ネットからの転記 為替について 2009/03/06(金) 04:11:31 |
| 日本は4ヶ月連続貿易赤字で円安がちょっと進んでいる。
ユーロ圏は既に2008年は貿易赤字となっている。米国はまだまだ貿易赤字が大きいが一頃の月間赤字600億ドルからすれば最近は赤字400億ドルと改善している。
これによってドルが強くなり、ユーロと円が安くなっている。
為替は貿易収支に連れて動くのは正論であり疑う余地のないことである。
===================================================================== センチメントに反した注文が増えてくると反転することがFXの注文情報でもわかってきました。
銀行の実需の1億ドルとかという巨額の注文情報よりその確率は高いように思います
銀行の場合は1億ドルでも突き抜けることもたまにありましたが、FXの注文情報はその10分の1、20分の1でも止めることが多いように思えます。
これは数限りないヘッジファンドも含めた出口調査のようなものなのでしょう。
1百万ドルの裏に世界の投機ありという感じですね。
投機筋は皆思考回路が同じで横ならびでしょうが、実需はこれはこれは読みにくいですから。 |
ネットからの転記 為替について 2009/03/05(木) 06:18:36 |
| 輸出業者はもちろん海外へモノを売り、その代金を受け取る。取引通貨はドル、ユーロ、円など様々だ。
日本の輸出業者が為替リスクを負わない円建ての比率はだいたい全輸出額の40%程度だろう。
ただ貿易取引の通貨が何であっても、どこかで為替取引が起きる。
ドル建てなら日本の業者がドルを受け取って円に換える。円建てなら、海外の輸入業者が市場で円買いドル売りをして日本の輸出業者に送金してくる。
通貨が何であれ原則日本か相手国で円買い外貨売りが起きる。
日本の業者は受領代金を国内支払いに使う。ただ例外としては、キャッシュリッチな輸出業者は受け取った外貨をそのまま外貨で保有する場合もある。
輸入代金の支払いに使ったり、そのまま外貨で高利回りを得る運用をするので為替取引が起きない場合もある。 ================================================================== 一般に輸出業者の社内レートとは、半期あるいは年度単位で輸出業者の財務経理部門と営業部門との為替レートの仕切値である。
営業部門は社内レートが115円と決められれば、そのレートは保証され、為替変動は気にせずに営業に注力出来る。
為替の変動へのリスクヘッジは財務部門にまかせればいい。分業したほうが効率的ということなのだろう。ただ、半期あるいは市場状況に応じて見直しはされるのだろう。
社内レートがどのあたりに決まるかで、それぞれの相場観や手堅さが伺える。
現物相場が115円の時に100円とされれば、その財務部門は極めて保守的だろうが、営業部門からは競争力が他社に比べて落ちることになるので不満が出てこよう。また113円くらいなら営業には有利だろう。
その後円安になれば財務部門の為替操作も楽な展開となるが、やはり円高にそなえてある程度はヘッジしなければならない。
ヘッジの手法としては、先物予約を締結したり、オプションを利用する。
プラザ合意以降は円高への恐怖感もあり、長期の先物予約が締結されることが多かったが、最近は相場が落ち着いてきたこともあり、比較的短い3ヶ月程度の期間で行われている。
ここ5年間のクロス円での円安局面では、ヘッジをしないほうが儲かっているわけであり、何も仕事をしないことが結果的に上手くいっていたわけで、なかなかその手綱裁きは難しいだろう。
================================================================== 輸出業者も輸入業者もリスクに対してヘッジをする。
輸出業者は円高に備え、輸入業者は円安に備え、先物為替予約やオプション取引を利用して先々の相場変動に対処する。
時々新聞の報道で輸出業者がヘッジをし過ぎて、ドルを売る人がいなくなったのでドルが上昇しているとされている時がある。
いかにも玄人受けするような言い回しだが、あまり実態を表していない。
輸出も輸入もエンドレスに取引が行われ為替取引もエンドレスに続く。
