中達 さんの日記

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繊維の誤算と僥倖  2009/06/01(月) 13:14:16
  不思議なもので、繊維産業は衰退産業に位置付けされていたが、昨今のブタインフルで活況を呈している。
 苦境から脱出すべく自動車産業に擦り寄り、車のシートの量産などを手掛けて、そちらにシフトした瞬間にリーマンショックに出会ったのだから堪らない。対米輸出が半分以下に落ち込んだ自動車産業のあおりを受けて工場のラインは止まったきりになっている。「ガイヤの夜明け」でセーレンの工場風景を映し出し、新入社員の自宅待機者の研修会風景も合わせて映していた。
 繊維各社は同じことかと思いきや、降って湧いたようなマスク需要。飛ぶように売れ始めた不織布のマスク。あっと言う間に店頭の在庫が払底してしまった。スギ薬局のマスク売り場は、6月に入っても入荷待ち状態である。安手のマスクだけでなく、高級品すら無くなり、果てはガーゼのマスクでさえ、品薄になっている。梅雨に入り、下火になるのだが、各企業の担当者は第2波、第3波の流行に備えて、手当てし始める。マスクは有効性が少ないだの、流行が終わっただのと言って手当てを怠れば、再燃した時は辞表物になってしまう。こんなの嫌だから、手当てして不良在庫になっても、給料の査定減で済むのであれば、という思惑でジワジワと手当てが始まる。
 お陰でメーカーの決算数字は日に日に良くなっていく。今の需要が秋口位まででも、秋口に入っても受注が引きも切らない状態が続く。売り上げ総額が減額でも、しみったれた経営をしている繊維産業にとっては、増益という事態になってしまい、年末頃には利益の上方修正になってしまう。
 片や、GMの破綻に見るように、産業界を引っ張ってきた自動車、電機は青色吐息の状態になって、戻り売りの絶好のターゲットになってしまう。

 だから、人生辞められない。何が起こるか分からない世の中が面白くて堪らない。絶対勝ちと思われていた産業が沈みに沈み、もう明日が無いと思われていた産業が息を吹き返す。

 神様も粋なことをするものだ。

値下がりした債権  2009/05/27(水) 22:32:33
  これで思い出すのが、青木建設の社債。額面の70%とか50%とかで売買され、利回りが大きく上がっていた。購入に触手が動きかけたが、見送った。暫くしたら、破綻記事が出ていた。
 欧米の銀行は下落した社債を買い戻して利益計上している。理論的には可能だが、債権が下落する本当の意味を分かっていないのではないかと思う。
 安全資産として、不動産>債権>株式のはずだが、株式の方が安全に見えるのは異常事態と考えた方が良い。

 債権価格が戻らない限り再生は無い。

増収増益企業  2009/05/24(日) 12:38:13
  意外とオールドネームが多いようだ。ハヤリ企業は暫く辛抱なのだろう。

少し、安心  2009/05/08(金) 10:37:20
  マスクの市場規模が分かった。年間150億円くらいのようだ。このマーケットで特需が発生すると、大きく動く。ネットで調べていると、連休返上で増産しているメーカーがあることを知った。そうすると、増収増益の会社が出てくる。シキボウでも年間売り上げが500億円程度なので、影響力が大きい。

 おかげで、持ち株は繊維と建設だけになってしまった。何か、時代錯誤の感じがするが、ハイテクや自動車が大赤字を出している中で、増益になる可能性のある状況だ。ボロ株好きにとっては、楽しみな展開となってきた。

ああ、反省  2009/05/07(木) 20:26:42
  チャートを見て、本日のシキボウの現物買いは失敗だったのかと思ってしまう。でも、中毒症状はどうにもならない。でも、TVのインタビュー映像を見ると、つい買ってしまう。
 「一日で一ヶ月分のマスクの注文を受けた」とくれば、一ヶ月で2年分以上の受注が増える。スギ薬局は、5月中旬以降のマスクの手当てがついていないと報道されるし、飛ぶように売れているマスクは売買単価も上がり、値引きなぞしない。政府もメキシコに19万枚のマスクを寄贈する。
 売買数量が増えて、単価が上がる。一枚あたりの利益率の急上昇する。%単位の利益率が、10%単位の利益率になり、ハイテク企業顔負けの収益率となる。否、ハイテク企業は損失の山に苦しんでおり、エルピーダメモリなどは政府に出資を求める。繊維産業は利益率が低いので下振れしにくい。
 どれだけの数量が動くのだろう。国民10人に1人が100枚ずつ手当てをすると、10億枚の新規受注となり、1枚10円とすると100億円となる。利益率が10%として、10億円の粗利となる。繊維メーカーは10社くらいなので、1社1億円の利益となる。多分、これがミニマムの利益だろう。
 でも、チャートを見ると今から上昇するのかどうか疑問が湧く。下落の溜めが少ないかな。
 でも、発行株数が1億株だと、簡単に仕手株になってしまう。

