オイルメジャー 2006/10/09(月) 12:01:59 |
| アメリカを動かす主力の一つ。特にブッシュ大統領になってからは政権を支える一方で確実に収益を上げている。クリントン政権では10$/1パーレルだったのが今は60$、高いときは80$近くまで行った。大きな収益が上がったであろう。残念なのは後2年で政権が終わる。 OPEC(産油国)にとっても利害関係は一致している。オイルが高く、数量が捌けているので、願ったり叶ったりの状態にある。アラブ諸国は民主主義国家では無く、多くは王族が支配する地域。国の利益イコール王族の利益。 この状況で今の原油の下落を読むと次の様になる。 アメリカの景気は不動産価格の下落で購買力が減ったために減速する方向にある。この購買力を補完するには株価の上昇が必要。景気が減速してしまえば油は放っておいても下落するから高い油を売るには景気状態の継続が必要になる。 オイルメジャーは原油の下落と株価の上昇を目論んで産油国に株の購入を持ちかけた。産油国にとっても油の値段が下がって売れないのは困るのでアメリカのダウ指数株を購入することになった。ゆえにダウのPERは低く、SP500はPERが高い状態になった。 ここで油の下落がどこで止まるかだが、60$が目安ではないかと思われる。この辺がオイルメジャーと産油国の最大公約数ではないのだろうか。 これで中間選挙に向けての戦略は見事にヒットしたことになる。 |
問題のすり替えに成功したのだろう 2006/10/04(水) 16:43:40 |
| アメリカの中間選挙を控えて問題のすり替えに見事成功したと思う。 イラク問題を争点にすると、撤退が選択肢に入ってきて、共和党、民主党ともに選挙後の政策に問題が発生する。もはや南ベトナム化しつつあるイラクに焦点を当てることほど愚かしいことはない。一般大衆にとってどちらでも良い事。国を統治するサイドにとって、中東に楔を打ち込みたいからイラクが荒れてくれるのは有難い存在になる。イラクを荒れさせることにより、中東全体のコントロールを行っているようなもの。 テロ問題に焦点を当てようとイスラエルのヒズボラ退治が裏目に出てしまったので、この方法も大きく変更した。イギリスでテロ直前に飛行機を止め、以後の搭乗にあれこれ五月蝿く難癖を付けてテロ問題に焦点を当てさせた。これもやりすぎるとヒズボラ、イラク問題に焦点が移らないように行っているのだろう。 ここでもってニューヨークダウの新高値の登場で注目点はここに移ってしまった。GM、フォードが破綻する可能性を秘めている今に最高値を更新する。金利上昇停止と原油下落カードを使って魔術のように株価上昇を行う手法は見事としかいいようがない。(金利を下げるとドル安になり、これまでの努力が水泡に帰するので使えない。) 話が変るが、GMの救済を提案しているルノー日産グループが現地生産を減らして日本国内生産に振り変えるとの報道があったが、これは目に見えないGM、フォードの救済策の一環なのだろう。 イラク政策から目をそらして、国内経済のダウンからもそらすように仕向けるとは恐れ入ったものである。
さすが、アメリカ、侮りがたし!。 |
原油の下げは用済み 2006/10/03(火) 00:45:09 |
| ニューヨークダウが最高値を獲得した時点で「用済み」になったようだ。 |
灯油の在庫はどうなってんの? 2006/10/02(月) 00:27:16 |
| 今世紀最大の在庫? その割に灯油強いんだけど・・・?
どうなってんだろうね。 |
油は下げとまったのか? 2006/09/27(水) 01:31:16 |
| どっち?
多分、消費者信頼感指数が良かったので上げたんだ。今までは景気指数が悪いと虚を突くような動きで油が下げた。そして株価の下げを回避してきた。ここでこの指数が改善して油が上がったってことは本音はこっちにあると読む。やはり、オイルメジャーの意向は無視できないのであろう。
止まったのが確認できたら、「油は買い」「株は売り」となる。
本音が分かれば中間選挙前に動き出すであろう流れの乗ろう。
準備、OK? |
カモを食べつくした 2006/09/26(火) 01:41:33 |
| 2006年初からの株の下げは個人投資家というカモを食べつくした。 2003年くらいからの投資の主体は外人投資家と個人投資家だった。上昇相場に新規参入が増え、信用取引も簡単に行えるようになり、レバレッジを効かせた投資の成功談が数多く聞かれるようになった。 だが、耐震偽装問題、ホリエモン事件、村上ファンド事件を通して多くの個人投資家が破綻したり、賢い投資家は手を引き始めた。売りよりも買いが主体であればこの状況になる。 お盆休みに板が薄いのを利用して日経指数をかさ上げしたところに個人投資家連は待ってましたとばかりに売り手じまいしはじめた。おかげで8月の個人投資家は売りこしになってしまった。
この状況で株を買う人がいるのだろうか?。
外人投資家はアメリカの株価をベースにその××%で日本株を買うがニューヨークダウが元気がなくなると可也怪しい雲行きになる。まして、本国の景気と株価指数が乖離し始めるとちょっとした下げに肝を冷やしながら運用することになる。 指数を上げるのに原油を下げているが、実体経済との乖離が激しくなると急速に収縮するのではあるまいか?。
一段と注意が必要になってきた。 |
君の車は高速道路を走れるか 2006/09/24(日) 17:19:02 |
