| 菊と刀 2024/10/28(月) 01:11:08 |
| | 「菊と刀」は文化人類学者ルース・ベネディクトによる日本人論である。アメリカ戦争情報局において、対日戦争および戦後の占領政策のためにベネディクトをチーフとする日本班が作成した報告書を元にしている。 日本人論としては山本七平の「空気の研究」も面白いが、「空気の研究」を読んだときには、確かに日本人ってそんな感じだよね、と納得する程度だったのに対して、「菊と刀」では、日本人の精神構造が非常に論理的に考察されており、改めて自分自身や日本の社会の仕組みに気が付かされて衝撃を受けた。 本書においては、日本人の行動原理の根本に「恩」「義理」「人情」「忠」その他の複数の価値観が存在することを示し、それらの概念が時に衝突する中で、いかに折り合いを付けて生きていくか、という点から日本人の行動を解明している。 もちろん、この本は古い本であり、また、ベネディクト自身も日本に来たことはなく、主に文献渉猟とアメリカ在住の日本人や日系人への聞き取りによる研究なので、限界はある。日本人は地域や職業によって気質も様々であるにも関わらず、本書では典型的日本人という仮想的なモデルを仮定しており、単純化し過ぎな面はある。また、明らかに間違っている部分もある。さらに、現在の日本人の気質も戦中戦後からはかなり変化していて、今の日本人には当てはまらない部分も多いと感じる。しかし本書は、それらの欠点を考慮したとしても、それを遙かに上回る圧倒的な説得力に満ち溢れている。 個人的には、昔から感じている様々な疑問が解消されてとてもスッキリした。以下にそれらを箇条書きにしてみる。 1.子供の頃の学校生活から社会人になってからの職場においてまで、日本の社会はどうしてこんなに息苦しいのだろう、と常に感じてきた。頑張って馴染むようには努力してきて、それなりに上手くはやってきたと思う(酒が飲めることで助かってきた面もある)が、モヤモヤとしたものをよく感じていた。しかし、本書のおかげで、自分が何にモヤモヤしていたのかがよく理解できた。 2.本書では忠臣蔵の分析にある程度のページが割かれている。遺恨など何らかの理由があったとしても、吉良上野介は刀を抜かず浅野内匠頭に一方的に斬られただけであるし、殿中で刀を抜いた浅野内匠頭が切腹させられるのは当然なわけで、個人的には、赤穂浪士の討ち入りはただの逆恨みとしか思えなかったし、なんでこれが義挙とか言われるのか全く意味不明であった。むしろ、殿中で斬られた上に討ち入りされて殺された吉良上野介が悲惨すぎるでしょ、と思っていたのだが、本書を読んで、忠臣蔵が日本人になぜ人気なのか、やっと理解することができた(討ち入り直後から江戸で人気だったそうだ)。個人的には赤穂浪士には全く共感できないが。 3.アジアにおいて、日本の植民地経営や占領地運営が概ね失敗に終わった(ただし、台湾や南洋諸島では例外的に上手く行った)理由が理解できた。 4.日露戦争時と太平洋戦争時で対戦国の捕虜に対する扱いが大きく変わった理由について説明されていたが、かなり納得が行った。 5.不利なことがわかっていながらアメリカやイギリスとの戦争に踏み切った日本政府の心理的な背景についても論理的な説明がされており、なるほどと納得できた。 6.戦中の鬼畜米英!から戦後のアメリカさん大歓迎!に一瞬で切り替わったことの論理的な説明に納得が行った(自分も日本人として、この一瞬の切り替わりは感覚的には理解できるが、理屈を説明しろと言われると難しい)。 7.日本はすごい、とか、世界で尊敬される日本人、みたいな番組や記事が流行る理由がよく分った(個人的には好きじゃないが)。 8.他人に何かをしてもらった時、「ありがとう」ではなく「すいません」と言ってしまう理由がわかった(個人的には「ありがとう」と言うように努力しているが、それでも「すいません」が出てしまう)。 9.自分と妻の社会に対する感覚の違いの理由についてある程度分かった(妻は自分よりは日本的な感覚が色濃く残る地方で育った)。 他にも、様々な具体例ととも日本人の精神構造について分析されており、自分にとっては目から鱗的な話の連続で、非常に有意義であった。 ネット上のレビューを見ると、欧米の優れた文化に対して日本の文化を劣ったものであると上から目線で決めつけている、などという意見もあったが、個人的にはそのような感じは全く受けなかった。むしろ本書には、ある文化が他の文化よりも優れているとか劣っているとかという観点からは正確な分析はできない、というような事も書いてあり、予断を排して日本人を出来るだけ客観的に分析しようとする姿勢が感じられた。 本書の元になった戦争情報局の報告書は、歴史的にも重要な役割を果たしたと言われている。戦時中のアメリカには、特攻で自爆攻撃を行ったり、全員玉砕するまで突撃してくる日本兵を見て、日本人は絶滅させるしかないと考える人も一定割合でいたとのことである。そのような中でこの報告書は、天皇制および日本の統治機構を温存して占領統治を行うという方針について、一定の影響力があったと言われている。 東京への空襲でも皇居は意図的に外されていたが、もし戦後に天皇制を温存するという計画が無く、皇居が爆撃されて天皇陛下が殺されていたらどうなっていたか。おそらく本土決戦になり、多くの日本人が竹槍で突撃して死亡し、戦後の復興は大幅に遅れ、現在の日本は全く違った状況になっていたに違いない。 |