少々ヘッジをしすぎてもまたドルの売り玉、買い玉は次から次へと出てくる。 相場が行ったり来たりしているのでヘッジの期間も短くなっている。3ヶ月程度だ。
貿易黒字が続く限りドル売りは休みなく出てくると素直に考えたい。 ===================================================================
戦前は貿易赤字で円安
戦後は貿易黒字で円高
現在は4ヶ月連続貿易赤字でちょい円安 単純に考えたい
ただ貿易黒字の円高時代でも260円から300円、170円から260円、 120円から160円、79円から147円の円安局面はあったが 大きなトレンドは360円から100円。
デイトレのことばかりでなくたまには長期的スパンで考えたい。 どこの国も同じ傾向。
=============================================================== 3月もサムライ債起債があるし、野村證券に続いて他証券も外貨投信を販売するだろう。
トヨタが資金調達で国に頼ることは私にとってサプライズである。トヨタは2月も外貨建て債券を発行している。
起債はオランダ自治体金融公庫サムライ債だった |
ネットからの転記 為替について 2009/03/04(水) 03:23:17 |
| 昔、昔といっても2000年前後の話だがジャパンプレミアムという言葉があった。 日本の銀行は金利に上乗せしないとお金を貸してくれないということであった。 さらには上乗せしても貸してくれない銀行も出てきた。その時四苦八苦した邦銀はいくつかは消滅したり看板が変わっている。
今朝のNHKでは世界に冠たるトヨタがドル借り難いので国際協力銀行から、おそらく外貨準備を利用、借り入れるという報道があった。無借金経営のトヨタでさえドルは調達しにくい。
また先日はみずほのドル建て劣後債が14%をつけたことにも驚いた。
2000年頃の劣後債はせいぜい市場金利の2%程度高めであった。米国債が3%でみずほが14%ならプレミアムは11%。サラ金の借り手のようだ。
日本の個人なら10%でも出すといえば大喜びで購入すると思うが、何故海外で発行なのだろうか。
2000年ではプレミアムを払ってもドルを借りられない銀行は外貨準備を預金してもらったり、円をドルに換えたりする話も出ていた。
現在は日本のみならず同じようなことをやっているのでドルが頗る強いのだろう。
腐っても基軸通貨でドルインデックスは昨年3月から25%上昇している。日米首脳会談で話し合う前にドルは強かった。
===================================================================
2月のドル円は10円以上上昇した。
この上げ方は2つの意味で歴史的だ。
一つは01年3月以来の大幅円安。
また同じようなレベルでは95年8月の88円から97円まで上昇したことがあった。
数年から10年に1回しか起きない単月での約10円のドル上げであったこと。
もう一つは約10円のドル上げが介入によるものではなかったこと、さらにリパトリで円高になりやすい2月に円安となったことにある。
95年はまさしく介入によるもの。
01年はその月は介入がなかったが前年は介入を行っていた。
介入もなしで10円の円安を遂げたことはよほど需給状況が変わってきた結果であろう。
単純には貿易赤字、リパトリの減少、外貨投資の若干の復活が上げられる。 |
ネットからの転記 為替について 2009/03/03(火) 04:39:21 |
| 常々言っているが、シドニー市場と東京市場は異質だ
週末、為替ディーラーは米国GDP悪化と今週の雇用統計悪化、4中銀利下げでドル売り円買い、外貨売り円買いを、株式ディーラーはNYの下げで株の売りを熟考して今朝行動に出た。
株はそのまま午前中は下落、為替は仲値近辺で反転した。
為替には株と違って実需があるからだ。実需はちょっとしたセンチメントの変化では引かない。何しろ払込日とか締め切りがあるからだ。
注文状況もやや買いが多いとは既報済。朝売った人はカラ売りなので自分でカラ買いして戻した状態で前場が終わった。
もちろん東京とNYもまったく別の市場である。
================================= ユーロ円は朝のシドニー突撃隊(ちょっと今オーストラリアという映画を見てきたので映画の影響で)が出た頃と同じ注文状況である。
