油国批判をかわす狙いがあるとみられる。 |
(6/13)サウジ、追加増産を検討 専門誌報道 2008/06/14(土) 20:59:59 |
| 【ドバイ=松尾博文】サウジアラビアが22日に同国で開く産油国と消費国の会合に向けて、原油の一段の増産に動く可能性が出てきた。中東・石油情報誌MEESは13日、サウジアラビアはすでに約束している日量30万バレルの増産に加えて、さらに同50万バレル程度増産幅を上乗せし、生産量を過去最高水準となる同1000万バレル近くまで引き上げる方向で検討していると報じた。
22日の会合では、産油国側の原油増産への対応が焦点となる見通し。消費国で強まる批判に対し、石油輸出国機構(OPEC)最大の産油国サウジは5月のブッシュ米大統領の訪問にあわせて日量30万バレルの増産を表明。6月までに生産量を同945万バレルに引き上げる方針を決めている。 |
(6/12)NY原油続伸、7月物終値136.74ドル 2008/06/13(金) 09:41:06 |
| 【NQNニューヨーク=川内資子】12日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は続伸。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で、期近の7月物は前日比0.36ドル高の1バレル136.74ドルで取引を終えた。利益確定売りが先行したが、次第に需給ひっ迫感からの買いが優勢となった。
前日に需給ひっ迫観測などを背景に大幅高となった後とあって、利益確定売りが先行した。外国為替市場でドルが対主要通貨で上昇し、ドル建てで取引される原油の割安感が薄れたとの見方も原油の売りにつながった。昼前に131.55ドルまで下落した。
しかし、売り一巡後は買いが優勢となった。需給ひっ迫感を背景とした先高観は根強く、下値では買いが入りやすいとの指摘があった。産油国ナイジェリアの政情不安が続いていることも支援材料になったという。高値は137.46ドル。 |
(6/12)OPEC事務局長「原油、要請あれば増産」・価格「高い」明言 2008/06/12(木) 07:44:04 |
| 【ロンドン=清水泰雅】石油輸出国機構(OPEC)のバドリ事務局長は11日、日本経済新聞記者のインタビューに応じ、消費国からの要請があれば、「原油の増産に応じる用意がある」と語った。現状では原油供給は十分との姿勢は変えていないが、原油価格は「高い」と認識しており、増産を求める消費国に協力する姿勢を鮮明にした。2012年までにOPEC全体で1600億ドル(約17兆円)を投じ、生産能力を日量500万バレル増やす方針を明らかにした。
原油価格については、これまでそれほど高くはないとの認識だったが、バドリ事務局長は「今となっては高いのは間違いない」と明言した。これまでOPECは増産を求める消費国側に対し、供給量は十分との姿勢を崩さず、増産には一貫して慎重な姿勢を示してきた。ただ、原油高騰の要因として、ドル安、投機マネーの流入、精製施設の不足、政治的対立などを挙げ、産油国による供給不足が原因ではないと改めて強調した。 |
(6/11)NY原油反発、一時136ドル台 2008/06/12(木) 07:42:32 |
| 【ニューヨーク=米州総局】11日午前のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は大幅反発し、一時、前日終値比5.49ドル高い1バレル136.80ドルをつけた。同日発表の米週間石油在庫統計で原油在庫の減少幅が予想を上回ったことなどを受けて買いが入った。その後は売りも出て134ドル台に下げている。
原油高などを受けて株式相場は反落。ダウ工業株30種平均は午前11時(日本時間12日午前0時)現在、前日比116ドル10セント安い1万2173ドル66セントで取引されている。一時180ドル超下げた。 |
モルガン・スタンレーが、7月初めまでに原油先物相場が150ドルに達する可能性があると予想した 2008/06/11(水) 21:11:21 |
| 米証券大手ゴールドマン・サックスは原油価格が、今後半年から二年の間に一五〇−二〇〇ドルになる「可能性が高い」とする報告を出している。 |
デリバティブの終わりが米英覇権の終わり 2008/06/11(水) 10:03:31 |
| 1980年代以来、米英が経済的な強さの源泉として維持発展してきた「投資銀行による金融革命」「デリバティブ」を使った、米英金融界の大儲け戦略は、おそらく二度と立ち直ることのない終焉を迎えている。今回の金融危機を機に、世界の銀行規制を決めているBIS(国際決済銀行)は、サブプライム住宅ローン債券に象徴される銀行の簿外でのデリバティブ投資を規制する方向に動いている。手持ち資金の何十倍もの投資ができるデリバティブは、連鎖破綻した際、金融システムそのものを破壊する大崩壊を引き起こしかねないからだ。 http://www.accountancyage.com/accountancyage/news/2218166/banks-fear-us5000bn-balance |
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