中達 さんの日記

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も一つ、おまけに  2006/08/11(金) 10:53:10
  阪神大震災の時、世界中の自動車業界はパニックになったらしい。神戸製鋼所が被災したためにバネの線材供給が止まるとの恐怖から。(長谷川慶太郎氏の著書より)
 鉄は高品質のものは日本製に限るらしい。十数年前の話だが、韓国の鉄が大いに進出したときに厚みが何ミリのパイプを作るのに日本製はぴったりとその寸法で作るが韓国製は僅かに厚いものができてきたそうだ。これが技術の差らしい。この技術差で素材の中核的な物のシェアを握ってしまい、自動車の鉄材パーツのうち何割かを占めるものが出て来ている。
 アメリカと日本の産業戦争は鉄→半導体→工作機械、自動車というように一つずつ確実に日本がアメリカを追い越してきており、アメリカの産業で残されたものと言えばソフトウェアと軍事産業と金融ぐらいになりつつある。だから、アメリカは躍起になって日本の産業、資金を手に入れ様としている。

 もし、手に入れられなければどうなるか?。子供がおもちゃを手に入れられないときの様におもちゃを壊したり、暴れまくるのではなかろうか?。

サターン出生の秘密  2006/08/08(火) 18:31:33
  これ、GMの小型車戦略で売り出した車。やはり20年前に苦戦していたGMはトヨタの車の作り方を学ぼうと合弁会社を設立して小型車に乗り出した。これで生まれたのが「サターン」という1600ccの車だったように思う。政治的な背景があっての合弁会社であったが、両者共それぞれの思惑で事を運んでいた。
 長谷川慶太郎氏の当時の著書を見るとアメ車の品質の悪さが取り上げられている。例えば、金曜日に組み立てた車は買うなとかと言っているが、これは休み前には品質が著しく落ちることを指している。車の中で変な音がすると思ってボンネットを開けたところ、コーラに空き瓶が転がっていたとか、信じられない話が載っている。
 クライスラーも復活に向けて「ネオン」という120万円くらいの車を発売したが、これは品質を落として安く作り上げた戦略車だった。鋼板の塗装の質を落としたりして値段を落としたまでは良かったが、経年変化で中古車の値段が急速に落ちたためにいつの間にか話題から消え去ってしまった。
 その後に景気が持ち直してクリントン大統領の時代にはアメリカ>日本が顕著になるに従い小型車は顧みられなくなった。なにせ大型車の方が一台作るごとの利益の金額が違うので草木も何もかも大型車に靡いてしまった。ハーバード流のビジネススクールでは利益を拡大するために至極当然のことと受け取られていた。
 ここで原油高に見舞われたアメリカは急速に日本車にシフトし始めた。中古市場でも価格の落ちない日本車はとても魅力的に映るし燃費も良いし・・・。

 原油だかは日本に福音をもたらすのか?。

ヤナセの売り上げで  2006/08/08(火) 12:20:58
  GMの売り上げが全盛期に40%あったのが昨年には5%になっていた。代わりに主力になっているのがベンツで、これが40%を占める稼ぎ頭になっている。8月7日のWBSの報道で。

 20年後、アメリカのビッグスリーは「トヨタ」「ホンダ」「ニッサン」となっていた。かつてのGMは輝きを失い、「スズキ」の資本参加を受けて小型車市場に参入していた。一方、「スズキ」はGMを傘下に治め、念願の普通車、大型車に参入した。

 と、報道されるのかな?。

20年前のジョーク  2006/08/08(火) 12:14:31
  アメリカの車のセールスマン。日本車の躍進を見て。
 「俺もガイシャのセールスマンになりたいな。」

 神様が一言。
 「お前の望みを叶えてやろう。」

 次の瞬間、くだんのセールスマンは日本でGM(またはフォード)のセールスマンになっていた。
 「オー マイ ゴッド!」

アメリカでトヨタが2位というより  2006/08/05(土) 16:36:17
  GMの売り上げが前年同月比20%減の方が気になる。多分年間でも20%減という数字になるだろう。

 アメリカは景気が悪いのか?。エコノミスト達は実体経済は良いと論評している。

 ここでこの数字を挙げているということは景気が下降したらこれ以上に数字が悪くなるのであろう。3〜4年下降局面を考えると2割減が4年続くと売り上げは4年後なんと昨年の6割減となる。メーカーの利益は10%もあれば良いほうだから深刻な事態を迎えることにになる

 政府が何とかして復活できるのか?。

 利益の上がる事業であれば一時的な衰退として考えるが、今回の売り上げ減は致命的に思える。製品の品質の差がここまで拡大するとだめなのだろう。8月1日のWBSで消費者団体の車の評価を特集していたが、トヨタ、ホンダとGM、フォードの格差が広がっていることを伝えている。20年ほど前にはニッサンのフェアレディーZに6ヶ月のウェイティングで入手する報道があった。「安かろう、悪かろう」から品質で車が売れ始めていた時期である。この辺も長谷川慶太郎氏も指摘している。