122円LOWからの買いがコンスタントに入ってきている。
早朝売るのもいいが、やはり回転が効くのは輸出のフォローがある時だ。
輸出のフォローが無く、仲値の円売りとぶつかるとデイトレというか小幅の値ざや稼ぎでは慌てて自己売りの自己損切りとなってしまう。
=============================== シドニーでは週末の熟考の結論かドル売りというか円買いが殺到したが、元からあった97円近辺の買い注文と、休み明けの仲値のドル買いであぶりだされNY引け際まで戻った。
いわゆる月曜の早朝から仲値にかけてあるシドニートラップである
その後、注文を見ると朝の上下動で注文が一掃されており=がらんどう状態で、98円の売りだけが残っていて、下はカスカスとなりドル円はジリ安となった。
これもシドニートラップのあと起こる現象である。
================================= =================================
>>気のせいかもしれないが、亡くなった上司の声が話しかけてきて、無意識のうちに会話をしている。仕事についてのアドバイスなどをもらった。
ぽにょ、ぽにょ、ぽにょ、素質あるやんか、将来、大成するかもね、
ここで、ワンポイントアドバイスだよん
(人が死ぬと、一定期間は、地上に、とどまることが許されている、その期間は、自宅や職場を、うろうろしている、また、自分が死んだことが自覚できない人もいる。)ということだよん。、 |
ネットからの転記 為替について 2009/02/28(土) 05:46:40 |
| 株も為替も需給通りに動く
ただ株の需給はファンダメンタルズと同じ流れだが 為替の需給はファンダメンタルズと逆に動くことも多い。
それには実需が含まれているからだ。景気がいいと海外投資する余裕が出来て外貨を買って円を売る。景気が悪ければその戻しも出るし、輸出は輸出ドライブをかけてしまう。
もっと長い目での需給は貿易収支であってその通りに動くのだが、時には数十円の調整はあるので実用的でないこともある
=================================================================== 外為どっとコム社の注文情報をウオッチして3週間くらいになると思いますが なかなかヒントを与えてくれます。
銀行の注文と比べれば金額も小さいので最初は効果を疑問視していましたが、いやいやたいしたものです。
銀行の注文は実需が主なのでそれはそれで時間、週、季節で行動パターンが特定されるのでどう動くかは予想しやすいです。
日本の都市銀行にいてわかりにくいのはヘッジファンドと信託銀行の動きです。 このわかりにくい参加者の動きと外為どっとコムの個人の注文状況が似ているのではないかと思っています。
(ヘッジファンドはある特定の銀行でしかわからないと思います、信託は聞けばわかりますが、そこまでするのも)。
もちろん個人では10万ドル単位、ヘッジファンドや信託は1億ドル単位でもやるのですが,同じ仕手筋には変わりがありません。思考回路は同じようなものではないでしょうか。
個人のほうが優秀な方が多いかもしれません。ただ扱ってる金額が違うだけで方向性やポジションの取り方や損切のポイントは似通っているかもしれません。
3週間チェックして感じたのはそこです。
注文情報は世界の仕手筋の出口調査のようなもので確率は高いように思います。
悲しいのは損切りの注文が入ればそこに相場が吸い寄せられることです。人間考えることはたいして変わらないと思いました。
=================================================================== 映画(おくりびと)に出てくる銭湯(鶴乃湯)に入ったことのある人、おらんやろ、わし、入ったことあるで、
月山神社参拝してから、月山下山して、鶴岡駅で、列車まっとったんやが、到着まで、相当時間あるねん、
銭湯でも入ろうかと、近くの人に場所、聞いたら教えてくれたのが、(鶴乃湯)や、
鶴岡駅から、てくてく歩いていった、古びた銭湯や、
月山頂上で見た(巨大な、美しい日輪)を思い出しながら、湯船に浸かっていた、
(えっへん、アカデミー賞の銭湯や、どや、うらやましいやろ、はよ会員になれ) |
ネットからの転記 為替について 2009/02/27(金) 05:20:51 |
