季節 さんの日記

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高円宮承子さんご乱行  2007/02/07(水) 23:09:04
  これも数日前の文芸春秋であるが、高円宮の長女、承子さんが、留学先のイギリスで、とんでもないアバズレぶりを発揮していることが明らかになった。というか、ご自分で暴露されていた。実際その内容は、雑誌に書かれている以上のもので、××撮り写真も流出するのではないかと言われる始末である。こうなると税金で皇室制度を維持する意義というものも問われそうである。正直、皇室の生活費は、皇居の一部を開発して、その地代でも当てたらよかろうと思う。あるいは売却もありだ。100億もあれば、リートに放り込んでおくだけで4億は入る。
 それにしても、本物の皇族が、ここまでの醜聞をご自分で広げてしまうのであるから、わが皇室も、ついにイギリスの上を行くようになったと思われる。昨今、皇室典範の改正談義で、愛子さんの継承を主張する勢力は、何十年も前から平民になった旧皇族が位を継げば、国民は納得しないと主張するが、男系女系かまわず直系相続を続けても、いずれ国民が到底納得できないスキャンダラスな出来事が連発するであろう。だから逆説的なことを言えば、皇室制度のあり方については、普通の国民の「納得感」に、必ずしも振り回される必要はなく、歴史的に価値あることを続けるべきであろうと思う。日本の皇室が、昔から易姓革命のない、父系社会においては驚異的な「神武以来」万世一系の王朝を続けてきたことをかげがえのないこととしてきたのであるから、一時の国民の意見に惑わされず、より遠い男系の皇胤が皇位を継承すべきだろう。

先物再開  2007/02/06(火) 19:41:46
  実は昨日より先物を再開している。で、為替が片張り専門なので、商品ではひとつ鞘取りでいこうと思い、やってみたのであるが、家に帰ってみると片方しか成立していないという重大な事態となっていた(笑)。正直勤め人が鞘取りなどというきめ細かい玉操作ができるのか不思議である。私には自信がない。職場で不審がられるとおもう。どうしたらよいだろう?

wikipediaの修正  2007/02/01(木) 23:50:13
  最近、ネットの百科事典である、wikipediaの修正に凝っている。とくに日本古代史は、自分も少しかじったことがあるし、素人の珍説が堂々と説明に載せてあったりするので、修正のしがいがある。たとえば、「邪馬台国」の項では、自分が初めてみたときは、畿内説の根拠として、「卑弥呼の墓の候補である箸墓があること」などと、唐突に書かれてあって驚いた。そのくせ最近の年輪年代学による古墳時代の繰上げについては全く触れていない。これでは、古墳時代は4世紀から始まるとの旧説になじんだ人には、いかにも畿内説が強引な印象を受けてしまう。邪馬台国論争では、最近の年輪年代学により、古墳時代が3世紀に繰り上げられるべきであること、それにより卑弥呼の遣使時の年号が書かれている三角縁神獣鏡はじめ、10枚以上発掘されている3世紀の紀年鏡も、まず真実3世紀のものと見て間違いないこと、それによりアカデミズムではかなりヤマト説のほうが有力であることを、段階を追って説明しないと、現在の学問の到達点を正しく説明したことにはなるまい。それで、その点の経緯について、きちんと書き込んでおいた。
 ここまで読んで、オヤっと思った人もいるだろう。あれえ、邪馬台国って、九州説のほうが有力なんじゃないの? さよう。アマチュアの世界では九州説のほうが圧倒的に人気がある。九州説のほうが謎解きの面白さが深まるし、記紀神話を自由に解釈する楽しさもあるから、出版受けがよいのだ。
 しかし、学界では、九州説を唱えた人たち(主として東大系の文献史学者)はあらかた鬼籍に入り、後に続く文献史学者はもはやこの時代をもっぱら考古学の守備範囲として、発言しなくなっているから、実は現役の学者で九州説を唱える人はほとんどいなくなっているのである。だが比較的最近まで古墳時代の開始が根拠は不明ながら漠然と4世紀と思われていたから、「三角縁神獣鏡は邪馬台国の時代とあわず、後世の偽作だ」という意見も、一定の説得力を持っていた。ところが、新しい年代測定法である、年輪による年代測定は1年単位で時代を測定するもので、強力な証明力を持っており、事例が増えるにつれこれまでの古墳前期以前の編年が新しすぎることはほぼ確実な情勢であるから、前述のように一気にヤマト説が有力となったのである。(三角縁神獣鏡が仮に国産だとしても、当時の畿内で卑弥呼の遣使を記念して鏡を作ったということになるから、ヤマト説は動かない)こんなふうに、アマチュアと学界で、しばしば大きく意見が食い違うのが古代史の面白いところである。

