日本の09年成長率、マイナス5.8% IMFが再び下方修正 2009/03/20(金) 23:33:11 |
| 【ワシントン=米山雄介】国際通貨基金(IMF)が世界経済の成長率見通しを再び下方修正した。2009年の日本の実質成長率はマイナス5.8%と、今年1月の見通し(マイナス2.6%)から一段と悪化。世界全体もマイナス1.0―マイナス0.5%と、戦後最悪だった1月の見通し(プラス0.5%)をさらに下回り、マイナスに転落する。
先に英国南部で開いた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に提出した討議資料を19日、公表した。1月に続く下方修正となる。IMFは正式見通しを4月をメドに発表する予定で、最終数値はなお変動する可能性がある。 |
NY金、急反発 4月物は958.8ドルで終了、FOMC後のドル売りで 2009/03/20(金) 23:28:20 |
| 【NQNニューヨーク=横内理恵】19日のニューヨーク金先物相場は4営業日ぶりに急反発。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である4月物は前日比69.7ドル高の1トロイオンス958.8ドルで取引を終えた。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での長期国債買い切り策決定などを受けたドル売りが続いたため、ドル相場と反対の値動きとなる傾向の強い金が買われた。
前日午後のFOMC結果発表を受け、米長期金利が急低下したため、外国為替市場でドルが対主要通貨で急落。通常取引終了後に金相場は急上昇していた。この日はやや伸び悩んで始まったものの、ドルがさらに値を切り下げたこともあり、再び金買いが優勢となった。売り方による損失限定目的の買い戻しなども続いたという。一時は963.5ドルと2月27日以来の高値を付けた。
銀は4営業日ぶりに急反発。プラチナも急反発した。(06:17) |
NY原油反発、51ドル台 一時、08年12月以来の高値に 2009/03/20(金) 23:23:06 |
| 【NQNニューヨーク=川内資子】19日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反発。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で、期近の4月物は前日比3.47ドル高の1バレル51.61ドルで取引を終えた。米景気懸念が後退し原油の買いが優勢となった。一時52.25ドルまで上昇し、昨年12月1日以来の高値を付けた。
前日に米連邦準備理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明で、米長期国債の購入などを発表した。FRBの積極的な金融緩和が米景気回復につながるとの期待を誘い、原油が買われた。外国為替市場でドルが対主要通貨で下落したことも、ドル建てで取引される原油の支援材料となった。安値は48.78ドル。
ガソリンとヒーティングオイルも反発。 (06:52) |
米インテル、AMDに特許契約違反を通知 生産部門の分社化で 2009/03/17(火) 21:15:23 |
| 【シリコンバレー=田中暁人】半導体世界最大手の米インテルは16日、同業のアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)に、特許の相互利用を定めるクロスライセンス契約の違反を通知したと発表した。AMDの生産部門の分社化が違反にあたると主張。「AMDはインテルが与えた特許利用権を失う可能性がある」(インテル)としている。一方のAMDは「(分社化は)契約に沿っている」と、インテルの主張に反発する声明を発表した。
AMDはアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ系の投資会社から出資を受け生産部門を分社化した。インテルは新会社がインテルの特許を引き続き利用するのは契約違反と主張。対象となる特許には、MPU(超小型演算処理装置)など半導体全般に関する技術が含まれる。
AMDは「クロスライセンス契約に配慮して工場分社化の仕組みを構築した」と反発。インテルの通知に対し、AMD側もインテルに与えた特許利用権の停止を警告するなど、2社の対立関係が深まっている。(20:01) |
金の世界需要26%増 10−12月、個人の投資用5倍に 2009/03/16(月) 15:03:32 |
| 金の国際調査機関ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)は18日、2008年10―12月の金の世界需要が前年同期比26%増の1036.5トンだったと発表した。個人の投資需要が5倍の304.2トンに増え、過去10年間での最高を記録した。
個人投資の内訳は地金(延べ棒)が4.2倍の126.6トン、投資用金貨が3倍の126.6トンなど。欧米の経済・金融危機を背景に信用リスクのない金を「安全資産」として買う動きが広がった。世界的な景気後退で宝飾品は6%減の538.9トンとなった。