| 年度末は,仲値の一本レートで,ほぼ日本中の企業の外貨建て資産負債の決算がおこなわれる。 市場に出る玉は 外貨の売りが金融機関の海外からの利益送金が主役である。 買いは金融機関のみならず 事業法人含めての外貨送金需要である。
海外貸倒の引き当ては外貨買いであり、取り崩しは外貨売りであるが現在の世界経済の状況から見れば引き当てが上回りその点からは外貨買いであろう。 普段と異なり仲値の過不足が一桁金額が増えるが総合では外貨買いが多いのであろう。 普段なら不足額が大手行合計で3億ドルから4億ドルだが年度末は10億ドル規模に膨れ上がる。
================================================================= 2月いや1月後半から外貨投信、サムライ債、外債発行が再開して円安の兆しが出てきているといっていたが、またリパトリも減少していることもあって円安が進んできた。
まだ残り3日あるので絶対とはいえないがドル円の月足も半年ぶりで陽線となりそうだ。
オランダ自治体金融公庫(発行条件決定)やカナダ輸出金融公社(払い込み)のサムライ債、デンマーク地方金融公庫のランド債(払い込み)がある。 大和証券も野村證券の1200億円に続き、「外国債券分散投資ファンド」を販売するそうだ(3月12日) ================================================================= 先ほどの日本の貿易の円建て比率にも関連すること。
東京では実需の、自国建て通貨で貿易取引が出来れば、企業は為替取引をやる必要がない。ニューヨークの企業はテキサスでも大阪でもドルで商売が出来るので為替取引は行わない。したがってニューヨークで為替をやる人は投機筋中心だ。
逆に日本は企業が為替取引を行わざるを得ず、市場は実需中心となる。銀行の主な為替の仕事はその取次ぎであり、そこから手数料をとることだ。銀行は為替の投機筋ではけっしてない。 =================================================================== 米ドルが基軸たるゆえんは,日本の貿易でいかにドルが貿易で使われているかでわかる。ユーロなんてまだまだである。
また輸入のドル建てが多いことが東京市場でドルが下がらない大きな理由である。
=================================================================== シドニー市場と東京市場での取引の性格は異なる。
シドニー市場はニューヨークのセンチメントや週末のニュースを素直に追随する市場である。
東京の早出のディーラーがニューヨーク市場をチェックし早々にそれに従ってポジションを取る。
その動きは1ー2時間続く。
薄い市場でストップロスの注文も執行される為、値が飛ぶこともある。値が飛べばさらにそのセンチメントが増幅される。
ただシドニーの時間帯でその動きは終わることも多い。
それは東京の実需筋が参入してくるからだ。
朝早くシドニー市場で動くのは銀行の若手ディーラーが多い。ニュースをチェックしてそのセンチメント通り動く人が多い。逆張りするようなことはない。
東京市場が始まる9時以降は、その動きが一変することも多い。
東京の実需筋が参加するからだが、実需筋はセンチメントより採算重視で動く。輸出は上がれば売るし、輸入は下がれば買う。
下がって慌てて輸出が売ったり、上がって慌てて輸入が買うことはない。保守的だ。また我慢すれば戻って来ると考えているし、歴史的にも最近数年は我慢すれば戻る相場になっている。
シドニー市場では進取の精神で突っ込み売り、追っかけ買いをする人が多いが、東京が始まれば押し目買い、戻り売りの実需保守相場となる。
デイトレもシドニーの雰囲気を引きずらないようにしたい。
特に東京市場では午前10時にこぞってドルを買う仲値の祭典がある。
==================================================================== 日本政府は国際協力銀行(JBIC)とアジア開発銀行を通じてアジア企業を支援 年間40億ドルをアジアの民間金融機関へ融資する。
アジアの民間金融はこの資金を貿易金融に用いる。日本からの輸入を支援し、 日本の輸出急減を貿易金融で支える。円建て融資や外貨準備を活用も検討されている