 なお、1月の損益は-62,564(スワップ24,674)であった。

「長期では市場平均に勝てない」  2007/01/31(水) 23:57:07
  またまた数日前の日経に載っていた話であるが、今世界中の投資ファンドでは、もっぱらコンピュータによるシステム売買がはやっているそうである。また、タイトルに見られるような考え方から、もはやアクティブな運用を放棄するインデックスファンドも有るのはご承知のとおりである。長期では市場平均に勝てないのに、何でわれわれは一生懸命相場で勝とうとするのかというと、少なくとも短期レベルでは相場の動きはさまざまな癖があり、短期売買でこれを出し抜くことができると考えるからだ。実際アクティブなコンピュータ売買は、そういった癖を読むために開発されたのである。このようなシステムトレードは大体出来上がった当時が一番成績がよくて、数年のうちにだんだん収益が下がっていく。相場の癖はいったん発生しても次第に読まれていくために、このようなことが起きるのだろう。もちろんその過程では、別な癖が発生しているのであるが。だから、記事では、相場において人間の判断が排除されるようになると書いてあったけど、実際にはシステムの不断の改良という形で人間の判断がなされるのであり、たぶんここでシステムをやっている方々もそうなのであろう。

昨日の話し  2007/01/27(土) 14:41:02
  昨日の、為替取引における相場観とスワップポイントの収益の比率について議論は、ロダンさんの掲示板にある話で(こういう視点で考えるきっかけを作ったのは私だが)、いずれ消えてしまうと思うから、ここに、その両者の比率と、年率の利回りを転載しておこう。

Aさん 為替収益96万 スワップポイント118万 28%
Bさん 為替収益−13万 スワップポイント28万 7.5%
Cさん 為替収益971万 スワップポイント1001万 28%

改めて転記してみると、使用可能なデータはたった3人である。やはりコテハン掲示板は、衰退しすぎである(苦笑)。
 それはとにかく、AさんとCさんは、先物で1000万円以上稼ぐ腕前を持っている人で、とくにAさんなどは、月間成績がマイナスになることも非常に少ない人である。その二人が、両者の比率、年利回りがほとんど一致しているのが興味深い。また3人のスワップによる年利は10〜15%くらいと推計できる。となると、年300万のスワップ収入を期待する場合は、おおむね3000万くらいは必要ではないかと思われる。もっとも、私が1ヶ月くらい取引した印象から言うと、スワップは基本的におまけと考えたほうがよく、着眼点としてはチャート優先、損切り優先のほうがリスク管理の上で好ましいと思う。2チャンネラーにありがちな、スワップを当てにしているから、いくら引かされても気にならないという戦法は、私は危ないと考える。

為替でどれくらい儲けられるのか?  2007/01/27(土) 00:25:06
  以前掲示板の書き込みで、為替取引をやっている人のアンケートを見たところ、先物でかなり実績を上げている人で、為替の収益を見ると、およそ半分はスワップポイントによるものだという人が多かった。為替の場合は、基本的に片建てしかないから、相場の方向感の読みで収益をあげることは、先物で生計を立てているプロにとっても、相当難しいことが伺われる。為替専門にやっている人はどんなものなのか、私は知りたいのだけれど、為替が隆盛を誇ってきたのはここ数年のことで、コテハン掲示板が急激に衰退していった時期と一致するから、ここの「秋山さん」の掲示板に相当するような、ある程度栄えている情報交換の場がない。(というか私は知らない)。ブログは数多いが、私はどうも特定の人をひたすら追うというのは、なじめないたちである。掲示板からブログへという転換は、どうしておきたのだろうか?これもまた、私にとってはひとつのなぞである。そういえばここのHPも、掲示板より芳名録のほうがはるかに栄えているような。みんな他人の日記を見るのって、おもしろいのかなあ?あ、でも日本の伝統に日記文学って言うのがあったっけ。ブログこそは日本の新しい伝統なのか知らん。

万損  2007/01/24(水) 22:10:55
 近頃、職場にも自宅にも、ワンルーマンション投資の勧誘電話がよくかかってくる。先物や為替の悪がどうやら一段落したので、現在最もポピュラーなな悪徳投資商法というべきであろう。大手の中には上場している会社があるのも、先物と同様である。何百何千とテレコールして、たまたま引っかかった世間知らずのカモに、ローン組ませて年々減価してゆくコンクリートの物体をバカ高値で買わせるのである。ネットには痛々しい事例がわんさと載っている。しかも多くはどうやら本人は損害に気づいてないらしい。店子が入らなくなったときに突如ローンの重圧にさらされるというのに、気楽なものである。もっとも気づいたところで、いまさら抜け出ることも容易ではないのだが。こうなるとかつての先物より悪質かもしれない。
 それにしても、こういう商法が存在するゆえに過剰供給されてそそりたつワンルームマンションは、数十年後にはどうなっているんだろうか? 日本的非効率の象徴として、空家だらけのゴーストタウンと化しているのではなかろうか?困ったことである。

