久々の小豆 2004/10/29(金) 19:49:30 |
| とうとう今日の前1で小豆5年4月1枚買い.我慢できなくなってしまった.今日のところは順行したけど,まだ底を打ったかどうかはわからない.小豆で建てるのは2年ぶりくらいか.
アラビカは下げてくれたけどサヤがまた縮んだ.これでは乗り換えられない.しくしく. |
A.A. 2004/10/28(木) 22:22:29 |
| 昨日「平穏」なんて書いたらいきなりアラビカは大幅高.世間では石油がまとめてS安.びっくりしたなあ.
こういうときに1枚野郎はA.A. (Alcoholic Anonymous)の「12のステップ」というのを思い出す.
A.A.というのはご存知の人はご存知のアル中の人の自助グループ,その12のステップの最初は「私たちはアルコールに対し無力であり,思い通りに生きていけなくなっていたことを認めた」というもの.
要するに,自分の力でアル中を克服できると思っているうちは無理だということらしい.1枚野郎は勝手にこれを読み替えて「私は相場の予想において無力であり,相場は予想どおりに動かないことを認めた」というのをモットーにしている.
だから馬鹿みたいでもサヤすべりをするんだもんね.でも,その舌の根も乾かぬうちに明日の小豆の買い注文を出してしまった. |
平穏 2004/10/27(水) 22:45:41 |
| アラビカが動かない.今日の上げはなんだか久しぶり.サヤもあまり動かないのでサヤすべりではやることがなく,1枚野郎は開店休業状態.
小豆は昨日の納会で受渡しが全部北海道小豆だったのがちょっと驚き.まあ9400円では,6千円格下の中国産小豆は3400円になってしまうから,渡し物に出てこないのも当然といえば当然.しかし長らく「東京中国産小豆」だった市場がわずか2ヶ月で本来の北海道産小豆に戻ったわけだ.値動きについても最近のデータは役立たないかも.
400枚を越える受け渡し(千トンになるじゃないか!)も結構大きいけど,相当数の今年度産小豆があったのも驚き.まだ10月なのに!
昨年度産は11月から1000円格下になるから,10月はヒネの捨て場というのは昔からの常識だけど,今年度産を9400円で渡しちゃうというのは,よっぽど豊作で品物が余ってるんだなあ.余り物に値なし,だもんなあ.
こうなると小豆は値頃感でうかつに買えない気分.もっともそういうところが底ということもないわけではないけど. |
ザラ場の魔力 2004/10/20(水) 21:51:12 |
| 久しぶりの石油を手仕舞って,またアラビカが下げていくのをぼおっと見ている日々に戻った1枚野郎.しかしザラ場には魔力がある.一瞬ごとに新しい状況がやってきて,自分の決断がわずか数分で利益や損失として具体化する.そりゃあ9時から3時半までディスプレイに張り付きたいし,それが無理なら新幹線の中やトイレででもケータイで取引したくなる.
しかしそこから安定した利益を得るのは至難の業だなあ.とくに片張りでは取れそうで結局取れないような気がしてならない.勝手に引用するのは失礼なのだが,岡振一郎さんも利益の大半はストラドル取引,ねこのしっぽさんも片玉は(あまり)利益になっていないと,それぞれ書いておられたと思う.もちろん片張りできちんと利益になっている方もおられるのだろうけど,大した技量だなあ,と相場の予測が全く当らない1枚野郎は思ってしまう.
まあ,アラビカできちんと利益が出たら,たまにザラ場銘柄で遊ぶことにしよう.やっぱりあのリアルタイムの緊張感は何ともいえない. |
石油手仕舞い 2004/10/19(火) 20:56:23 |
| 今日のガソリンの期先はS安で寄ったかと思うと怒涛の巻き返し,サヤも縮んだり開いたり.こんなのに付き合っていられないので,後場寄りにまず3月限買落.売り玉から整理したのは後場に上がると思ったから.ところが後場寄りは下げて始まった.偶然にも3月限を大きく下げたところで仕切れたので,2月限の買い玉も速攻で処分.しかし現在値よりかなり下の指値で売注文を入れたのに,なかなか約定せず,指値ぴったりで約定.取次が約定値段をそのままこっちに伝えていないのは明らか.そういえば2ちゃんで文句言ってる人がよくいるのはこういうことか.やっぱり相場は板寄せに限る(苦笑).
昨日の失敗でどうなることかと思った東京ガソリンも結局数千円(数万円ではない!)の利益で終了.中部ガソリンも後1で仕切って,トータル約1万6千円の利益.ガソリンやってこんな細かい数字で終わるなんて...それにしても石油相場はまだまだ波乱万丈かも.