円建て融資の分はドルに換えられる。97、98年のアジア通貨危機では宮沢プランと称して円建て融資、後にドル買いが出た. ==================================================================== 田中角栄氏は「政治は力なり、力は数、数は金なり」と言った。
株は日銀が1兆円、政府も20兆円の買取機構を設立するとなると上昇するだろう。 小泉内閣時代の竹中大臣が日銀が株を買い始めた時にETFを買えと推奨して物議を醸したが、結局江は7600円から18000円へ上昇した。
相場は需給である。どんなお金でも投入されれば動く。 為替の円売り介入では効果は一時的という。でも一時的に円安になって潤った時こそ改革をやるべきだろう。いわゆる惜福である。いいときこそ改革、悪い時に、今のことだが改革といっても無理。悪い時はお金をつぎ込むしかない。株は漸くその段階に来た。
為替は貿易赤字になってきたので自然とその流れになっていくだろう。
==================================================================== |
ネットからの転記 為替について 2009/02/26(木) 05:19:13 |
| 2月や3月のリパトリの円買いは為替市場の風物詩であったが、 日本企業は海外で儲からなければそれも出てこない。
逆に損失補てんや借金返済で円売り外貨買いになる可能性もある。 80年代に日本の銀行が中南米向けの不良債権が増大した時はドル買いが期末に出ていた。 =============================================================
日本企業が不況や何らかの理由で海外法人を廃止する時に起こる為替は, 普通に考えれば残った資産を売って円に換えるので円買いだと思う。私も実はそう思っていた。
90年代に日本の建設株が10円とか20円をつけていた時に, ある大手建設会社も米国から撤退する事が決まった。市場では大手なのでかなりのドル売り円買いが出ると騒いでいたが、たまたまその建設会社に融資している担当者が友人だったので聞いてみると、(ドル買い)だよと言った。
米国でも巨額借り入れがあるのでそれを返済しないといけないので日本の本社から(ドルを送る)そうだということであった。
円キャリーの手仕舞いの逆だ。ドルキャリー手仕舞いでのドル買い。それは年度末3月に起こった。 ====================================================================
金利や株は素直だが為替は一癖ある。
バブル期、1989年12月29日は日経平均が3万8915円の高値をつけた。当時の日本国債利回りは6%。ドル円は142円であった。その後バブル崩壊、日本景気低迷で株は7600円、日本国債は1%割れしたが、円は100円割れも経て総じて円高推移した。
日本の景気が悪くなれば、株は下がり、金利は低下するのは、素直な反応だ。為替は景気悪化しても円高推移を続けた。また日経平均が7600円をつけてから景気が回復するにつれ、株価は倍以上の16000円、日本国債も2%近辺まで利回りが上昇した。しかし、円は100円台から120円まで円安推移した。
円は景気の良し悪しの逆の動きをすることも多い。
それにもかかわらず、円の為替相場を予想するのに日本の景気動向を挙げ続ける苦しさはある。景気動向に素直な株、金利、ひねくれものの為替だが、為替は需給には素直な動きとなっているのだろう。
================================================================= 外国の債券の利金の支払いは2,5,8,11月のものが多い。それも月半ばが多い。
元本に較べれば金利は少額なのであまり相場水準を気にせず円に換える投資家が多い。
2,5,8,11月はややドル下がる傾向がある。
個々の金利の金額は小さいが、今や日本は世界最大の債権国である。
金利や配当の受取と支払いの差額は年間10兆円を超え経常黒字の半分ほどを占めるようになった。貿易などのモノの取引に匹敵する外貨の受取がカミ(債券)の取引で生まれている。