国別では最大消費国インドが84%増の147.2トン。前年同期の需要が少なかった反動で増えた。欧州は113.7トンと前年同期の9.0トンから急拡大した。 (01:05) |
上場投資信託 じょうじょうとうししんたく 【exchange traded funds ; ETF】 2009/03/16(月) 15:01:20 |
| 日経平均株価や東証株価指数などの株価指数に連動するよう運用される投資信託で、証券取引所に上場されている。 株式の個別銘柄と同じようにリアルタイムで売買できる。価格変動が株式運用の初心者にもわかりやすく、運用コストも低いうえ、信用取引や対象とする株価指数との裁定取引なども可能。米国ではさまざまな指数に対応したファンドがある。日本では個人投資家を株式市場に呼び込むことを狙って2001年7月に導入された。06年5月末現在、東証・大証合わせて14銘柄が上場している。 |
金ETF最大手、スイスの保有残高抜く 米欧年金基金の購入増 2009/03/16(月) 14:59:52 |
| 【シカゴ=毛利靖子】金上場投資信託(ETF)の残高が拡大している。世界最大手でニューヨーク証券取引所などに上場するSPDRゴールド・シェアーズの残高は13日時点で1056.82トンとなり、世界6位の金保有国であるスイスの残高を抜いた。米金融危機で投資先の倒産リスクに警戒を強める米欧の年金基金が金ETFの購入を増やしている。
SPDRゴールドの残高は信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題が深刻化した2007年秋から増加傾向が強まり、約1年半で2倍に膨らんだ。今年2月中旬に初めて1000トンの大台を突破。金の調査機関、ワールド・ゴールド・カウンシルによると、昨年12月時点の日本(765トン)やスイス(1040トン)の保有高を上回る。(07:00) |
FRB議長「10年に米景気回復」 金融安定化が前提 2009/03/16(月) 14:57:42 |
| 【ワシントン=大隅隆】バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は15日放送のCBSテレビのインタビューで米景気回復について「来年から景気回復が始まるだろう」としつつ「最大のリスクは(金融安定化に向けた)政治的意志がない場合」と指摘。「このケースでは回復は望めない」と語った。大手銀行の資産査定や公的資金の追加注入を控え、必要な政治的決断を下すよう促した発言だ。
バーナンキ議長は「恐らく年内に景気後退は終わるだろう」としつつも、金融安定化が回復の前提になると強調。失業率(2月は8.1%)も上昇する可能性が高いとの見方を示唆した。
金融危機への対応に関してはアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)救済が「最も腹が立ったこと」と発言。AIG救済策の協議の最中に「電話をたたきつけたこともある」と明らかにした。 (11:02) |
米金融株、直近は急上昇 年後半の景気回復期待 2009/03/15(日) 22:10:04 |
| 米金融機関の株価は長期的にみれば低迷しているものの、直近では「急回復」している。シティグループ、JPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカの最高経営責任者(CEO)が相次いで収益回復を示唆。米景気が年後半から回復に転じるとの期待を市場が織り込み始めたとの見方も出ている。
先週の米株式相場は大幅に反発、ダウ工業株30種平均は597ドル高だった。直近の安値だった9日から週末13日にかけてのスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)500種業種別指数の上昇率をランキングしたところ「金融」が30.6%高と全10業種で断トツ。「一般消費財」「素材」「一般産業」が約13%高で続いた。(07:00) |
リーマン破綻から半年、金融不安なお収まらず 2009/03/15(日) 22:08:49 |
| 【ニューヨーク=松浦肇】昨年9月15日に米大手証券リーマン・ブラザーズの経営が破綻してから半年がたった。ダウ工業株30種平均はその間、3 割超下がり、米銀最大手シティグループの株価は一時1ドルを割り込んだ。米欧金融機関に公的資金を注入したり、政府管理下に置いたりする動きが一気に広がり、政府の財政負担も急膨張している。ただ実体経済の回復のメドは立たず、世界的な金融不安は収束していない。
シティ17ドル→1.7ドル、JPモルガン・チェース41ドル→23ドル、バンク・オブ・アメリカ33ドル→5.7ドル。リーマン破綻直前と先週末13日の株価を比べると、下落率はシティが9割、バンカメが8割、比較的業績が安定していたJPモルガンも4割に達する。 (07:00) |
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