季節 さんの日記

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(無題)  2009/06/10(水) 23:24:02
  以前林野庁で募集していた「緑のオーナー」制度で損をした投資家が国を訴えるという。私は緑のオーナー制度を知ったときに、「和牛商法」はもしかしてこれをヒントとしたのかとも思ってしまったが、それにしても日本の材木は確か昭和30年代が価格のピークであるのに、何とも大胆な「オーナー」制度を作ったものだと感心した。もっとも『農協の大罪』を書いた農水省元局長の山下一仁氏によれば、「農水省内では経済学の使用は禁じられている」そうであるから、この制度が破綻してのちのち訴えられるところまでは思い至らなかったのだろう。

5月、証券72,346円

(無題)  2009/06/06(土) 11:24:32
  世襲議員の弊害がとりざたされている。世襲は民主もあるが、たしかに自民党に割合が多いのは事実である。案の定自民の世襲議員制限案も骨抜きになった。しかしある意味、世襲こそは保守思想の真髄とも言うべきであるから、保守政党に世襲制限を求めるのは共産党に民主集中制放棄を求めるくらいむなしいことのように思われる。最終的には選挙民の問題ではないか。

(無題)  2009/05/31(日) 23:02:16
  板橋の資産家老夫婦が何者かに殺された。犯人は未だ捕まっていないが、現金1000万が手つかずだと言うから、恨みによる犯行だろうか。それにしてもこの夫婦は、地代だけで年収5000万ほどあったようである。一昔前先物では1年に一人あたり300万の手数料を払い300万損をしていた計算になるはずと、たしか岩井俊也さんが書いていたが、たぶんこういう人たちが平均を引きあげていたのであろう。

大川隆法、「国師」に就任?!  2009/05/27(水) 22:54:47
  今日新聞の広告に出ていた。国の師匠ってこと? 大燈国師みたいなものか?もっとも池田大作は「庶民の王」と名乗っているようですか。
 大川は新党を結成するそうであるが、察するところ「主観的には」公明党に替わる自民党の連立相手になるつもりなのであろう。もっとも彼も「大統領制」(首相公選制のことであろう)の支持者らしいところはご愛敬である。

(無題)  2009/05/01(金) 00:34:59
  久しぶりに加藤登紀子の知床旅情を聞く。この歌は森繁久弥が鼻歌交じりに短い時間で造ったと言うが、なかなかどうして日本の歌の中では不朽の名曲だと思う。一説に出だしが早春賦と似ていると言うが、作曲家の團伊久磨はそんなの気にならないし、知床旅情の方が遙かに良くできている、だいたい早春賦もモーツァルトのうれしや五月〜と言う曲にそっくりだと評している。同感である。
 知床旅情は即興で作ったと伝えられているだけあって、歌詞も「変種」が多い。三番を「羅臼の村にも」を「知床の村にも」と歌う場合もあるし、最後の「白いカモメを」を「白いカモメよ」と歌うことも多い。もっとも森繁によれば、「私」は「白いカモメ」であり(比喩なのか?)最後は「を」が正しいとの由。

(無題)  2009/04/25(土) 10:06:35
  漢検の理事長の大儲け問題で相変わらず揺れている。税制優遇の財団法人が大儲けすることの法的問題が問われているのだが、よく考えてみれば、日本の伝統芸能の家元制度なども同じ問題を抱えているのでは無かろうか。お茶の裏千家など、経済的には相当を資産をため込んでいるらしい。ある意味大久保理事長は「千家」のようなものだといえなくもない。そもそも漢字検定だのお茶だのが、財団法人でなければ実施できないほどの必要性があるのか大いに疑問である。逆にいっそのこと「検定試験」の実施団体は業界団体でなければ、すべて営利法人でなければならないという風にすればよい。お茶もお花も漢字検定も株式会社で大いに結構。それでなお権威を感じる者があれば受験すればよいし、新規参入も相次ぐであろう。

(無題)  2009/04/21(火) 21:50:04
  週刊文春に最近の子供の名前が読みにくいと言う記事が載っていた。ネットにはDQNネームサイトなるものもあるらしい。しかし文春にしても例示されている名前について、存在を確かめたものではないらしいし、ネームサイトの名前にいたっては、少し極端すぎて創作くさい。まあ、たしかに昔は見られない名前が増えているのは事実であるが。
 昔は「さくら」という名前は(寅さんに出てくるが)すぐ散ると言うことでつけなかったし、「美咲」も身を割くに通ずると言うのでつけなかったようである。ところが近年はこのような名前は普通に見られるし、「ゆな」ちゃんも出現している。逆に今の子には「○子」という名はオバサンっぽく感じるに違いない。まあ、せめて読みやすい名前を付けてほしいものだ。

(無題)  2009/04/20(月) 21:53:45
  小学校の頃、先生たちが「ポーリュシカポーレ」という歌を合唱したことがある。ロシアの大地よ、何とかという歌詞であったが、日教組の関係であろうか?もちろんそのとき初耳というわけではなく、どこカで聴いたことがある曲ではあった。のちにこれが、クニッペルというソ連の作曲家の、交響曲第4番から引用したものであることを知った。で、そのCDを探すともなく探しているのである。前にオリンピアレーベルにあったと思うが。
 なおこの曲は日本では恋歌としてうたわれているが、原曲の歌詞の忠実な訳では、「わが同志ヴォロシーロフ!!」で終わるという、いかにもな曲である。

(無題)  2009/04/19(日) 23:38:27
  ペギー葉山の『学生時代』は、流行歌の中では好きな曲の一つだが、最近の若い人は知らない人も多いようで残念な話である。このころ女性で四大まで行く人は良家の子女に限られていただけに、歌詞もそんな雰囲気が良く出ている。青山学院を歌った由。今の女子大生はだいぶ堕落した?

(無題)  2009/04/17(金) 23:48:09
  誰が書いたか忘れたが、ある文藝評論家のエッセイに、自分の所に一人の若い女性が訪ねてきて、一枚の写真を見せたという話がある。富士山を背景に2人の女性が写っている古い白黒写真だったが、これは何かというと、太宰治に写してもらったのだという。短編小説『富嶽百景』のラストシーンにでてくる写真がこれであるというのだ。少々年齢が合わない点を指摘すると、「母なのですの」とのこと。それで評論家は「太宰は小説の中では、女性をファインダーから追放して富士山だけを写したことになっているが、案外サービス精神を発揮してちゃんと写していたのだな、一見忠実に事実をなぞったと思われる私小説にも、ちゃんと創作を交えたのかと感服したが、しかしこの女性の話自体も、たぶんフィクションだろう、等と書いていた。
 近頃の週刊誌などの昭和を回想する特集では、太宰にもまして、何かというと三島由紀夫の話が出てくる。生前の三島を知っていると称する語り部によって、今も尚新しいエピソードが続々出てくるようである。しかしその多くもまた、今更確かめようのない話であり、きっと大方はフィクションなのではなかろうか。週刊新潮の誤報事件に接して、ふと思ってしまう。ジャーナリズムの周辺には、たくさんの有象無象の歴史の証言者たちががうごめいて、新しい物語を紡いでいるのかも知れない。

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