ただこれは去年までの話。日本の貿易黒字の減少で所得黒字も経常黒字も減り円買い要因もなくなっていくだろう。 ===================================================================
企業は基本的には支払いは出来るだけ遅くするのが常だ。資金を歩留まらせて金利を稼ぐ(現在はゼロ金利で稼げないが)。
従って週単位なら決済日は月曜より金曜、月初よりは月末、期中よりは期末となる。またきりの良い5,10のつく日も決済水準が高くなる。
月曜は土日の分がたまり増える傾向がある。
以上の日は仲値で(ドルの買い)が増える。
ただし月末や、期末は少し特殊で仲値が決定した後は、それまでに外貨のままで保有していた資金を円に転換するので(円買い)も増加する。
年度末は総決算なので(売り買い)ともに巨額になる。
================================================================== 大川隆法の新刊(超・絶対健康法)がでた。(1500円+税)
熟読すれば、(この書物)を媒体として、天上界の医療系のパワーと同通して、(病気回復、健康増進、延命長寿)の神秘現象が起こってくる。
この現象を引き起こすキーワードは、(信仰心)だ。 |
ネットからの転記 為替について 2009/02/25(水) 05:51:33 |
| 東京市場での需給のクセ
東京市場がオープンする頃には、「今日の仲値はどうだ」という声が聞こえる。不足300本とか、いや1000本以上だ、あるいは、稀に余剰の100本という数字も出てくる(1本というのは100万ドル)。
顧客の仲値相場を使った輸出や金利配当の受け取り、送金の受け取りなどのドル売りを余剰という。
また、海外への送金、輸入の支払いなどのドル買いを不足と呼ぶ。
その余剰と不足を合計したものが銀行のネット不足あるいはネット余剰の何本ということとなる。
市場に出る仲値の不足(あるいは余剰)の数字は、大手銀行数行のネット不足(あるいは余剰)を合計したものだ。もちろん外銀や地銀にも不足はある。
平均すれば日々の仲値の不足は300-500本だろう。
500本を越えればドルの不足が多く感じられドルが上がることが多い。300本程度なら、ほぼ市場への影響はない。
100本以下の不足、さらにドル余剰に転じればドルが下がることが多い。
日本は貿易黒字国なのに何故ドルの不足(ドル買い)が多いのかと、疑問を持たれる方もいるだろう。
あくまでも、話題になる不足とは、午前9時55分時点での数字である。
この1日の早い時間帯に為替取引を持ち込める参加者は前日から既に決まっている取引が多い。
前日から決まっている取引とは、日本から海外への送金が多い。送金日まで決められているものも多い。
一方輸出などのドル売りは、お金が入金されて漸くドルを売ることが出来るので、前日からドルを売ることを確定しにくい。
海外からのドルの入金確認次第となるので、朝の仲値決定時間である9時55分に集中することなく1日中万遍なく出る。
仲値を使ったドル買いは午前9時55分に集中し、輸出などのドル売りは1日を通じて出る。
午前中はドルが底堅くなりがちなのは、そのような実需取引が背後にある。
また商慣行で支払日に当てられるキリがいいゴトビ(5、10日)や休み明けの月曜、週末の金曜、月末にもドルの買いが増えやすい。
ただ月末は決算上、輸出のドル売りも増えるので注意したい。ただそれも午前中よりは午後に出るものが多い。
(昔のように仲値の過不足を当局がヒアリングしているわけでもなく、また守秘義務もあり、数字をつかむことは現在不可能だが、午前中の取引の特徴としてご理解頂ければと思っている。)
前日のNYのドル売りセンチメントを引き継いでドルを売っても下がらず悶々とする時があるが、この種の実需のドル買いが阻んでいることも多い。
けっしてドルの売り手に戦いを挑んでいるわけでもない。戦う意思すらない実需の取引が投機筋にとって手ごわい。 |
ネットからの転記 為替について 2009/02/23(月) 20:52:51 |
| 東京市場は実需の市場である。
それは貿易が外貨建てが多くその為替取引をすることが市場の主な役割となる。
ニューヨーク市場ではドルが基軸通貨ゆえ貿易はドルで行われ世界中どこと取引しても為替は起こらない。ニューヨークとL.A.の貿易もニューヨークと大阪の貿易取引も為替とは無縁である。貿易業者は為替市場には現れない。