| 30〜40年位前の本では本気で語られていた。小室直樹ワールドで読み重ねていくと、乗用車は工業水準の高さを示すものらしい。 戦前の日本はゼロ戦や戦艦大和は作れたが自家用自動車は作れなかった。トラックやバスは作れても、ノーメンテに近い乗用車を作るのは難しいらしい。安定した品質で高速を走る自家用自動車はその国の工業水準を物語る。 韓国も自動車つくりに励んだが品質の安定に失敗した。国産車でポニーという廉価版の乗用車を作ったがアメリカ市場ではエンコ(懐かしい言葉!)して止まることが多くて市場を席巻できなかった。結局はフォードに技術支援を貰って輸出できる車になったようだ。 今、日本車がNo.1になろうとしていることは大変なことのようだ。アメリカは車を作れないわけではないが、日本車に負け初めている。復活するのは難しいのだろうと思う。
余談になるが、アメリカの鉄鋼業が衰退して戦車用の鋼材を作れなくなっているらしい。小室直樹ワールドの10〜20年前の記述を読むと記載してある。アメリカが鉄鋼業に設備投資をしなくなり、転炉を2回通した堅い鋼を作れないとある。鉄の品質を安定させて精度の高いものを作り出すのは技術力なのだろう。 もしかすると、アメリカの軍事産業は日本の素材抜きには考えられなくなっているのだろうか?。 |
オウム真理教 2006/09/18(月) 19:19:50 |
| 一時は大きく話題になったこの教団。サティアンと称する道場で白装束に身を固めて怪しげなヘッドギアを付けて修行をしていた様子が報道された。サリンをばら撒いたり、宗教集団とは思われない人命軽視の行動に治安サイドから解体に向けての行動がとられた。 相場を扱う者として金銭的な動きがどうしても気になってしまう。当時の報道を総合してみると動きが想像できる。狂信的な宗教集団は心底洗脳して身も心も捧げ尽くす様に指導した。入信してサティアンに居を移すには家屋敷や現預金を全て現金化して教団の寄付した。金額が多ければ褒め称えられたであろう。数百万から数千万の上納を行い、サティアンで共同生活すると白装束の衣服は与えられて月間数万円(月間数十万円)の下賜金で生活した。この生活費を与えられて信者は涙に咽び喜んだ。(金銭感覚のまともな人には信じられないが・・・)
馬鹿な奴等と侮るなかれ!。
国家間の動きも良く観察すれば同様の動きに見えてくる。
どこ?
もちろん、日本とアメリカ。
前述(大分前だが)で、石原慎太郎東京都知事が週刊誌で民間が300兆円、政府が30兆円の投資をしていると指摘をしたと記述した。この後に長銀、日債銀、興銀の破綻で100兆円ほどのマネーがヘッジファンドの流れたと思われる(副島隆彦氏著書による)。併せると400兆円から500兆円ものマネーが日本からアメリカに流れていることになる。このマネーを元にニューヨークダウ10000$を維持して世界中に投資をしている。日本に対しては数十兆円の投資を行い、年間数兆円の投資で日経平均が数千円上下している。たった数兆円で上下する日経平均。これに日本人は一喜一憂している。 ミューチュアルファンド(年金)は世界中で数百兆円〜数千兆円ものマネーをある一定の比率でもって各国に投資資金を振り分けている。ヘッジファンドは100兆円程度の資金でレバレッジを効かせてミューチュアルファンドを誘導して相場を動かして利益を上げる。だから、この日本に投資される数兆円は微々たるもの。
金銭的な構図を見ればオウム真理教と日米の投資は似て居なくも無く、どちらかといえば相似形になる。日本人は貢ぐことへの抵抗が少ないメンタリティなのだろうか?。
良し悪しは考えても無駄なような気がする。日本は戦後賠償も払わずに繁栄を享受しているのだから、この被虐的な境遇に甘んじなければならないのであろう。 |
フォードまでもか 2006/09/15(金) 12:43:19 |
| 大胆なリストラ策が発表された。日経新聞(NET版)のコラムで「フォードはいつ倒産してもおかしくない株価」と表現している。破綻してもおかしくない程の業績悪化らしい。GMとフォードを合わせただけで6桁のリストラを実施することになる。破綻したらもっと大きな失業が生まれることを考えるとベターな選択か?。 住宅産業も価格破壊まであと一歩と迫っている。価格が下落したら、とめど無く崩れる可能性があるので持ちこたえているようだ。でも需要が減ったのなら下落するときは大きく動くんじゃないかな。不動産は動産では無いから簡単に流通するものではない。上昇するときは何年か一遍ドッと上がることを考えると逆の場合はドカッと下がる可能性がある。下がるとここでも失業が増えてしまう。 こうなると株価(ニューヨーク)は落ちるかどうかでは無く、『いつ落ちるか』に焦点が当り始める。落ち始めると巨象が崩れ落ちるようなものだから、誰にも止められない。止めようと努力すると共倒れになってしまう。 救済は一度落ちてからのほうが救済しやすい。ダイエーだってそうだったじゃん。崩れてから手を差し伸べる方が感謝されるし、効果も上がる。邱永漢先生も指摘している。相場でもそうだが、一度底を確認すると上昇に向かい易い。 だが、アメリカは選挙を控えているのでそんな悠長なことは言っておられない。現実に破綻するにしても選挙後にしたいはず。あわよくばソフトランディングに持っていきたい。
だから、油を下げ続ける。今後一ヶ月は上昇に転ずることはないとして売るのが正解なのだろう。ドローダウンしているので指を咥えて眺めているだけが悲しいのだが・・・。 |
祝、男子出生 2006/09/06(水) 19:05:03 |
| インタビューを見ていると「慶び」が感じ取られる。
王朝が存続するには男子誕生がとても慶ばしい。
日本は民主主義なのか?。そんなことはどうでも良さそうな空気で満ち溢れている。これで3000年の王朝が継続しそうである。世界の何処にも無い長い歴史である。他の民族に羨ましいであろう。
どっちにても慶ばしい。 |
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