これで「相場やりたい病」も少し癒された.ザラ場銘柄は疲れるなあ.しかし「金売りたい病」と「小豆買いたい病」は治ってない.アラビカは今日も静かに下げている.問題はサヤが開かないことと,取組高が減っていることなんだが. |
やりたい病 2004/10/18(月) 19:33:30 |
| のんびりアラビカのサヤすべりをしている1枚野郎にとって,海外のコーヒーが上げても東京の反応が鈍い今日はいつものように平和な一日...のはずだった.
そのはずが,サヤすべりの最大の敵,その名も「退屈」に負けてしまった1枚野郎.そう,石油!に手を出してしまったのだった.このところ大流行中の「売りたい病」ではないけれど,「(相場を)やりたい病」としか言いようがない.「退屈は破産に至る病」かも.
ガソリン買いたい,というかこの歴史的大相場に参加したい.でも買うのは怖い.だいたいあんな大きな順ザヤを買うのは嫌だ.でも売るのも怖い,それで誰でも考えるように1枚野郎はサヤ取りを思いついた.それも離れた限月はサヤの動きも大きいので,2月買い3月売り(順ザヤ縮小に期待)というまことにみみっちい計画.ところがしばらくザラ場銘柄をやってなかったので,ついつい無造作に夜中のうちに寄付で両方の注文を出してしまった.当然(?)サヤは昨日の引けより不利なほうに370円も動いて寄った.その後どちらもS高で終わったので,370円の1セット分,3万7千円の値洗い損で今日は終了.
ただ,みみっちい1枚野郎は一つだけ賢い(?)ことを考えていた.サヤがさらに拡大して損失が出るとすれば,それは全体が上げるとき,だから保険に中部ガソリンを1枚だけ買っておいた.買った前1だけ小安くてあとはS高張付き.といっても東京の5分の1のミニ相場だから値洗いで1万8千4百円にすぎないが,それでもサヤの値洗い損の約半分がカバーできた.2枚買っときゃよかった,と後悔する1枚野郎.
明日は東京が下げてサヤも縮小し,でも中部ガソリンは東京にサヤ寄せで小幅高,なーんてうまくいくわけはないだろうな. |
利益の理由 2004/10/16(土) 23:38:06 |
| なぜサヤすべりで利益になるのか,ついに答えを得たような気がする.
それはもちろん順ザヤだからに決まっている.するとこの問いは,なぜ順ザヤなのだろう,つまりなぜ割高な先物を買う人がいるのだろう,という問いに置き換えられる.
商品が時間とともに劣化せず,現受した商品を後で現渡しできるという前提なら,理論的には金利+倉庫代だけ先物が高くなる.だから,順ザヤはある意味当たり前.しかしアラビカの順ザヤは明らかにこれだけでは説明できない.
高値覚えで,サヤの怖さをしらない大衆が先物を買うからでしょ,という説明もある.これは起こっている現象を説明するが,何か本質に迫っていないような気がする.
もう一度原点から考えてみよう.需要家にとって先限を買うということは,不確定な将来の価格を固定して,値上がりのリスクを避けるという意味がある.この場合,当限とのサヤは,リスクを避けるためのコスト,つまりは保険料ということになる.ここで「不確定な将来」という概念が鍵をにぎっている.投機家から見れば,不確定な将来上げるかもしれないという期待を買うことになるわけだ.これはオプションの時間的価値とよく似ている.
ということは,サヤすべりの売り手は,こういう買い手を相手にして,保険の引き受け手,オプションの売り手と同じ立場に立つことになる.これは長期的に見ればかなりオイシイ話だ.保険は加入者が(平均すれば)損をするシステムだ.そうでなければ従業員に給与を払ったあげくに保険会社のビルが建つわけはない.
だからサヤすべりが面白くないのは当然だ.考えてもみよう.契約をたくさん持っている保険会社が,毎日わくわくどきどき「楽しい」だろうか?.そんなわけはない.毎月着実に保険料が集金できて,契約者が死んだり事故にあったり,災害が起こったりせずに,毎日が平穏無事で,保険金の支払いが少なくても済みますように,と願うだけだ.サヤすべりの売り手も同じこと,降霜や干ばつに対する保険を引き受けたようなもので,ブラジルの好天と適当な降雨を祈って,毎日を過ごすだけだ.こんなことが「わくわく」するわけないじゃないか.
