(5/23)米の石油備蓄放出に否定的・エネルギー長官 2008/05/24(土) 15:15:00 |
| 【ワシントン=藤井一明】ボドマン米エネルギー長官は22日、下院で最近の原油高について証言し「需要が供給をしのいでいることから引き起こされている」と語り、需給の引き締まりが主因との見方を示した。一方、価格抑制策として戦略石油備蓄を放出する可能性を問われると「その考えはない」と慎重な見解を明らかにした。
議会では、投機による価格のつり上げや石油業界の収益増を問題視する機運が高まっている。長官は投機による影響を否定するとともに「エネルギー問題をすぐに解決に導く特効薬はない」と述べ、ガソリンの高騰を含む現状がしばらく続くとの見通しを示した。 |
食料価格高騰、バイオ燃料の影響軽微・米農務省「悪玉論」に反論 2008/05/24(土) 15:07:37 |
| 【ワシントン=米山雄介】米農務省は19日、食料価格の高騰で普及見直し論が浮上しているバイオ燃料について、食料の小売価格押し上げへの影響は軽微との見解を明らかにした。新興国などの経済成長や一部農産国の干ばつなど、食料高騰には複合要因があると主張。環境対策のためにも代替エネルギーとしてのバイオ燃料の普及は長期的に重要との立場を改めて強調した。
バイオ燃料は主に穀物を原料にした液体燃料。トウモロコシなどから精製するバイオエタノールなどがある。米国は生産と利用を推進してきたが、食料高騰を背景に国連や欧州などで普及見直し論が出ている。
19日記者会見したシェーファー米農務長官は「原油などエネルギー価格の高騰が食料価格を押し上げている」と警戒感を表明。その上で「バイエタノールにトウモロコシが使われていることの影響は小さい」と述べ、バイオ燃料に対する「悪玉論」に反論した。(15:04) |
穀物高騰「もう戻らない」・農水省が商社と初の意見交換会 2008/05/24(土) 15:06:00 |
| 農林水産省は23日、世界的に需給が逼迫(ひっぱく)する食料問題について、国内の商社8社との意見交換会を開き、穀物価格がかつての安値圏に戻らないとの認識で一致した。ここ数年で価格高騰が急激に進むなかで、商社で穀物を扱う担当者らと一堂に会して意見交換するのは初めて。輸入先の多様化や備蓄が重要といった意見が出たという。
意見交換会には伊藤忠商事や住友商事などの部長級の穀物担当者らが参加。農水省は輸入している食料の確保や、調達現場の情報提供などについて商社側に協力を求めた。
商社側からは、干ばつなどで生産が落ち込んだことによる調達の難しさや、世界的に広がる農産物の輸出規制や投機マネーの流入が価格高騰の原因になっているとの声が上がった。中国の四川大地震やミャンマーのサイクロンの影響を指摘する担当者もいたという。(23日 22:41) |
(5/21)米上院司法委、原油高で公聴会・石油メジャー首脳から聴取 2008/05/23(金) 09:25:14 |
| 【ワシントン=米山雄介】米上院司法委員会は21日、原油高について公聴会を開き、石油メジャー5社の首脳を含む各社の役員から原油価格高騰の理由などについて聴取した。同委メンバーからは原油高を追い風にした業績の急拡大や、多額の役員報酬に批判が集中し、メジャー側は防戦に追われた。
公聴会に出席したのはエクソンモービルやコノコフィリップスなどメジャー5社の社長や副社長。新興国の需要増や米国内での精製能力の限界などについて説明し、理解を求めた。
レーヒー司法委員長(民主)は「ブッシュ大統領は『石油業界に友人がいるので、価格を低く抑えられる』と自慢していたが、実際にはその友人が原油高で恩恵を受けているだけだ」と述べ、ブッシュ政権と石油業界との関係を批判した。 |
NY原油、135.09ドルで最高値更新 2008/05/22(木) 21:24:08 |
| 【米州総局】ニューヨーク原油相場は22日の時間外取引で、指標となるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の7月物が1バレル=135.09ドルを付け、最高値を更新した。 (18:53) |
NY原油最高値、一時134.42ドルまで上昇 2008/05/22(木) 10:16:47 |
| 【ニューヨーク=米州総局】21日のニューヨーク原油先物相場は、指標となるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)期近の7月物が一時、通常取引終了後の夕刻の時間外取引で一時1バレル134.42ドルまで上昇し、前日の過去最高値(129.60ドル)を大きく塗り替えた。同日朝発表の米週間在庫統計で原油・ガソリンの在庫が大幅に減少したのに加え、ドル安が買い材料となった。 (09:19) |