ニューヨークで為替取引をする人はウサンクサイ人、投機、投資である。 為替をゲームとして認識する。
よってセンチメントが大きくものを言うし、市場にはその日に為替を取引する実需の注文が置きっぱなしにはなっていない。
時々市場にはプライスが無い時が訪れる。投機筋中心で甘い価格はないし、いざ何か経済指標や事件があればいっせいに注文をひき、またいっせいに買いや売りが集中する。そこに実需の注文はなく、相場は一方向へ飛んでしまう。「プライスが消えたと思った数分後に100ポイント以上動いていたこともある。
それが自分にフェイバーなら良いがたいていは逆なのだろう。ニューヨークはディーラーにとって完全燃焼出来る市場である。
極論すれば 日本は総実需市場、ニューヨークは総投機市場である。それゆえ市場の厳しさ、ボラティリティーが違ってしまう。
東京が動かず、ニューヨークが動くのは、貿易の自国建て通貨比率によるもの、またドルが基軸通貨ゆえニューヨーク市場参加者は投機筋中心、東京市場は実需中心であったことによる。
わかりやすく言えばニューヨークはヤバイ人、東京は真面目な人が為替をやる。
以上が東京が動かない理由である。
貿易為替の観点から見れば動くのがおかしいとなる。
機関投資家も静かになり、対外投資といっても為替リスクのないスワップ付が多い。また彼らの動きは全社一斉にくるのでわかりやすい。日本の団体行動為替である。
需給分析、円建て比率、基軸通貨などの観点から東京は動かず、ニューヨークは動くことを説明した。
東京の短期ディール、デイトレードならずともスイングディールにはセンチメントより実需の動きを知らなくてはいけないが、ある程度それは推測できる。
ニューヨークにフォローして朝一番にドルを売って長時間苦しむことは避けられるように思う。
動かなければ動かないというやり方がある。東京市場はややポジションを大きくして総収益を増やすとか、 時間帯、日にち、などによって特色のある仲値相場を会得するなど。
ニューヨーク市場はセンチメントが優先しそうだ。そのほうが素直かもしれない。 |
ネットからの転記 為替について 2009/02/22(日) 11:17:21 |
| NYは動き、東京は動かないのは、貿易需給のなせるワザである。
東京での午前中は貿易赤字状態にも落ち入りそうになっている。
日本の貿易の円建て比率は輸出が40%(外貨60%)程度、輸入が10%(外貨90%)程度である。 輸出額は月間約300億ドル、輸入額は200億ドルである。
このうち円建て貿易は為替は東京で起きないと考えれば、為替が起きる外貨金額は 輸出300億ドルの60%で180億ドル、輸入200億ドルの90%で180億ドルほぼ見合ってしまう。
東京市場では貿易為替の外貨部分は売り買い同じとなる。
東京の銀行の為替ディーラーは主としてこの為替のカバーで忙しい。自分の投機よりもこのカバーを優先しなければならず、その方がより収益的にも有利なのである。
買い上がれば輸出の売りオーダーに、売り落とせば輸入の買いに見事にぶつかるのであり、またその金額が巨額でほぼ年を通せば同じとくればなかなか一挙に相場を崩すのは至難であり先に崩れるのは自分になってしまう。
月間輸出輸入それぞれ180億ドル、1日当たり 9億ドル1000本近い売りと買いが市場にあれば、東京のディーラーがばたばたすれば、自分の損益がばたばたしてしまう。
こんなことは上記の数字を知らなくても東京市場でトレーディングをやっていれば体にしみつくわけであり、自然と東京市場でのディーリングスタイルが出来上がってしまう。
要するに顧客にユアーズされたら その2,3銭上に売りを置き、マインされたら2,3銭下に買いを置けばよい。
ニューヨークのディーラーから見れば何と楽な市場であると思うだろう。
動かなくても楽で儲かるのが東京なのである。
しかしニューヨーク市場でこんなことをやっていたら 下がる相場でドル買いが、上がる相場でドル売りが膨れ上がり、損失は雪だるま状態となる。実需のオーダーは皆無である。
東京と違ってお人好しの客はいない。皆相場師なのである。銀行も客も。
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月末週で、輸出(ドル売り)が多い。ただリパトリは海外で利益が出ていないので起きていない。 |
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