 あ〜あ、悩ましい。

ポジション半減  2009/04/28(火) 20:06:59
  ツナギの積もりのドル売りが利益になりそうということは、もっとポジションを減らせということか?。売りポジを作るべきか、どうかと迷ってしまう。
 何にしても、片張りするときはツナギのマイナス要因を持っておくと良いバロメーターになる。ま、現物買いは塩漬けという緊急手段があるので、ストレスは少なくなる。売りそびれて株は、安い位置で仕込んでいるので、同じような値段に降りてきたら、買いなおそうか・・・。
 どうも、こうも、サヤ取りを生涯の手法とした積もりが、ガソ灯で手痛い目に逢ってから、本家帰りして片張り、バリバリになってしまった。株の現物買いからスタートしたので、これに関しては自然に売買できるのだろう。
 売りで稼げるようになればと思ったが、空売りは買い始めるためのタイミング取りに終始しそうである。

ボロ株買いの本領発揮か?  2009/04/10(金) 11:45:16
  メジャーな株で勝負しようとしたが、相場が動き始めるとツイツイボロ株買いに走ってしまう。西松建設に始まり、熊谷組、大豊建設と続く。単純な購入基準は、純資産倍率の低位なものに絞っている。PBR(純資産倍率:解散時の株価との比較)で0.2倍だと、5倍までは無条件で戻ると考えた方がよさそうだ。特に建設株は’90年代に手持ち不動産が下落して殆ど債務超過になり、大きく売り込まれた経緯があり、今回もその記憶で売り込まれているような気がする。前回と違い不動産の含み損による債務超過の恐れは非常に少なくなっている。リーマン以降、日本国内では、不動産価格は精々2〜3割りの下落で、アメリカのような恐怖感はない。下がっているのも、トヨタのある中部圏が多いくらいで、他の地域はそれほどでも無い。同じボロ株でも、質が違って来始めている。株価水準が戻り始めた今、物色の循環が巡ってくると、意外なスピードで上昇し始める。

 今暫くの辛抱と言ったところか?。

 ボロ株ではないが、純資産倍率の低いパイオニアも寄り付きが買ってみた。元気に上がりそうで楽しみである。

 お陰で、商品先物は休業しそうだ。

ボロ株好きは直らない  2009/04/07(火) 11:42:59
  どうも、そうらしい。
 今回は西松建設で、5000株買ってしまった。スキャンダル真っ只中での買いポジ。1株の純資産が600円を超えているのに100円を割っている今日この頃。会社清算しても600円が返って来るんだから、100円以下は目茶安値と思う。景気が良くなれば、倍の1200円や、3倍の1800円になる。100円で信用取引すると、レバレッジ3倍として30円位の資金があればOK。1000株で3万円、1800円まで上がると177万円の利益になる。中部のガソリンが3万円位だから、ガソリンが18万円になるのに等しい。

 株は商品先物よりリスキーになることがあるんだ!。

ちょっと玉整理  2009/04/04(土) 14:01:44
  負荷を減らすため、玉整理した。気分的なものだけど、楽になった。利益は減るんだろうけど・・・。野村證券のチャートはロケット飛び出しのような勢いの中で玉整理。後悔というか、不安というか、野村證券は何かを掴んでいるのかな?。だとしたら、トレンドがハッキリしてから、乗せればいいか?。

 なんとも、はや。

持たざるリスク  2009/04/02(木) 15:08:38
  とても不思議な言葉だが、的を得た表現。相場(特に株式)でポジションを減らしすぎると機会損失を招くという意味だろう。今、サラリーマンファンドマネージャーは疑心暗鬼ながら、「持たざるリスク」を意識し始めている。
 株を売る人が少なくなって、買う人が増えると必然的に相場は上昇する。特に、日経平均9000円〜12000円までの間は、売買量が極端に細っているので、9000円を抜けると一気に12000円まで駆け上がる可能性がある。本日の終値で8700円を越えたということは、12000円を視野に入れておかないと、大変なことになる。

 とはいえ、個人的には、レバレッジが一倍を越え始めようとし始めており、ストレスが掛かっている。商品先物を手仕舞って、追証準備金にするつもりが、中部で灯油を買ってしまったからだ。含み益で一倍は越えないのだが、どこかで玉整理しなければと思っている。商品は、今からはガソリンじゃなくて灯油だよね。10月でガソリンより下鞘だし、時間が経てば順鞘取りに変化させても良いし・・・。
 調子に乗りすぎかな?。レバレッジ一倍以内であれば良いか?。現株持っているのと同じだしね。

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