 厳しいなんてもんじゃ無い気がするけどな・・・。

ここで不毛地帯  2006/08/02(水) 22:33:22
  ストーリーの中でイスラエルの7日戦争を取り上げている。主人公壱岐正は繊維商社の参謀として事に当っている。戦争が始まる前にあらん限りのタンカー傭船している。戦争が始まると同時に沸騰する運賃を尻目に傭船料を転売する。7日で戦争が終わり鮮やかに勝利を手にする。
 モデルとなった瀬島隆三氏の自伝記を手に入れてこの記述を探したが『無い』。単に小説なのか・・・。でも湾岸戦争時は開戦日をほぼ正確に言い当てている。大軍を動かすときのセオリーはこんなんだろう。だから、小説も真実味が出る。
 本棚には「アフリカの2つの夏」「オリエントの嵐」が鎮座して読まれるのを待っている。読むのに骨が折れるので気合が居る。不毛地帯と併せて読んでみるべか。

 アラブは不思議だ。神様はアラブの油を下さった。どんな意図があるのでろう。

イラクは内乱状態  2006/08/01(火) 23:06:48
  と思われる。

 これがアラブの統一に拍車を掛ける。イランはシーア派、シリアはアラウィ派、ヒズボラはシーア派だけど三社は手を結んだ。一番安定していたイラクが崩れた。知的レベルが高く終戦時「医者は要らない。医療品があれば・・」(TANAKANEWSによる)と言わしめたイラクが音を立ててくずれた。BSで放送していた「アルジャジーラ」で褐色の美人が詔まう。「イラク防衛軍はどこへいった!」。アラブの心は危機感で一杯。これが各派の垣根を取り払い始めた。一番強いイラクが崩れることにより、アラブは一体となる。原油が高いから潤沢な資金があり、戦いは泥沼になっても堪えない。かえって荒れることにより原油が上がりアラブは一層強くなる。
 かつてイスラエルは強かった。それは昔の話。30年以上も前の話。今はどうだろう。ヒズボラで苦戦をしていることをみれば意外と・・・。イスラエルは一戦でも負ければ国が無くなる危機感があったから強かった。今も危機感はあるのだが、平和の時が軍をナマクラにしたか?。

 背水の陣は策が無ければ敷いてはなならないもの。後が無い窮鼠は猫をも食い破る。

 勢いが付いたらとまらない。これ兵法の基本。

GMは復活するのか?  2006/07/28(金) 01:01:16
  日産がルノーの救援を貰ったとき、実は破綻するようなら日本政府がその費用を負担するという裏取引があったと一部の報道機関が伝えていた。本当かどうかは定かでは無いが興味深い話である。
 今、日産ルノー連合はGMの救済に動いている。日産救済で政府が動いていることを考えると政治的な糸(意図)を感じる。11月にアメリカで中間選挙があるので何が何でも破綻を避け、経済を上昇ムードにしておく必要からの処置と考えられる。ブッシュ、小泉会談ではこの辺も取りざたされたであろう。なんせエアフォースワン(大統領専用機)に同乗するくらいだから想像できそうな話である。
 現実は破綻回避処置のような気がするが、どうなんだろう。

ミサイルをなぜ発射したか?  2006/07/27(木) 01:32:06
  疑問が一杯。
 http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/okabe.cfm?i=20060705ci000ci&p=3を読むとアメリカが追い詰めて発射に踏み切ったと読める。増田ワールドでもアメリカの意図が発射に関してかなり明確に把握していたと書いている。

 圧力を掛けただけで動いたか?

 この脅迫観念以外に「自信」ができたのでは無いかと推測する。アメリカが動けないと踏んで強行手段に出るだけの自信。残念ながら、これはアメリカの計算の内で読み筋なので逆手に取られた。狐と狸の騙しあい。
 「自信」は何であろう。答えを探るのには日本のイラク撤退、イスラエルのヒズボラ攻撃を伏線に考える必要がある。
 となると、一連のミサイルは『真夏の夜の悪夢』の始まりを知らせる打ち上げ花火か!

雨が・・・  2006/07/23(日) 15:18:37
  降っている。例年なら梅雨明け10日でカンカン照りの毎日のはずだが、九州では洪水ってニュースが流れている。何か気になるな。学生時代にテントの中で天気図を作成していたときの感覚からも気になる。
 米相場があったら断然買い持ちだね。秋口になると作況指数がしわじわと悪化してくる。細川政権のときも米騒動で大騒ぎしていたような気がする。そして景気も悪化してくる。こればっかりは人智でどうしようもない。

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