| IPO 2024/10/23(水) 15:45:02 |
| | 東京地下鉄は、その後100株追加で当選して合計700株となった。初値売りで30万ほどの利益。まぁ、予想よりは儲かったかな。
最近乗った新幹線で酷い目にあった。2人席(D席E席)の通路側に座ったら隣のおっさんがくそみたいな奴で往生した。 座席間の肘置きを超えて肘を突き出してくるから、こっちも押し返した状態で力を入れて固定したら、向こうもずっと押してくるし、2時間半ずっとお互いすごい力をかけて押し合って静止してる状態だった(こちらに入ってこない位置で止めるのが精一杯)。 一度、肘掛けの真ん中の線まで下げてもらえますか?って言ったんだが、イヤホン着けてスマホゲームしてて聞こえないふり。長年、新幹線に乗ってるが、こんなやばい奴に遭遇したのは初めてである。 帰ってから、新幹線、肘置き、で検索したら同じような話が一杯出てきた。実はよくある話なのか。 |
| 本 2024/10/23(水) 03:41:41 |
| | ここ数年読んだ本のなかで、小説と漫画と仕事関係の専門書は除いて、ノンフィクション系で記憶に残っているのが以下のような感じである(読んだけど忘れてしまって書いてないのもたぶん多い)。最近読んだものが何となく上に来ている。 ルース・ベネディクトの「菊と刀」は1946年出版の超有名な本で、存在自体は以前から知っていたが、何となく読まずにいた。最近、ブックオフで何となく買って昨日読み終わったのだが、これは凄い本であった。いやぁ、死ぬまでに読む機会があって良かった。 後日また詳しく書きたいと思う。他の本についても短い書評を書くかも。
ルース・ベネディクト「菊と刀」 城内康伸「奪還:日本人難民6万人を救った男」 ケビン・ポールセン「アイスマン」 高橋亀吉、森垣淑「昭和金融恐慌史」 ビル・パーキンス「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」 安藤寿康「能力はどのように遺伝するのか 「生まれつき」と「努力」のあいだ」 篠田謙一「人類の起源 古代DNAが語るホモ・サピエンスの「大いなる旅」」 齋藤栄功「リーマンの牢獄」 森功「地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」 国分拓「ガリンペイロ」 上田信「戦国日本を見た中国人 海の物語『日本一鑑』を読む」 カレン・フェラン「申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。」 佐藤弘幸「税金亡命」 川端裕人「ドードーをめぐる堂々めぐり 正保四年に消えた絶滅鳥を追って」 高橋勅徳「婚活戦略 商品化する男女と市場の力学」 ジェフリー・ケイン「AI監獄ウイグル」 唐渡千紗「ルワンダでタイ料理屋をひらく」 服部正也「ルワンダ中央銀行総裁日記」 黒木亮「青い蜃気楼 小説エンロン」 瀬戸晴海「ナルコスの戦後史 ドラッグが繋ぐ金と暴力の世界地図」 伊藤喜之「悪党 潜入300日 ドバイ・ガーシー一味」 伊藤博敏「同和のドン上田藤兵衞「人権」と「暴力」の戦後史」 小島拓「融資地獄「かぼちゃの馬車事件」に学ぶ不動産投資ローンの罠と救済策」 小野一光「家族喰い 尼崎連続変死事件の真相」 寺尾文孝「闇の盾 政界・警察・芸能界の守り神と呼ばれた男」 |
| IPO 2024/10/16(水) 09:24:55 |
| | 東京地下鉄のIPOに600株当選。まだ当落がわからない口座があるので、増える可能性はある。ただ、100株あたり2万〜3万程度しか儲からんだろうなぁ。
POは、アイカに100株当選で、すぐ売りヘッジして1万円ほど儲かった。 |
| 9月収支 2024/10/01(火) 10:01:50 |
| | 9月の損益はマイナス200万円ほどであった。ほぼ為替のせいだなぁ。
[8953]都市ファンド投資法人のPOに1口当選。すぐ売りヘッジして2000円ちょっと利益確定。 |
| IPO、優待クロス、配当クロス 2024/09/27(金) 19:28:59 |
| | IPOで200株当選した[247A]Aiロボティクスは初値売りで15.3万円の利益となった。