こう考えるとサヤすべりの危険も見えてくる.こっちは個人だから保険会社のようにごっそり資産を蓄えているわけではない.それに保険会社なら契約者は多様だから,まとめて死んだりすることはまずないが,アラビカだけでサヤすべりをしていて,ブラジルが大干ばつにでもなったらえらいことだ.個人で保険会社の真似事をするのだから,資金はたっぷり余裕を見ないといけない.これがまた面白くないんだけどね. |
相場観 2004/10/14(木) 21:15:23 |
| ここの日記でもアラビカ買いの人もいる.まあ売り買いの玉は同じだから当然か.当方はサヤすべりで常に売っているけれど,買いの人は当然タイミングを計って売買しているだろうから,実は利益が相反するわけでもない.どちらも利益になれば一番いい.
サヤすべりなんて退屈なことをするのに大事なことは,(余計な)相場観をもたないこと.つまり上がるだろうとか下がるだろうかとか考えないこと.
というか,サヤすべりをやっていると,明日の見通しでも,1ヶ月くらいの見通しでも,全然当らない(それとも当らないのは自分だけ?)ことがよく分かる.もう当てようなんて思うのはやーめた.だって当てなくてもサヤがすべった分だけ利益になるならそれでいいじゃん.
と開きなおると,外電も気にならない.だから夜もよく眠れる.だいたいNYが50セントと100セントの間にある限り,結局は影響ないし.
でも前にも書いたけど退屈だねえ.なぜ退屈かと考えてみると,結局サヤすべりの売り玉を維持するというのは,値上がりリスクに対する保険の受け手になることだから,に尽きる. |
シティバンク 2004/10/13(水) 22:57:49 |
| なんといってもアラビカに大きな動きがないので1枚野郎はやることがない.当然書くこともないので日記も更新しようがないというわけ.まあ,NYに比べて下げ幅は小さいけれど,ともかくアラビカも弱いようで,あとはサヤが開いてくれれば言うことなし.でもサヤが開くのは当限が崩れるときと,全体が上げるときのようで,いまひとつサヤはぱっとしない.まあ,11月の納会まであと1枚乗り換えるだけなので気長に待とう.
小豆はまだ買ってないが買いたい.ついに期先も9000円割れで,ああ,買いたい!
ときに,ちょっと前の話だけど,シティバンクのプライベートバンキング部門,要するに億単位の資金のある金持ち優遇部門が,優遇どころか,よくわかってない顧客にリスキーな商品を売りつけたということで処分を食らって,プライベートバンキングなど縁のない零細顧客の1枚野郎のところにも,お詫びの文書が郵送されてきた.
やったことは怪しからけど,億からのカネをもっていて,それをよく分かりもしない金融商品にぶちこむ顧客というのも何だかな.だいたい数億程度のカネで,大銀行が特別有利な計らいをしてくれると思うのが甘いのではないか.数億なんて銀行にとってははした金でしかない.逆に個人にとっては,たとえ1億でも年利(わずか)5%で運用できればそれだけで,若いサラリーマンの年収を越える.だったら,かなりの時間と労力を割いて資金運用について研究すべきではないか.
あなたは特別ですという甘言にだまされて,命の次に大事なカネを,シティバンクというブランドだけを信じて他人にまかせてしまう人が,たとえ資産をなくしても心の底から同情するのは難しい.厳しい言い方をすれば,そういう人は億のカネを持つ器量がないのだ.
ここで日記を書いている方々の多くは1億円を一つの目標とされていると思う.で,目標の1億を作ったとして,相場でまたなくしちゃうことはあっても,訳のわからん金融商品に騙されるなんて,ありえませんよねえ. |
東京中国産小豆(?) 2004/10/05(火) 21:15:22 |
| なんて銘柄はありませんが...
東京小豆の受け渡し標準品は北海道産小豆です.しかしご存知の方はご存知の通り,もう2年以上,受け渡しに出てくるのは中国産小豆ばかり,東京小豆の実態は東京中国産小豆だったわけです.
ところがつい先日の9月限の受け渡しに久しぶりに北海道産小豆が登場(352枚中51枚).受けたほうは泡くったでしょうねえ.だって,中国産小豆は格下6千円(産地によっては7千円).今回の受け渡し価格10500円ですから,中国産なら4500円.だから10枚受けても360万円.でも標準品の北海道産なら10枚で840万円.中国産が来ると思い込んでいたら金が全然足りないじゃないか.
となると,来月以降も現受けしたときに,安い中国産が来るのか,2倍以上の値段の北海道産が来るのかわからない.これでは受けるのにも腰が引けてしまう....これがこのところの小豆の一段安の背景かも.
あまりにけったいな話なので,何か勘違いしているような気がしなくもありませんが,ともかくの小豆は今日も安かったのでありました. |
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