そういえば宮崎県知事選があったんですね(笑)  2007/01/23(火) 21:46:52
  いやあ、ノッククラスのだめ知事でも、議院内閣制国家くらいの堕落で済むといったあたり、追い風になったかしら? そのまんま東も、ノックよりはマシだと思うし、早稲田でもかなりまじめに勉強したから、そう悪いことはせんのじゃないでしょうか? だめならまた落とせばいいわけで。
 まあ、県庁の役人をうまく使い、信頼できるブレーンをどっからか捕まえてくれば行政なんて何とか勤まるし、土建業者等へのしがらみのなさが案外吉と出ると思う。シュワちゃんもカリフォルニアの知事だっけ。
 ところで、先物やってる人って、九州など地方の人が多い。ネット取引が一般化する近年では、相場における首都圏と地方の格差はほぼ皆無だし、一極集中化の中で、地方の人が平等な立場で経済に参加できる数少ない機会のように思われる。ネット専業のFX会社は、あいかわらず東京に本社をおいてるのが大多数だが、あれはいったいなぜなのだろう? どっか家賃の低い片田舎にひっそり事務所を置いて全国のお客さんを集めたほうが、コストがずっとかからないと思うのだが・・・

今日の新聞  2007/01/20(土) 17:38:35
  今日の新聞を読んでいたら、シャープ誘致に成功した亀山式のことが記事になっていた。誘致に当たっては、県・市の巨額の補助金があったのは事実だが、それは決め手ではないという。何よりも行政機関の意思決定の早さが決定打になったという。蓋し当然のことである。この点基本的に「大統領制」をとる地方自治体はいくらか救いがある。特に優れた首長が選ばれると、目だって行政が改善する。一方ノッククラスのだめ知事が選ばれても、せいぜい「議院内閣制国家」程度の堕落で済むようにヘッジされているといったら、いいすぎだろうか?もちろん、多選は法律で禁ずるのが望ましいが。
 ひるがえって、わが日本国の行政である(笑)。同じ日の投書欄に「いいかげん国民体育大会はやめよう」という趣旨の主張があった。誠にそのとおり。世界一流の競技が容易に観戦できる様になった現在、国体の注目度は、もはや皆無に近い。出場する選手レベルですら、日本の一線級とはいえない。各競技団体が自主的にやっている日本選手権のほうが、まだ権威を保っているようである。(そもそも日本選手権がある以上国体は不要である)このようなイベントは都道府県を一巡したときにやめるべきであったのである。
 国体を開催するために垂れ流される費用は、軽く100億であるw。まず、これがために専従の公務員が県と市町村で100人くらい、およそ8年張り付く。そして問題なのは、大会開催のために道路が整備されハコモノが新調される。これにばらまかれるウン十億あるいはウン百億が利権になっているから、やめないのである。日本の政府がもう少し民意を的確に集約できるようなシステム(たとえば首相公選制)になっていれば、優れた一人の指導者の決断だけでこんなバカバカしいことは速攻廃絶されると思うが、何しろこの国の政府は事実上両院の700人の政治屋の信認が常時なければ明日にでも転覆されるのであるから、このような百億の利権が絡むイベントをやめることはできるはずがないのである。小泉前首相は日本の政治家として稀有の性質を持っていたが、その彼をしてもせいぜい郵政民営化が精一杯だったのであった。
 かくて日本の経済システムは、まともな市場経済の国に比べ、常に非効率が温存される性質を持っている。21世紀の日本が坂道を転げ落ちるように衰退して行くのを、暴力革命ひとつ起こしたことのない貧困な歴史を持つ日本国民は、ただ愉快に眺めるしかないのである。

新規上場商品「研究」  2007/01/18(木) 20:06:12
  数年前まで、商品取引所のHPを見ると、よく、現在「検討中」の商品というものが紹介されていた。先物市場に新規上場するためには、数年来にわたる長い「研究」と、お役所による慎重の上に慎重を重ねた「検討」のうえに、やっとこさ認可されるというのが常識であった。さて、それほどまでに東大卒キャリア始め多くのヒトビトが考えに考えた末に新規上昇した商品の結果は、昨日述べたとおり「石油三品のほかことごとく失敗」という現実である。ことに解せないのは、ガソ、灯油が何とか成功したといえるのに、軽油は、東京・中部とも「大失敗」に終わっているという事実である。この原因について明確に分析し論証した文章を、私は知らない。もしかしたら軽油引取税がらみの問題なのかも知れぬし、当業者にとっては、いわば語られぬ常識なのかも知れぬが、少なくとも管見の限りでは見当たらない。一方、「慎重に検討を重ねた結果」上場したはずのブロイラーやジャガイモは、ありえないスッ高値や、鹿沼土でも入っているのかと思わせるような安値(ジャガイモ10キロ65円などという納会もあった)を連発させて、不適格ぶりをさらしている(正直面白かったが)。
 かくして、これらの出来事から言えるひとつの結論は

  新規上場商品について、事前に何年も慎重に検討を重ねることは、ほぼ無意味

ということである。今後取引所は、新規上場商品を思いついたら、6ヶ月以内にやるかやらぬか結論を出すべきだし、官庁は申請を受けたら2週間で認可するか否かを決断すべきであろう。もちろん、よほど不合理なものでない限り、認可すべきである。シカゴでもニューヨークでも、上場商品のスクラップアンドビルトは、日常茶飯事である。無意味に時間を浪費することは、全く意味のないことというべきだろう

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