9月優待クロスは、[2307]クロスキャット、[2733]あらた、[2790]ナフコ、[3088]マツキヨ、[3167]TOKAI、[3371]ソフトクリエイト、[3563]F&LC、[3593]ホギメディ、[3844]コムチェア、[4462]石原ケミ、[4665]ダスキン、[4732]USS、[4958]長谷川香料、[5463]丸一鋼管、[6070]キャリアリンク、[6947]図研、[7476]アズワン、[7510]たけびし、[7628]オーハシ、[8081]カナデン、[8255]アクシアル、[8282]ケーズ、[9039]サカイ引越、[9041]近鉄HD、[9201]JAL、[9202]ANA、[9319]中央倉庫、[9347]日本管財、[9600]アイネット、[9759]NSD、[9795]ステップ、[9936]王将、を確保した。 コロワイドやトリドールも取りたかったが、月後半になると全く在庫が出なくなってしまった。
今月は逆日歩1日のチャンス月だったので、配当クロスを仕掛けてみた。 8500万円ほどを、[1802]大林組、[4503]アステラス製薬、[5411]JFE、[6301]小松製作所、[6501]日立製作所、[8309]三井住友トラスト、[8411]みずほFG、[8725]MS&ADインシュアランス、[9101]日本郵船、に分散して制度信用と現物のクロスを仕掛けた。 配当が184.5万円(日立のみ配当予想が出てなかったので前年並みで計算)、配当と配当落調整額の差額が28.3万円ほどである。 結果、逆日歩は日本郵船のみで2.5万円のマイナスとなり、差し引き25.8万円の利益となった。
今朝、クロスを解消する際に注文ミスをしてしまい、一時的に330万円ほど売り越しになってしまったが、結局ミスした分は4万円のプラスとなった。 |
| IPO 2024/09/19(木) 19:00:34 |
| | [247A]AIロボティクスに200株当選した。100株あたり4万円くらいは儲かるかな。 IPOチャレンジポイントのボーダーは160Pくらいだったようだ。最初に注文したとき400Pほど投入したが、なんか嫌な予感がしてポイントを使うのは止めた。これは正解だったようだ。 ちなみにこの会社はAIにもロボットにもあまり関係が無い。
9月の優待クロスはまだ何も仕掛けてない。今月は数年に一度の例のチャンス月なので、あまり無理して優待クロスに資金を振り向けなくてもいいかなぁと思ったりして。
仮想通貨は最近はめっきりチャンスが減ってしまった。何とか年利10%弱では運用できていると思うが、これだとリスクには到底見合わないんだよなぁ。過去の経験からは、こういう時は待つに限るか。
3棟目の物件の購入がようやく決まりそうである。いわゆる任意売却に近い物件なのだが、銀行の動きが遅すぎてなかなか進んでいなかった。もしかしたら別に売却先を探していて両天秤かけられてるのか、とも疑ったが、単に事務処理が遅かっただけのようである。日本の銀行はこんな調子で大丈夫なのか。
不動産投資は銀行から融資を受けてやっているわけだが、一棟物件を購入する場合は、資産変動の内容はかなり細かく見られてしまう。投資は株式や投信まではOKだが、先物や仮想通貨にはかなり厳しい。一応、毎年プラスで回っているので現状は渋々という感じで許容されているが、一年でもマイナス収支になれば、かなり厳しい対応になると思う。もちろん、ちゃんと返済している限りは回収されたりとかは無いだろうが、新規融資は絶望的になるかもしれない。 というわけで、相場の方は極端にリスクが取れなくなっているのが現状である。要するに、最近は相場がつまらなくなって困っている。 今後、不動産の方でキャッシュフローのプラスを貯めて物件を買い増ししていくつもりであるが、相場の比重が小さくなると、相場を張るのがよりつまらなくなりそうである。 人生の新たな楽しみを、何か考えないといけないかも。 |
| PO続々 2024/09/06(金) 16:32:07 |
| | タカラレーベン不動産投資法人のPOに2口当選。 すぐヘッジして合計4000円ちょっと利益確定。 POの小遣い稼ぎはチャンスがあるが、仮想通貨の方は最近イマイチ。 円高もあまり良くないな。 |
| PO続 2024/09/05(木) 10:22:54 |
| | マルハニチロのPOの補欠で300株繰り上がり当選した。 今まで公募価格付近まで下げてきた銘柄しか繰り上がり当選した経験が無かったが、こんなこともあるんだ。 すぐ売りヘッジして合計+2万円ほど利益確定した。 |
| PO 2024/09/04(水) 16:57:34 |
| | POに申し込んで、マルハニチロ400株、キッツ100株、ヤマハ100株に当選。すべて売りヘッジ済み。 マルハニチロは100株あたり6000円の利益で合計+24000円、キッツは諸経費入れると1000円弱のマイナス、ヤマハは+1400円くらい。
ヘッジ不可のマリモ創生リートは公募割れ。まぁ、しばらくホールドするか。 リートは好きで集めているんだが、地方の物件はちょっとなぁ。 |
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