NY原油、最高値更新・一時129.60ドル 2008/05/21(水) 09:26:25 |
| 【NQNニューヨーク=海老原真弓】20日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は3営業日続伸。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の6月物は前日比2.02ドル高の1バレル129.07ドルで終えた。一時129.60ドルを付け、16日に付けた127.82ドルを上回って過去最高値を更新した。ドルの下落や根強い需給ひっ迫観測からの買いが続いた。
この日は外国為替市場で株安などを受けて、ドルが対主要通貨で軟調に推移した。これを受け、ドルで取引される原油取引に割安感が出て、買いが入ったようだ。前週のゴールドマン・サックスに続き、クレディ・スイスは20日付で原油価格の見通しを引き上げている。
この日の安値は126.67ドル。
ガソリンは3営業日続伸、ヒーティングオイルは反発した。 (06:39) |
米原油先物は126ドル台後半に上昇、ドル安・供給不安で 2008/05/21(水) 09:10:34 |
| [パース 19日 ロイター] 米原油先物は、日本時間19日朝の電子取引で上昇。供給不安を材料に前週末のニューヨーク市場から一段高となっている。
米原油先物6月限は2355GMT(日本時間午前8時55分)までに1バレル=126.60ドルと、16日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)終値から0.31ドル上昇。16日のNYMEXでは、ゴールドマン・サックスが原油価格予想を引き上げたことなどを受け、一時127.82ドルまで上昇した。
「ドル安や燃料供給懸念から市場は依然強気だ。石油輸出国機構(OPEC)については、増産には消極的で、サウジアラビアが示した以上の緊急増産はない、とみられている」(コモンウェルス銀行の商品アナリスト)という。
サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相は16日、日量30万バレルの増産をしたことを明らかにした。 |
(5/17)米大統領がサウジ国王と会談――産油国の増産を要請 2008/05/18(日) 07:44:36 |
| 【リヤド=大石格】中東歴訪中のブッシュ米大統領は16日、サウジアラビアでアブドラ国王と会談した。原油価格の高騰抑制のため産油国に増産を要請したが、サウジ側は慎重な姿勢を示したという。イランの核武装阻止や、イスラエルとパレスチナ自治政府の和平交渉促進に向け、どう歩調をそろえていくかも話し合ったようだ。
首脳会談は1月以来。米政府によると、外交関係樹立75周年になる両国関係の強化を確認。核の平和利用に関する覚書づくりや、サウジの原子力利用に米国が協力していくことで合意した。
一方、原油増産を巡る協議は平行線をたどった。AP通信によると、ハドリー米大統領補佐官は記者団に「顧客の間に増産を求める声はない、というのがサウジ側の立場だ」と述べた。大統領は1月の会談で、石油輸出国機構(OPEC)が原油増産に乗り出すことへの期待感を伝えた。国王は「原油高が世界経済に悪影響を与えかねないことを理解している」と応じたが、具体的行動には踏み出さなかった。 |
サウジ、大幅増産に慎重 30万バレル増実施、影響限定的 2008/05/17(土) 09:50:11 |
| 【リヤド17日共同】サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相は16日、首都リヤドで記者会見し、原油価格高騰に対処するため、10日に現行生産量の3・3%増に当たる日量30万バレルの増産を実施したことを明らかにした。ただ、ヌアイミ氏は「現時点では需給のバランスは取れている」と強調、大幅な増産には慎重な姿勢を示した。
最大の石油消費国である米国のブッシュ大統領が16日、サウジ訪問したのに先立ち、消費国の懸念に一定の配慮を示した。しかし、市場では、サウジの増産は他の石油輸出国機構(OPEC)加盟国の生産割り当てと実際の生産量の差を埋めるだけで、原油相場への影響は限定的との見方が多い。
16日のニューヨーク原油先物相場は増産には大きく反応せず、米国産標準油種(WTI)6月渡しの終値は前日比2・17ドル高の1バレル=126・29ドルと最高値を更新した。
2008/05/17 08:08 【共同通信】 |
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