季節 さんの日記

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(無題)  2009/04/20(月) 21:53:45
  小学校の頃、先生たちが「ポーリュシカポーレ」という歌を合唱したことがある。ロシアの大地よ、何とかという歌詞であったが、日教組の関係であろうか?もちろんそのとき初耳というわけではなく、どこカで聴いたことがある曲ではあった。のちにこれが、クニッペルというソ連の作曲家の、交響曲第4番から引用したものであることを知った。で、そのCDを探すともなく探しているのである。前にオリンピアレーベルにあったと思うが。
 なおこの曲は日本では恋歌としてうたわれているが、原曲の歌詞の忠実な訳では、「わが同志ヴォロシーロフ!!」で終わるという、いかにもな曲である。

(無題)  2009/04/19(日) 23:38:27
  ペギー葉山の『学生時代』は、流行歌の中では好きな曲の一つだが、最近の若い人は知らない人も多いようで残念な話である。このころ女性で四大まで行く人は良家の子女に限られていただけに、歌詞もそんな雰囲気が良く出ている。青山学院を歌った由。今の女子大生はだいぶ堕落した?

(無題)  2009/04/17(金) 23:48:09
  誰が書いたか忘れたが、ある文藝評論家のエッセイに、自分の所に一人の若い女性が訪ねてきて、一枚の写真を見せたという話がある。富士山を背景に2人の女性が写っている古い白黒写真だったが、これは何かというと、太宰治に写してもらったのだという。短編小説『富嶽百景』のラストシーンにでてくる写真がこれであるというのだ。少々年齢が合わない点を指摘すると、「母なのですの」とのこと。それで評論家は「太宰は小説の中では、女性をファインダーから追放して富士山だけを写したことになっているが、案外サービス精神を発揮してちゃんと写していたのだな、一見忠実に事実をなぞったと思われる私小説にも、ちゃんと創作を交えたのかと感服したが、しかしこの女性の話自体も、たぶんフィクションだろう、等と書いていた。
 近頃の週刊誌などの昭和を回想する特集では、太宰にもまして、何かというと三島由紀夫の話が出てくる。生前の三島を知っていると称する語り部によって、今も尚新しいエピソードが続々出てくるようである。しかしその多くもまた、今更確かめようのない話であり、きっと大方はフィクションなのではなかろうか。週刊新潮の誤報事件に接して、ふと思ってしまう。ジャーナリズムの周辺には、たくさんの有象無象の歴史の証言者たちががうごめいて、新しい物語を紡いでいるのかも知れない。

(無題)  2009/04/16(木) 22:49:48
  ネットでは相変わらずカルデロン一家がバッシングされているようであるが、フィリピンパブでは「ここに幸あり」と言う日本の楽曲が喜ばれる。かの国でもたいそう知られているそうである。ハワイでも南米でも有名な日本の歌と言う扱いなのだそうだ。しかし大津美子は崩しすぎだと思う。もっと普通に、音符通りに歌った方が良いのではないか。

(無題)  2009/04/16(木) 00:11:55
 私は北野誠という芸人はよく知らないが、どんな問題発言をしたのかをしたのかわからないまま降板というのは、いかにも芸能界らしいというか、隠然たるタブーがあるのだなあと思わせる。バーニングの周防社長は昔からどんと言われているが、なるほど。

(無題)  2009/04/14(火) 21:44:57
  アメリカのクルーグマンが、1990〜2000年代にデフレ不況に陥った日本政府や日本銀行の対応の遅さを批判していたことを謝罪したそうである。しかし、対応の遅さを批判したのは正当だと思うし、当時の日本より今のアメリカの方が対策は迅速だと思う。かつてのクルーグマンを含めたアメリカの経済学者が真に見当はずれなのは、不況に対して金融政策ばかりを過度に重視した処方箋を提案していたことの方が大きいのではないか。しかもクルーグマン以外のほとんどの主流派経済学者は、未だ財政政策無効有害説を叫んでやまない。実際のところ、金融政策もマネーのバラマキも、重度の不況には大して効き目がない(逆に景気のひきしめには、金利政策は有効である)。はっきりいって新古典派系主流派経済学は、経済がうまく軌道に乗っている常態を数学的に「描写」することにはたけていても、脱線した経済を元に戻す、肝心要の不況の処方箋については、大して役に立たない学問なのである。

(無題)  2009/04/13(月) 20:25:40
  長い間旋律だけ知ってて歌手も題名も知らない曲が、今日初めてわかった。My Little Loverの「Hello again 〜昔からある場所〜」だ。私はこのグループを知らぬ。英語の混じった歌は基本的に好きではないが、この曲は妙に頭の中をぐるぐる巡っていたことを覚えている。転調が決まっている。

(無題)  2009/04/11(土) 01:04:04
  小野善康さんが、ケインズ政策の極論でいう、穴を掘って埋める経済対策に100億金を出すのは、生活保護に100億金をだすのと全く同じであるという。なぜなら穴を掘って埋めても何の役にも立たないのであるからである。ただし国民経済計算上は、穴を掘って埋めるのも立派な労働であるから、ちゃんとGDPに計上される一方、生活保護費の支給は計上されぬ。又働かずして金をもらうのはモラルダウンにつながるが、穴を掘って埋める行為は一応苦痛への対価であるから、主観的には正当なものであろう。
 いずれにせよ、財政出動するにしても、できることなら、役に立つ、波及効果の多い投資をすべきであるというのは、確かなことである。

(無題)  2009/04/09(木) 20:27:25
  文化庁がアニメの殿堂を造るという。別に日本のアニメは国家に庇護されてここまで成長してきたわけではないし、国家が前面に出てくるということは、そろそろ日本アニメもオワタのかなと言う感じがしないでもないが、資料館の一つくらいあっても良いかも知れない。しかし国家が関与するというのであれば、堀江美都子を国営放送NHK紅白歌合戦に出場させる方が先だと思う。

(無題)  2009/04/08(水) 21:51:40
  大阪で、「大麻ビル」が摘発された。ここまで「工業的」に生産されていると言うことは、流通量も相当多いのであろう。
 それはとにかく、ビルの中で植物生産を行うとは、将来の先進国の農業を連想して、なかなか興味深い。東大の川島博之という人は、『食糧危機を煽ってはいけない』という本の中で、世界で化学肥料を使った農業をやっているのはほんの一部であるから、まだまだ増産余地があると主張していたが、将来「食料工場」のようなものが本格的に実現すれば、単位面積あたりの収穫高はさらなる飛躍を遂げると思われる。
 そもそも世界レベルで食糧不足になったことはないと、川島氏は言う。70年代初めの食糧危機も、本質的には金融的な現象であったと。私もそう思う。すくなくとも全世界の同時不作は、一国内の不作より遙かに確率は低いのは確かである。過去の食糧危機は、本質的には、戦争か、流通機構の未整備に起因するものといえる。そうして自給自足地域にもっとも過酷な食糧危機が起きている。 やはり、食糧の安定供給には自由貿易が最善の策であろう。

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